さようなら、ドライむん      

71. 「さようなら、ドライむん」(20000403)


こんにちは、ぼくドライむん。

どうしたんだい、のひたくん。またシャイアンにいじめられたの? まあ、TVアニメ版の君のようにウジウジした性格で頭も悪くてスポーツ音痴で気が利かない上に自己中心的で悪知恵だけは発達しているような輩はいじめられても当然なような気もするんだが、君を助けてくれとのセクツ君の命令だから仕方ないね。冷たいようだが仕方がない。だってぼくはドライむんだからね。

今回はなにかね? なに? ジヅカちゃんと離れていてもお喋りしたい?
「携帯電話〜!」
この機械を使うと満員電車の中だろうと会議中だろうと授業中だろうと相手の迷惑顧みず、いつでもお喋りができるんだ。今なら本体0円、基本料金だけで月20分の通話が可能だ。

なに? 電話に出てくれない? う〜ん、電話番号を見て、静香ちゃんが出てくれないんだね。やっぱ嫌われてるんじゃないの? まあ、君のようにウジウジした性格で頭も悪くてスポーツ音痴で気が利かない上に自己中心的で悪知恵だけは発達しているような輩は女の子に嫌われても当然なような気もするんだが君を助けてくれとのセクツ君の命令だから仕方ないね。
「エステ無料券〜!」
これで君もキムタク並のモテモテ君だ。
今度は、なに? 無料だと思って脱毛してたら300万円請求書が来た?仕方ないなあ。
「オンラインバンキングハッキング機〜!」
これでちょいちょいと操作すれば、君の負債は帳消しさ。あれ? どうしたの? のひた君、そのおまわりさんどうしたの? なんで手錠されてるの? 助けてと言われてもなあ。僕は「官憲には服従回路」が組み込まれているから無理だね。未成年だから前科もつかないしどうってことないさ。あ、セクツ君からの呼び出しだ。じゃあ、僕は未来へ帰るから。もう会えないと思うけど元気でね。


    一覧  トップ