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半茶_説明不足日記_8月


20020820
 ちょうど一年できりがよいので日付けの付いた短文を終了することにする。


20020819
メモ:積んである本 雪白姫 ドナルド・バーセルミ/訳 柳瀬尚紀 白水Uブックス、室温 ニコルソン・ベイカー/訳 岸本佐知子 白水社、Dark Violet 三上延 電撃文庫、木犀の日 古井由吉 講談社文芸文庫、クラフトワーク ロボット時代 ヴォルフガング・フリューア シンコー・ミュージック
これから出る本 Last Bookman stand とりみき 早川書房
これから出るCD スケッチショウ


20020818
「針井探偵、そういえば最近見かけないけどどうしたんだろうねえ。どこかで野垂れ死にでもしているんだろうか。いや、そんなことはない。彼は生きている。貴女の心の中に。」
「勝手に殺すなよ。」
「あ、これは針井探偵というか広域殺人犯48号逃亡者。早く警察に知らせなきゃ。」
「まあそうあせるな。落ちつけ。私の話を聞きなさい。それとも、おまえも被害者になりたいか。」
「なんかどんどん性格がシリアルキラーに。」


20020817
昨日は予期せぬ内に家庭内LANが構築されたので、更に一台(PB540C)繋いでみる。どうも調子が悪いのでシステムを7.6から7.5.3にダウングレードしてみる。見事に起動しなくなる。(Winの人は、何処が笑いどころかわかりにくいと思いますが、現在MacはOSX(ver.10)の時代でありまして、まあ、やっていることはWindows95からWindows3.1にしてみたと思えば目安になるでしょう。)
 もう面倒くさいから今度OSがクラッシュしたら、わっはっはと大笑いしながら握り寿司を喰うということで。


20020816
ネットラジオを聞くために環境を整備する。macだとrealplayerかiTunesですか。iTunes持っていないのでrealplayerをインストールしてみる。フリーズの嵐。しょうがないのでルータをセッティングして家内が使用している速いマック(当社比2倍)をADSLに接続してみる。どうもブチブチ音が切れる。のはまだしも、40秒毎にrealplayerが再生を止めるのは何故だ。しょうがないので40秒毎にrealplayerの再生ボタンを押しながらラジオを聞く。チャットしながらだから忙しい。


20020815
田紳有楽|空気頭 藤枝静男 講談社文芸文庫を読む。すげえな、これ。私小説を追求していくとSFになってしまうのか。前者は妙見菩薩と弥勒菩薩とグイ呑み(金魚と子供を作る)と柿の蔕(元スパイ、現沼の主)が笛と太鼓で踊りまくる。ついでに言うと全員偽物という話。後者は病弱な妻と冷酷な自分を真摯に見つめつつ、性衝動によって人糞を食べたり脳髄に空気を注入したりする話。すげえなあ。こんな話、普通思いつかないよ。


20020814
なんか日本橋のデパートで恐竜展やっているというので見に行く。このまえ幕張に見に行ったじゃんかよう。幕張は土曜日に行ったのでもう大変な混雑でしたが、まあでかいですな実物は。最近の学説ではクビが長い草食恐竜はクビと尻尾を地面に平行にしていたということになっているらしく、見た感じ吊り橋を横から見ているみたいで風情がないわあ。

骨になって飾られている恐竜本人はどんな感じなんだろう。なんか俺の足下でちょろちょろ動き回っていたネズミの子孫が俺の骨をじろじろ見ているよ。動き出したら驚くんだろうなあ。ちょっと踏みつぶしてやろうか。


20020813
お盆と言えば毎日 こう?

