D IARY
日記

2001 august




●○8月30日(thu)○●
蝉が鳴いている木や電柱の下を通るとき、思わず見上げて蝉の姿を探してしまう癖があります。
蝉を見つけられると満足。今日は良い日。

先日、朝、てくてくと歩いていたら、非常に低い位置から
じじじーーーっと蝉の鳴き声。
思わず振り返りました。

一階のベランダでひげを剃っているおじさんと目が合いました。
気まずかったです。


●○8月29日(wed)○●
ベルギービールのお店に会社の女の子同士で。

店には数十種のベルギービール。
メニューにはそのひとつひとつに丁寧な説明書きが。

グースで香を付けた云々かんぬん。
グースの香漂う云々かんぬん。

「ねぇねぇ、グースっていうとあれだよねぇ。鳥。」
「あぁ、そうですねぇ。あれ。」
「水鳥でさー、なんつったっけ。あれあれ。」

わたし 「だちょう!!」

「だちょう」じゃないです。「がちょう」です。



●○8月28日(thu)○●
私は牛乳が大好きだ。
あの味、あの色、あの芳香。
工場長は乳糖がどうだのこうだのといって、しみったれた量しかくれないが。

案外覚えが良いたちなので、けっこうすぐに
冷蔵庫から紙パックが出てくるだけで
工場長に「牛乳を下さい。下さい。下さい。」と催促をできるようになった。
たとえ、それがオレンジジュースの紙パックだとしても
とりあえず催促してみる。
決して間違えているわけではない。

工場長は牛乳をくれるとき、よく茶色い小皿にいれて出してくれるのだが
私は案外賢いので、その茶色い小皿も覚えてしまった。
茶色い小皿が出たら
「牛乳を出してくれるんですか?出してくれるんですか?出してくれるんですか?」
と聞いてみることを忘れない。
たとえ、工場長が自分のおやつを食べるために茶色い小皿を出したとしてもだ。

これで、今日は工場長がふかしたお芋を食べるために出した小皿に
牛乳を入れてもらうことに成功した。

決して勘違いをしているわけではない。
計算尽くなのだ。計算尽く。



●○8月27日(mon)○●
陶芸教室に行きました。

教室の手前で日テレの中継車発見。
はて。
先生の作品がテレビに出るとか。
美味しいお店がこのへんにあるとか。

見れば教室の向かいの郵便局に野次馬。
そして、事情を聞いている警察官。

「何かあったんですか?」と教室に入るなりきくと
なんと、昼過ぎに強盗が郵便局に入ったとのこと。
そして、その真っ最中、教室は午後のクラスをやっていて
誰ひとり気がつかなかったとか。

200万ですってよ。


●○8月23日(thu)○●
石鹸を作るようになって、いろいろなハーブが欲しくなりましてね。
ローズマリーったら、便利なハーブなのですが実家に山と植わっていたのを思い出しまして。
母に「ローズマリー、沢山欲しいから、干して置いてくれる?」と頼みました。

先日妹が持ってきてくれたんですけどね。
引き出物用のばかでかい紙袋一個分、まるまる干しローズマリー。
べそかきながら、葉っぱだけむしりとって保存できるようにするのに、6時間。

たしかに沢山欲しいとは言いましたけどね、
限度というモノがあるのではないでしょうかお母さん。


●○8月21日(tue)○●
病院に行きました。
病院へは、めんどくさい乗り換えをして15分歩くか、
乗り換え無しで30分以上歩くか、というとこなんですけどね。
歩くことは何の苦でもないと、普段豪語している私ですから
当然、30分以上歩くコースにいつもしているわけです。

先日は、その途中で、アイビーとコンシンネとよくわからない若葉色の葉を付ける
観葉植物の寄せ植えが、500円で売られていたのを
よく考えもしないで買ってしまって、30分抱えて帰ったわけですが(←ばか)
今回は、大雨の中、歩き出すという暴挙に出てしまいました。
ズボンびしょびしょのぐしゃぐしゃ。
チュニックもびしょびしょ。
挙げ句の果てには、傘が漏り始めて
頭からずぶぬれに。
やたら悪態をつきながら歩いてました。やさぐれてました。
ばかですな。

