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半茶64×64日記

050630

「回答篇」

では、正解かどうか見てみましょう。正解はこちら。

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「……で、その見立てと、この連続殺人がどのように繋がるのですか?」
それまで誇らしげに謎の解説をしていた針井探偵は、急に顔に苦渋の色を浮かべた。
そして、長い沈黙の後、こう呟いた。
「……俺にだって、わからないことぐらい……ある……。」

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描いた自分が言うのもなんだが、上の絵の女性は誰? ひょっとして針井探偵の助手? え?助手って女性だったの?

明日からの日記をどうしようか…(特に日付とか)。

050629

「ストンピング クイズ」(c)ダウンタウン

こんばんは。司会の半茶です。今月の本サイトは、モノクロ画像とテキストでお送り致しました。
楽しんでいただけましたでしょうか。

ここで問題です。

さて、なんでしょう。

更に問題です。

さて、どうでしょう。

ドーン!

050628

「……毛利元就は三人の息子を集めてこう言った。この矢を折ってみなさい。矢は簡単に折れました。では、三本に束ねた矢を折ってみなさい。それはなかなか折れませんでした。一本の矢は簡単に折れるが、三本合わせると大抵のことでは折れないようになるものだ。お前たちも三人力を合わせて毛利家を守るように。
 これが三本の矢の教えです。」

「なるほど、毛利元就にならって、同時に三本の矢を使ったというわけだ。」
代官があきれてウイリアム・テルの顔を見ています。
向こうでは同時に一度に射られた三本の矢が見事にリンゴと額と心臓を貫いていました。

050627

「注文の多い理髪店」

開店している時間帯に訪れなさい。大人しく順番を待ちなさい。漫画を読んだら元の場所に戻しなさい。隣に座った人をじろじろ見ない。髪の毛に触られたからといって以上にくすぐったがらない。どうしますかと聞かれて適当にと答えたら仕上がりに文句を言わない。服を脱いでクリームを体にすりこんだりしない。白い布を首に巻かれたからといって明日の天気を晴れにしなくてはいけないと思い込まない。鏡を見て興奮しない。ハサミの先端を異常に怖がらない。バリカンで刈り上げて途中で、バルカン星人でお買い上げしない。ハサミ相手に真剣にジャンケンしない。切られて床に落ちた髪の毛を見てはなはだしく感傷的にならない。この髪の毛が落ちたときに私の命もなどと口走らない。耳や鼻が痛くなっても気にしない。血が流れていも気にしない。髪の毛を整えに来たのに、顔の部品が落下したからといってむやみに騒がない。洗髪のときは先発の偵察隊に従う。痒いところはないですかと聞かれても、正直に答えない。まして陰部などと正直に答えない。但し、床を綺麗にする道具はありますかと聞かれたら掃除機ですと答える。  蒸しタオルは熱いと決まっているので、顔が熱いからといって騒がない。タオルと思ったらビニール袋で息が出来ない上、いつの間にか手足が固定されていたら諦める。 剃刀を革ベルトで研ぐのを目を光らせて眺めない。顎ヒゲを剃られている時に頚動脈をかき切られてしまうことを夢想しない。ドライヤーの風を強にされたからといって無闇に脱毛しない。 整髪料の化学物質に反応して巨大化したり突然変異したりしない。 繰り返すが、くれぐれも仕上がりに文句を言わない。間違えて月曜日に来てしまっても、扉の前で日付が変わるまで待つことは避ける。

050626

栗のイガの中には二〜三つの実が入っていて、三果入ったものの真ん中の栗を中グリといいます。なかぐりなかぐりトットノ目。おつむてんてんはらぽんぽんちょちちょちあわわわわわわわ。とっとのめって何だ。 中グリでない端クリも栗の端くれ。栗はくわねど高楊枝。それがし乞食にはあらず。端でも中でも味に変わりはありません。中グリは間に挟まれているので両面が平ら。平らにあらずんば人にあらず。脱出できずんばアルカトラズにあらず。

