D IARY
日記

2001 JUNE




●○6月28日(thu)○●
秘書は、毎日苦労しながら用を足している。
思ったより、覚えが良かったのは以外だった。
まだ、便座の上で安定することは難しいのか、
それとも、大好きな猫砂に触れていたいのか
(秘書は猫砂が大変好きである。猫トイレに入って砂の上でただ、丸くなっていたりする)
片足は、洗面器の猫砂の上に置いて、用を足しているようである。
秘書なりに頑張っているようだ。

明け方、激しい音がトイレからするので
相方が起きて見に行った。
あわててついていく。
秘書が、便器の足下に落ちている、見事なう○こを
埋めようと、必死になってトイレマットを掘っている。
まるまる洋式便器の外に出ている。見事なOB。
これは、どうみても、便座にまたがり、尻を中央に持ってくるという
姿勢をとられたものではないだろう。
便座に座り、尻を外に出して、用を足したモノと
思われる。
大失敗か。
まだ、生後一年とはいえ、秘書は立派なレディである。
見られる前に隠してしまいたかったに違いない。
乙女心を傷つけたようで反省しきり。


●○6月26日(tue)○●
沖縄ぼけ

仕事にならぬ。
家では、秘書の洋式トイレ計画を最終段階に進めることにした。
秘書のトイレの中に、小さな洗面器を入れて、そこに砂を入れて
便座の上に置いていたのだが、
秘書愛用のトイレをとっぱらって、
我々が使っている便座の下に砂を入れた洗面器を
はめこんだのである。
さて、どういう行動をとってくれることやら。



●○6月26日(tue)○●
私は少し憤慨している。

私が長いこと愛用していたトイレがどこかへ行ってしまったと思ったら
工場長は、なんとも小さな穴の下に少しの砂が置かれているところを
指さして「ここがトイレ」などとのたまう。
なんと!トイレとは、心落ち着かせ、ゆったりとした気分でしてこそ
よいのではなかったか。
今までも、なんだかわからない位置にトイレを置かれたり、
トイレの高さが高くなったりと
曲芸でもさせるつもりかと思っていたが
今回のこの事態、全く解せない。


●○6月24日(sun)○●
沖縄最高!

体中に日焼け止めを塗りたくって出動。
シュノーケリングをしていれば一日中でも海でぷかぷかしていられる。
伊是名島の海は、大変な遠浅で、気がつくと
立ち上がることすら困難な深さ(膝下くらいか)に
なっていたりする。
どうにも苦手なのが、なまことあめふらし。
その中でも、なまこの一種かなんだか
やたら長くてぶよぶよとしていて、茶色の縞模様のやつに
あうと、一瞬パニックを起こしそうになる。
シュノーケルをくわえたまま、あうあうあうあうあう。
しかも、膝下の浅さだと、なまこが驚くほどの至近距離。
見たくないほど、鮮明。
泣きそうになりながら、方向転換をする。
この、豊満な腹についたら失神すること必至。

海蛇より怖い。


●○6月22日(fri)○●
週末、相方は社員旅行で北海道へ、私は沖縄に行ってしまうので
秘書は、私の実家に預けることにした。
家に帰ると、秘書がいないのが、ことのほか寂しい。
親ばかだのなんだのといわれて当然だ。
ラフテー食べたら、この気持ち収まるだろうか。
泡盛飲んだら、この気持ち、忘れそうな気もしないでもない。



●○6月22日(fri)○●
昨日、おとうさんに連れられて、私を拾った、プーねえさんのいる家に来た。
第二の我が家だからと、のんびり遊んでいたら、おとうさんは私を忘れて帰ってしまった。
ガラスの入れ物を壊してしまったのは、別に抗議の意味でもなんでもないのだが
お陰で、大変なわんぱくモノとみなされてしまったようだ。
そういえば、プーねえさんは、私より小さくなったようだ。
体は小さくても相変わらず私の姉さんであることに違いはないのだが。
おとうさんは、いつ連れて帰りにきてくれるのだろう。
少々寂しい。

さて、午後の運動にベランダの手すりの上でも渡るかな。


●○6月20日(wed)○●
私が幼少のみぎり、2年少々を過ごした遠い亜国からお客さんが来た。
成田からそのまま家に向かってもらって
久々の脚の伸ばせるお風呂をゆっくり堪能していただいた後に
酒盛り。
亜国で住んでいたところが近いので大変ローカルネタで
盛り上がり、相方はサッカーの話で盛り上げる。
その間、絶え間ない「カンカン」という音。
台所の電気の紐をこよなく愛する秘書のしわざかと台所を
覗くも秘書の姿はなく、
居間に戻って話に興じるとまた、「カンカン」という音。

