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半茶_の_日記_03_12月

031230

2003年を振り返る。できごと編
・打楽器作成 (2/2) 結局放置されたまま。今年は一曲も作らなかったなあ。
・ネタを忘れないように書いたメモ「季節外れのガラス瓶」「人質−犯人、組織票OK」「かねぬのもの」(2/13)未だに解読できず意味不明。
・娘にギャグの駄目出しをされる。(2/21)小学生に駄目出しされてはしょうがない。
・テキストの中身なんてどうでもいいのではないかなどという考えにとりつかれる。(2/28)未だにとりつかれています。
・「鶏が先か、卵が先か」問題が先か、「鶏が先か」が先か、「卵が先か」が先か問題が先か(5/4)するめは裂きイカか。
・「ヴ」は福沢諭吉の発明という雑文未だ書けず。(5/26)ウに濁点だと「ゴ」と「グ」の中間の音になるような気がするのですが。
・金魚が大量に産卵。(7/18)さらに金魚がうじゃうじゃと孵化する。(7/29)結局全滅してしまいましたが、そのあと三回ほど産卵しまして、現在稚魚三匹。親から隔離しています。
・「『こころ』殺人事件だよ」への論評にきれる。ネタにマジレスカコワルイ。 (8/22)
・SoBig.Fワームが凄い勢いで来襲。青き衣をまといて金色の野に降り立つ者きたらず。春遠からじ。(8/23)結局メールアドレスを変更。8月に新アドレスに変更して、12月30日に初めてメールが来ました。
・火星人は、肩こりに耐えきれず淘汰される説を唱える(8/29)はあ、そうですか。
・第大回雑文祭開催と同時に閉幕 (11/11)参加された方、どうもありがとうございました。なんか前も似た様なことがあったような気がするのですが、すぐ忘れちゃって懲りないんだよなあ。
・三年越しに「ペペロンチーノの作り方」微妙に改定 (11/16)いまさらですが、微妙に。まあ、以前書いたものを読み返すと書き直したくなるところもたくさん出てくるんですよね。ひどいのになると句読点が「,」「.」だったりするし。
と、一年間の出来事を日記から拾ってみましたが、blogだとこんな作業も必要ないのかな。と、特にオチを考える気力もないまま終わる。

031229

M-1グランプリ2003を見る。観客の立場としては、漫才しているかどうかというのはどうでもいいことで、笑わさせてもらえればいいのである。ということで私にとって優勝は一回戦の「笑い飯」。観客の理解スピードを考慮しない疾走感(というか暴走感)溢れるネタの応酬。漫才から逸脱していても気にしていないところもいいなあ。「ええ土や」「ゾ・ウ」これだけ書いても笑いがこみ上げてくる。あと、「千鳥」もよかったなあ。千鳥の右側の人、加賀屋とコンビ組んでいた人かなあ。

よくわからないけど、ここにリンク置いときますね。
   Λ___Λ
   | ノ      ヽ
  /  ●   ● | ネコ──!!
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
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 ∪   (  \
       \_)
   

2003年を振り返る。読書編
1 筒井康隆「余部さん」ショック(6/13)。この話の腰を折りまくった話の作り方には、たいそうショックを受けました。普通のお話を求めている方には、単なるでたらめのように思えるかもしえませんが、なんというか中国雑技団の超美技をみているような、最初にミスターマリックの超魔術を見たときのような信じられないものを目の当たりに見せられた感があって、未だに立ち直れません。単なるでたらめなのかもしれませんが。

2 カルヴィーノの「見えない都市」(8/4)、「柔らかい月」(9/13)復刊。やあ、めでたいめでたい。理性と軽さにより誰よりも遠くに連れって行ってくれるカルヴィーノと再会できてうれしい。「レ・コスミコミケ」も復刊しないかなあ。

3 「グレッグ・イーガン」(11/1)フェア開催。執拗に追求されるアイデンティティ。アイデンティティなんてないのさと開き直れば楽になるよ。

4 「死者の書」ジョナサン・キャロル ラストの想像力の暴走に脱帽。これを読んだことにより、書店が死者の書で埋め尽くされることに。(6/11)

