未来少年コナン
コナン、ときくと私は「未来少年コナン」と思い出します。私はこの「コナン」が大好きで、それでも内容を知っているということもあって、去年DVDが発売されたときは購入するのを迷っていました。
が、つい数日前、「未来少年コナン」の話をしたときに、知らないと言われたことにとてもショックで、しかも近くの店に行ってみたらDVD一割引きフェアをやっていたので、いてもたっていられずに、即、購入してしまいました。
『西暦2008年。最終戦争に使われた超磁力兵器が大地殻変動を引き起こし、地球の大陸のほとんどが海に沈んでしまう。その後、20年が経ち“のこされ島”にはひとりの老人と少年コナンが住んでいた。そこにある時ひとりの少女(名前はラナ)が漂着する』という具合に物語は始まります。
けれど、すぐにラナは追手に連れ去られ、コナンが救出に向かいます。
コナンという少年は素直すぎるほど素直な上に、とにかく元気。
子供の頃にみていても楽しかったのですが、今改めてみると、また違った見方ができて、その奥の深さや、「コナン」に込められた作る側からの愛情さえ感じられたような気がします。
購入して2日でみてしまいましたが、その価値は充分にありました。
コナンの良さはその飾らない素直さが、強さとなり力となり武器となっているところ。
たとえば嘘を言わない人間に無言でみつめられたら、おそらく誰でも従わざるを得なくなる、
そんな強さ。(これは元ちとせさんのこえにも通じる強さかもしれません。余談ですが)
環境に目を向け始めた今こそ、この「未来少年コナン」の再放送をするべきです。
少なくとも私にとっては、武力は何も役に立たないことや、いかに地球に甘えて暮らしているか、
そして今自分に何ができるのかを考えるいい機会になりました。
<2002.12.15 vol.36>