うずまいてはすぎてゆく途 あとがきにかえて
三月
集まっては散っていくライヴハウス
ルドルフ・シュタイナーの言葉「宇宙のオカルト文字」
四月
三波春夫の声
スティーヴン・キング「ザ・スタンド」
途(みち)、和、渦巻
世界からの圧力、押しつぶされるいやな感じ
思いが足りなさすぎ?
螺旋
夢枕貘「上弦の月を喰べる獅子」と「月に呼ばれて海より如来る」
二重螺旋
目にみえる世界とみえない世界のくりかえし
ゴンチチ「レッド・ボックス」
渦紋時代、友情について
八方塞がり
それで?
五月
夜をやっとやりすごす
うずまいてはすぎてゆく途
氷の上に出られない魚
わからないことのくりかえし
平凡社「螺旋の神秘」
勾玉とつむじと指紋
学研「最新形の科学・生命のらせんが宇宙を支配する」
植物の細胞は完全細胞、不完全な人間は植物に劣る
植物は動く必要がないから動かないという事実
山田正紀「宝石泥棒」と「デッド・エンド」
想像力とDNA
人類は滅ぶべきか否か
うずまきじゃんけん
内側が先か外側が先か
螺旋階段
モーリス・ラヴェル「二台のピアノのためのボレロ」
すべての音は耳のうずまき管を通ってくる
オトマール・シェック「ヴァイオリン・ソナタ」
ハンセン病
遠藤周作「愛する」と「わたしが・棄てた・女」
水が少し緩くなる
矢野顕子「終わりの季節」と「ひとつだけ」
氷が少し薄くなる
もしかしたら、壁の上に出られるかもしれない魚
うずまいてはすぎてゆく途
やっぱり?
Assembly!
(敬称略)
<2001.06.15 vol.20>