阿弗利加 道中
膝栗毛
第一章 ロンドン空港事情


航路は、ブリティッシュエアウェイにてロンドンのヒースロー空港まで行って、 そこでケニア航空に乗り換えるというもの。
ヒースロー空港では時間に余裕があるので、ちょっとゆっくりすることができるハズ。 さすがに長時間の機内は疲れるので、この余裕のあるトランジットはとても嬉しい。 更に、ヒースロー空港は免税店がいっぱい。 BODYSHOPあり、BURBURYあり、PUBあり、MACあり。ウィンドウショッピングもできるし、 食事やお茶も程良くできるし最高、なんてアフリカに着く前からプレウキウキ。

しかし・・。ここまでの機内、明らかにイギリスに帰るであろう人達が多かった。 日本人乗客もこれからヨーロッパを旅しようというかんじの人達ばかりだった。 要するに、ロンドンが目的地で、その先トランジットの必要がありそうな人が 私達くらいのものだったのだ。・・・きっと。
何にも考えないで人の波についていって、気が付いたら出国カウンター。 あれよあれよのうちにバッゲージエリアに流れていって、 ぽかーんとあほ面をさらけ出すことになる私たち。

さて、どうしたものかと辺りを見回すと、ちょうど良い具合にBA(ブリティッシュエアウェイ)の スチュワーデスらしき人が通りかかったので、自分の状況を必死に説明。 ところで、このスチュワーデスさん、すごく親切に教えてくれるんだけど、ナチュラルスピーキング。 こちらが東洋人であっても容赦ないスピードなので初めの1センテンスしか理解できない。 特に私はどうもクイーンイングリッシュと相性が悪いらしくて、 過去にも空港でもめたことがあるくらいですからねぇ。 その後、右に行っては聞き、左に行っては聞き・・ ヒースローは長方形の形をしているから、あっちだこっちだと言ってる内に何往復もしてしまった。 そうこうしつつも、無事居てしかるべきところに到着。 トランジットで疲れをいやすどころじゃなかった。免税店などくそくらえ。どっと疲れる。
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KQの待合いはBAの時の雰囲気とは別。すでにアフリカンな空気が漂っている。
子供たちがむちゃくちゃ可愛い。
小脇に抱えて持って帰りたい。


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ここまで来るのにあんなに焦ったというのにKQの出発が遅れるらしい。 アナウンスが私たちの乗るケニア航空の便名を言った後で その乗客はカウンターに来い、というのでカウンターまで行くと ミールクーポンの配給があった。「ミールクーポン配るほど遅れるのか。」と思ったが、 まわりの人達はまったく驚いた素振りもなし。 こういう事態はけっこう多いのかもしれない。 クーポンもらえるんだから、ラッキーというところなんでしょうかね。

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