じゆうぎゆうず      

61. じゆうぎゆうず 040327-28,040404


テトリス
標識のネタもなくなってきたところで、キリは良くないのですが、すっきりと過去ログ送りにしました。▼牛でテトリスというのはどうでしょう。▼それにしても更新しないときのほうがアクセスが多いような気がするのですがなぜなのでしょうか。アクセスが多いと居心地が悪いので、なるべく更新するようにしましょうか。

尋牛
ふと気がつくと雑文の書き方を忘れていることに気がつき、雑文を追い求める旅に出ることにしました。▼雑文を書く上で大事なことは何だろう、と考えてみました。▼雑文で大事な事は、みんな幼稚園の砂場で学んだり、気がついたときには火のついたベッドで寝ていたり、空を飛ぶ夢を最近見なかったりするものである。▼とりあえず書きたい物もないので、ネタでも探しましょうか。▼探し物は何ですが。▼(赤坂)見附に行くようなものですか。▼それよりぼくと劣りませんか。▼うふふ。▼ふざけるな! 大声だせ! タマ落としたか!▼うふっふぅ▼もっと大声出せ!▼夢の中へ夢の中へ▼眠るな! いかにつまらんネタであっても、雑文書きは許可なく眠ることを許されない!

見跡
家に閉じこもっていても雑文のネタが見つからない。そういう類のネタは書き尽くしている感があるような気がする。▼サイトを長くやるのも考え物である。▼サイと長くやるのも考え物である。(一穴主義者)▼娘からメールが入る。▼友達が崖から落ちちゃって大変でした。▼いったいどういう状況なのであろうか。▼友達は無事に崖から這い登れたのであろうか。▼気合を入れて自分で登れ! ふざけるな! 上でマンコが待ってりゃ登るだろ、コノヤロー?!

見牛
雑文のネタを見つける。この状態では良いネタ、悪いネタの区別をしても仕方が無い。▼平等に価値がない! 両生動物のクソをかき集めた値打ちしかない!▼ネタは料理の仕方で良くも悪くもなる。まあこのネタをどういう風に書くか、のんびりと考えましょうか。▼ふざけるな! 気合出せ! じじいのファックの方がまだ気合いが入っとる!

東北地方のお祭りと酢

得牛
ネタをみつけてすぐに書き出すということはあまりしない。頭の中で転がせば転がすほどよくなる事が多い。▼じっくり可愛がってやる! 泣いたり笑ったりできなくしてやる!▼ここで困るのは大抵のネタは思い付きの段階では大したことがないものが多いということである。たいしたことがないので放っておくとすぐに忘れてしまう。その対策としてネタ帳を作ってメモしておくことにしている。当然のことながら没ネタの山である▼まるでそびえ立つクソだ! サバ読んでるのか? ▼書く時期を逸すれば困ったことになる。▼みじめなクソ地獄に落ちる! ▼たとえば「なごり雪」ネタがあるのだが、来年までお預けである。▼とっとと書かんか! ベトナムに行く前に戦争が終わっちまうぞ、アホ!

アルコールは変質して酢となる。

牧牛
メインのネタが固まったらそれをどう書くか、が問題である。場合によってはメインのネタよりも重要である。どうやってネタを生かすための材料を集めるか。▼俺が垂れたクソからピーナッツを探して食え!▼人が書くような事を同じように書いて、誰が喜んで読んでくれるというのだ。▼フニャマラは誰一人卒業させん!▼だいたいこれで良いかな? と思った量の三倍の仕掛けを仕込みましょう。駄洒落・論理の飛躍・発見・邪推・鬼畜何でもよろしい。とにかく三倍だ。▼気に入った! 家に来て妹をファックしていいぞ!

