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半茶_目眩日記_5月


20020531
「茄子2」黒田硫黄 講談社
 アニメ化? 無謀だなあ。黒田硫黄は普通の人が描きたがることを、わざわざ描かないでおくことが多いが、何なんだろうなあ。(判断停止しております。)

「ブラウザ」
 Windowsの人には関係ない話で恐縮。Mac用標準ブラウザはIEであるのだが、読み込んでから画面表示までが遅い。遅いマシンを使っているのでなおさらつらい。Tableなどあるともういらいらして液晶を殴りつけたくなる。ほんとWindowsのIEは高速だよなあ。
 ふと思いついてNetscapeの4.7にしてみる。ああ、もうサクサク動いて感激。Mac用ブラウザとしては他にiCabというのがあるがここまで早くないし、私の環境では不安定なのが残念。残念ながらNetscapeでは読めないサイト、表示がおかしくなるサイトが多々ある。マイナーな機種のマイナーなブラウザを使用する方が悪いのであるから文句は言わないけどさ。しかしCSSのせいか、Netscapeで見ると段落が変わる度にフォントサイズがどんどん大きくなるサイトを発見して思わず笑ってしまう。


20020530
「ダッシュ」
 立花ハジメのニューアルバム「The End」が1日に発売という情報をキャッチし2日前だから先行発売しているかもしれないという期待を胸にTowerRecordまでダッシュするも、1日は1日でも7月1日だったという罠。

「Dis-covered」Moonriders / HSCA-10025
 各曲を他人にプロデュースさせるというコンセプトアルバム「月面讃歌」のプロデュース前の曲を集めたのが「Dis-covered」。全編造っていない、生な、力が抜けた感じで、全体的にこっちの方がいい感じ。しかしSweet Bitter Candyはいい曲だなあ。


20020529
「Futurama」 スーパーカー / KSC2 362
 気になったので、遡ってアルバムを購入。HIGHVISIONよりもロック寄り。HIGHVISIONよりも歌詞がちゃんとしている。HIGHVISIONよりも音響派。ちゃんと聴き込まないとちゃんとした感想書けないなあ。


20020528
「夫婦茶碗」 町田康 新潮文庫
 勢いで読む。くっすん大黒と比較するとクライマックスが派手だったりして、若干小説寄り。そこが良かったり悪かったりする。堕落であり進歩である。どっちやねん。知るか。解説筒井康隆。筒井康隆は解説でちゃんと本来の意味で解説するというところが偉いよなあ。

「香山リカの 今日の不健康」 香山リカ 河出書房新社
 2年前の文庫本が本屋に置いてあったりするから、出先でついつい古びた本屋に入ってしまうのだ。精神の病気について鈴木慶一や高橋幸宏や大槻ケンジと対談している。離人感覚って軽いのなら時々あるなあ。って考え込むとよくなさそうなので考えないことにする。


20020527
「くっすん大黒」 町田康 文春文庫
 あまりに天気がいいので大黒屋を眺めに行く。倒産したままの大黒屋のそばを通りかかって、宝くじを当てる御利益はあっても経営には寄与が無いのか大黒よ、ああ大黒よ、大黒よ、とふと思いつきこの本を買ってみる。ずいぶん前にパンクロッカーであったことは知っていたので(町田町蔵)、年齢が私と一つしか違わないということに驚く。ルックスが良いからファンも多いのであろうなどとパンクへの偏見をあらわにしながら読み進めると期待を裏切り、すこぶる面白い。リズムと言い回しを繰り出すタイミングがすごくうまい。めずらしく線など引きながら読んでしまったよ。言い回しとフレーズだけで、あとに残るものはないという批判もあろうが、もともと作者は詞(詩)に足場が近いのであろうから良いではないか。だいたい、人生にストーリーも教訓もあろうはずもないから、小説にストーリーや教訓を求めるというのはリアリティがないのであるよ。君の生活に結論はあるのか。少なくとも私の生活には結論は無いぞ。大黒屋のある福島県の女学生のスカートは短い。関東の女学生とは違って、スカートの下にスパッツ等をはかないというのは風土なのであろう。と、私の生活のとりあえずの結論だけ載せておく。


20020526
「ぞうおさん」

憎悪さん 憎悪さん
私の中に住む、人を憎む心よ 答えておくれ

尾は 長長いのね
モルモット等の動物は例外として、尻尾というものは長々しいものだね。

僧よ!
僧侶よ!