♪大きな栗の木の下で〜

イガが落ちてきて危ないではないか。どうして俺をそんな危ない場所に誘うのか。返答如何によっては手打ちにいたす。

♪貴方と私。

  仲良く遊び

    魔性。

そう、魔性の女だから。エーテル 私は魔性の女。古池に飛び込む、私は芭蕉の女。名乗るわけにはいきませんが、私は仮称の女。出家して剃髪してお経を唱える尼さん。私は和尚の女。派手好きと呼ばれる化粧の女もしくは私は衣装の女もしくはイメルダ婦人。貴方を愛しているわ。でも私の全部をささげる訳にはいかないわ。私は些少の女。よくも人のものに手を出しやがったな。お前は破門だ。師匠の女。桃井かおり。ダショーの女。いろんな女がいる。でもおれは差別しない。全ての女性を平等に扱う。特定の女性を上に見たり、下に見下したりはしない。女だらけの水平大会。
でもその日のうちに遊びは終り、次の日会う時にはもう他人の二人。夕べは夕べそして今夜は今夜。その日だけのアバンチュール。一日だけの…。♪大きな栗の木の下day。

050625

スプレー缶は押すと何か出ます。オストナンカデール と発音するとなんとなくフランス語っぽい。フランス語が出てくるスプレー:スィル ヴ スプレー(お願いします)

050624

正月甚句

餅をお持ちの町娘
ちょっと尻餅 お待ちなさい。
勿論ハマチは日持ちする
子持ちの天地(茂)の気持ちはハウマッチ
田町の痔持ちの代金君持ち

ちぇけら

大体、代々我が家では
橙(ダイダイ)大抵 食べたいもので
大概探偵大害だ
代替タイ米と鯛大意大枚はたいて
大台に乗せて題大意駄々だい

へいめん

火事は半焼 半死半生
藩士 万死に値する
伴氏に反して半鐘を
半紙で隠した阪神の下半身
奸臣乱心するも半神無関心

ぃよう ぃえい

ウラジオストックお社で
裏がジオなら表はヤフー
裏地おもてが うらやまし
裏は次郎で隣は太郎 表は花子と申します
うラジオ カラジオ マスメディア
占い四郎に これは良い壷 俺ジオン。

050623

就職したら必要になるかなと思って普通免許はとったのですが、まあこれが見事なくらい運転しない。デスクワークだから仕事に使わないし、交通の便がいいので、普段はなんでも電車ですましてしまう。結局20年近くペーパードライバーで、当然のようにゴールド免許。携帯電話を購入するときくらいしか使い道がありません。運転の仕方を覚えているかどうかちょっと不安。右から順にABCだったかな。

050622

中型二輪免許を持っているのですが、うかつに結婚してしまったのが運の尽き、家内からバイク禁止令が出されてしまい十数年ほどバイクには乗っていません。
不思議なことに、この平成のご時世にあっても、うちの近所では時々暴走族の方々が走りまわっていたりします。暴走族がうるさいのは、まあその心情が理解できるのですが、暴走族は走るのが遅いというのが理解できません。早く走りたくなかったら歩けよ。

050621

海辺を散歩していると、海岸の岩の上に人魚が座っているのをみつけました。人魚は僕に気がつくと、願い事を一つだけかなえてあげましょうと言いました。一目惚れした僕は、君と一緒に居たいと言いました。人魚は、わかりましたと言ってゆっくりと僕の顔に顔を近づけてきました。僕が目をつむると、人魚は僕の舌を引き抜き、僕を海の中へ引きずり込みました。舌を抜かれて喋れなくなった僕の体は、人魚と一緒に海の中を彷徨い、漂い、流されていきました。いつまでたっても彼女は、僕を愛しているとは言ってくれなかったので、僕は、ある朝とうとう水の泡になって海に溶けてしまいました。

050620

どこまでも続くように見える高い塀のそばを歩き続けている。
塀の向こうに何があるのか、よく知らない。でも考えてみれば塀のこちら側に何があるのかも良く知らない。
とにかく塀が途切れるところまでと、歩き続ける。

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更新意欲がびっくりするほどないので、適当にアップしてみる。