そういえばお盆ですか。心霊現象に全く縁がなくデータが足りないので、心霊現象のたぐいは基本的に信じておりません。そういうのを信じている人と出会ったことがありますが皆、「あなたが信じようと信じまいと居るものは仕方がない。」というスタンスで別にこちらに押しつける人がいなかったのは幸いでした。

とはいえ、家内は若いときは霊感バリバリだったそうで「なんだか分からないが、いやな雰囲気」を感じると実はそこは事故現場で昔、人が死んでいたり、なんとなく予感がして旅行をとりやめて事故をまぬがれたりしたそうです。高校の頃までは、親戚は前日の夜には必ず本人が枕元に現れてから死んでいったそうです。私は、気のせいじゃないの?と軽く流してとりあわないようにしております。彼女のそういったたぐいの能力は乙女でなくなったときに消えてしまったそうで、心霊現象は信じておりませんがその点に関してはちょっと責任を感じてたりしています。


20020812
手抜きの為の材料を必死で捜すのに疲れたので、普通に日記。旅行から帰ってきてやっぱり我が家が一番みたいな感じか。違うか。さて、人間からのメールが3カ月ぶりに舞い込み、どきどきしたりする。ペペロンチーノの作り方で検索していらしたそうである。ここで告白するが、実はペペロンチーノを自分で作ったことがないのである。そういうわけで、「ペペロンチーノの作り方」に書いてある通りに作ってうまいかどうかは保証できないです。すいません。さらに告白するとペペロンチーノを食べたことすらありません。ごめんなさい。ゆるしてつかわさい。もうしません。バケツを持って廊下に立ってます。ところで、ペペロンチーノって、おいしいの?

13人目の探偵士 山口雅也 講談社ノベルス 1987年にゲームブックとして発表した「13人目の名探偵」を改稿したものを更に加筆したもの。ゲームブックというとパラグラフごとに選択肢を選んでページを飛ぶ形式の本で、「火吹き山の魔法使い」(だったかな)を夢中になってやったものでした。紙版のアドベンチャーゲーム(死語)。本作はちゃんと小説になっています。巻末の著作リストを眺めるとほとんど読んでいてびっくり。山口雅也の本は江戸っ子気質というか、分かる人にだけわかってもらえればいいやという職人気質で、派手なハッタリがないので私のような田舎者は注意深く読まないとなかなか理解できなかったりする。かえすがえすも自分の頭の粗雑さがうわめしい。探偵士とパンク警官が活躍するパラレルワールドのイギリスの世界は探偵小説のためだけに構成された世界。

ハサミ男 殊能将之 講談社文庫化記念に再読。やっぱりこれくらい派手にバク転したり見栄を切ってもらったりするほうが読み手は気持ちいいなあ。「そんな理由で人を殺すなんて、頭がおかしいんじゃないか?」
たとえ意味がないと言われてもさ。


20020811
夏休み特別手抜き企画第3段 えにっき

きょうは ゆめに きょうりゅうの かせきが でてきました。ちにうえた きょうりゅうは えものを もとめて くらやみのなか ほねを ぎぢぎぢ ぎぢぎぢ いわせながら はいかいしていました。ぎぢぎぢ ぎぢぎぢ。きゅうじつしゅっきんの きたくとちゅうの さらりーまんに ねらいを さだめているようです。あわれなぎせいしゃは じぶんが なにに おそわれたのか さとるまえに がぶりと するどい きばに かみころされました。かなしいかな きょうりゅうの かせきは きばは あるものの のどと いぶくろが ないので えものを のどから ぼたぼた おとしてしまいます。ぼたぼた ぼたぼた。つぎの えものは はいかいろうじんです。さえこさん めしは まだかのう。といっているあいだに じぶんが ばんごはんに なってしまいました。ぼたぼた ぎぢぎぢ。つぎのえものは こどもを ほうりだして ふりんにいそしむ ばついち おんなです。せっていが みょうに ぐたいてきなのは とくに いとは ごさいません。ふりんあいてに くわれるまえに きょうりゅうの かせきに くわれてしまいました。ぼたぼた ぎぢぎぢ。くっても くっても うえが いやされない きょうりゅうの かせきは こんやも えものを もとめて あるきまわります。ぼたぼた ぎぢぎぢ。こんやは あなたの ゆめに あらわれるのかも しれません。ぎぢぎぢ ぎぢぎぢ。