かあさんもなあ 害なのよ
いきすぎた母性というものは、かえって子どものためにもよくないのではないか。

憎悪さん 憎悪さん
私の中に住む、人を憎む心よ 答えておくれ

誰が好きな あの…
聞きにくいんだけど、あの名前を言うのも恥ずかしいあんなもの誰が好むのか?

あの… ね!
ああ、あの… あれね

かあさんが好きな あの…
母親が好きな あれね。あれはね…


20020525
「俺に撃たせろ!」火浦功 徳間デュアル文庫
 最初に書かれてから干支が一回りしております。いつもより多く回しております。作者が好きなハードボイルド。「死に急ぐ奴らの街」ほど大真面目なハードボイルド探偵ではありません(なにしろ本作の探偵はアルツハイマー)。惜しい、何故その力を正義のために使わない。


20020524
「雑文」
 人の意表を突くことに専念して早千年(誇張)、書くべきことは皆書いてしまったような気がする今日この頃、一体私は何を書けば良いのでしょう。和尚! 教えを!
 うむ、そうじゃな、焦るのはよくないことじゃ。煮詰まったときには、河原にでも行って水の流れを眺めるというのはどうじゃろう。河原に転がる角の取れて丸くなった石を拾ってみるというのはどうじゃろう。生えている草や咲いている花を眺めると言うのはどうじゃろう。無心に眺めれば心新たに再出発できるというものじゃ。雑文は縛れば良いと言うものでもなかろう(お前が言うな)。花の美しさに心うたれたならば、摘んで帰って花瓶にさしてはどうじゃろう。新聞紙に挟んで乾燥させるのもよいじゃろう。
 和尚、それは「教え」ではなく「押し花」では。
 うむ、よくこの判りにくい駄洒落を喝破した。誉めてつかわす。
 いや、河の話だけに河童はつきものでしょう。おあとがよろしいようで。
 というわけで初心に戻るべく、と言っても最初から初心などないのだが、心新たに何か書こうかと考え込んでいたらそのまま寝てしまったので今宵はここまでにしとうございます。


20020523
「HIGHVISION」SUPERCAR / KSCL450
 スーパーカーっていつのまにテクノになったのか良く知らないのですが、オケは良いです。あんまりイジッてないように見せ掛けて凝りに凝っている音色とか。しかしなあ、ボーカルとオケが、どちらがイニシアチブをとるか争った結果、どっちつかずになってしまい両方で足をひっぱりあっている感じ。男性ボーカルの声質が語りに適しているのにも関わらず、耳障りの良い(変な表現だな)単なる音としての歌として使っているというのが気になる点。歌詞にもっと意味を持たせるか、無意味を持たせるかしたほうが良いのでは無いかと思う。それともそんなことは百も承知でわざとやっているのだろうか。


20020522
「Six musicians on their way to the last exit」Moonriders / JOY-0003
 20世紀最後のムーンライダースは卓録。バンドの求心力0という評価しにくいミニアルバム。卓録で他人の視線を意識していないため非常に個人的な音で構成されている。それを狙ったのであろうが、残念ながら私の耳には成功していないように聴こえる。そもそも成功を目的としていないようにも思える。ひねくれてねじまがった彼等のコンセプトは世紀末にふさわしい。失敗であることを度外視すれば成功という賛辞を与えよう。

「郵便的不安たち#」東浩紀 朝日文庫
1行要約:郵便的な世界で論理的な言説が配達される世界を切望している。それからエヴァは破綻しているからこそ意義がある。


20020521
「気になる部分」岸本佐知子 白水社
 書店から注文の本が届いたとの連絡が入る。「気になるアソコ」って何よ。Hな本? と家内が詮索するので困った。エッセイ集。岸本佐知子はニコルソン・ベイカーなどの翻訳で知られる翻訳家。一読すげえおもしれえ。しりとりの語尾の話、睡眠の為に風景をイメージしたら阿鼻叫喚になってしまう話、エレベーターとエスカレーターの話、電車に乗る方法論、ロシア民謡一週間の主人公の謎。現実と妄想が混沌となる話。とても他人とは思えない。
 一個一個の題材に向かう視線は、執念深いというか徹底的というか。いわゆる作家のエッセイよりもウエブ上の(極上質の)テキストの読後感に近いというのが不思議な感じ。あ、自分に似ていると言いつつ誉めるというのはいやらしいなあ。私の書くものより100倍面白いから読みなさい。まじで。