やばい!お客さんが来たからトイレットペーパー出しっぱなし!!
最近は、秘書がいたづらするので、トイレットペーパーは
ホルダーから外し、トイレの棚に収納しているのだが
この日はお客さんだからとトイレットペーパーをあるべき
場所に置いておいたのだ。
駆けつけるも遅く、トイレはトイレットペーパーの雪景色。
・・・・やられた。
tannyさん、折角なので、雪景色観賞。

客人があるというのに、トイレットペーパーは棚の中。
秘書洋式トイレ計画のために、トイレのドアは開けっ放し。
トイレの狭いスペースに秘書のトイレまで置いてある。
(さすがに客人がいるので、便座の上に秘書トイレを置くのはやめておいた。)
こんな我が家の接客状態はいかがなものか。

tannyさん。こんな家で良かったら、またどうぞ。


●○6月17日(sun)○●
実家の裏の家庭菜園はハーブがにょきにょきと繁っていたので
我が家で活躍しそうなものをわけてもらう。

「あれ、去年いっぱい繁ったやつが、種を落としたみたいで
ほら、あっちもこっちも。」指さしながら母がいう。
「ね、あれ、フェンディ。フェンディ。」
さすがに、フェンディは生えないでしょう。
あれは、フェンネル。

この家はこういう人ばっかりか。


●○6月16日(sat)○●
実家に帰る車の中で見たテレビに「志位和夫氏(共産党)」が写っていた。
「志位和夫って確か千葉の人だよ。」などと話す。
自信のないことは全部父に聞けばどうにかなると私は思っている。
さりげなく雑学王の自慢の父である。

実家について、そそくさと実家の車に乗り換えて実家の両親と
私と相方とでドライブ。
ふと、先程の話題を思い出して、運転席にいる父にうしろから質問してみる。
「ねぇ、志位和夫って千葉の人だよねぇ。」
「おお、そう、あいつは千葉だよ。」
「やっぱりそうだよね!」
「でも、"しい"じゃなくって"ちい"だぞ。」


「お父さん、地井武男と間違えてない?」
全然、自慢の雑学王じゃない。


●○6月15日(fri)○●
姉弟子Mさんに、昔NHKでやっていた「山本容子のエッチング入門」
のビデオを借りる。
技法が、映像で納められていて大変参考になるので
手元に残しておきたいと思い、
ちょうど遊びに来ていた義母に頼むと
知り合いのところで、ダビングしてくれるという。

しばらくして、義母より、ダビングができあがったとのメール。
そして、ダビングを頼んでいた母の知り合いが
ダビング完了のメッセージに添えて送ってきたメールを添付してくれた。

以下、そのコピー

「エッチング入門! おっ、 お前の友達もやるね
ちょつと貸してよ。どんな物か見てみるからさ」 と、言いつつ寝室へ…
ワハハハァ
五分とせずに、「あんまり 面白くないから もうイイヤ」
ウン??! 何で? と思いきや(;_;)
銅版のビデオじゃないの
もう 大笑いしちゃつたよ
ちょつとした笑いの時間 アリガトウね!
近いうちに届けます




●○6月13日(wed)○●
おとうさん、早い帰宅。
毛をすいてくれたり、一緒にベランダでの監視につきあってくれたりで
普段は暇な日中が楽しく過ごせた。
大変嬉しかったので
お礼に、おとうさんのすねの毛を丁寧に丁寧に
グルーミングして差し上げた。
大変に喜んでいた。
あれは、手入れがなってないな。
もっと、毎日手入れしないと。


●○6月13日(wed)○●
相方当直明け。
当直開けは昼過ぎに家に帰ってくる。
秘書とアンニュイな午後を過ごしたらしい。
ベランダで2人でぼーーーっと外を見ていたり
(30分付き合ったらしい)
秘書も随分甘えたらしく、相方ご満悦な日。


●○6月11日(mon)○●
陶芸教室に行った。
目的の駅で降りて、精算しようと財布を開けた

所持金4円。

今朝、夢を見ました。
蛇に噛まれる夢。
踏むんだよね。踏まなきゃダメなんだよね。
金運には、当分恵まれないみたいです。


●○6月10日(sun)○●
相方、サッカー決勝戦観戦へ。

観戦前よりたしなんでいた「すきっぱらにビール」で、試合後半は
記憶あやしげ。
観戦後、サポーターたちで溢れかえる居酒屋にてご満悦。
勢い余って、隣のおじちゃんとサッカー談義
さらに勢いづいて、店のはじっこにいた欧米人の席に
グラスを持って乱入し
「あーゆーふれんち?」
フランス人だったらどうしたんだろう俺。とは本人の翌日の回想後の感想。
結局、その欧米人(オーストラリア人と、ウェールズ)とサッカー談義
当然の如くへべれけ。