5 「セクシーボイスアンドロボ#2」黒田硫黄 漫画でしかできないこと。次点:「茄子」(3/4)

6 このバベルの塔いいねと君が言ったから9月23日は「デッド・チャン」記念日(9/23)

7 舞城王太郎「ミステリに見せかけた得体の知れない何か。」(5/5)

8 宮澤賢治再評価 賢治あなどりがたし。(3/31)

9 ルイス・キャロル「スナーク狩り」狩り どこか文庫で出してくれないか。(6/12)

10 「ライ麦畑でつかまえて」 J.D.サリンジャー つかまえられました。(5/3)

031227

>ありがとうございます。
 ところで昨日、2chでみつk,:;*;' .
                ';:`゚∴;';;:・‘'。;:
                 ‘',;:’''゙`;: '∵;;゙‘; :
                  .゚;:・゙。;';"°
                   、  :`':;‘;・'
                        .

031224

「クリストロニカ」

…‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥
…白い‥‥…‥‥ …‥雪‥‥…‥‥ …‥‥‥空から‥ …‥:‥‥…;‥
・・:;.‘;・ …‥‥‥‥…‥‥ ・・‘・.‘;・ ……‥:‥‥…;
…‥:‥‥…;‥ …‥:‥赤…;‥ …‥:‥‥…;‥ …‥:‥聖なる‥
...…・.…・ ...…・.…・ ...…・.…・ ...…・.…・
…‥:‥‥‘;‥ …‥‥‥‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥
…‥祝福‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥ …‥:‥‥‘;‥ …‥‥‥‥…‥‥
…‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥

…‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥
‥‥‥あの…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥ 公園‥‥‥…‥‥ …‥:‥‥…;‥
・・:・.‘;・ …‥‥で‥…‥‥ ・.‘;.‘,・ …‥…:‥‥…‥
…‥:‥‥…;‥ …‥:‥‥…;‥ …‥:‥‥…;‥ …‥:‥‥…;‥
.....…・‥ .‘...‘・‥ ...笹…・…‥ .…・..…・‥
…‥:‥‥‘;‥ …‥‥‥‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥
…‥‥‥‥…‥‥ …焼く‥‥…‥‥ ....…・.. …‥‥‥……‥‥
…‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥

…‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥
…‥‥鈴‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥ …‥‥‥‥音‥‥ …‥:‥‥…;‥
・・:・.‘;・ …‥‥‥‥…‥‥ ・・:・.‘;・ …‥:‥‥…・‥
…‥:‥‥…;‥ …‥:響‥…;‥ …‥:‥‥…;‥ …‥:‥‥…;‥
..…・.…・‥ ...・.…・‥ ...…・.…‥ ‥‥...…・‥
…‥:‥‥‘;‥ …聖‥‥‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥ …夜‥‥‥…‥‥
…‥今‥‥…‥‥ …‥‥‥‥…‥‥ .....…・‥ …夜‥‥‥…‥‥
…‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥ …‥‥‥……‥‥

「物語」
意味なんて飾りですよ。偉い人にはそれがわからんのですよ。
では、どなたさまもメリークリスマス!

