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半茶_の生活と意見日記_03_1-3月

03031 半茶 スチャ、スチャ、スチャ、スチャ(スカ)してみれば 日記

そういえば宮澤賢治は教科書でしか読んだことがないな。集英社文庫の「注文の多い料理店」を買ってみたのだよ。これはずいぶんと日本語が変わっているねえ。日本語の可能性を拡大する方向に挑戦しているねえ。この文体を真似るのは骨だね。そうだね、止めておいたほうがよかろう。相当のセンスを要求されるやなあ。そうさなあ。それはさておき。置くのかい。そうさ置くのさ。とりあえず最初の「蜘蛛となめくじと狸」だがね。とりあえずなのだね。とりあえずだ。早速冒頭からとばしているね。

蜘蛛と、銀色のなめくじと(中略)狸とはみんな立派な選手でした

普通ではないか。いや、その後がふるっているさ。

けれども一体何の選手だったのか私は良く知りません。

なんだね、これはなんだか真面目な読者なぞは、怒り出してしまうのではないかね。うむ、怒らないのが不思議なくらいだ。いやその後に蜘蛛となめくじと狸の描写があるのだがね。うん。そのすぐあと

けれどもとにかく三人とも死にました。

…ずいぶんと破格だねえ。そうだねえ。どうしてこれが国民的作家なのかい。うむ、不思議だねえ。不思議だとも。雑文書きとしてはたいそう勇気づけられるねえ。しかし君、破格だからといって宮沢賢治と同格に扱われるという訳ではなかろう。ぼくは半分獅子に同感です。

030319 半茶 手のひらを代用に 日記

何故鏡で左右が逆になるか問題を議論すると泥沼になるので深入りしたくないのですが、あれは左右が逆になるのではなくて、鏡を対称に前後が逆になるのです。本当に左右が逆になるならば、トポロジー的には、鏡に映った像をさらに鏡に映すと、内側と外側が反転した像になるはずです。三面鏡などはグロくて使う気になれません。こういうことがないことからも鏡に映った像は「左右が逆転した像」ではないということがわかります。

左右の普遍的な定義には上下と前後を先に定義しておく必要がある。惑星上ならば上下の定義は簡単で「惑星の中心方向が下」である。問題は、無重力空間における球形の生物にどうやって方向の定義を教えるかである。その球形生物に特に前後左右の区別が無い(例えば、目(のような感覚器官)が片側に集中していない)とするならば、「進行方向(もしくは注目している方向)が前」という定義ではどうだろう。体に前後の区別がなくても、自分が行きたい方向くらい決められるだろう。それすらわからない生物であるならば、とうてい意思の疎通は無理であろうから問題外である。上下のほうは、上下の区別の重要性がない生物であるならば「前後の方向と直角の方向で任意の向きを上とする」でどうだろうか。

人間同士ならば左右の定義を伝えるのは簡単で「タラちゃんがお箸を持つほうが左」「芸術的才能に優れた人間の割合が多いと言われている人たちがお箸を持つほうのが左」「右利き社会に適合するためのストレスのせいか平均寿命が短いという統計結果が出ているけど眉唾だよなあとされている人たちがお箸を持つほうが左」などがある。「レオナルド・ダビンチがお箸を持つほうが左」という定義もあるが、西洋人であるレオナルド・ダビンチがいかにして「箸」の存在を知ったのかという謎が残る。シルクロード経由なのであろうか。そして西洋人は箸もお茶碗もない状況でいかにして左右の概念を知ることができるのか。ここに未だ解明されない謎がある。

030318 半茶 生きているからいずれ死ぬ 日記

26 Mixes for Cash / Aphex Twin /BRC-69 やっぱりこのタイトルのまま発売してしまうのね。気に入った曲はそのまま聴いたほうがいいからとRemixを断るとか、Remixと偽って自分の曲を差し出すとか、そのせいでRemixの依頼がさっぱり来なくなったとかいろいろ言われているリチャード君ですが、その「金のための仕事」の集大成Remix集。2枚組みCD26曲。