やっと乗り込んだ深夜の電車
お約束のように乗り過ごし、千葉駅とうちゃく
起こしてくれたおじちゃんが「にいちゃん、終点だよ。今日はお疲れだったと思うけど。」
やたら「お疲れだったろうけど」を繰り返されるのに疑問を抱きながら
あわてて上りの電車に飛び乗る。
あぁ、そうか、俺、日本代表のTシャツ着てるんだ。と薄れ行く意識の中で思いながら
再度、熟睡。ただし、今回は目的地が終点なのでどうにか、最寄り駅に到着。
ここでも、親切な人に「終点だよ。お疲れだったね。」とねぎらわれる。
なんで、今日はこんなに皆親切なんだ。なんか優しい。
と、感動しながらホームに降り立つと
大学生くらいの集団が「おお!ニッポン!ニッポン!」と叫びながら
相方を取り囲む。
胴上げをせんとする学生に「ちょちょちょっと。」と応戦。
どうにか胴上げは免れたものの、揺さぶられてホームでゲ○。
ああ、そうか、俺は日本代表のTシャツを着てるんだ。(二回目)

その後、入ったラーメン屋でもやおらサッカー談義をもちかけられ
盛り上がりながら(あぁ、そうかTシャツ・・以下同文)
一杯すすって、なんとなく盛り上がってビールをぐいっといきたい気持ちになるが
ここでいったら、本当に負けてしまう(明日灰になってしまう)と思い直して
帰途につく。

帰宅2時。


●○6月8日(fri)○●
うちの近所は八百屋激戦区。
野菜が大変安くてよろしい。

昨日のメニューは中華の予定だったので、いろいろと野菜を買いに
帰宅途中にいつもの八百屋へ

アスパラとキュウリともやしを抱え、あとは、ネギとキャベツと・・と思っていると
週末にしか現れない社長が、ビニールを持って登場
ビニール袋の口を大きく広げて
コレに入れろといわんばかりに
「お母さん、決まった?」
そのあと、私の顔を見て「お!お母さんじゃないね、お姉さんだね!」というので
「そうよー。」と返すと、私が選んだモノを袋に入れて「他には?」
「えと、ネギ」
「どれがいい?」と言いながらすかさず、2束を袋に突っ込む社長。
それに、2,3欲しかった物を入れてもらうと
社長こっそりと
「200円でいいよ・・。」
きゃあー。
有り難う!!と満面の笑みで渡した200円を受け取ると
社長、勢いづいたのか傍らのビワまで袋に投げ込んだ。

うちの近所は八百屋激戦区。
野菜が大変安くて大いによろしい。


●○6月5日(tue)○●
仕事が休みな相方が釣りに行くという。
今日は、車に乗ってちょっと離れたところまで行くので、
釣果は期待できるらしい。
「今日の晩飯は任せとけ!!」
おお、頼もしい。
仕事帰りに一応電話
「今日釣れた?」
「いや、ちょっとしたミスがあって・・」
それ以上聞かずに夕食の買い物をして家に帰る。

夕食を食べながら
「で、ちょっとしたミスってなに?」
「・・・財布忘れて餌買えなかった。」


●○6月2日(sat)○●
町田まで制作に。

朝、2時間かけて工房にたどりつき、7時間近く作業した。
初めて使う腐食液に胸をときめかせながら挑戦したは良いが
腐食が進まず、子供がよたよた描いたみたいになっていまった。
版画としては、誰が見ても失敗作。
先日のソフトグランドの失敗とあわせると
もう、どうしたらいいんだか、どうしようもない、っちゅう版がたまってきている。
失敗作は、失敗作で、芸の肥やしだとは思うのだが、
もとが貧乏性なので、このどうしようもない銅板(銅版画のなりそこね)を
そのままにしてしまうのが許せない。気持ち悪い。

疲れ果てて家に帰ってきたら
秘書が寝室をトイレットペーパーの雪景色にして待っていた。
トイレのペーパーホルダーからうまく抜き取ったらしい。
悩みが増えた。


●○6月1日(fri)○●

秘書のトイレに、子供用の便座を入れてみたが、落ち着かない様子。
ちょっと外してみると、待ってましたとばかりに、やってきて用を足す。
洋式トイレ計画、暗礁に乗り上げる。



●○6月1日(fri)○●
工場長が、なかなかこのページを更新させてくれないのに閉口した。
キーボードは私の手でもなんとかなるが、他は工場長がやってくれないと。
お陰で皆さんにご無沙汰してしまいましたが、私は元気です。

そういえば、最近私のトイレに変な丸いモノを入れられた。
あんなものが入っていては邪魔くさくて
落ち着くこともできやしない。
大体、私はトイレのあの砂の上が好きなのだ。
トイレの中で寝ることすらいとわないほど、好きなのだ。



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