20020520
「LO-BITS」POLYSICS / KSCL453
 しばらくPOLYSICSはフォローしていなかったので、久しぶりに聞いてみる。5曲入りのミニアルバム。内2曲がカバー。ドモアリガトミスターロボットをカバーする意味と言うのがよく判らない。My wayをテクノポップでやるというのは、ボコーダーのボーカルを含めてよく判る。しかしまあ、全体としてずいぶんと丸くなって判りやすくなったなあというのが印象。ハジケテいるというか破綻しているというのがDEVOを源流としているPOLYSICSの特徴だと思っていたのであるがどうしたことだろう。
 この必要以上にハジケテいるというのが私にはよくわからない部分であって同時に彼等の魅力であったわけであるが、よく判らない部分を判らないように隠して一聴、判りやすくするというのは彼等の本質の一部である判りにくい部分が何処であるか判りにくくなったわけで、とどのつまり判りやすくなったのであろうか判りにくくなったのであろうか。僕にはよく判らない。
 曲が進むにつれてどんどんよくなる。5曲目のCode4はテクノポップの名曲。21世紀なのにテクノポップの名曲を作る意義があるのかという根元的な疑問を置き去りにして彼等は進んでいく。のか後退していくのか。これまた僕にはよく判らない。


20020519
「死者との誓い」ローレンス・ブロック 田口俊樹訳 二見文庫
 おもしろかったけど、これミステリーなのかなあ。死と殺人について考えてみましたという内容。この主人公、シリーズ中結構人を殺しているのにお前が言うなという突っ込みもきっとあったことであろう。殺人事件が1件しかなくて、こんだけ厚い本をもたせるというのは作者の力量でしょう。本当はローレンス・ブロックにはもっと短編を書いてもらいたいんだけど。

「流れよ我が右脳、と警官は言った」
 タイトルはP・K・ディックより。私が出張で一日ネットに繋いでいない間になにかあったようで。何も知らない第三者が口出しすることもあるはずはありませんが。ともあれ、気長に復活をお待ちしております。

「いろいろと」
 どうして私は、ネットで自分と違う意見を見かけると、思いっきり考え込んでしまうんだろう。ここで議論に持ち込むと、大抵は最終的に泥沼の感情論になってしまうので、それを避ける方法ばかり考えてしまって、建設的な議論の内容を考える前に疲れ果ててしまう。建設的な議論というものを望むのは無理なのであろうか。無理だとしたらその理由は何なのであろうか。建設的な議論を阻害している要因を取り除くのは無理なのであろうか。どうも望みを捨てきれないというのは青臭いのか。世の中バカしかいないとは思えないのだが。


20020518
「筑波といえば」
 筑波宇宙センターを見学。売店で乾燥アイスというものを発見。お湯をかけて食べるのかと思いきや、そのまま食すようである。駄菓子屋で売っているソフトクリームみたいなものか。同行者が無重力と真空を混同していて、説明するのに苦労する。


20020517
「筑波山」
 出張で筑波山へ。旅館でガマの油売りの口上を聞かされる。これがへたくそでまた。もう少しで俺にやらせろというところであった。四六のガマ。四六五六はどこでわかる。前足が四本、後ろ足が六本。>それじゃイカだってば。


20020516
「Wizardry外伝2」
 外伝1も終了していないのに買ってしまう。


20020515
「ポケットカメラ」
 あいかわらずポケットカメラでシーケンサーいじり。


20020514
「トンデモ一行知識の世界」唐沢俊一 ちくま文庫
 もう文庫化。早いなあ。


20020513
「めぐる」
 本屋を巡っている間に、いつの間にかゲームボーイポケットカメラをゲット。このカセット、カメラはどうでもいいんですけど、DJモードでは3トラック16ステップシーケンサー付きのシンセになる。やあ、なんてチープな音なんだ。スピーカーにつないでチープなミニマルを満喫したりする。そうさ僕の耳は安っぽい音で出来ているのさ。