絵日記なら楽になるかと思ったら、かえって手間がかかってしまうではないか。


20020810

夏休み特別手抜き企画第2段 自分が昔書いたテキストを肴に、一席ご機嫌を伺おうてな寸法で。え、手抜きも甚だしい? こりゃまいった。手厳しいねえ。旦那にかかっちゃ、こちとらかたなしだね。

「安楽椅子探偵」
 安楽椅子探偵とは、捜査活動をせずにデーターだけで推理、解決する探偵のことをいう。それに対して勝手な推理を行い、無理矢理解決する探偵もいる。推理に都合の悪い証拠は隠滅し、推理を覆すような証人は買収する。証人があくまでも証言すると言い張った場合は、筋弛緩劑で亡き者にしてしまう。安楽死探偵。また、やることなすことうまく行かない探偵もいる。アンラッキー探偵。それでもだめなら、死んでしまった名探偵の霊が家具に乗り移り、事件を解決してしまう安楽椅子探偵というのはどうでしょう。(20010711)


良く考えると安楽死探偵はローレンス・ブロックが「絶対に敗訴しない弁護士シリーズ」で書いていますね。安楽椅子探偵は、なんですか、神の一手!とか言いそうですね。ホームズの霊が乗り移ったらコカイン キメるのだろうか。手法としては、列挙法により笑いを誘おうというあれですな。霊が乗り移るんでなくて、江戸川乱歩が入ってしまう人間椅子探偵というのはどうだ。君が犯人だ! 証拠はあるのか!? そう、犯行現場に私は人間椅子として潜んでいたのだ。私がすべてを見ていたのだ!(犯行を止めろよ)。

「東京温度」
 暑い日が続く今日この頃、痛みやすい食物の保存方法に悩む季節である。食物の保存温度で「常温保存」などというものがある。この常温とは実際には何℃なのであろうか。
 新辞林によると、(1)常に一定した温度(2)特に冷やしたり熱したりしない温度。だそうである。(1)の常に一定した温度で良いのならば、0℃でも100℃でもよさそうなものである。(2)の特に冷やしたり熱したりしない温度であるならば、だいたい20℃くらいであろうか。しかし、北極や熱帯ではそれぞれ常温が異なるであろうことは容易に想像される。恒星に住む火龍にとっての常温は、更に異なるであろう。
 ちなみに、常温の定義を並べてみると、
JISでは通常、常温とは20±15℃(JIS Z 8703に規定する温度15級)
ワインの常温は ヨーロッパで地下の貯蔵庫から出してそのままという意味で約15℃
「衛生試験法・A解」では、「常温」は「15〜25℃」
厚生労働省の【常温保存可能品に関する運用上の注意】では『常温とは、外気温を超えない温度』
常温核融合の常温とは、熱核融合(原子核同士をぶつけるのに熱による運動エネルギーを使う)ではないという意味
日本薬局方では常温とは15度〜25度

