麦刈りや田植えの時期に散歩をすると、休耕田や田の畦にやたら目に付くタデの花に出会う。 |
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ハルタデの葉の斑紋
「蓼食う虫も好き好き」 はタデ(ホンタデ)の葉には辛味があるにもかかわらずこれを好む虫もいる事から、十人十色の比喩であるが、ホンタデ(ヤナギタデ)はこれを逆に利用して古くから香辛料に使用されてきた。 奈良時代から用いられていた記述があり、魚や鳥等の臭みのある食材に添えられ、臭みを消し、味を引き立て、現在でも鮎の塩焼きに添えられるタデ酢等に使われる。 タデの名の由来も辛くて口がただれると言うことから付いたとされる。 |
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麦畑に咲くハルタデ
麦畑の害草ではあるが、良く見ると可愛い春に咲くタデの花である。 |