アレチノギシギシ
この地方の散歩道で一年中一番目立つ植物の一つがギシギシである。 秋に発芽し、放射状に地面を這うように葉を広げて(ロゼット葉)冬をやり過ごし、春になると他の植物に先んじて茎を伸ばして鬱蒼と生い茂る。 ロゼット状で冬を越すのは地上に近い所で寒さをしのぎ、放射状の葉で日光を出来るだけ多く取り込み、春には他の植物の陰になる前に先んじて茎を伸ばそうとする植物の知恵である。 |
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ギシギシ
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アレチノギシギシ
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エゾノギシギシ
日本に古来から生育しているギシギシは名の有る薬草で、太い根を水洗し、天日で乾燥させたものは漢方の生薬名で 「羊蹄根(ようていこん)」 と呼ばれ、二千年ほど前に書かれた漢時代の薬草の書 「神農本草経」 に記載がある。 |