031221

虚礼廃止の掛け声も空しく、我が家は正月に向けて年賀状を作成中です。家族の写真が入った年賀状は好きでないのですが、プリンターも買ったことだし、もうインクジェット用年賀葉書買ってきたのよほら、との声に押し切られてしぶしぶ印刷中でございます。写真入りだと印刷に時間が掛かるねえ。と、空いている時間で久々の更新用のタイピングをしているわけでございますが、ここではあまり愚痴を書く場所ではないと思っているのですが、ちょっと仕事が辛くてねぇ。もともと化学系の研究者の端くれの切れっぱしのほつれの糸くずだということがありまして、本社の仕事が辛い。何が辛いってそんなことは君が考える必要はないと言われるのが辛い。研究者から考えることを引きましたら何が残るか。ああ、楽チン。考えないでやることは、仕事ではなく作業。楽チン楽チン。体と頭は楽チン。でも心が苦しい。でも最近、研究の人から、考えても仕方がない、と言われて愕然。お前のアイデンティティは考えることにはないのか、とショックを受ける。しょうがないからあまり考えないようにする。ほげほげ。ぽえぽえ。心が辛いので気力が出ない。活字を読む気力も出ないので、本はなるべく買わないようにしていたのですが、買うのを我慢しているのもストレスだと気がついて、読むかどうかなるべく気にかけないで買うようにしてみました。本棚に入れてしまうと既読のものと区別がつかなくなるので、100円ショップで買ったプラスチック製の買い物カゴに放り込んでいたところ、三カゴになりまして、カタマリになると不思議な物で本とゴミの区別がつかなくなります。このままではゴミとして捨てられかねないので、ちょっとは整理せねばなるまい。「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」集英社 江國香織 江國香織のタイトルのつけ方は天才的なのですが、惜しむらくは内容がそれに追いついていない。表題作は「人生という川のそばに、こういう標識が立っていたらやだね」という内容ですが、溺れながら視界の端に、その標識を見たと確信している人にとっては生温い内容である。「九時から五時までの男」スタンリイ・エリン 早川文庫 ダールと並び賞される奇妙な味の短篇の名手ということらしいので買ってみる。帯に中野翠の推薦文があったので、ちょっと心配になる。半分読んでみましたが、残念ながら時代の流れというものは恐ろしいもので、きっと著者のアイディアは当時は斬新なものだったのでしょうが、後輩の作家がどんどんそれを発展させたアイディアを出したものですから、今の目で読み返すと辛い。表題作は「九時から五時まで」定時で働く男が実は…というもので、現在なら少なくともそこに何かトラブルが発生して…というところまで書かないといけないでしょう。時の流れというものは恐ろしい。こういうことを考えると、サキやダールの偉大さがわかるなあ。いやエリンも、その功績を別にしても、愛すべき作家であると思うのですが。どこが古びてどこが古びないかというのは、理は古びるが、情は古びないということでいいのかな。左脳は古びるが、右脳は古びないの方が適切かな。大脳辺縁系は古びるが(以下略)。あ、そろそろ年賀状の印刷終わったかな。じゃ、また。

031220

忘年会シーズンもそろそろ終わりですかねえ。酒が嫌いで、宴会が嫌いで、仕事でもないのに嫌いな人と話さなければいけない場面が嫌いで、カラオケが嫌いで、一人が好きなことを普段から公言しているせいか、今年の忘年会は二つですみました。普段飲まない分、酒飲むと次の日が仕事にならなくてねえ。
 二次会といば大体カラオケなのですが、二つとも逃げました。歌うこと自体は嫌いではないのですが、カラオケって他の人が歌うところをあからさまに聴いていないじゃないですか。あからさま はまやらわ。根が芸人としてはそれが耐えられない。聴く気がない人の耳を傾けさせるためにいろんな工夫をしてみるのですが、例えば歌う前に自分で曲紹介をしてみるとか、奇矯な声を張り上げてみるとか、妙な踊りを披露するとか、替え歌にしてみるとか、最初、歌わずに歌詞を朗読してサビに入ると熱唱するとか。こういう努力をしても三番くらいになると効果は薄れ、皆さん次に歌う歌を探していたりするので、歌う気もなくなるというものですよ。
 気になるのは例えば銀座の恋の物語なんかはデュエット専用で、中年男性が歌うとセクハラ用の道具としかみなされていないじゃないですか。マイウエイなんかは、中年男性の自己陶酔用の道具。そういう変な色がついてしまった歌って、なんかかわいそうな気がします。そういういわゆる定番の曲を純粋に歌い上げるために歌ってあげるのも良いのではないでしょうか。と、新聞の投書欄風によくわからない提言にまとめてみました。どうすればいいのか。師走の街頭に立つ。