050619

ヘルメットは安全のためには必須だが、hel(l)にme(e)tというのはなんだか縁起が悪くないか。

なんだか怖くて今まで古川日出男の本を買えずにいたのは、どうやら日野日出志と混同していたかららしい。

050618

夢の中で小さな薄暗い部屋の中にいる。小さな部屋なのに四隅まで見渡せない。居心地が良くてここにすっと居たい気持ちと、扉を開けて外に出なくてはいけないという気持ちの両方を抱える。しばらく壁を見つめて過ごした後、扉を探して外に出ようとする。自分の背中の方向に扉があることはわかっているが、振り返ろうとするとその回転と同期して部屋自体が回転して扉の方に向くことができない。後ろの扉の腰の高さのあたりからなにか滴り落ちる音が途切れ途切れに聞こえる。足元が濡れているような感じがするが、暗くて自分の靴も良く見えない。どこからか鉄の臭いがする。滴り落ちる音の間隔が次第に短くなる。後ろ手に扉の取っ手を探る。取ってはヌルヌルとした生暖かい液体で濡れている。思い切って取っ手を押し下げる。部屋の外にあった大量の液体がどっと部屋に流れ込んでくる。

050617

時を巻き戻して、あの頃からやり直せるなら。などと昔は良く考えたものですが、最近は、やり直してもやっぱり今と似たり寄ったりの事になってしまうんだろうなあ、などと考えてしまいます。やり直すだけ面倒臭いから今のままでいいや。こういうのが歳をとった証拠なのでしょうか。

050616

「針井探偵。」
「なんだね助手よ。」
「そろそろ名前くらい憶えてくださいよ。」
「うるさいな、虚構の存在の癖に生意気だぞ。」
「それはお互い様でしょう、というかそれを言ってはお仕舞いのような気が。」
「だから話はなんだね。」
「どうして私たちが容疑者扱いされて、警察でいわゆる面通しされているんですかねえ。」
「なんだね、そんなことも判らないのかね。君と僕とでは身長こそ同じだが、体格も違えばパッと見の印象も大分違う。それに僕たち二人ともアリバイがある。参考人として呼ばれる要素は一つも無い。」
「そうでしょ!? だのに、何故我々が容疑者扱いなんでしょうか。これは警察に抗議したほうが良いんじゃないんでしょうか。」
「なんだ、今ごろそんなことに気がついたのか。あいかわらず血の巡りが悪いな。命の母Aでも飲むか?」
「そんなこと言ったって針井探偵だっておとなしく並んでいるじゃないですか。やっぱり官憲には逆らえませんか。」
「あいかわらず頭の回転が悪いな。味の素でも舐めるか? 考えて見なさい。なぜ外見が異なる我々が、容疑者として引っ張られたか。それを考えればすぐ判ることだ。目撃者がそういう証言をしたからだよ。」
「はぁ!? なんですか、でたらめの証言のために私たちが容疑者扱いされているんですか。これは文句言いに行きましょう。」
「あいかわらず導火線が短いなあ。そういうことだからア太郎と呼ばれるんだ。オデンでも食べて落ち着きなさい。」
「でも、どうして目撃者は、すぐばれるような嘘の証言をしたのでしょうか。」
「それは面通ししたかったからさ。」
「なんですか、それは。じゃあ、我々のどちらかと会いたかったから嘘の証言をしたとでもいうのですか。」
「あいかわらず短絡的だなあ。そういうことだから、組み立てたけど上手く動かないエレキットと呼ばれるんだよ。我々の顔を見れると言ってもハーフミラー越しじゃないか。意味無いよ。」
「じゃあ、どうして。」
「あいかわらず、すぐ答えを欲しがるなあ。ネットでは教えてクンとか呼ばれていないか。質問のタイトルは『教えてください!!』とかじゃなくてなるべく具体的な内容がわかるようにしたほうがいいぞ。よく考えてみたまえ、容疑者を部屋に並べて顔を確認する場合、目撃者は隣の暗い部屋からハーフミラー越しに見るもんだよ。」
「なるほど。」
「暗い部屋で刑事と二人っきりとなる、いいチャンスじゃないか。目撃者は、その刑事と二人っきりになるためにでっち上げの証言をしたのだ。」
「と言う事は。」
「目撃者Aは刑事Aに恨みをもって、復讐する為にわざわざ関係ない事件の目撃者を装ったのだ。」
「って、大変じゃないか。早く知らせなきゃ。」
「でもなあ、さっき、おとなしく並んでいろと言われたしなあ。」

