さて、肝心の描写性能ですが、EDレンズを3枚も使っているし、悪いわけがありません。ファインダーを覗いただけでスッと透き通るようなヌケの良さを感じ、感激のあまり私の頭髪もヌケます。
300mmでありながらF2.8という明るさも大きな魅力です。というより、そもそもこれこそがサンニッパをサンニッパたらしめている要素ですけど。 写真2はゆか様の全身を相当余裕を持って画面に取り入れているにもかかわらず、背景のゴチャゴチャした立木などからゆか様がクキッと浮かび上がっています。ちなみに画面中央を横切っているのはアスファルト道路、画面向かって左側のやや赤みを帯びた物体は遊んでいた女の子、右隅にチラッと見えているのはレフ板です(^^;)。
写真2 写真3。ちょっと寄ってみましょう。次第にゆか様のお美しさが引き立ってきました。
写真3 そして、バストアップの距離まで寄ると、もはや写真4のように背景はとろけるような描写になるのです。ちなみに画面左の白い球体は後ろを横切る通行人です(^^;)。
写真4
このような素晴らしいボケは、単にポートレート撮影にとどまらず、風景撮影やコント(編集部:注)などにも幅広く活用できることでしょう。 |