031217

「いけなくなくなくなくなくない」

自分自身は妊娠中絶については嫌いであり、やるつもりもないし(男だからやれないけど)、身内ないし知り合いから相談されたとしたら産むことを勧めるにやぶさかではないのだが、やむにやまれぬ事情により中絶を決断する事情というものもあることも認めなくてはいけないのではないかと考えている。中途半端な意見ですまん。

女性の自己決定権を尊重する観点からの議論もあると聞くが、男性においては月々の小遣いの額、使用目的、夕飯のメニュー等にすら自己の決定権はない(特に所帯持ちの場合)であるので、特に女性にのみ自己決定権を付与することには男女同権の折、違和感のあるところである

現在、日本では妊娠十二週未満であれば胎児には人格が認められていないとみなされている。妊娠中絶反対の意見として、生命は受精の瞬間から始まり、胎児は独立した人格を認められるべきだとの主張がある。この事項に関して論理的に議論することは難しい。

いつから命と言えるのかの論争、何を以って人間とみなすかの論争があり、長らく決着がつかないところである。これは自分の意思を表現できない胎児が人であるかどうかを議論するのが難しい上に、胎児が自らの見解を主張できないというところが更に問題を複雑にしている要素なのではないか。しかし、たとえば出生直後の赤ん坊に対しては、胎児と同様に主張できないところであるのだが、これを亡き者にしてよいと簡単に考える人は少ないだろう。さらに睡眠中の大人に関しても、これは意思を表現できないのであるから人格を認めることはないとの議論にはなりにくい。逆に、生きる意志が明確に感じられる犬猫に対しては、保健所行きは通常容認の範囲である。

受精前の受精卵や精子を捨てることは、生まれるかもしれなかった生命の可能性を摘むことになる。しかし、生理や射精を禁止されても対応に困る。結局のところ、とどのつまり、人間とそれ以外、生命とそれ以外、等の区別について、どこに線を引くか引かないか、が問題なのである。そしてその線の引き方には歴史的経緯とどのように考えるかの思想がからむため、一義的に線を引くことは難しい。

ここは発想を転換して、受胎12週目に線を引くのではなく、受胎120週で線を引いてみたらどうだろう。120週で不満があるのなら、12年ではどうだろう。それでもまだ足りないと考えるなら受胎120年ならどうだろう。受胎から120年以下の場合、まだ人格が認められないとみなし、中絶を可能とするのだ。そうすれば生命、非生命を平等に扱うことができる。この案が採用されれば同時に「何故ひとを殺してはいけないの?」という疑問にも明快な回答が得られることとなる。

031214

都筑道夫氏のご冥福をお祈りいたします。中学の頃に読み漁りましたが、私の認識できる範囲以上の物を書いている人という印象でした。私はいつの日か、彼の作品をちゃんと読めるようになるまで成長できるのでしょうか。

頭が痛いので一日寝る。

高橋源一郎の「あだると」は、成功作とは言い難いような気がしますので入門としてはお勧めし難いような気がします。初期の三作「さよならギャングたち」「優雅で感傷的な日本野球」「ジョン・レノン対火星人」か、私の好みでは「ゴーストバスターズ」がお勧めかと。このうち、「ジョン・レノン対火星人」は「ノルウェイの森」と同じ話なので、既読なら後回しでもいいかも。

なんか今日は暴言ばかり書いているような気がしますが、頭痛いのでしょうがない。儀礼的無関心でお願いいたします。頭痛いのは頭遺体と同じ。

もう不便でしょうがないのではてなアンテナを登録してみました。いいかげんに設定した仮運用なので、洩れているサイトもあるかと思いますが他意はありません。

031207

「質より量」
師走と師走を合わせてふしあわす。師走なら手を叩こう。いいじゃないの師走ならば。123で師走でごわす(西郷どん)。師走 from the earth.師走だなあ、僕は君といるときはいつも師走なんだ。いいだろう? 怪獣を倒したウルトラマンが宇宙に帰っていきます。シワッス! 師走れものはなんですか、見つけにくいものですか。師走の心、母心。あら、目尻に師走が。

>感想どうもありがとうございます。「桃太郎と風」への反応は初めてなので嬉しいです。


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