隣の部屋から刑事の悲鳴が聞こえてくる。

「ほら、僕の推理が当ったろう。」

050615

「この写真こそ、ネッシーが存在する証拠だ。」
「こんなものは捏造に決まっているじゃないか。だいたい、こんな生物がいれば既に発見され捕獲されているにきまっているではないか。」
「頑迷な科学至上主義者め。科学とて万能ではないわ。」
「さよう、科学とて万能ではない。しかし、万能ではないからといって、ネッシーが存在するという証拠にはならない。」
「存在すると言ったら存在するのだ。」
「ならば存在すると言う確実な証拠を出せと言っておろう。」

……と、ビッグフットとツチノコが言い争っている所を目撃しました。

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そう言えば、先月に川からすくってきたメダカですが、どうやらメダカではなかったようで、なにやら違うものになってしまいました。皮膚は青魚にようにヌメッと光っているし、なんだかウネウネとクネリながら泳ぐし。このまま育てると異様に巨大化して人を喰ってしまうような、得体の知れない未確認生物(Unidentified Mysterious Animal)でないことを願うしかありません。



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ここの日付がおかしいのは昔からの癖のようなものですので、気にしないでください。そろそろドット絵を描くのに飽きてきたのですが、今月一杯分のストックがあるので、早く消化してしまいたい気持ちで一杯です。

050614

おはようございます。      の帽子屋さん。

……今のは無かったことにしてください。

朝は白いご飯と麦味噌の味噌汁があればいい人なのですが、なにしろ我が家の食生活は子供を中心に回っておりますので、学校が休みだったりすると朝食を作る時間が遅くなったりするので、しょうがないので前の日からパンを購入して一人寂しく食べたりします。そういう習慣がついてしまったので、子供がご飯を食べている横でパンを食べてたりするので、傍目には偽装家族のようではないかとちょっと心配してしまいます。

050613

アライグマ……じゃなくてレッサーパンダが二足歩行するということで評判になっているらしい。
二足歩行するはずが無い動物が二足歩行するというくらいで評判になるのであるから、ここは流行に後れてはいかん! と机を叩きながら部下を叱咤激励する。もっと評判になるような二足歩行はないか。

モグラが二足歩行なんかどうでしょう。モグラだけに叩かれて終りかもしれん。

クララが二足歩行なんかどうでしょう。いや、確かに人間も動物の一種であるが、とっくに立っているのではないのか。

鯨が二足歩行なんかどうでしょう。いや、それは確かに二足歩行しそうにない動物であるが、そもそも二足がないし。

では逆にムカデが二足歩行すればどうでしょう。どの二足で歩こうかと悩み始めると夜が明けてしまって寓話になってしまうぞ。

では発想を逆転して、レッサーパンダ煮、速報乞う ではどうでしょう。残酷だと抗議の電話が。いや、食物連鎖ですから。あああ、抗議のFAXがどっと。生と死について考え直す良い機会では。あああ、ネットで祭りが。

では、これはどうでしょう。レッサーパンダ様、これはつまらないものですが。ということで例の件はどうぞよしなに。レッサーパンダ汚職横行。

それともヨーロッパ戦線で、高貴な出自のレッサーパンダが前線で活躍するという話はどうでしょう。レッサーパンダが貴族将校。

それとも、ペットとして飼われたレッサーパンダが、飼い主に溺愛され服など着せられるが、レッサーパンダはそれを脱ぎ捨て野生のままの姿になって家を飛び出して町を冒険するという話はどうでしょう。レッサーパンダが裸族彷徨。

と、駄洒落を書き捨てて落ちも書かずに終わる。補足報告ですが、なにしろ姑息当方ですから。

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あああ、アライグマでなくてレッサーパンダでした。こっそり修正しておこうっと。なにしろ姑息当方ですから。

