年末年始の暴飲暴食、そしてほろほろ鳥を食べる



12月23日祝日 クリスマスイブイブ

私の仕事中のお供、J-WAVEさんで、
クリスマスディナー用に、千駄ヶ谷のフレンチのシェフが調理した
「ほろほろ鳥のロースト」か「ローストビーフ」をプレゼント!
というのをやっていたのですが、
今回、コレをゲットしてしまいました。
リクエストしたのはほろほろ鳥。
シェフの作ったというローストビーフも魅力的だったんですけど、こんな機会でも無いと
ほろほろ鳥なんて食べないし、相方地鶏とか大好きだし。

後日、J-WAVEさんから電話がかかってきまして。
なんでも、シェフが
「こちら(シェフの店)でローストしたものを送るより、
手間でないのなら、当選者自らがローストした方が美味しいから
ソースと作り方を同封するので、是非、自分でローストしてみませんか」
と、提案していると言うのです。

あー、もう渡りに舟ですね。
そりゃあ、プロのロースト加減は最高でしょうが
それを家で電子レンジで温め直すのは、なんとももったいない。と思っていたんです。
ということで、プロのプロたる手業はいつか、お店で味わわせて頂くとして
今回は、生ほろほろ鳥を送って頂くことに。


これが送って頂いたほろほろ鳥。
ほろほろ鳥はキジ科の鳥だというので、大きいのが送られて来ちゃったら
どうしよう、なんて考えてたんですけど、ちょっと小振りなサイズでした。
二人分としてちょうどいいかも。



オーブンに入れる前に、全面を
こんがり焼き付けてくれというので、10インチスキレットを
カンカンに熱して、きつね色に。
鳥一羽そのまんまだから、全身きつね色というのは無理な話。
スキレットに当たる面だけこんがりと。



オーブンで30分ほどローストしました。
付け合わせは、ダッチオーブンで蒸し焼きにした根菜。
根菜類は、今のところ、ダッチオーブンによる蒸し焼き以上の
料理法に出会っていません。
野菜の旨味が凝縮された美味しいローストが出来ます。


ソースはシェフ特性のピンクペッパーのグレービーソース。
湯煎であたためたんですが、これも旨味が凝縮されていて
肉に合うこと合うこと。


切り分けた際の写真を撮ると息巻いていた癖に
皿に盛って、ソースをかけた途端、むさぼり食いやがりました。
「あれ?写真撮るんじゃなかったの?」
「あ、やべ、慌てちった」

私が自分の分を切り分けている最中の話です。
ふと横を見たらリスのように頬袋膨らまして頬張ってました。
焦るな、肉は逃げない。



ワインは、我が家にしては珍しく、いいお品。
なんだっけ、ど忘れしちゃった、有名なシャトーの。
さすが、美味しかった。


ほろほろ鳥のウィッシュボーン。
ご存じですか?これ、鳥の胸のところにあるV字形の骨なんですけど
これを、二人で両方から引っ張り合って、骨が折れたときに
手にした骨が長い方が願い事が叶うとかいうもの。
日頃の行いですね、わたくしの方の骨が長かったので
数ある野望のうちの一つを願わせて頂きました。
かなわんかな。


12月24日 クリスマスイブ

23日に祝日が来るようになって
クリスチャンでも無い私なんかは、日程に格別のこだわりもないもんだから
23日をクリスマスディナーの代わりにしてしまいがちですが
まあ、そういうのもなんですし
楽しい機会は沢山あったほうがいいということで
明けて24日もがっつりとした食事を。

やあ!やあ!やあ!
クリスマスですよ。

たいしたものではありませんが
ありあわせながら、オードブルっぽいものを。
酒飲みはこういったものがあると
それだけで心躍るもんです。

八ヶ岳の美味しいクリームチーズ
生ハム、アボガドと海老のサラダ
周りの赤い彩りはチューブのトマトペースト。これ、美味しい。
パンにちょっと付けても。クリームチーズになすりつけても。


すんごい色になっちゃった。オニオングラタンスープ。
これだけをじっくり作ればいいんですが
仕事帰りの主婦がそんな余裕あるわけもなく
片手間にタマネギを炒めていたら
少々焦がし気味に。
でも、相方が一番好きなスープだそうです。


相方がオニオンスープを好きなのは知ってたけど
一番好きってのは初めて知った。付き合い9年目にして知る事実。


これは、「つば○グリル」風のトマトサラダ。
ほんとは、もっと控えめにレタスを盛る方が
お洒落なんだけど、レタスをたっぷり食べたいので
大盛りに。
湯むきして冷やしたトマトに、マヨネーズで和えたサラダが
詰めてあります。
上からはフレンチドレッシングをちょっとかけて。