「御葬式の総指揮」
 この度は、Mac0S9がお亡くなりになったそうでモゴモゴ。私なんか未だにMacOS8.1を使っているのになあ。ジョブスはいろんなものに引導を渡すよなあ。CyberdogとかNewtonとか。乗り換えようにも、OSXがサクサク走るマシンはあるのか。ちゃんと出してくれないと、乗り換えようがないではないか。


20020512
「岸本佐知子『気になる部分』未だ見つからず5」
 本日は2軒回りましたが見つからず。もうあきらめて注文することにしました。そんな本ありませんよと言われたらどうしよう。

「哲学を疑え」土屋賢二 石原壮一郎 往復書簡 飛鳥新社
 素人が哲学に対して抱いているイメージをあえて哲学者にぶつけて、哲学者が困惑するのを楽しむ本。本気で土屋氏が嫌がっているのがわかる。


20020511
「岸本佐知子『気になる部分』未だ見つからず4」
 そろそろその存在が疑わしくなってきた。みんなぐるになって俺を騙しているんじゃないだろうな。アポロだって月に行っていないと言い出すひとがいる御時世である。あれも嘘、これも嘘。


20020510
「岸本佐知子『気になる部分』未だ見つからず3」
 本日は2軒回りましたが見つからず。
「茄子 1巻」黒田硫黄 講談社 発見。  茄子をめぐる話。でもないか。女の子の普通の可愛く無い表情を書こうとするのは黒田先生だけ! そういえば大日本天狗党絵詞って本屋で見たことないなあ。これも探さなきゃ。


20020509
「岸本佐知子『気になる部分』未だ見つからず2」
 本日は3軒回りましたが見つからず。
芦辺拓『名探偵Z 不可能推理』(ハルキノベルス)発見。こりゃ面白いや。キテレツな事件ととんでもない推理。ところで、少女怪盗ψ登場以降、探偵の性格が変わっているような気がするのだが。


20020508
「岸本佐知子『気になる部分』が見つからない。」
 5軒本屋を回ったが見つからない。ロシア民謡一週間の謎や、日本語でのしりとりは「る」や「ず」で終ることが多いことなどが書かれているらしい。私と考え方が似ているのであろうか。ネットで検索してみる。

実録・気になる部分(日記1)  実録・気になる部分(日記2)
岸本佐知子による書評
 どうやら私以上の人のようである。ああ、早く読みたい。


20020507
「感謝御礼」
 チャットで昔あれがあれした人と偶然出会う。どうもあのときはあれでした。どうもどうも。ところで、O坪さん、御結婚おめでとうございます。これからは3つのフクロウを大切に。ホウホウ。結婚生活は、よく料理のやりかたに例えられます。始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いたらお乳やれ。古いソフトの検索の仕方をヤさんに教えてもらう。どうもありがとうございました。pub とparent directoryをカマスんですね。テクニックだなあ。今度スケジュール合わせてペンギン水族館に行きましょう。Mさんから3月の日記を誉めていただく。ありがとうございます。ここだけの話ですが。あれは実は適当にでっちあげて書きました。「県立難読高校校歌」を3人から面白かったと言われる。しまった、そんなに受けるのだったらもうちょっとアレして雑文にでっちあげればよかった。そうそう、ゴリライモはキテレツ大百科には出てこないナリ〜。こうやってみるといろんな人に支えられてこのサイトは運営されています。


20020506
「今読みたいけど、近所の本屋で見つからない書籍」
 大型書店チェーンというと売れ筋からちょっと外れると置いて無かったりするんだよなあ。本は手にとってから買いたいのでネット書店は気が進まないのだ。古本でもBook1でもOKなんだけど。ということで、忘れないように書いておく。
■芦辺拓『名探偵Z 不可能推理』(ハルキノベルス)。トリックがとんでもないそうだ。ハルキノベルスというマイナーなブランドだから置いて無いのかなあ。
■岸本佐知子『気になる部分』 白水社 トリビアルな疑問を追求しているらしい。
■ニコルソン・ベイカー『室温』白水社 「中二階」が面白かったので。
■ローレンス・ブロック 田口 俊樹『死者との誓い』二見文庫 出た時に丁度鬱だったので、「今買っておかないと、入手しずらくなるぞ。」と思いつつ見送って、その通りになる。
■唐沢なをき『カスミ伝△2』講談社 これは見つかりました。