050612

この釘は引き抜きにくい釘だ

このくぎはひきぬきにくいくぎだ

このぎぐはギター轢きにくく着た
この首は挽肉温い不義だ
この具が挽肉に煮炊きした
この宮(ぐう)がピクニック行きにくい来た
このひぎぎががレディオガガだ
この九九は引きにくい九九だ
この区議は轢くのに惜しい空気だ
この疑義は吹き飛ばしにくい鍵だ
この空気は母暢気な櫛だ
このぐぐはひきにくににくくにた
ここぎぎはひきききにににかかか
ここぎぎぎぎはははにににごごご
ここにににむむむぬぬにににだだだ

このくぎはひきぬきにくいくぎだ

この釘は引き抜きにくい釘だ

ネジ釘だからね。

050611

草原にヒマワリが咲いていた。限りなく透明から遠い青の空に、地面から天頂まで届かんばかりに湧き起こる雲。目に入るもの全てが、生命というものを謳歌して誇示して楽天的な歌を歌っているように見えた。私以外の全てが誇っていた。その歌に侵食されまいと思わず両手で顔を覆いながらも、目を見開いて指の隙間からヒマワリを覗く。指が届かずふさげない耳で、太陽の光と熱で沸き立つ土の音を聴く。彼らの生命力が皮膚を侵食して私を喰い尽くそうとするのに耐え切れず、声を出しながらヒマワリに向かって駆け出す。ポケットのナイフでヒマワリの茎を切り、左手に掴んで走り去る。大地との繋がりを絶たれ太陽の光をさえぎられた部屋に拉致された太陽の花は、花瓶に納まると生命力を誇示する瑞々しい禍々しさが薄れ、単純に禍々しい花となった。

050610

ブラウザはいろいろ試したこともあるのだが、もう最近は面倒くさいのでIEで済ませている。タブブラウザは、タブを切り替えるのが面倒くさい。新しく開くとタブだったり新しいウインドウだったりして面倒くさい。一応、FireFoxをインストールしているのだが、時間が架かるので起動させるのも面倒くさい。サイトを更新するのも、パソコンを起動させるのも面倒くさい。ドット絵を描くのも飽きてきた。はあぁ〜、息をするのも面倒くさい。お、お前は胸に七つの傷を持つ男!!

050609

今日は全くのところ やる気が起こらないので、サッカーを見るので早く帰りますと言い残し、定時に退社。ハラワタが煮えくり返りながら駅まで早足で歩く。あいかわらずの魯鈍さを発揮し続ける部長が、自分でやるといった手前、ギリギリになるまで自分で抱え込んで部下に情報を渡さずにいた仕事。半年放置してじっくり熟成し、タイムスケジュール的に間に合わなくなってから押し付けられました。味方も殺すキラーパス。部長、ご自分でおやりになるとおっしゃていましたが。と言うと。俺に出来るわけないじゃないかと逆切れ。指示が要領を得ないので、では、今指示された作業をやればいいですか? と確認すると、その後の後始末まで含めて全部やってくれ、とのこと。最初から俺にやらせろよ。てめえは居ると邪魔だから、居なくなれ。山になれ。川になれ。ああっ、御札がもう無い。という言葉をぐっと飲み込んで引き受けるのが社畜の辛さ。別件で、執行役員に○か×か判断してくださいとお願いをする。そんなヤヤコシイ案件でもないのだが、丸二日経っても判断が降りてこない。老人性痴呆症? アルツハイマー? 判断が出たとの風の噂が舞い込む。俺が聞いたんだから、俺に答えろよ。ホウレンソウって知ってる? 我が社のホウレンソウは、放置、連帯責任、草原に咲く可憐な一輪の花。ああ、頭の中にそよ風が吹くってなもんだ。そよそよ。ああ、そよそよ。大体、最近の俺の仕事って、そのためのプロジェクトが組まれている件ばかりじゃねえか。プロジェクトメンバーが誰も処理できないからといって、メンバー外の俺に押し付けるというのは筋が通らないと思ってしまうのは気のせいですか。気のせいのような気がしないでもない。なくなくない。あるあるある。それそれそれ。どれどれどれ。プロジェクト解散するか、俺をメンバーに入れるかどっちかにしろよ。ああ、俺の考え方って間違ってますか。そうですか。君にしかできないから仕方がない? その割には勤務評定の結果が悪いですが。それはそれ、これはこれ。ああそれそれ。深いSigh。電車が駅に停車する。窓から池が見える。鳥が餌をついばんでいる。雨が降り始めたようだ。

