THAI TOUR 99

volume7 モエイ・タイと酔っぱらい達の夜


さて、今晩は、モエイ・タイ(ムエタイと言った方がわかりやすいか)観戦。
あの、体中全部つかっちゃうタイ式ボクシングです。タイでムエタイが見られるのは2つのスタジアム。
その2つが交互に日程を設定しているのでいつでも、どっちかで試合が見られる。
それだけ、ポピュラーってことの証ですな。
とにもかくにも、タクシーでゴー。
スタジアムに着くと、まずはどっと押し寄せるチケット売りのおにーちゃん。
実は、奥にちゃんとしたチケット売場があって、普通の正規の料金で売っているのだが
売人にいちゃんたちは、「ここで買ってけ。俺から買ってけ」と言わんばかりの形相で迫り来る。
ダフ屋なのかなぁ。観光客目当ての。それとも、ああいう売り方もありなのか。堂々としたもんだ。

入り口近くには、当然ながらのムエタイグッズ売場。
ムエタイのボクサーパンツから頭につけるもの、腕に巻くもの(名前全然解りません)
ガウン、色とりどりのやつが、ずらーーーっと並んでます。
色めき立つ男性陣。
小さいボクサーパンツとグローブでキーホルダーになったやつに恋してしまったのは 友人K(female・格闘技好き)。なんだか、いろいろかいまくってたぞ。誰に配ったんだ。

ここで、男性陣は思い思いにボクサーパンツやらを購入。
既に弟からのお土産でボクサーパンツと頭につけるやつを持っているうちの相方は 嬉しそうな顔して「これさえあれば、全部そろうんだよ。」 と腕につける飾りみたいなのを購入。
ウルトラマンカードとかに群がる少年達のようだったよ・・みんな・・。いや、友人K。君も・・。
そういえば、T氏は、結婚を控えた友人のためにガウン買ってました。二次会で着せるらしい。

欲しいものを入手した一行は、気を改めて、チケット売場へ。 定価でチケットを購入して会場へ向かったのでした。

なんでこんなに針がちっちゃいんだ。見づらい時計。チケット売りのところにて。
◆◆◆◆◆
さて、試合はまずは踊りから始まります。
しゃがんで、体でリズムをとるように震わせてゆっくりと踊っていく。ちょっと神がかっていてかっこいい。 この日は、選手全部が小柄小柄・・・。どうやら、若い人達の試合らしい。
期待していたのより少々迫力にかけるが、スピード感と緊張感は生ならでは。
「子供相撲みたい・・」こういう声は無視して、とりあえず観戦観戦。
ムエタイは、しっかり賭の対象だから、客席はえらい盛り上がりっぷり。
手を挙げて、大声で胴元になんか言ってる。試合の最中も賭は進んでいる様子。
そっちの白熱ぶりも面白くって、真剣に見つめてしまう。途中から視線が横。顔も横向き。

更に更に感動したのは、試合中、ずっと流れている音楽が生だということ!
リングの脇で4・5人のおじさんが、ちんどんちんどん生でやってる。
感動。今度は視線の先はリングを越えておじさん達に。感動感動。
そんなこんなで最後のトリの試合も観て、ムエタイ観戦は終了。 試合もよかったが、回りの雰囲気に ちょっとだけタイの活力を見て、わたしゃ満足。
◆◆◆◆◆
この日はホテルの側で夕食。私が何を言っても可笑しそうに笑うおやじの店で しこたま食べて夜は更けていく・・。
食後、連日連夜の暴飲暴食に、これ以上のアルコール摂取を断念した私はホテルへ。
もちろん、そんな軟弱者はわたしだけなので、他の4人はお決まりのカオサンストリートへ。


そして、この夜、めちゃくちゃに切れまくった彼らは楽しい一夜を過ごしたご様子。
その辺の写真を一応公開。

まずは、アイリッシュな方たちと仲良くなってトークで盛り上がる。 そのうち段々盛り上がり、お店のタイ人ウエイターが漢字のインスタントタトゥーを 逆向きに貼っていたことから漢字で文字を書いてくれ・・と盛り上がり始める。

赤いシャツがウエイター達。
友人Kが持っていった筆ペンなんだか大活躍。


最強と書いてあげて、なんかわからん言葉を書いてもらっている。すばらしき交流術。
アイリッシュのおねえちゃんに「ビューティフルガールと言う意味だ」といいつつ
全然違う意味の言葉を書いたらしい。極悪人。 おねえちゃんは得意げだが、それはちょっと・・。
最後にほんとの意味を言ったら、マジで怒られたらしい。当然だ。極悪人達。
◆◆◆◆◆
こんなん書かれてきました。バカ丸出し。
(意味が分かる方のメール待ってます)
そのころ私は部屋でぐーぐー。
みんなが帰ってきたのは、もちろん午前様。
興奮さめやらぬ感じで。次の日朝起きて、隣に寝ているのを見てぎょっとした私。
いきなり毛深くなったのかと思ったぞ。

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