やった!天気は晴れ(^-^)/ レンタカーも無事借りられたみたいだ。ツアーの特典でホテルから借りた
クーラーに氷をつめてもらい、いざ海へ!!
今回のツアーは朝食がついてないから、朝寝坊できる。けど、早く海にいきたいから寝坊はしない(笑)
すばやく身支度を済ませて、まずは[ロタホール]へ。青空の下、ホテル前の道をひたすら北へ車を走らせた。
日本から持ってきた頼りない地図を片手に、ココナッツビレッジホテルの前をとおり、なんとかロタホールに到着。
すでに地元の子供たちが遊びに来ていて、賑やかな子供プールといった雰囲気だ。日差しがちょうどよく、写真で
みたままのロタホールがそこにあった。決して大きくはないが、エメラルドグリーンの露天風呂を連想させるところが
珍しいというより親しみやすい。実際泳いでみると、魚は少ないものの、下から湧き上がっている真水と波で入ってくる
海水がまざって、ユラユラと歪んだ水中の景色が楽しかった。
しばらく磯遊びをしたあと、来た道を戻るようにして、いよいよ[テテトビーチ]へ!
まだGWの出だしということもあってか、ビーチにはあまり人がいなくて、プライベートビーチのようだった。
木陰に陣地を確保して、お腹がぺこぺこだったので、ビーチ中央にどこからかやって来たロタ風海の家があったが、
誰も利用してなさそうだったので(けっこう弱気)ビーチ前の売店に買い出しに行った。
食べ物はスナック類しかなく、クッキーやチョコ、飲み物etc.を買った。店番をしているおばあちゃんは
とても人なつっこく、田舎の駄菓子屋にいるような気持ちになった。
おやつのような昼食を済ませ、旅のメインであるシュノーケルを始めた。テテトビーチは予想以上に遠浅で、とても
泳ぐような水深ではなかったが、沖にいけばいくほど珊瑚や魚が増え、珊瑚や魚に気をつけながらフィンを動かした。
潮の流れが速いので、優雅に水中を観察するような状況ではなかったが、それでも十分すぎるくらいの珊瑚や魚を
みることができた。
今日は島巡り&買い物がメインなので、早々にビーチを引き上げ、一度ホテルに戻った。
すばやく身支度を整えて、島唯一の繁華街(?)である[ソンソン村]に出発!
途中、ロタの松島と言われている景勝地[ピナタンパーク]に寄り、きれいな夕陽を眺めたあと、
第二次世界大戦中日本軍の野戦病院だった[トンガケープ](誰もいなくてちょっと怖かった)、
港近くに整然と並んでいる[千本ヤシ]などを観光した。
先に買い物を済ませたほうがのんびり食事もできるだろうということで、数件のスーパーをぐるぐる
見てまわり、結局、村の入口にある[名鉄ストア]で買い物を済ませた。ここは他と比べて
若干価格が高めに設定されているが、清潔感が日本人うけするのだろう。私たちの以外にも
日本人観光客らしき客がチラホラうかがえた。
ビール・菓子・朝食、そしてロタの数少ない名産品である[ロタホットチリペッパー(唐辛子を
ペースト状にしたもの)]etc.ひととおり買い物を済ませ、事前にチェックしていた、名鉄ストアより更に村の入り口付近にある
[アウトリガー]というレストランに入った。
どこかのホームページで「ほったて小屋」と書いてあったが、店自体は新しく、意図的に隙間を
あけて板を並べた壁からの風が気持ち良かった。店内は割と広く、小奇麗な食堂といった雰囲気だ。
日本から仕入れた「魚料理がおいしい!」という言葉を信じ、メニューで
一番高い魚料理セットと、レストランオリジナルのビーフセットを注文した。
家族で切り盛りしているらしく、娘さん(まだ小学生?)がウェイトレス、お父さんがシェフというせいか、対応が遅い面も
あったが、アルミホイルに包まれた巨大な魚をみた瞬間「ここに来てよかった!」と思った。
なぜかテーブルの近くで不安そうにこちらを見ているお父さんシェフがいたが、気にせず魚を解体しはじめたところ、
その理由がすぐにわかった。焼き加減が半生状態なのだ。お父さんシェフに目を向けると、
さっと駆け寄り「お刺身にできるくらい質のいい魚なので、意図的にそういう焼き加減にしてあります」
と親切に説明してくれた。なるほど、味はまるでカジキマグロのトロのような感じで、すこし食べ
にくかったがとても美味しくかった。
食事もほぼ終わりのんびりしていると、お父さんシェフのお母さんらしいおばあちゃんが出てきた。彼女は(日本統治時代に)
日本語を習っていたせいか、日本語でやさしく話しかけてくれた。そんな、日本人を快く受け入れてくれたおばあちゃんに
感謝の気持ちでいっぱいになった。帰り際に「ホテルまで(息子に)送らせましょうか?」と言って
くれたが、車で来ていたので丁寧に断り、「またおいでね」というおばあちゃんに後ろ髪を引かれつつ、
帰路に向かった。おいしい食事とやさしい気持ちをありがとうございました!
この島には街灯がほとんどなくて、帰り道はすっかり真っ暗になっていた。ふと窓から空を見上げると、
息も止まるほどの満点の星空がそこにあった。途中車をとめ、真っ暗闇のなか、
プラネタリウムのようなすばらしい星空を堪能した。
きっとこれが本来の姿なのだろう。もっと地球の自然を大切にしなければ...。
今日はとても1日とは思えないほど、いろんなものをみて、いろんなことを感じた日だった。
「なにもない島」だけど、「大切なものがある島」だと思った。
明日からは、ビーチで遊びまくるぞ!!