 常温とは定義する人、場合により変化する温度のようである。そんなに適当でいいのか。
 似たような言葉に「室温」がある。「室温とは」で検索してみたのだが、こちらはあまり定義されていないようである。かろうじて日本薬局方では1℃〜30℃という定義があるようである。 新辞林では「室内の温度」という記述である。部屋には「バナナで釘が打てる部屋」もあれば「燃え盛るバックドラフトな部屋」もあるであろうから、これまた随分広い定義である。
 問題は「室温」を測定する場合、どこで測るべきか? ということである。部屋を構成するものは通常、床・天井・壁である。それらに囲まれた空間の空気の温度を測定してしまいがちであるが、ちょっと待ってほしい。あなたは「ドーナツの温度」を測る時には「穴」の温度を測るだろうか? ドーナツの温度は「ドーナツを構成している輪」を測るのであって、「ドーナッツで囲まれた空間」の温度を測ることはしないであろう。部屋の場合も「部屋を構成している床・天井・壁」の温度を測るべきであって、「床・天井・壁で囲まれた空間」の温度を測るのは間違いであると論理的に導き出されるであろう。室温保存の食品を保存する場合は、壁に穴を開けてその中の温度を測定した後、その温度に調整した恒温槽にて保存することが望ましい。
 この場合、穴を深く開け過ぎた場合、単なる室温ではなく「隣室の室温」となってしまうことに注意を払う必要がある。あらかじめ超音波測定装置、X線透過装置、MRI等で壁厚を測定し、その半分以下の深さを設定した後、行動に移すことが望ましい。
 食品を適正に保存するのもなかなか手間がかかるものである。(20010709)


似非科学雑文ですか。あんまり論理の飛躍が無いのが惜しまれる。もっともらしい口調で嘘を言うのがコツである。常温の定義は真面目に書いてます。ワインの保存温度とか。


「七人の侍達」
「また野武士にやられるだ」「どうしたらよかんべか」
「・・・やるべし」
「爺様、そら無茶だ。おらたちゃ百姓だ!米の作り方はわかるが人の殺し方は知らねえ」
「侍雇うだ」

「爺様、侍を雇ったのは雇ったけんども、なんか様子がおかしくないか?」

「野武士がきたぞ!」
「助さん、格さん、存分に懲らしめてやりなさい。」
「はっ、御隠居」

「この紋所が目に入らぬか」
三人のお侍さま達は野武士に向かって何か叫んだが、あっという間に切り殺される。

「爺様、やっぱ縮緬問屋では駄目だっただ」
「別の侍雇うだ」

「天下御免の向こう傷。パッ!」

「爺様、なんか暢気に喋っている間に、野武士に切り殺されちまっただ。着物が派手なら良いと云うものでもなかんべ。」
「別の侍雇うだ」

「おうおうおう、この桜吹雪が」

「爺様、金さんは侍じゃなくて町人だんべ。あっという間に野武士に切り殺されちまっただ。」
「別の侍雇うだ」

(中略)

「別の侍雇うだ」

侍を雇っては切り殺され、雇っては切り殺され。
くり返すうちに、日本の侍は一人もいなくなってしまった。

「勝ったのは百姓たちだ、我々ではない」(20010702)


侍の絶滅原因について考察しております。そういえば今日、幕張に史上最大の恐竜展を見に行きましたが、恐竜絶滅原因の可能性として「七匹の恐竜説」を考えることはできまいか。

「魍魎の箱男 解決篇」
この世のなかには不思議なことなど何もないのだよ

だいたいこの世の中には、あるべくしてあるものしかないし、起こるべくして起こる事しかないのだ。自分逹の知つてゐる、ほんの僅かな常識だの經驗だのの範疇で宇宙の凡てを解つたやうな勘違ひをしてゐるから、ちょつと常識に外れたことや經驗したことがない事件に出くわすと、皆口を揃へてヤレ不思議だの、ソレ竒態だのと騷ぐことになる。だいたい自分たちの素性も成り立ちも考へたことのないやうな者に、世の中の事なんかが解つてたまるかい。    と、京極堂も云つている。

どうして最後のほうは小声なのかひ。しかし、僕がエレベヱタアに乘つた時には確かに一人だつたのに、降りやうとしたらいつの間にか後ろに人が立つてゐたんだ。こんなことは物理的に不可能だ。

可能性はいくつも考へられる。一番の可能性は君がぼんやりとしてゐたといふ可能性だ。しかし、いくらなんでもエレベヱタアのトビラが開いて人が乘り込んできて君の後ろに周り込んだのに全く氣がつかないといふのは、いくらなんでも考へられない。
 エレベヱタアの天井の裏に隱れてゐて、氣付かれないやうに降りてきたといふのは、更にありさうもない。ダイハアドぢゃあるまいし。

