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166. 赤い玉 20130628


 

【問題】
 赤い玉が8つあります。そのうち7つは同じ重さですが、1つはほかのものよりもわずかに重さが違います。秤を2回だけ使ってこのボールを見つけてください

【回答例】
 8つの玉を円周上に等間隔に配置し、円の中心に重力波測定器(はかり)を設置し測定すると、重い玉からの重力波の方向が検出できる。これにより一つだけ重い玉を特定できる。地球重力の影響を排除するため円を水平状態の場合と垂直状態の二条件で測定する。

【回答例】
 無重力状態で円周上等間隔に玉を配置する。お互いの引力で引き合うが、一つだけ重い玉は一番動く距離が短い。結果が出るまで手持ち無沙汰なので秤を分解して遊ぶ(1回)、まだ結果が出ないので組み立て直して遊ぶ(2回)

【回答例】
「この中にどの玉が重いか知っている人がいます。密室トリックに用いた重い玉を……その人が殺人事件の犯人です」
「ち、違う!濡れ衣だ。私は単にクイズを出しただけで、殺人などやっていない」
「引っかかりましたね。出題者は、あなたでしたか。一つだけ重い玉は……これですね?」
「違います」
「いま、あなたはチラッと視線が動きました。この玉ですね」
「はかったな!?二度もはかった!」

【回答例】
 玉の素材が同じ場合。大きさが一つだけ微妙に異なるので、直線上に玉をならべた上に棒をのせ、高さが違う玉を選ぶ。玉を載せる台は水平でないと転がっていくので天秤についている水準器で調整する。東西方向と南北方向で二回調整する必要がある。

【回答例】
 玉の大きさが同じ場合。一つだけ比重が異なる事を利用する。天秤をヤフオクで売り、その代金で水と塩を買う。玉を水に沈めてどんどん塩を混ぜていき、最初に浮かんだ玉、または最後まで沈んでいる玉がそれである。

【回答例】
「この建物の二階に飾ってある女神像はなんだかご存知ですか?」
「いいえ。知りません」
「あれは司法・裁判の公正さを表すシンボルである天秤を持つ女神像です。その女神の名において、嘘偽りなく証言する事を誓いますか?」
「誓います」
「では、一つだけ重さの違う玉はどれですか?」

【回答例】
「わっ!転んだ! こんな處に天秤棒を置いたのは君かね。しかも二本も。危ないぢゃないか、京極堂」
「関口君、よく見たまへ」
「はっ!? 全て赤玉と思っていた中に一つだけ赤玉ポートワインが!」
「君は最初に上から眺め、全てが赤い玉だと思い込んでいたため、ワインボトルに気がつかなかったのだよ。転んでしまって低い位置から眺めることにより先入観なく見ることがはじめてできるようになったのだ」
「そんなことがあるのか……」
「関口君、世の中には不思議なことなどなにもないのだよ」

【アダルトジョーク例】
 エッチなアカリちゃん(H-akari)と恋人同士になり、性行為を張り切り過ぎ腎虚に。打ち止めで出てきた赤い玉……それが一つだけ重さの違う玉の正体だったのです。

【ブラックノワール例】
 いいかい。僕が質問する。君が答えるかどうかは君の自由だ。答えてくれなくても結構だが、そのときは天井に設置した天秤が落下し、君の頭を直撃する。チャンスは二回だ。では、この中で重さの違う玉はどれかな?

【認知主義例】
林の中に同じサイズのボールが8つありました。
そのうち7つは同じ重さですが、1つはほかのものよりもわずかに重いです。
近くに天秤が置いてあります。その周りには誰もいません。重さを測る人が誰もいないときに、玉の重さに違いがあると言えるでしょうか?

【回答例】
「この精密天秤の片方の皿に1個玉をのせる。反対側の皿を一定の力で思いっきり叩くと、ドーン! 玉が上に飛び上がるのでその高さを測定する。一定の力で押すようにすれば、重さの違う玉だけ飛び上がる高さが違う。では二番目の玉を……」
「やめてくれ、そんな乱暴な扱いでは高価な精密天秤が壊れてしまう」
「それでは、どの玉がそうなのか教えてもらおうか?」
「だ、だめだ。教える事はできない」
「しかたないな。次の玉をセットしてドーン!」
「わ、わかった。正解はこの玉だ。もうこれ以上、精密天秤を乱暴に扱わないでくれ」

【回答例】
 八つの地球があり、一つだけ重さが異なりましたが、天秤が通常サイズのため天秤にのせて測ることができませんでした。

【村上龍例】
 我が物顔で騒いでいた若者の顔が表情を失った。女子高生が抱いていた猫が投げつけられる。老婆が持っていた八つの真っ赤なトマトがアスファルトの上を転がる。俺は一つだけ重さの異なるトマトを踏みつぶし振り返った。

【星新一例】
「やれやれ、なんてことだ。あれほど苦労したあげく正解したのに、手に入れたのが赤い玉7つだけとは」

【村上春樹例】
「完璧に一つだけ重さの違う8つの赤い玉などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

【夢枕漠】
じりっ、じりっと二人の間合いが短くなる。どちらが……ということではない。双方の気迫が自然とそうさせるのだ。

「この玉か」
「違う」
「ならば、この玉か」
「それも違う……おぬし」
「なんだ」
「もしや天秤を使うことを忘れたか」
「ぬう」
「もう一度、確かめなければなるまいよ」
「うむ」
「行くか」
「行こう」
そういうことになった。

【男塾例】
「なっ、なにィーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「あ、あの赤い玉はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」
「ま、まさか、あの解法は……」
「使っているのか天秤!?」

【カイジ例】
(最初に(3,3)で測り……よし!これでいける)
「わかりました」
「では実演してみてください」
ドアを開けるとそこには部屋いっぱいに散らばった無数の赤い玉が
「ふははは。確かにワシは8つの玉の内一つの重さが異なると言った。しかし全部で8つとは言っておらぬ。ワシが望めば今からでも、さらに百個でも千個でも、いや一万個でも追加することが可能!ということだ」
ざわっ、ざわっ

【伝奇例】
玉が8つあります。それぞれに仁義礼智忠信孝から一文字が書かれています。これらの玉の内、一つだけ重みが違いますが、それはどの文字が書かれた玉でしょうか?

は、八犬伝?

【サラリーマン問題】
 赤い玉が8つあります。そのうち7つは同じ重さですが、1つはほかのものよりもわずかに重さが違います。最小の手数でこのボールを見つける方法をみつけても、耳を傾けてくれる人はいません。考えている間にせっせと一つづつ計って汗をかく人が評価されます。サービス残業時間帯ならもっと効果的です。

【美味しんぼ】
 こんな質量が均一でないものは赤い玉と言えない。一週間お待ちください。私が本当の赤い玉というものを見せてあげますよ。

【フラグ】
 俺、この赤い玉の選別が終わったら結婚するんだ。

【あまちゃん】
 じぇじぇ!ほったらこと、オラが取ってきたこの八つのウニのうち一つだけ重さが違うっぺな? 教えてけろ!

【林先生】
 ひょっとして、その赤い玉というのは実在せず、あなたの空想の産物なのではないでしょうか?

【童謡例】
赤い玉
吐いてた
女の子
異人さんに
連れられて
ヒッチハイカー


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