イタドリの雄花
イタドリは春の山菜であるが、花は晩夏から初秋にかけて咲く。 |
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イタドリの雄花
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イタドリの雌花
花が終わると、翼がある種子ができ、風に助けられて分布を広げ、いったん定着すると、大きい地下茎で群落を広げ、クズ等と共に山野にジャングルを作り、「山陰に 虎杖(イタドリ) 森のごとくなり」 と正岡子規が詠っているように繁殖力が強い。 シーボルトが持ち帰って欧州に帰化し、現在の欧州で駆除の対象として大きな問題になっている。 春の若芽は食用となり、酢味噌、胡麻和え、油炒め、酢の物等で食べられ、高知県では山菜のナンバーワンであると聞く。 生でも食べられ、酸味があるので、地方によってはスカンポとも呼ばれるが、いわゆるスカンポはこの植物では無く、スイバの事である。( 「スイバはスカンポ」 の項参照) |
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春のイタドリ(虎杖)
根茎を乾燥させたものを漢方の生薬(しょうやく)名で虎杖(こじょう)、虎杖根(こじょうこん)と呼び、利尿剤や通径薬として用いられる。 又、傷や火傷の手当てにも用いられ、戦時中はタバコの葉の代用として使われた。 |