いのちの源の水
今年の夏は、暑すぎるほど暑いですね。暑いというよりはアチチ、という感じ。
日焼けも火傷といいますが、まさしく火傷しそうです。おかげで熱中症で倒れるケースが
増えているようで私も少しなりかけましたが、屋内にいても水分をこまめにとったほうがいいようです。
水といえば、夏になるといつも私たちは水の大切さを思い知らされるわけですが、水による事故も絶えません。
海や川で亡くなる事故があるかと思えば、一方で、山で遭難したものの水だけで一週間延命したという話もききます。
ただこの梅雨の終わりに新潟や福井では大雨による災害が起きてしまいました。
もう水はいい、と言いながらも、それでも後片づけで泥を洗い流すためには水が必要。皮肉なものです。
また現在豊田市美術館で行われている「イメージの水位」展では人間(画家)それぞれの水に対するイメージの変容が
展示されていて、絵画の世界では水は時にあこがれの眼差しでみつめられ、描かれているようでした。
ですので単純に恨めしいばかりの存在ではありません。
それに人間が水の流れる音を心地良く思うのは、胎内時の記憶からくる、ともいわれています。
外界に出ても人間の体はほとんど水から成っているのでやはり干からびては大変、水は必要です。
陸地よりも海の方がその七割を占めている地球とて同じ。水がなかったらこの惑星は存在しなかったかもしれません。
当然私たち自身も。
このように水と私たちとは切っても切れないもの。水が招く風景も様々です。
というわけで、少々とりとめなく書いてしまいましたが結論、水は大切にしましょう。
<2004.08.15 vol.55>