アンの青春の明日が輝く言葉 第123回

「家内は、絶えず私のアラをさがして、ガミガミ小言を言ったんだよ。公平な目で見れば、わしもつむじを曲げて、直そうとしなかった、直そうとすればよかったものを……。ところが欠点を注意されると、頭に来て、むっと無愛想になったのさ」アンの隣人　ハリソン氏の台詞──『アンの青春』第25章

『アンの青春』では、アンは、夫婦の問題も相談されます。
妻は、何かにつけて夫の欠点を指摘して直すべきだと文句を言いました。すると夫は夫で、意地になって反発し、直そうとしない……。そのくり返しのあげく、怒った妻は、ついに家を出ていきます。
しかしこのカップルは、最後に仲直りをします。
秘訣は、寛容と思いやりでした。（松本侑子）

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