030313 半茶は みんな生きている日記

ゾーイトロープ (1) (2)は初めスクロールで見ることを考えて作ってみましたが、参考:hirax.net:一人で誰かに書いてみる。によるとブラウザだとTabキー押し続けでもっと綺麗に出来るということを知り、改良してみました。

030306 半茶そうして彼は日記

キーボードによる入力されたデジタルテキストに反対する立場からの意見として、手を使って書くことの勧めがなされることがある。手を使い筆記用具を用いて書くことによる、肉体からのフィードバックが重要であるという意見であると理解する。脳と肉体とのずれが重要であるというのはわかるのだが、もしそれが重要であるとするならば、さらに脳と肉体とのずれを拡大するのが筋ではないだろうか。すなわち鉛筆を足で持って書いてみるとか、尻に筆を挟んで書いてみるとか。

030305 半茶よ!半茶よ!日記

私は、青ジョウント!と一言叫び、この場から消失する。あとに残されたあなたは、突然のことに驚き、目の前で消え失せた私の姿を探し視線を左右に泳がせる。白ジョウント!と聞こえると同時に再び私が現れる。何処に消えたか、どうやって戻ってきたか、あなたは私に尋ねかけようとするが、あまりに非常識な質問であることに気がつき、一瞬ためらう。わたしは振り返りあなたの目を見てにやりと笑い、赤ジョウントと叫び、そしてあなたが消える。私は何事もなかったかのように背中を向ける。

030304 半茶時は流れる日記

そういえばセクシーボイスアンドロボ#2黒田硫黄を購入。出遅れたので書店に見当たらず4軒ほどまわる。小説的でも映画的でもアニメーション的でもなく、あくまでも漫画的。なんだろうねえ、これ。こういうのを掴むことが出来る(た?)というのは才能なのだろうか努力なのだろうか、それとも奇跡なのだろうか。

030303 半茶戦争反対死ぬの嫌だ日記

数々の困難をくぐり抜け、彼は沼に指輪を捨てる。終わった…なにもかも。感慨にふける彼の目の前に沼から女神が現れる。お前が落としたのは金の指輪か? それとも銀の指輪か? まだ指輪を捨てる旅は終わらない。

030302 半茶スケートリンク日記

TVでソフィー・マルソーが出ている007を見る。悪役の人が萩原流行に見えてしかたがない。痛覚が麻痺しているので最強というのはダークマンだなあ。各シーンが過去の007の名シーンのパロディにしか見えないというのはどうなんだろう。冷戦が終わって悪役の設定に苦労しているようで、今回の悪役はテロリスト。この際、世界の警察官を自認するジャイアニズム国家を悪役にするというアイディアはどうでしょう。石油の利権を守るために、アラブ某国の陰謀にみせかけてニューヨークの某ビルに生物兵器をしかける大統領。それを阻止しようとする007の前に立ちふさがる格闘技の達人である国務長官(IQ300)。007危うし! というところでシラク大統領が差し向けた助っ人(ジョン・レノ)が影から007を助ける。大統領と007の一騎打ち。息詰まる格闘の末、大統領が倒れる。しかし、既に手遅れで生物兵器のボタンが押される。そしてマジソンスクエアガーデンにセットされた生物兵器が発動。ゴジラが卵からぞくぞくと孵化してゆく。こんなこともあろうかとQがひそかに準備していたメカゴジラに乗り込む007。合衆国崩壊の危機に、合衆国建国神話に書かれていた黄金の空飛ぶ三つ首竜が現れ、世紀の三つ巴の最終決戦が始まる。その時、この世界がコンピューターに作られたバーチャルな世界であることに気がついた007は己が救世主であることに目覚める。と、そこへ歴史を改変しようとスカイネットから派遣された女性型ターミネーターが現れるが、その腹を食い破ってエイリアンが現れ、007は指輪を捨てるための長い旅に出発する。

030301 半茶アンシンメトリー日記茶日ー記トメリンシ半

三月に入りました。この日記長くなってきたけどどうしようかと悩む今日この頃。

私信:『THE BEACH BOYS' CHRISTMAS ALBUM』ですね。こんどCD屋で探してみます。いや、最近はCDショップじゃなくてCCCDショップかな?(風刺)ハハハ ゲッツ!
最近、私もアナログ音源をデジタル化してみようかとUSBオーディオインターフェイスを物色しているのですが、ふと気がつくとカセットデッキが故障していることに気がつきました。ハハハ(力なく笑う)。


ゲッツ!