「つば○グリル」の本店は私が大学時代バイトしていたお店です。
床が、ほんまもんの煉瓦でねえ。
皿を落とすと容赦なく割れるんだ。
皿割りの月ワースト1になると始末書とか言われてました。


中のサラダに大根入れると美味しいです。

なぜ、サラダを「つば○グリル」風にしたかというと
メインがコレだから。
デミグラスソースで煮込んだ煮込みハンバーグ。
「つばめ」風に、アルミホイルで包んで蒸し焼きにしてあります。
これ、お子さんなんか大喜びじゃないかなあ。
熱でぱんぱんに膨らんだアルミホイルの真ん中から
ナイフを入れると、ほわほわの湯気と共に
ハンバーグが顔を出します。
うちは二人とも子供みたいなもんだから、大喜び。




クリスマスディナーというよりは
洋食屋さんセットみたいでしたが
これもまた楽し。

1月1日 実家で正月

おまけで元旦の食事を。

うちの実家は朝早起きで、休日だろうとなんだろうと
朝早い時間に朝食を食べるわけですが
正月だけは、ゆっくりとブランチくらいの時間帯に
こんな感じの膳を囲みます。
というか、こういったものを朝から食べようと思ったら
準備でブランチの時間帯になるっていう。

両親が今住んでいる千葉の外房に越していって以来
大体こういうメニューでこういうパターンでと
決まってきました。
それまでは、私やイモウトが遊ぶのに盛んで
(夜中から友達と初詣に行ったり)
元旦朝には居なかったり。
祖父が生きていた頃は、また、少し違ったし。

海老フライ、酒バス、なます、数の子
栗かのこ、百合根、伊達巻き、塩大豆だっけ?


元旦には、必ず大きな海老を食べます。
ずーっと鬼殻焼きを食べるのが習慣でしたが
イモウトが、鬼殻焼きがあんまり好きでないのと
なんとなく「海老は加熱する料理なら海老フライの方が美味しいなあ」という
意見にまとまったのとで、ここ数年海老フライ。
正直、朝からでっかい海老フライ2本は厳しいぜ。

酢蓮、酒蓮は、父の好物。必ず作る。母が。
中央小鉢のなますは私の好物。一番好きなのは氷頭なますですが
「あんたが、家に帰った後、誰も食べないから残って困る」といって
あんまり作ってくれない。氷頭なますなら、持って帰って食べ続けるから
毎年作ってください、おかあたま。
右上は数の子。世の中で唯一私が「好きでない」食べ物。
食べることは食べますが、美味しいと思わないので
一年に一回正月に食べるだけで充分です。
偶然、うちの相方も「好きでない」食べ物。
その下の伊達巻きは相方の為に作ったようだ。
これ、毎年作るようになったの、私が結婚してからじゃないかなあ。
なんせ、うちの母は、相方を目に入れても痛くないくらい可愛がっているので。
その隣の百合根も毎年の定番です。上にいくらが乗っています。

大体こんなのが、一人一人の前に。

他にはお煮染め、黒豆、栗きんとん、漬け物などが大皿に。
お煮染めは、鶏肉、里芋、竹の子、椎茸、京人参、ごぼう
結び昆布、手綱蒟蒻。彩りにサヤエンドウ。
黒豆は私の好物ですので、毎年、家に帰る前に山ほど持たされます。
実家の黒豆、甘さ控えめでふくふくで本当に美味しい。
どんぶり抱えて、大きなカレースプーンで食べるほど好き。
栗きんとんは私は甘すぎて苦手なので、いつもお義理に食べるだけですが
相方の好物なので、これまた母が心込めて作ります。
でも、今年は無かった。

そして、お造り。


とにかく刺身の好きな家族なので
なにかというときは必ず刺身を食べています。
毎年年末に市場でいろいろ仕入れてきてくれます。マジウマ。

こんなのを朝から食べて、朝からビール飲んでお屠蘇飲んで
っていうのが我が家の元旦です。
お重に入れるということは、まず無い。
子供の頃から、おせちがお重に入っていたという記憶はほとんどありません。
塗りのお盆が銘々に出るのが「お正月」という育ち方をしてしまいました。
あ、でも、今年、塗りのお盆じゃないじゃん。今気付いた。
がーーんん。




<< −− back −− >>




TOP