20020505
「県立難読高校校歌」

1番
遍く(あまねく)有れかし雷(いかづち)の
如何で(いかで)いざこと古(いにしへ)に
弥増す(いやます)絢爛 (けんらん)屍(かばね)あり

2番 
鉄(くろがね)照らす旭日(きょくじつ)の
実に(げに)奇しげ(くすしげ)なる早乙女と
こよなく強面 (こわもて)友垣(ともがき)と
誰が(たが)駆け落ちするとは予想せん
 
3番
直き(なほき)七十歳(ななそじ)ありきとて
何どて(などて)汝が(なが)蔑する(なみする)ことなかれ
なぞ海豹 (あざらし)と競いしに
八十歳(やそじ)終日(ひねもす)忠実やか(まめやか)に
 
4番
頴娃(えい)と蟋蟀 (こおろぎ)戯れに
蝦蛄 (しゃこ)に鶺鴒 (せきれい)只管(ひたすら)に
嗚呼(ああ)恩師、まさに玉蜀黍 (とうもろこし)に良く似たる
楡 (にれ)栂 (つが)樫 (かし)の自生する
校庭の隅に咲く枳殻 (からたち)の心誰ぞ知る。

台詞(せりふ) 
欠伸 (あくび)憔悴 (しょうすい)殊更(ことさら)に
脹脛(ふくらはぎ)にも良く似たり
ああ忸怩 (じくじ)たる青春の残滓 (ざんし)はここに極まれり
 
5番
瓦 (グラム)も糎 (センチ)も縦 (ほしいまま
霰 (あられ)も雹 (ひょう)も論う (あげつらう
咽が乾けば灰汁 (あく)を飲み
食足らざれば酸漿 (ほおずき)を
諭す (さとす)赤子を足蹴にし、信ずる道を漫ろ (そぞろ
突き進む
 
6番
足らぬ蘊蓄(うんちく)は草臥れ (くたびれ)莫大小 (メリヤス)に良く似たり
蹉跌 (さてつ)の慙愧 (ざんき)に困憊 (こんぱい)す。
誤謬 (ごびゅう)無きもの神のみぞ
われ凡人は讒言 (ざんげん)の
三鞭酒(シャンペン)抱えて
思ひで酒(小林幸子)を飲むばかり

(*読みがわからない方はテキストを選択・反転なさるか、当高校への御入学を御辞退ください。)


20020504
「連休の御報告2」
 2〜3日更新してないうちにカウンターが12345を越える。なんか本サイトの適正アクセス数を越えているような気がする。ダークなテキストを書く方がアクセスあがるのかな? アクセスダウンに貢献するべく、脳天気なテキストを書いてみよう。
 子供のお供で名探偵コナンの映画に。以下、ネタバレ注意