          アンド ターン




                              アンド リバース

030228 半茶シンメトリー日記記日ーリトメンシ茶半

2CHで見つけた文章

>あはははっははっははあっはっはっは!
>気にしろ!気にしたまえ!

>あはっははっははhっはっははっははあああっはははは!

この三行目なんだけど、テキストが波打っているみたいで面白い。最近こんな感じでして、テキストの中身なんてどうでもいいのではないかなどという考えにとりつかれています。実を言うと、またカットアップをやりたくてしょうがないんだけど、あれは読まされるほうはそんなに面白くないからなあ。

030227 半茶生き返りました日記

ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門 / ローレンス ブロック / 田口 俊樹, 加賀山 卓朗 (訳) すごい邦題だこと。エンターテイメント系作家として短編も長編もこなす作家が手の内を明かす(かも)ということで読んでみる。内容を一言で要約すると「あきらめずに毎日書け」だそうだ。しかし、「(音楽やスポーツとの大きな違いは)テキストを書く行為自体は喜びを伴わない」というのは実感がこもっているよなあ。

030226 半茶そういうわけでしんでます日記

昨日紹介したミニアルバムの1曲目「ekot」。題名の意味がよくわからない。辞書を引いてみるがロシア語でもフランス語でもドイツ語でもないらしい。検索をかけてみるとスェーデンのドメインが多く引っかかることから判断するとスウェーデン語だと思われるのだが、オンラインスウェーデン語辞書をいくつかあたったところnot found。google検索結果を読む限り、ekotはドイツ・シュバーベン民謡だったりデパートの名前だったり、大臣にインタビューしたりしている。結局のところekot氏の消息は不明である。(スェーデン語で”響き”という未確認情報あり。)しかしekot氏はまだいい。6曲目の「ohotzka」はgoogleにも引っかからない。

030225 半茶この音に包まれながら死ねるも可也と思いつつ聴く日記

tronika / sketch show / CTCR-40156

エレクトロニカかつフォーク。様々なノイズの使い方が素晴らしい。ノイズリダクションを効かせると三分の一くらい音が減りそうなミニアルバム。大音量でも聴こえるか聴こえないかの音量でもいい。コーネリアスによるRemixは悪くはない出来なのだけれども、エレクトロニカにRemixするとかえって判りやすくなるポップミュージックというのはなんだ。

030224 半茶思いがけず日記

静けさや 岩に染み入る ドリル音 まさか歯医者で 二針縫うとは

030223 半茶 うすぼんやり 日記

頭いたーい、歯がいたーい、熱あーる。ハオ、そんなときはヘデクパウダー。インディアン嘘つかない。でお馴染みのヘデクパウダー。え?お馴染みでない。こりゃまた失礼いたしました。ヘデクパウダーが長崎限定とは知らなかっただよ。おら会社の中の人に聞いてみただよ。鹿児島の人も宮崎の人も福岡の人もヘデクパウダー知らなかっただよ。おら騙されてただ。えすさま、おらはらいそさいくだよ。アスピリンは使用上の注意をよく読み用法用量を守ってお使いください。