病院で先生にずいぶん同情されてしまいました。
「こんな雨の中来たんだねぇ。近いの??え??????そんな遠いの!!」

先生、遠いからこそ、いったん家を出たらひきさがれないんすよ。
変なところで根性あるんですよ。


●○8月18日(fri)○●
中目黒の雑貨店へ、ネットで知り合ったhiroさん(better than better)と
行くことにした。

お互いに簡単な容貌の説明だけで現地集合したのだが
hiroさん、気さくすぎ。
雑貨屋でおしゃべりの後は、台湾屋台料理の店で
しゃべるしゃべるしゃべる。
モノを作っている人のエネルギーはやはりすごい。
有り難くエネルギーを頂戴し、
再会を約束して別れる。

その後、大学時代のサークル仲間との
飲み会に合流。

久々の後輩達とこれまたしゃべるしゃべるしゃべる。
エネルギーをもらったのか、吸い取られたのかわからないほど。

来月も集まるそうです。
濃いなぁ。



●○8月16日(thu)○●
最近毎朝ベランダにいくことを習慣としている。
弁当を作る工場長が、台所からベランダに出る扉をいつも大きく開け放すからだ。

ベランダではいつも、虫を捕まえる。
本来なら鼠や鳥を捕まえたいところだが
マンション暮らしではわがままも言えぬ。
これが私の生きる道、ってやつだ。

捕まえた虫は丁重に扱うために、台所までくわえていく。
一緒に遊ぼうと手でちょっかいを出すのだが
どうも、虫とやらは、シャイな生き物で
死んだフリをしてみたり、ゴミ箱の底に隠れたりと親密になるのに時間がかかる。
そうこうしているうちに工場長は、私達の親密さに嫉妬して
虫をどこかにやってしまうのだ。
先日は「あんた、なぶり殺すんだからダメ。」ときた。
遊んでいるだけなのに。

たいがいいつもはカナブンなのだが
昨日友達になった芋虫には閉口した。
家に連れていこうと思ってもなかなかくわえられない。
まるくなってぴくぴくしたりして、良い友達になれそうだったのだが
この子も工場長にどこかにやられてしまった。
工場長の嫉妬深さにも困ったモノだ。



●○8月14日(tue)○●
学校へ行こう!の未成年の主張が好き。

テレビで屋上に登り、声を張り上げる中学生。
「○○先輩が好きでーす!」

私「屋上で大声で告白なんてできないよなぁ・・(遠い目)。」
相方「俺、屋上に登る段階でやだ。(←高所恐怖症)」


●○8月13日(mon○●
会社で残暑見舞いを大量に送ることになった。
その数、約1500枚。
与えられたデータはテキストの住所録。
自前の住所録ソフトに変換しようと思ったら
途中で意味不明のフリーズ。
再起動2回。
しょうがなく、コピーアンドペーストで書き込むが
ソフトを二つ立ち上げている上、頻繁に二つのソフトを行き来するので
負担が大きいらしく、
再起動4回。
印刷を始めたはがいいが、印刷も負担がかかるらしく
ちょっと、違うことに手を出そうとした瞬間にフリーズ。
再起動3回。

本日の成果200枚。
これが7日間続くって事??
うわーーん。


●○8月11日(sat○●
版画教室で暑気払い。

教室が終わってからつまみを買い出しに行って
焼酎やら、ウィスキーやら片手に版画談義に人生談義。

今回の成果
オレンジジュースにブランデーをたらすと美味しいことを教わったこと。


●○8月10日(fri)○●
いつも楽しみにしている版画家の方のサイトが5月から
パタリと更新がやんでいたのですが、復活しているのを発見。うれぢい。

枠にとらわれず、いろいろな方向性で活躍している
版画家の方には、「ようこ」という名が多い。
現代の版画家としてはおそらく日本で一番有名であるかもしれない山本容子さん然り。
百万回生きた猫で有名な佐野洋子さん然り。
どちらかというと油彩で有名な落田洋子さんも素敵な版画を作っているし
上記の版画家の方も耀子さん。
私が心ひかれる女性版画家はなんだか「ようこ」だらけだ。