そんな、シリィズが進むにつれシナリオが杜撰になつていつた映画のことなんかどうでもよひ。確かに僕の後ろにいつの間にか人が現れたんだ。いつたいどこから現れたといふんだね。実はその人は液体金属人間で、隙間から入り込んできたとでも云ふのかね。

少年を追跡するトラックが右ハンドルだったり左ハンドルだったりする映画ぢゃあるまいし、そんなことは絵空事だ。本題に戻すが、その人はいつの間にか君の後ろに出現した。問題はどこからどうやつてあらはれたかだ。單純なことだよ。君の後ろから歩いてやつてきたのだ。

なにを言つてゐるんだ。エレベヱタアではそんなことはあり得ないはずだ。だからかうやつて不思議だ不思議だと騷いでゐるのではないか。

君には惡いが、その建物について獨自に調査させてもらつた。その調査の結果、驚くべき事實が判明した。君がその怪竒現象に遭遇したその建物には「エレベヱタアは存在しない」。

なんだつて? ぢゃあ、私が嘘をつゐてゐるとでも云ふのかね。幾らなんでも失敬だ!

いや、さうではない。君はエレベヱタアだと思ひ込んで乘り込んだのは、實は「エスカレヱタア」だつたのだ。字面が似てゐることから、ついエレベヱタアに乘つてゐると思ひ込んでしまつたのだらう。画像に頼らないテキストサイトではよくあることだ。御存じの通り、エスカレヱタアなら氣がつかれないうちに後ろに立つことは簡單なことだ。

そんな! いくらなんでもこの推理はあんまりだ!

君が納得しようがしまいが、理論的に導かれた真実なのだよ。テキストサイトの悲しい運命(さだめ)といへよう。

いや、「いへよう」じゃなくて…

この世のなかには不思議なことなど何もないのだよ。    と、京極堂も云つている。

また最後が小声になってる…  (20010630)


メタテキストといえばメタテキストですか。暑いからコメントも投げやり。奇をてらって「旧かな」にするのが(自分的に)面白かった時期のテキスト。なんというか自分のテキストへ言及するのにも腰が引けてますねえ。だめだなあこりゃ。


と、落ちも無く終る。

しかし、落ちがなくても気にすることは無い。古代の壁画にクメール語で書かれた落書きが発見されている。
「近頃の若い者は、ちゃんと落ちをつけない。」
つまり若い者が日記に落ちもつけずにだらしないというのは、今に始まったことでもなく、古代からずっと繰り返されてきたことなのだ。人間と言うものはそうそう変わらないということだ。(20010723)


20020809
昨日の続き。そういえばシュルレアリスムの手法で似たようなのがあったなあ。

生きてゐた人間だと云ふ事實さへ疑はれる程、ペペロンチーノの作り方で検索して本サイトに辿り着いたという方から感想メールをいただいた。
むりやり見せてもらうと、背中に亀のような甲羅を背負い、スリッパの希望といえば、死人ばかりだと高を括つてゐた、
つわりとはこのようなものであろうか、
どうやらそれは報われないスリッパの霊で、「いけない、「エーミール」は探偵で、全くもって意味不明である。


全く意味不明である。


20020808
もう暑くてさ、頭回らないし、だるくて意欲も湧かないし、何を書いても以前の物の焼き直しのような気がしてきてトカトントン。それならいっそ開き直って、以前書いた物を再掲載してしまおう。ただ、そのまま載せるのは単にエントロピーが増大するだけなので、2カ月分の日記と芥川龍之介の羅生門をランダムにミックスしてみました。結局エントロピーが増大すると言う結果でした。perlとかawkとか使えれば楽なんだろうけど、そういうスキルがないのでテキストをMS-Word上で句点読点で切断し、MS-Excel上でランダムにソートしてみました。