母校の名前が変わっている。いつの間に…

030222 半茶 FUN! FUN! FUN! 日記

この前Pet Soundsを聴いたので、今度はBright side of the Beach Boysをということで適当にベストアルバムを買ってみる。「The Beach Boys - The Geatest Hits Volume 1」。昨日のCorneliusを聞いたあとでthe Beach Boysを聴くと、FUN! FUN! FUN! の底抜けの明るさが逆にアバンギャルドに聴こえてしまう。不思議。エレクトロニカが現在の気分というものを反映しているということであるならば、現在の我々の気分とまったく遊離して独自に存在しているサーフィンミュージックというものは、かえって音楽としては反社会的であると言えるのではないか。普段破壊された音楽ばかり聴いているので、ギターソロとかコーラスとかメロディとかちゃんとしたリズムとか、ほんと新鮮。学生服を着ている大学生を街で見かけた感じに似ている。

030221 半茶 ゲッツ! 日記

娘が小学校のお楽しみ会で劇をやるということで、脚本を見てくれと言われる。大量にギャグを書き込んでみる。全部娘に却下されました。修行し直して参ります。ゲッツ!→ゲッツ板野→マツモトキヨシのCM→ポイントカード→ポイント。という流れで「point」Cornelius を聴いてみる。エレクトロニカということでいいんでしょうか? いいね。難点をあえて挙げれば「判りやすいように聞こえる」ことくらいでしょうか。

030220 半茶 相当身になり 日記

象と耳鳴り 恩田陸 祥文社文庫 「六番目の小夜子」の主人公の父が主役の推理小説短編集。面白い。けれどもパズラーに必須の、論理というものが持つ「血の通わない鋼の冷たさ」に徹底していないように感じられました。

030219 半茶Your eyes only日記

この日記は機密なので、読後焼却のこと。(君のパソコンごと)

イマジソをアップ。この雑文はフィクションであり、実在のジョン、イマジン、オノ・ヨーコ、イラク、アメリカ、以前書いた雑文のオチと類似した点があったとしても単なる偶然であり、まったく関係ありません。

030217 半茶論理的日記

サイトにアップしないまま書いたり消したりしているせいか、何を書いたかよくわからなくなってきた。2月14日の項は、導入、謎、解決、オチをちゃんと書いたのだが、推敲しているうちに一言になってしまった。どんな話だったのかもう思い出せないのであるが、どんな話だったのか知っている人はだれか私に教えてくれないか。

Logic Fun(フリー版)を落としてきて、録音したりしてみるがどうもうまくいかない。まあ、うまくいったとしても私が作るのは雑音だから(卑下にあらず)なんの問題もないのだが。

030216 半茶ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの日記

 山本周五郎がそんなにおもしろいなら、ということで本屋に行ってみるが目当ての本が無かった。仕方なしにブックオフに行ってみる。ここでも残念ながら見当たらなかったのだが、橋本治「ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件」徳間文庫を発見。元本は1983年発行だから20年前の本かあ。
 横溝正史のTVシリーズを見て、自分の家と類似が多いことにおびえたおばあちゃんが、探偵さんを探す。「私立」はろくでもない学生さんが多いから国立に限るというおばあちゃんのわがままで、東大生の主人公がむりやり探偵にでっち上げられ、史上初の国立探偵が…
 一言で言ってしまうとモラトリアム脱却青春小説なので紹介するのも気恥ずかしいものがあったりして。秀逸な都市論と家族論が繰り広げられていたりして、それが推理と密接な関連があったりして。
 20年ぶりに読み直してみるとなかなか固有名詞が古くなっていたり(鬼頭判事補とか)しているんだけど、トリック自体は古びてないような気がするなあ。犯行動機の設定とか秀逸だよなあ。再発しないかなあ。でも最初に徳間の○○さん、とか楽屋落ちが出てくるから他の出版社からは出ないだろうしなあ。

ブックオフでついでにPet Sounds / The Beach Boysを買う。歴史的意義を知らないと、どこがすごいのかよくわからないアルバム。列車が走って犬がわんわんというところが可愛くていいなあ。