050608

「おじいさん、お茶でもいかがですか。」
「ばあさんや、ありがとう。お前も一緒にどうだい。」
「おや、また、めずらしい。じゃあ、一緒にいただきましょうか。」
「ばあさんがいれてくれたお茶はおいしいのう。」
「また、そんなに誉めても何も出ませんよ。今日はどうしたんですか。」
「うん。実は今朝方変な夢をみてのう。」
「それはまた。」
「ほれ、ずっと前にへんな予言があったろう。ほれ、何と言ったかな。ノストラなんとかという。」
「おじいさん、それを言うならノストラダムスの大予言ですよ。」
「そうそう、そのノスタラダモスだ。」
「それがどうしたんですか。」
「うん、あれは1999年の7月に恐怖の大魔王が天から降ってきて、人類が滅亡するという予言だったかと思うが。」
「でも、外れたじゃないですか。」
「それでな、夢の中で気がつくとワシは瓦礫の中に立っておってな。見渡すと街は全滅で、動くものひとっこ一人おりゃあせん。」
「おやまあ。最近地震が続いていますからねえ。それが夢に出てきたんじゃないですか。」
「それでな、ワシは街をさ迷い歩いたのじゃ。」
「それは難儀なことで。」
「夢の中の新聞とかカレンダーを見てみると、夢の中では1999年の7月で、つまり恐怖の大王のせいで人類が滅亡してしまったということだ。」
「恐い夢だこと。」
「そこに、悪魔が現れた。」
「夢とは言え、突然ですね。」
「まあ、そう言うな。夢なんだから。」
「悪魔が言うには、人類が滅亡してしまって我々の商売も上がったりだ。お前が最後の人類の生き残りだから、お前と取り引きするしかない。三つの望みをかなえる代わりに魂を売り渡す契約書にサインしろ。」
「まあ恐い。それでどうしたんですか。」
「うん、そこで目が覚めたというわけだ。続きが気になるのじゃが、しかし変な夢じゃったのう」
「おじいさん、きっとそれはこういうことじゃないかしら。」
なぜかおばあさんの目が光りだす。
「それは実際にあった話で、おじいさんは自分の魂と引き換えに、滅亡した人類の復活を願ったんじゃないでしょうか。」
「ばあさんや、どこからか硫黄の臭いがするようじゃが。」
「でも取引相手が実力のない小悪魔だったので、人類の復活など出来るわけがない。そこで、おじいさんを仮想現実に放り込んで、1999年に人類が滅亡せず21世紀になった世界を夢見させているのじゃないかしら。」
「ばあさん、おまえの後ろに尖った尻尾が見えるような気がするのじゃが。」
「最後の人間の魂だから、希少価値がある。だから他の悪魔には引き渡したくない。でも願いをかなえるだけの力がない。だからしばらくの間、おじいさんに夢を見させているのよ。だから今の話は忘れなさい。思い出せば、また瓦礫の中に一人でさまようことになるのよ。」
「ばあさん、じゃあ、ワシは…。」
「忘れなさい」

「あ、いかんいかん。また居眠りしていたようじゃな。歳をとるとこれだから困る。」
「お爺さん、お茶でもいかがですか。」
「ばあさんや、ありがとう。お前も一緒にどうだい。」
「じゃあ、一緒にいただきましょうか。あら。」
「どうした。」
「茶柱が立ってるわ。」
「ほう、ばあさんや。それはきっと良い事があるんじゃないか。」
「そうだと良いですわね。おじいさん。」