ラと、裏番組を見るためにひさしぶりに、コンセントを接続すると火花が散って部屋のブレーカーが落ちる。 とうとうしまひには、(ありがとうございます、ドと、アナキン役の子役の、じぶんの、で、全身黒づくめのフリルぶりぶりの服で足下はピンヒール、もう鼻を掩ふ事を忘れてゐた。 そうだ、紺の襖の肩を高くして門のまはりを見まはした、空気も通さない密封された密室で死体が発見された。それしか知りません)が集めた変わった写真集を紹介した本、私は完成度が高くてその上、オ、反對な方向に動かうとする勇氣である。鬼太郎!、しかし、あと、私は街へ帰ることになった、隣の席の同僚の頭に葉っぱがついていたので取ってあげようとしたら、「宇宙を聞く」、しかしまあ暑いですな、

そうですね、暑いですな。

創元推理文庫、どうかね、 女性は無視されたのがよっぽど腹がたったのか、」、(意味不明)、まだ屍骸の頭から奪つた長い拔け毛を持つたなり、鶴田謙二、今日は暑かった、 「地下鉄の女」、もしくは夜だったら蛇が出るだろう、 どうも古い芸人の話ばかりでてくるので理解できなくて閉口したが、パキャマラド、パキャマラド、高橋源一郎、はじめから、いったい、 冷な侮蔑と一しよに、結果としてロック色を強めております、 下人は、 おぼろげながら、Bだとすると、いろいろやってみましたが、走れ。
何が何だかわからなくなったところでこの項を終わる、


終わったようである。と思ったら、すぐ再開したりする。油断も隙もない。

銀河の平和を守るために、死んだやうに倒れてゐた老婆が、私に訴えたいことがあるようなのである、 スーツを脱いで部屋着に着替えるとTVをつけて見始める、 ずっと坂道だった、 最初に「こんなに強いぞ、 そう言って振りかえった運転手はあっと驚いた、 話が破綻しているものが好きなのだが、選ばないとすれば――下人の考へは、レと、我の後に道はできる、 下人は、しかしなあ、パパパ、一向に期待されていないようではあるが、やったやった快挙なり、、真面目にやったほうがよくないか、

わたくしも、真面目にやった方がよいかと思います。


20020807
アンテナとロボットしかアクセスしていないような感もする当サイトですが、猛暑のみぎり、みなさまシリコンチップの具合はいかがでしょうか。

黒猫の三角 森博嗣 講談社文庫 だるいので寝転がりながら読む。動機の設定が肝なんだけどさ、読者の中で、この動機を推理できた人はいないんじゃないの。キャラ萌えしながら読むのが正当なんだろうか。


20020806
朝早く目が覚めたので体温を測ってみたら35.6度しかなくてちょっとあせる。このまま気温と体温が一致したらどうしよう。それどころか、気温よりも体温が下がったらどうしよう。減少したエントロピーが何処に行ったのか気になって仕事が手に付かないではないか。


20020805
夕方、体がだるくて微熱があるので多分夏風邪であろう。早めに就寝。


20020804
まあ相も変わらず日記ではないようではあるが誰も気にしないからいいか。子供がプールに泳ぎにいったので家内と二人でコーヒーを飲みに行く。冷房が効いた喫茶店で家内は雑誌を、私は文庫本を読む。家内はアイスコーヒーを、私はなんだかよくわからない茶色の冷えた液体を前に二人して黙って写真と活字を眺めたり読んだりしてみる。しばらくすると水の中とあらゆる所と時間に遍在する主人公を追いかけるのにも飽きてきたので家内に携帯メールを送ってみる。昼から何しよう。家内は携帯を眺めてしばらくプチプチとメールを打っている。暑いから図書館に涼みにでも行こうか。子供が帰ってくる時間になったのでぷらぷらと家に戻る。昼飯を食べたらどうしようもなく眠くなったので昼寝に入る。家内は、私が昼寝に入ると決して起きないことを知っているので、そのまま子供を連れて図書館へ行く。うとうととしていると夢の中でマントをかぶった仮面の男がなにやら数式を唱えている。c = g.s = SJ 何のことだかさっぱりわからない。誰かの夢が紛れ込んできたのであろうか。