030215 半茶普通日記

ムーンライダースの「アニマルインデックス」と「ドントトラストオーヴァーサーティ」、ビートニクスの「EXITENTIALIST A GO GO」が紙ジャケットでDSPリマスタリングで再発。YMO再発効果かしらん。「ドントラ」とか今聞くとそのまま線路の上を歩いたり海岸で海を眺めながら砂を食べ続けて死んでしまうような気がするので買わないことにしよう。30過ぎた大人の言うことは信じるな! 特に俺。それにお前。紙ジャケットってあまり好きじゃないんだけど(サイズが違うので収納に困る)、これを逃すとまた手に入らなくなったりしても嫌だしなあ。

030214 半茶「針井(他)の部屋の秘密」日記

黄色い

030213 半茶やる気日記

書く気があるときはアイディアが出ないし、アイディアが湧くときはやる気が出ないというのはなんだろうなあ。しょうがないからやる気が出ないときはアイディアをメモしておくのだが、あとになると何がなんだかわからないことがある。「季節外れのガラス瓶」って一体何のことだろう。「人質−犯人、組織票OK」これもよくわからない。「かねぬのもの」って一体なんだ。

030213 半茶どうでもいいや日記

唐沢なをきのホスピタル1、2が復刊されていたので買う。書き下ろし1本と単行本未収録の原稿を再構成したものが2本追加。部屋のどっかに連載時の切抜きがあるはずなのだが、発掘して検証する気力も無いから放置。前回の単行本にあった、あの解説が無くなったのは痛いなあ。

030212 半茶だんだん意識が晴れるどんどん日付がずれる日記

書いておかないと忘れちゃうのでメモ
2003/2/26 SKETCH SHOW / tronika (ミニアルバム)
2003/3/24 Aphex Twin / 26 MIXES for Cash(Remix集) (しかし、「お金のためにやりました」というのはすごいタイトル…)

しばらく店頭から消えていたYMOのアルバムがソニーから再発されたのだが、買おうかなあどうしようかなあ。また音が良くなっているらしいからなあ。(ミックス自体は99年の東芝のものと同じ。)でもなあ同じタイトルでLPとCD3枚ずつ持っててもなあ。

030210 半茶なんですか日記

FAQにプロフィールに、あと、サイトにありがちなページってなんかあったかなあ。

ひめごと雑文祭だそうで、書いてみようか。

 今、日中の最高気温が−15℃を切った。きっとラ
 ンドサットからの地表の画像には、積もる雪が真っ白で、
 さぞ、きれいなことだろう。誰も知らない秘密の部屋で、
 あまりに寒くて二人は子猫のように毛布にくるまる。
 ともあれ、雪が降り止むまでこのまま肌を寄せ合う。

縛りは満たしていると思うんだけど…。あっ!縛りを良く見たら「インサート」ではなくて、「『はじめて』をインサート」ではないか。エロにしてはソフトすぎますか。そうですか。「女の」秘密でもないしなあ。がっくり。やる気がなくなったのでフェイドアウト…。

030209 半茶修行日記

修行が終わったところでクラフトワークのエレクトリックカフェを聴く。これLPで買ったんだけど当時ほとんど聴かなかったなあ。今聴きなおすと音の少なさとか、かえって今風。このアルバム以降、クラフトワークは長い沈黙に入るのだが、とうとう20世紀中には新譜でなかったなあ。

と、感慨にふけりながら、テクノポップつながりでDEVOの「Q:Are We Not Men? A: We Are DEVO」を聴く。なんかライブと書いてあって21曲入り980円だったので買ってみました。聴いてみるとベスト盤でライブは6曲。どういう位置付けのCDなのかよくわかりませんでした。まあSatisfactionは何回聴いてもいいから、よいか。

と、テクノつながりで石野卓球のPapa Senplicitaを聴く。City Boysの舞台音楽らしい。気を抜いて作ったことがよく伝わってきました。

030208 半茶くやしい日記

下条さんのへるぷれ日記がすげえ面白い。くやしい。修行しなおして参ります。

030202 半茶工作日記

パソコン用マイクが余りまくっていたので、スピーカーとバネとマイクを接着剤でくっつけてエコー装置を作ってみました。ガンガンガンとバネを叩くとぐわいうよ〜〜〜んと恐ろしげな音が出るので結局打楽器扱いとなることが決定。

