癒しの音楽

この13日にルナサのライヴに出掛けてきました。彼らの名前は今回初めて知ったのですが、行ってみて本当に良かったです。とてもとても楽しめました。やっぱりナマはいいですね。

さて、音楽好きの人ならきっと、自分だけの元気になれるとっておきの音楽があると思います。今の私にとってのそれはアイルランド・ケルト系の音楽でしょうか。 初めてまじめに耳にしたのは、何年か前に友人がくれたランキン・ファミリーのテープでした。最初は彼らの声のハーモニーの素晴らしさに感動するばかりで、カナダのカントリー音楽かな?と思っていたのですが、ある時チーフタンズ(その時はまだ大御所とも露知らず)と共に彼らが参加していたCDを入手し、そこに収録されていたいくつかの活きのいいフィドルの曲を聴いた途端、すっかりファンになってしまったのでした。

それまでは、ケルトの音楽といえばエンヤ等、癒しの音楽という広告のコピーから、全体的に緩やかなイメージだけが先入観としてあったのですが、とんだ勘違いでした。バラード以外にも、リールやジグといった踊りの曲があり、これは私にすぐさま元気を連れてきてくれる不思議な活力があって、嫌な気分も変な堅苦しさも彼らの陽気な音楽にかかればどこへやら、です。

そういう意味では癒しという表現は、的を射ていたかもしれません。肩の力がとれ、リラックスさせてくれることには違いないのですから。 <2000.03.15 vol.5>

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