トリアシショウマ
夏の野山を散策すると、アスチルベに似た華麗な花を咲かせるショウマと名が付く植物群に出会う。 表題の写真がそのひとつであるトリアシショウマで、花期には山裾の暗がりの中に真っ白な花がひときわ目立つ。 |
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アスチルベ トリアシショウマ アカショウマ
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チダケサシ ヤマブキショウマ サラシナショウマ
ショウマの名の由来は根を漢方の薬の 「升麻(ショウマ)」 にするサラシナショウマが基本になっており、花の花序が似て根茎が赤い事からアカショウマ、若芽が出た時の形が鳥の足に似ている事からトリアシショウマ、葉が山吹に似ている事からヤマブキショウマ等々名が付けられた。 サラシナショウマは若葉を晒(さら)してアクを取って食用にし、根を漢方薬のショウマにする事からこの名があり、他のショウマ類よりすこし遅く、秋に近くの山裾に群生する。( 「サラシナショウマとショウマ類」 の項参照) |