050607

最近、毎晩のように夜中の二時ごろに目がさめる。寝苦しくて目を開けると人形が私の顔を覗き込んでいる。その度に恐くて目をつぶっているうちに寝てしまう。朝になると人形は陰も形もない。ある晩、間違えて目覚し時計を夜中の1時45分に鳴らして目が覚めてしまう。人形はいない。安心して台所に水を飲みに行くと、換気扇のすきまから人形が侵入してこようと、お尻の方からもぞもぞと入ってこようとしているのを見つけた。私の気配に気がついて後ろを向いた人形は、私と目が会うとビクッとして慌てて外に逃げ出そうとしている。タバコを吸おうと手に持っていたライターでお尻に火をつけると、更に慌てて逃げ出してしまった。

それ以来、人形を見かけません。

050606

ニッカポッカーの語源を調べようと検索してみましたが、よくわかりませんでした。日本語かどうかもよくわかりませんでした。世の中は私のわからない事だらけである。そういうことが沢山ある。すなわち、だらけだらけでもある。私が年中だらけているのもむべなるかなである。

最初に絵を書いて、それに合わせてテキストを書こうとすると、なんだかずいぶんユルイ感じになってしまうことに気がつきました。絵日記サイトの人はどうやってこの問題を回避しているんだろうか。

あ、書く事を決めてから絵を書けばいいのか……。

追記:続々と、「ニッカホ゜ッカーズ」ではなく、「ニッカホ”ッカーズ」であるとの指摘が舞い込んでいます。どうもありがとうございます。また一つ賢くなりました。ちなみに英語で、「ニーヨーク周辺に住むオランダ移民」からきている言葉だそうです。 (http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1014193)
じゃあ、ニッカウヰスキーとなにか関係あるかと思って調べてみたら、ニッカウヰスキーのニッカは「大日本果実汁の略」だそうで無関係。
ところが、ポッカは元々、ニッカウヰスキーに果実原料を販売していた会社で、社名変更の時に「ニッカ」と言えば「ボッカ」。語呂が悪いので「ポッカ」としたそうです。

ふーん。ふーん。ふーん。ふーん。ふーん。

はい、5ふーんを頂きました。

050605

夏の暑くて動く気がしないときは、たらいに水を張って足を浸しましょう。いつまでも続くかのような蝉の鳴き声を眺めましょう。青い空と高い入道雲と木漏れ日の合唱に耳を傾けましょう。

050604

「ああっ! 苦しい、このメロディは…。」
「キカイダ―よ、このメロディはお前の不完全な良心回路を刺激してお前を苦しめるのだ。ふふふ、もっと苦しめ。」

ぷっぴっぽっぱっ ぷっぴっぽー ぱっぱっぽっぱー アマリリス―よ。

そ、それは違うのでは。

050603

吹き矢って昔からある武器のような気がしますが、あんまり威力なさそうだし、使い勝手も悪いんじゃないでしょうか。(かさばるし)。あ、そうか矢に毒を塗るのか。でも到達距離も長いようには思われないしなあ。吹き矢を拭きながら蕗で屋根を葺いたあいつは不帰となる。と付記する。というのはどうでしょう。痛快フキフキ通り。

050602

「学園天国」といえば小泉今日子がカバーしていました。リアルタイムでフィンガーファイブを知っているので、つい比較してしまいたくなります。晃が声変わりしてしまったので解散してしまったのがジャクソンファイブとの差ですか。残念ながら男子校だったので、席替えであの娘が隣に来ないかなとドキドキすることは無かった青春時代でした。

050601

そういえば私の地元では、放送局の都合でゴレンジャーは放送されなかったはずであります。あの仮面ライダーシリーズでさえ、一年遅れの放映だったし。当時は民放が二局しかなかったからとは言え、いたいけな子供に対して、なんてむごいことを…。というわけで、私の戦隊物の記憶は太陽戦隊サンバルカンから始まっています。あやふやな記憶をたどると、サンバルカン側の司令官は普段はカレーショップ店長である岸田森。子供心にも怪しくて仕方がない。いつ敵側に寝返るかハラハラしながら見ていた記憶があります。


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