そして彼女はこの家から出て行った。彼女の分の荷物が運び出されると部屋がこんなに広かったのかと感じられた。軽く掃除をするともう暗くなってきた。なにか食べるものがないかとキッチンを探すと− こんなことも、わからない −戸棚の中に一本のワインが見つかった。これは、ぼくと彼女が付き合いはじめた頃に買って大事にとっておいたものだった。来年−この日に一緒に飲もうねと約束したものだったが、結局のところ二人の時間はそれまでもたなかったということだ。ワインボトルを眺めながら、二人はたわいもない話をしてたわいもない時間を過ごしたものだった。あのねえ、私の故郷には変なお祭りがあってね。包丁を持った物の怪が、子供が居る家に大声を出して入ってくるの。あれってきっとトラウマになるよねえ。

騎牛帰家
書く時には様々な形式を選ぶことが出来る。それをいちいち書き出すと文章読本になるので割愛するが、徳田氏の研究結果に従えば、短い文は印象が強く、長い文は印象が弱い。これを自在に活用するという手もある。▼すな。わち。こ。のよ。う。な。文は印。象。が強。く。感じ。ら。れ。る。▼ふざけるな! 読めんぞ! タマ落としたか

暗闇。扉。がらりと開き。大きな物の怪。刃物を振り回し。子供に襲い掛かる。私は恐怖を感じ。恐怖の塊となって。助けを求めて大声で。親にしがみつく。物の怪は辺りを見回すとくるりと振り返り。去っていく。

忘牛存人
とにもかくにも書き上げてサイトにアップしたら後はやることもない。苦労して書いた雑文にはそれなりに愛着が生じるものである。まあ、わが子みたいなものである。▼両親が生かしておいた子供がいるのか? 絶対後悔しているぞ!▼しかし、苦労して書き上げたとしても批評・感想・賞賛などを期待してはいけない。書いたのはあくまで「雑」文であり、そもそもたいしたものではないのだ。それを忘れてはいけない。▼人食い族の巨根が粗チンになろうとも!

結局のところは、彼女が求めていたのは僕ではなく、物の怪から自分を守ってくれる親の姿だったのだろうか。それとも彼女を断罪する大きな力をもつ物の怪だったのだろうか。すまない。僕はどちらにもなることは出来ない。ぼくはワインのコルクを開ける。

人牛倶忘
案の定、反応は全く無い。▼口でクソたれる前と後に『サー』と言え!▼サー はいはい、わかりましたよ。サー

何の意味もなく僕はワイングラスを二つならべて、ワインを注ぐ。さようなら君。そして物の怪。

返本還源
暖かい春の陽気に誘われて花を見に行った。墓場へと登る長い坂道の両側には桜の木が沢山植えられていて長い散歩道となっている。まだ桜は満開ではなくこれから咲き誇るふうである。毎年毎年飽きもせず咲いては散って咲いては散って。墓場を見渡せる丘に辿り付き後ろを振り返ると、右手には墓石の群、左手には桜並木と花見で騒ぐ人の群れ。右も左も大した違いはあろうか。百年もすれば左手から右手に移動するだけのこと。変わらぬは桜ばかりなり。咲いては散って咲いては散って。▼相変わらず、ひでえテキストだな。なんてざまだ・・・・・・それとも努力してこうなったのか?

二人の愛が永遠でなかったことの象徴のように、ワインはすっかり変質し酢になっていた。結局のところあの物の怪は、彼女を決して手放さず僕から奪い取って−取り戻していってしまった。

日テン垂手
ということで発作的に始まった連続更新ですが、当初の目的に反し、更新を頻繁に行ってもアクセス数が低下するということも無い様なのでここらへんで終了いたします。▼ふざけるな! ケツまくる気か、貴様? 俺がこの世でただ一つ我慢できんのは―――オチていない雑文だ! カマを掘るだけ掘って、相手のマスかきを手伝う外交儀礼もないやつめ!

僕はワイングラスを眺めながら少し涙を流した。扉の向こうから、彼女を捕らえて決して手放すことのない物の怪の声がどこからか聞こえてくる。

泣く子はビネガー!? 悪い子はビネガー!?


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