ミゾカクシは田の畦や溝などの湿った場所に生える多年草で、茎が地面を這い節から根をおろして増え、溝を隠してしまうほど繁殖力の強い植物としてミゾカクシ(溝隠)の名が有る。 |
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花の形が特異で、この仲間にはサワギキョウや、近年、花壇の花として人気の出ているロベリア(ベニバナサワギキョウ)等が有る。 いずれもキキョウ科ミゾカクシ属の花で、花の形は同じであるが、サワギキョウやベニバナサワギキョウはずっと大柄である。( 「サワギキョウの容貌」 の項参照) |
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サワギキョウ
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ベニバナサワギキョウ
ミゾカクシの花が下方にだけ広がる形から中国では半辺蓮(半分のハスの花)と呼び、半辺蓮は名の有る漢方薬でもある。 腎炎や肝炎の薬となり、他の生薬と配合して抗がん剤となる。 |