030131 半茶_私信だらけの日記大会

その1)えっと、ガラクタ箱をあさってみたら、パソコン用のマイクが5〜6本出てきました。マック用ということで存在を失念しておりました。ThinkPadにつないでみたところ、どうやら使えるようです。ヘルブレスは当分やる予定がないです。すいません。すいません。

その2)ああ、どうも気を使わせてしまったようですいません。ところでiPodの経過は気にはなっていたのですが、当然終了しているものだとばっかり思っていました。すごい量ですねえ。

その3)衛星放送でスケッチショーのライブが見られて幸福感でいっぱいです。

ということで私信は以上

030128 半茶CSS日記

そういえばスタイルシートを設定していたのをすっかり忘れていた。ので活用してみる。といっても日付に色をつけるだけですが。

030126 半茶熊日記

なぜか、熊(The Bear)の評判がよいようで、ぢゃわさま、せりざわさまありがとうございます。今考えると、定冠詞抜きの「Bear」の方が良かったかなあ。神だし。こういう鬼畜系?(半疑問形)のほうが受けがいいのかなあ。言われるまで気がつかなかったけど、人があっさりと死ぬ話を結構書いているなあ。

030125 半茶Marathon日記

「/ etwas Neues /」で知ったのですが、bungie社のMac用3DシューティングゲームMarathonがAleph Oneという名前でオープンソース化だそうで。さっそくWindows用を落としてやってみると、ああ、懐かしい。しかしグリングリン動くなあ。3作目のMarathon Infinityではないか。Macでやってた時は結局クリアできなくて支援ソフトで無敵にしてクリアしたんだったなあ。無敵にしててもクリアが難しいというへたれユーザーだったけど。

030124 半茶金曜ロードショー日記

TVで「Dark City」を見る。監督 :アレックス・プロヤス
主演のキーファー・サザーランドはどうでもいいんだけど、ジェニファー・コネリーがいいわ。ウィリアム・ハートとルーファス・シーウェルがなかなかいいんだけど、魅力を十分に発揮しているとは言いがたい。
マトリックスの二番煎じと思ったら、マトリックスより前の作品じゃん。まいったね。
タイトル通り暗い都市の話なんだけど、ブレードランナーの暗さの深みには及ばない。画像には凝っているんだけど、狂気を感じさせるには至らない。
マニトウの馬鹿超能力合戦を思い出したりして。
都市のモーフィングはすばらしい。
娼婦の連続殺人の犯人は結局誰だったのでしょうか。やっぱ主人公のような気がしますが。
正統派SFが好きだった人には感涙もののストーリーなんだけど、結局、SF的な物語の解決はハリウッド映画にはなじまないのではないかということで一つ。

030123 半茶de DODODO de DADADA日記

私信:ロックバンドのポリスは好きでも嫌いでもないのですが、de DO DO DO de DA DA DAは大好きで、というかもう何というか文章を書く上での指針の一つになっております。

言葉にすると 嘘になる
だから君に贈る言葉は DoDoDo de DaDaDa
DoDoDo de DaDaDaは 愛の言葉さ(意訳)

というわけで、意味の取れない言説を撒き散らしまくっているのですが、受け取る側はどうなんでしょうねえ。

と思ったら、ああっ、名前と場所が変わっている。どうなんだろ、あんまり追跡しないほうがいいのかな。まあいいやしばらくこのままにしておこう。:以上私信

 

030121 半茶ヘルブレス日記

「ヘルブレス記」へ移動

030119 半茶非読書日記

落ちが決まらなくてどうやっても雑文にならないものが溜まってきました。私には、そういうものを書く場所として日記めいたものが必要なようである。ということで暇な方はお付き合いを願います。

