アンの青春の明日が輝く言葉 第119回

「雨がふって、良かったわ。私の花壇も、どんなに喜んだことでしょう、どんなに植物たちが喜ぶか、ずっと思い浮かべていたの。雨が降り始めて、花たちやつぼみがどう思ったか、想像したのよ」──『アンの青春』第18章

梅雨ですね。降り続く雨は、人間にとっては不便ですが、田んぼの稲も、森の木々も、花壇の草花たちも、雨のしずくを全身に受けて、大喜びしています。
天から豊かにふりそそぐ水のおかげで、草木の新しい芽がのび、葉は広がり、アジサイの花も鮮やかに咲いていくのですね。(松本侑子)

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