目がさめたのでコーヒーを飲んでみる。部屋の私の領分が散らかっていることをぶつぶつ言われていたことを思いだし、片づけを始めてみる。暑い中体を動かすと汗がどっと出てくる。一年以上触らなかった物は捨てようと決心する。パソコン2台、シリコン樹脂、針穴写真機2台、現像液と定着液500mlずつ、得体の知れない部品一山、文庫本段ボール一箱、単なるゴミ2袋。家内と子供が帰ってきてゴミの山を見て目を丸くする。家内は、はあと溜息をつきながら、「こっそりと二人で夜中に捨てましょうか。」と言う。

夜になったのでこっそりゴミを捨てに行く。二人でおっちらおっちら。なんか夜逃げみたいだね。本当に夜逃げするような事になってもよろしくお願いします。馬鹿ね、何言ってるの。そういうときには離婚に決まっているでしょ。ああそうですか。おっちらおっちら。おっと雷だ。急げ急げ。おっちらおっちら。


20020803
なんか日記の書き方を忘れてしまったよ。ということでリハビリ。

女子中学生の小さな大発見 清邦彦  新潮文庫 …でも、ちいちゃんは心に宝石を見つけました。それは暖かい人の優しさでした… というふうな偽善的なお話かと思い夏ばての心を癒そうかと読んでみましたところ、中学生の理科の自由研究のレポートでした。

○Kさんは、双子は朝起きたときのふとんの形まで対称なことを発見しました。
○Aさんは「台風」と「晴れ」の境目を見ました。
○Oさんは、アサリの活動と水温の関係を調べました。2℃では出てこず、3℃で出始め、15℃で活発に動き、20℃では出ているが少し動きが鈍く、73℃でパカッと音を立てて開きました。

こういうのが延々と列挙されていました。面白いと思いました。列挙の面白さでしょうか。

活字狂想曲 倉阪鬼一郎 幻冬社文庫 サラリーマンとして文字校正を行った11年の記録。現実不適応者と自称する著者とサラリーマンの常識との軋轢。ううむ。辞めてやる! と言わなければなんとかなったような気もしますが。わたしもよくごみ箱を蹴り飛ばしたり、ロッカーを蹴ってへこましたり、電話の受話器を放り投げたり、必要書類をシュレッダーにかけて行方不明にしたり、お偉いさんをしかとしたりしていますが、なんとかクビにもならずやっています。あ、別に無理してサラリーマン続けることも無いのか。


20020802
本当は恐い日本の同様

素材は竹のざっくりと編んだ器物の網目
(かごめ)
素材は竹のざっくりと編んだ網目
(かごめ)
素材は竹のざっくりと編んだ入れ物の中に建つ
(かごのなかの)
パルテノン神殿を典型とする柱は太く短く
饅頭型の柱頭飾りを特徴とするギリシャ古典建築様式
(ドーリア)
運賃は私鉄の方が安いのに、なぜか日本国有鉄道を利用してしまう
(ついついJR)
夜間は屋根付き商店街のガードマン
(夜アーケード番人)
古来長寿の象徴とされた
頚と足が長い羽が生えた空を飛ぶ動物が不正を
(ズルと)
古来長寿の象徴とされた
背腹両面に甲羅を持ち水または陸に住む
一部を除き泳ぎがうまい爬虫類は機械仕掛け
(メカが)
貞操観念が低い女性をののしる
(スベタ!)
動作や反応が鈍い人が作った小麦粉と塩水で練った糸のように細長い乾麺に味を付ける濃い汁
(ウスロノ素麺タレ)


20020801
暑いねといえば 暑いねと答える人が居る 暖かさ


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半茶