「お、お前は!?」
「江戸前コンナン。…男性さ。」
「あ、あの頭脳は子供、体は大人(たち悪そう)、忍術は伊豆も非通知! の決め台詞で有名な!?」
「その通り、さっそく麻酔銃! ピシッ!」
「うっ…」
「これで容疑者を眠らせておいて、この変声機つき隠しマイクとスピーカーで、いかにも犯行を自白しているように見せ掛ければ、これで事件は解決…。」
「ふっふっふ、すべて見させてもらったよ、コンナン君。」
「あ、あなたは!? 針井探偵(二審判決有罪)!」
「そのとおり。君は一般人としては犯罪とでくわす確率が非常に高い。なにしろ毎週のように殺人事件に遭遇し、しかも君が解決しているのだから。偶然にしてはありえない確率だ。警察としても不審に思っていたところだ。そこで私は警察と取り引きしたのだ。君がもし犯罪を自ら起こしていることが証明できれば減刑してもらうような司法取り引きを…。」
「ばれては仕方が無い。お前も麻酔銃をくらえ! ピシッ!」
「ふふふ、無駄なことを。私は世界中の薬物毒物を自らの体に試し、たいていの薬は効かない体になっているのだ。」
「うう、負けた。ガクッ。」
「警部、彼を連行してください。」
「うむ、御苦労であった。約束通り君の減刑嘆願書を書くことにしよう。」
「ちょっと待って下さい。嘆願書でなくて、減刑すると約束したじゃないですか。」
「なにを言っておる。法治国家日本でそんなことが出来ると思っているのか、おろか者め。薄汚い犯罪者のくせに。この人間の屑。」
「うう、また騙された。」
「しかし、針井探偵(二審判決有罪)。麻酔が効かない身体というのは不便じゃないのかね。盲腸になっても手術できないではないか…、って逃げてる!?」
 警部の一瞬の隙をついて逃げ出した針井探偵(二審判決有罪)! このまま無事逃亡できるのか!? 盲腸になったらどうするのか!? 針麻酔の先生に知り合いはいるのか!? 心霊手術に頼ろうとでもいうのか!? 謎は謎を呼ぶ!? 今回はワトソン役の出番が無かったので彼は不満そうだ!? 次回、針井探偵事件簿「名探偵は死んでいる」乞う御期待!?

 なんか違う話になってしまいましたが、コナン映画の方は脚本がダメダメでまともな映画を見たい大人は敬遠した方がいいかと思われました。子供が捜査する不自然さを全く考慮していないところとか、コナンがコクーンに入る理由が全く無いところとか、A.I.が元SF者としては萎え萎えなところとか、コクーンがゲーム業界に革命を起こせるとはとても思えないところとか、コンセント抜けばいいじゃんとか。殺人の動機も不自然。針井探偵シリーズじゃないんだから、もうちょっとまともな動機を準備しないとなあ。
 映画館を出るとスパイダーマンの先行ロードショーということで観客が長蛇の列。こっちの方がよかったなあ。せめてクレヨンしんちゃんの方にすればよかった。クレヨンしんちゃんは評判いいみたいだし。


20020503
「連休の御報告」
 インターネットイクスプローラの調子が悪い(頻繁にフリーズする)ので、再インストール。症状が改善しなかったのでシステムを再インストール。状況は若干改善したのでよしとする。BluePaintというMac用のフリーのペイントソフトがあったのでインストールしてみる。QuickTimeがVer.3以上が必須ということなので、Ver.3を探してみるがHD上になかったのでAppleのサイトに行ってみる。以前のバージョンは消え失せていてVer.5しかない。おそるおそるインストールしてみる。MacOSXの時代にOS8という古臭いOSを使っているの私が悪いのだが、なにしろマシンが古くてなあ。BluePaint使用できるようになるが、いまここにあるはずのQuickTime設定というコントロールパネルが行方不明になる。ファイル検索するとコントロールパネルフォルダに見つかって、起動できるのだが、ファインダーからは見えない。大丈夫なのだろうか。そのうちQuickTimeを使用したソフトシンセサイザーによるMIDI演奏が出来ないことに気がつく。再インストール等いろいろやってみたが結局音が出ない。しょうがないからブラウザにYAMAHAのMIDIPlugをインストールして代替とする。そうこうしているうちにインターネットイクスプローラの調子が悪くなる(冒頭に戻る)。


20020502
「そういえばeMac」
 
eMacというのがアメリカの教育機関向けに出たようですね。設置スペース的に問題がないと予想されるアメリカの学校なんかには良いかも知れません。フロントフェイスはデザイン的にいいすね。これで液晶だったらなあといのが正直な気持ち。どうせ日本では売らないだろうから、きっとあのマックは酸っぱいにちがいない。

「ところでRPG」
 「蛙の為に鐘は鳴る」終了。中古価格780円分は十分に楽しめた。RPGというよりは、ゆるいアドベンチャーゲームに近いね、これ。エンディングの音楽が、貧弱なゲームボーイの音源とマッチしてていいわ。つくづくチープなテクノポップが好きなんだなあ俺。


20020501
「5月だから言えること」
 胸をはって言える。5月病であると。


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半茶