キャンパスの写真、モンゴメリが学んだ校舎の写真は、松本侑子ホームページのサイト「モンゴメリの生涯をたずねる旅」のコーナーに掲載しています。
どうぞご覧ください。(携帯用のサイトではありません)
http://member.nifty.ne.jp/office-matsumoto/lmm_album.htm
そして、アンやギルバートが、このあたりを歩きまわったのだと想像なさってみてください!

さて、アンは、4年の大学生活の間に、共学のキャンパスでさまざまな男子学生たちと知り合い、何人かに求婚されます。
ロイ・ガードナーという美男子のボーイフレンドもできます。
また仲のいい女子学生たちと一軒家を借りて、愉しい共同生活を始めます。
こうした日々のなかから、アンは自分を知り、他者を知り、愁いと悲しみも経験し、少しずつ大人になり、真実の愛とは何か、理解していきます。
この物語には、若い女性の溌剌とした魅力、娘盛りならではの春の奢り、恥じらいと強い自意識、夢と希望、ロマンスへの憧れ、といった様々な要素がもりこまれています。
また、英米詩からのさまざまな引用があることも、これまで通り、麗々しい魅力となっています。

次号の第2号では、この作品が書かれた時代背景にあたる第一次大戦とカナダについて、簡単にご紹介しようと思います。

いよいよ11月ですね。
朝晩は寒くなりました。どうぞお元気でおすごしくださいますように……。(松本侑子)

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