最近、本を読もうという意欲が低下していて、こういうときは無理してもしょうがないので放っている。にもかかわらず相変わらず本屋には毎日立ち寄ってしまって、止せばいいのになんか買ってしまうのでたまる一方。読みやすそうな本から読んで片付けていっているのだが、なにしろそういう精神状態の時だから読める本といったら内容がない軽い本だったりして、必然的にそんなに面白くなかったりするので感想も書く気になれない。

たまたま書店で見かけた「紙葉の家」 マーク・Z・ダニエレブスキー 著、嶋田洋一訳  ソニー・マガジンズが気になって手にとってみる。装丁がいい。手元に置いていたい本。中身をパラパラとめくってみると、なかなか面白そうである。挑発的で実験的な小説のように思える。面白いかつまらないかという点は度外視しても手に入れたい。しかし806ページ、 4,600 円というのが厚いし高いしで、その日は購入を見送る。

帰宅してネットで調べてみると結構、前評判が高いようである。
「現代アメリカ文学の最先端にして最高峰」だとか。(こういう宣伝文句は眉唾であることが多い。)

「単純なミスプリントも含めてすべてが『仕様』、仕掛け・遊びがいっぱい(伝染るんです(1巻)を超えているか心配)の長編ホラー小説(流行物)。『ネイヴィッドソンの物語』『ザンパノの物語』『トルーアントの物語』の3つが、三重のクラインの壷の構造でつながり合う。大体、三重のクラインの壷というのが実際に想像できん。まさか、三重県で作られたのか。ただクラインの壷といいたいだけと違うのか

こういうときは実際に読んだ人の感想が一番参考になるので、さらに検索してみる。なんか読んだ人あまりいないようですね。長いし。さらに探してみると「面白いことは間違いない。超越者が編集した物を読む/見るというコンセプトからすると、ボルヘスの「トレーン、ウクバール。オルビス・テルティウス」という傑作には及ばない。」という意見を発見した。

恥ずかしながらボルヘスをまともに読んだ事がなかったので調べてみる。あまりにも大御所だしさあ。岩波文庫の「伝奇集」J.L.ボルヘス著, 鼓 直訳に収録されていることがわかったので早速読んでみる。

「トレーン、ウクバール。オルビス・テルティウス」は、存在しない世界を構築したプロジェクトが製作した百科事典内の記述をちらりと紹介するという手法によって、途方も無い世界を想像させることに成功している。たかだか37ページの短編でこれだけの広がりを作り出せるというのは、いままで想像もしていなかった。

ということで興奮しながら他の短編も読み進んでいったのだが、次第にあることに気がつく。どうもこの訳文はこなれた日本語になっていない。描写の視点が断り無くずれていくし、何を示しているのかどうもつかみにくい。

ということで訳者が違う「ボルヘスとわたし―自撰短篇集 」ちくま文庫 ホルヘ・ルイス・ボルヘス著 牛島 信明訳 を読んでみる。同じ短編を読んで愕然としたのだが、鼓訳と牛島訳でずいぶんと違う。たとえば、「円環の廃墟」の冒頭

鼓訳:闇夜に岸に上がった彼を見かけた者はなく、聖なる泥に沈んでいく竹のカヌーを見た者もいなかった。
牛島訳:その静かな夜に彼が上陸するのを見たものはいないし、竹の小舟が清らかな泥に乗り上げるのを見た者もいない。

鼓訳の方は、文の後半が何を指し示しているのか何度も読み直してみないとよく理解できない。全体としてこういう訳文である。ボルヘスの作品は文章で迷宮を構築するという意図があるのだが、牛島訳だと、硬い石で構築されたにもかかわらず行き先が見えない迷宮、鼓訳だと、それに加えて足元が泥沼な迷宮という印象を受ける。困るのは、スペイン語がわからない私のような読者には、ボルヘスが意図する迷宮はどちらに近いのかわからないということである。文学的な意図としてはどちらもありだとおもうのだが。(私の趣味としては牛島訳のほうが好みではある。

などということをつらつらと考えているのに忙しくて、いまだに「紙葉の家」は購入していない。


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半茶_ごく普通日記_10月