では、私の「のりこ」だが、
これは非常によくある名前なので、どこでも居るんだけど
ちなみに芸能界。
大御所の淡谷ノリコさんに同世代の酒井法子。
永遠のアイドル松田聖子も、本名は範子だったはず。
あと、今話題の花田憲子さん。
つええなあ。
つええ。


●○8月9日(thu)○●
プレイステーション2買いました。

左馬介ーーーー。って感じで御座います。
でも、実際本気になっているのは「蚊」
ゲームはあまり得意ではない。

でもって、グランツーリスモ。
第一回我が家大会にて
相方がミニで私がベンツなのに
互角、ってのは、どういうことよ。


●○8月5日(sun)○●
義父母と、その隣のご夫婦とその家の三男坊黒のラブラドールと、相方とで
海に行って参りました。

さあ、泳ごうと思ったところで、潮に取り残された鰯の群を発見。
幅50cm、長さ十数メートルの中にいる鰯は採り放題。
早速、数十匹を捕まえて、手開きにしてその場でとれとれを食べる。
んまい。んまい。

その後シュノーケリングをして帰ってきたら、今度は、先程皆が荒らした鰯達が
弱って浮いてきているという。潮もどんどん引いているし、
残っているのも、時間の問題かもしれない。
「どうする・・?」
顔を見合わせた一行、「なんか、できるかもだし、とっちゃう?」
「あ、オイルサーディン作れば保存できるかも!」
にわかに活気づき、採る楽しさも手伝って、とりもとったりコンビニのビニール袋2つ分。
どうやら、皆狩猟民族。

しかし、家に帰って下ごしらえで死にました。
女三人、オイルサーディン作るのにたっぷり3時間。いや、4時間か??
「こんなに採ったのね・・・。」
「いや、大人6人が本気になればこんなもんですよ。」
「そうよね・・。」
「オイルサーディンが高いの、わかるね。」
「そうですね、手間ですね。」
「・・・・・」
「・・・・・」

大鍋3杯分のオイルサーディン。
深皿山盛り一杯の鰯唐揚げ。
おぼん二枚分の丸干し。


●○8月4日(sat)○●
リクエストにお応えして・・富士山失踪事件

さて、先週の富士山キャンプの回顧録。
皆で飲み会に興じていると、真っ先に何を隠そう私がダウン。
皆が談笑するバンガローサイドのテラス部分にござをひいてもらって、1人早々に寝る。
何となく話しを聞いているような聞いていないような状態で、2時間ほど睡眠。
そのあと、なぜか復活し、皆の飲み会に再び加わる。
もちろん、酒は規定以上をかるくいってしまっていたので、ウーロン茶にて参戦。
しかし、時間を過ぎるごとに、1人ダウンし、また1人ダウンし・・
気がつけばがんがんに飲みまくる友人(女1人・男1人)とウーロン茶片手の私が
残された。
それでも、なんやかやと話に興じていたが、さすがに2時を間際に
私が寝ることを宣言。
私はバンガローに入るも、まだ2人は話に興じている。
なんとなく、うとうとしかけたその時、
「H!H!」女友達を呼ぶ男友達の声に、気がついて、バンガローを出ると
男友達が心配そうな顔をして「H(女友達の名前)がいないんだよ・・・。」
聞けばトイレにいったまま、戻ってこないという。
キャンプ場は、真っ暗。
女友達はべろんべろん。
ちょっと心配になって、2人で探すも見つからない。
女子トイレも全部ドアを空けて調べる・・。

いない。あちこち探しても、呼んでも、反応なし。

どんどん心配になって、バンガローで寝ていた相方や友人達を起こして
探してもらう。
私は、ライトが足りないのでバンガローで待機。

しばらくして「見つかった・・」と相方が帰ってくる。

たたき起こされたはいいが、失踪なんてするわけないじゃん、と高をくくっていた
相方は、まずは用を足すためにトイレに行ったらしい。
で、用を足していると、隣の個室から「うーーん」という声。
なんと、失踪した友人は、男子トイレで伸びていたのだ。
きゅう。

しかも、翌日、全く覚えていないというおまけつき。
あんた長生きするよ。



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