はじめての味
長崎へ行ってきました。
今回は長崎で出会ったはじめての味特集(!)です。
まずはちゃんぽん。
ちょうどランタン祭りの最中で、新地中華街はとてもにぎわっていたのですが、私が目指したのは
門の外にある喜楽園というお店です。
小さな店内でしたが、30分待たせてもらってお店の人の「がんばったなぁ(待ってもらって)お疲れさんだったなぁ」と
いう言葉と共に登場したちゃんぽんは、もう本当においしかったです。
「それだけ待てばおなかもすくしなぁ」なんて言っておられましたが、さっぱりとしたスープはとても
丁寧な味で食べ終わってしまうのが本当に惜しいほどでした。
さて、中華街では中華菓子を2つ買いました。ひとつは麻花兒(マファール)で、よりよりともいわれるもので、
少し固いのですが揚げ菓子のわりには食べやすく、もうひとつの金銭餅(きんせんぴん)は胡麻が入ってさくさくしていて
どちらもおいしいお菓子でした。
そしてグラバー園近くのみやげもの屋では、さぼんを見かけ、ざぼん漬けというものを食べてみたのですが、
砂糖で漬けるだけあって中はちょっとすっぱめでした。夏みかんを大きくしたような果物という感じがしました。
それから帰りの空港でやっとたべることができたのが皿うどん。
細麺を注文するとパリパリの麺の上に野菜がどっさりのった大皿が出てきてちょっとびっくりしましたが、
お菓子を食べているようでとてもおいしかったです。
その後、帰宅してから食べたのが、『とびうおかまぼこ』と『からすみ』。前者はかまぼこになってしまっていたので、
とびうおの味としてはよくわからなかったのですが、後者は高いだけあって上品という言葉が似合うようなおいしさでした。
お酒が飲みたくなるのもわかりましたが、私にとってはまだまだ大人の味という気がしました。
食べ物のことばかり書くと、何をしに行ったんだろう、と思われるかもしれませんが、
それを忘れそうになるほどおいしいものづくしの旅になりました。
次回行く機会があれば是非、今度は喜楽園の皿うどんを食べてみたいですね。
<2003.3.15 vol.39>