容姿端麗なる第大会雑文祭主催者の華麗なる予想に反して第文会雑大会への参加者が。驚愕なり。奇特なり。奇特なりけり。蹴り。主催者は腹を切って死ぬべきだ。また、主催者はただ死んで終わるものではない。地獄の火の中に栗を投げ込む者だ。えいっ。パン！ パンッ！ 破裂して危ないことこの上なし。栗はイガ付のままなら、なお社会的に危険である。詳しい理由は文雑祭告知等で熟知すべし。それはともあれ、参加に感謝を理想として謙譲方への甚大なる御理解と御協力いたします。公民の扶助にこの御恩を届けたい。参加の意思を広く臣民にもどうぞ疎遠を地球や宇宙や銀河系に疎遠されたい。皆様の参加雑文が発掘されて解読される日が楽しみ私です。問題は発掘されるまで人類が存続しているでしょうか。以って科学的に瞑すべし。参加者が増えて四人になったらオフ会でカラオケに。四人でダークダックス。デューワー。四人でデュークエイセス。ワワワー。そして四人で由紀さをり。夜明けのスキャットでも歌うべし。ルールールールー。四から飛び出すルルルルルー。それにつけても、ああ、仕事が作業が出勤が社会貢献的義務として辛い。文明構成要因への犯罪としても辛い。毎日毎日通勤電車が辛い。スーツを着なければいけないのも辛い。サラリーマンの象徴であるこのスーツに簡単に脱ぎ捨てられないような呪文が掛けられているに違いなく候。脱ごうとしてもそう簡単にはぬげない。ああ、残念、魔の上着。そして呪いのスラックス。いっそ一念発起してサラリーマンをやめて動物の行商でもやりましょうか。でも商品の動物種は良く考えて選ばないと齟齬を発生。私の内心。象だと重い。噛んで、板前にでもなりましょうか。動物商よりも板前さん、そこに板前。へえ、ガリガリ（噛んでいる）。ご注文は、ガリガリ（噛んでいる）。なぜ噛む。それは、はにかむ代わりとして。うふふ。ハニカム構造のはにかむ板前は、うふふ、やっぱり却下を断行。何故ならばアンニョン ハニカムダ。まだ噛むだ。ガリガリ（噛んでいる）。話を時間と共にもとにもどる。仕事が辛いのでサラリーマンを辞任しませう。そして動物を集めて会社を作ろう。約束しよう。それが私のマニフェスト。無理かもしれない。なに、出来なくても政権取れなかったから無効と言い張ればよろしい。マニフェストとして喋ったものは無効。口から飛び出す無というわけだ。嘸（さぞ）痛快なことでしょう。気楽でよろしいかと。ああ、人を使いそして人に使われるシステムが人間を完全疎外する。人に使われるよりはケモノに使われたし。君の上司は猫かい? いぬかい？猫と楽しく株式会社 子猫商事（株）。なかんずく、犬と楽しく座敷犬株式会社。略して犬会（株）。もしもし犬会（あとかぶ）です。いつもお世話になっております。社長に成り代わってお礼を、株主に成りすましてお礼を。キョンシーの動きを停止するためにお札を。新渡戸稲造の肖像が載っているお札を。もしもし。ご注文は。部長！ やりました！ 大口の注文がとれました。ワンワン。接待接待。わんわん。図面を作成作成。わんわん。あぁ、部長っ、図面をそんなに引っ掻いたら図面がビリビリにやぶれて。あぁあああぁ。わんわん。そんなに強く引っ掻いたから部長の爪まで折れて図面に食い込んでしまっているではないですか。きゃんきゃん。後ろから図面を叩くとポーンと部長の爪が飛び出す。図から飛び出すツメ。わんわん。さて納品納品。わんわん。わんわん。……やっぱりこんな会社いやだ。やめてやる。犬会社を辞任すれば即ち野良犬、会得するのは残飯漁りの技術。うっ。腹が痛い。残飯による食中毒か。持病の癪か。これそこの町娘、いかがなされた。なに腹が痛い。ならば万病に効くこの丸薬を印籠から取り出して差し上げてしんぜよう。あ、その印籠には眩しく輝く葵の御紋。この印籠は南蛮渡来のからくり仕掛けになっていてのう。この突起を押せば、ほら。勢い良く水戸光圀から飛び出す八方に四方に丸薬が。
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第大回雑文祭参加作品
題名は「残念」で始まること（例: 残念、姪の浮き輪）
「囗（くにがまえ）から飛び出す」
（例：回困圖囿国圉圏因固田から飛び出す口木呂有玉幸巻大古十）
「内心 象だと重い噛んで板」
「犬会」を、この順序で雑文中に含めること。
順序を守ること。たとえば「内心 象だと重い噛んで板」よりも前に「犬会」を使ってはならない。ホームでは先を争って電車に乗り込んではならない。後から来たのに追い越されてはいけない。さあ歩け。
お題は象のまま使うこと。漢字をひらいたりむすんだり手をうったりむすんだりまたひらいたり、語尾を変えたりゴミを溜めたりするのは不可視。