ロミ空ツアー日記

・Aロカルノ〜ソノーニョまで                       (2006.3.14.更新)


ベリンツォーナ〜ロカルノ間の電車
混む時間帯があるのか分かりませんがこの時は空いてました。




ロカルノへ11時過ぎに着いた時には小雨が降ってました。とりあえず最初にしたのがソノーニョ行きのバス停の場所を探しました。ただこの時はバスが止まってた訳ではないので分かりませんでした。バスの切符売り場というものも探しましたがこれまた分からず、バス停らしき場所のマークの建物があったので(後で分かったのですが、そこは郵便局的なとこでした)そのあたりでもうろうろとしました。で、結局分からないので、街のインフォメーションへ。カジノの建物の右手にあります。ここで、バス停の場所やら、バスの切符の買い方を聞くと、時刻表をくれ説明してくれました。バスの切符はバスの中で買うということです。あとマップもコピー版ながらインフォメーションでもらいました。スイス・イタリアではインフォメーションはホント役に立つみたいですね。日本では観光案内所なんて一度も行ったことないような気がします(笑)。
で、その後この日宿泊するホテルに向かうべく、市場も開かれているグランデ広場方面へと。雨が少し降っていたので盛況ってほどでもないですが、ちゃんと市場ではいろんな食品とか、DVDやら売ってました。結局何も買わずじまいでしたが、雰囲気は楽しめました。その後広場に面したキオスクに入り、水とか絵葉書など簡単な雑貨類を購入。その時にたまたま?切手はどうと聞かれてそうかこういうとこでも切手があるのかと思い、ホントなら1.8フランで日本に送れるところですが、切手の都合?で1フランの切手と0.85フランの切手の2枚セットで出してくれた。とりあえずこの5セット分を購入。ここのおばちゃんがちょっと好印象でした。私は日本語はしゃべれないからと笑って言ってくれた(ここは英語ですが)。で、広場前に宿泊するホテル「デランジェロ」があるので恐る恐る到着?

市場が出ていたグランデ広場
ちょっと雨上がりで微妙な天気だったので店も少なかったのかも




ここのホテルは日本でオンラインで代理店みたいなのを通して予約したホテルで、予約できましたというような返事も無かったのでホントに予約できてるかなと思ってましたが、ホテルの入口に入った途端に、私の名前を呼ばれました。えっ?って感じでしたが、アジア系の人間の予約は私だけだったのでしょう。まだ時間は12時過ぎでしたが、普通にチェックインもできて部屋に行きました。まぁ日本でいうビジネスホテルといった感じですが私には十分でここで、少し休んでソノーニョへ行く準備をし、いざ出陣!

ソノーニョ行きのバスは13:50発だったのでちょっと時間があったので、周辺をうろうろと。電車の中からもマッジョーレ湖は見えてたんですがもう少し間近でということで見ようと思いましたが見渡す限り霧だらけで一寸先は闇でした。これなら遭難するのにもってこいだなと(笑)。食事も全然してなかったのでどこかいい店がと探してましたがマクドナルドのセットで11フラン(約1000円)というのを見てやめました(笑)。コンビニでパンらしいものを買いましたが、これまた高い!スイスは物価はかなり高いです。水でも200円くらいは出さないと手に入りません。
で、ロカルノ駅周辺なども見学しつつバスを待ってると、バスの横にソノーニョ(Sonogno)の文字を見つけました!なんかまだ着いてないのにうれしかったです(笑)。で、あまり人の居ないバス停に恐る恐る運転手らしき人にソノーニョ?と文になっていない言葉で聞くとOKみたいなジェスチャーだったので、中で切符を販売してもらうことに。往復もラウンドトリップというのがあまり理解されず、ジェスチャーで行って、戻るというような身振りで時刻表を見ながら、帰りは16:30に乗るということで無事切符を購入しバス内へ。行く前に座席は左側がいいと聞いてたので、バッチリ左側座席を確保。といっても客は10人足らずだったのでどこでも空いてましたが(笑)。
ロミオゆかりの地名を抜けつつバスはベルザスカ渓谷へ、左側に渓谷が見えるのでホント景観バッチリです。途中めがね橋みたいなとかいろんなとこを抜けていって、写真を撮りたかったのですがバスが動いていてはほとんど撮れません。止まっていても窓ガラスがきたない(笑)のでそれが微妙に乱反射したりします。

途中、犬を連れてる人が普通に乗ってきました。ちょうどズボンあたりを噛まれたような気もしましたが気のせいでしょう(笑)。帰りのバスでも犬連れの人が居たのでこのあたりでは盲導犬ではなく普通に犬が乗ってるのかなと・・・・で、乗客もどんどん減っていき、とうとう3人くらいに(笑)。で、15時ちょい前くらいにソノーニョの文字が!ただどこがバス停か分からなかったので、みんな降りるのを見てここかと思い降りたとたんに左前方に教会が!ここだ!昔の歌にはるばる来たぜ〜函館へ〜♪ってのがありましたが、ホントその心境でした。ロカルノでは雨でしたがソノーニョに着く直前から一気に晴れてきました!さすがロミオの青い空!って関係ないですが(^_^;)
というわけで、バスの発車時間まで1時間半。急いでソノーニョの観光です。まずは教会へと思いましたが、教会の周りも雪だらけで、歩くと埋まりそうな状態です(笑)。ロミオが鳴らした鐘のある建物も、閉まってるとは聞いてましたが、やはり閉まってました。階段も雪だらけで扉を触るのも危なかったですが。教会の鐘も何度か聞くことになりましたが、結構何回も鳴ってます。15分おきくらいでしょうか?あまりカウントしてなかったので分からないですが・・・・
で、教会の入口はと思ってるときにちょうど中から人が出てきたので、入れ違いに入りました。誰も居ませんでした(^_^;)。ロベルトが贈ったステンドグラスはないのですが、このあたりかなとか想像してお祈りもしてきました。中では絵葉書も1フランまたは1ユーロと書かれた箱と共に置かれてたので2種類・2フランでいただいてきました。

ソノーニョ村よりの雪山風景

ソノーニョ村の教会
周辺に雪が積もっていて冬場は入るのにも一苦労です。
鐘のあるところは施錠されていて入ることはできません。


教会を出て、雪道へ戻ると1人の人とすれ違いました。「ペルメッソ!」とこの旅行で初めて言われました。「ちょっと通してください」というような意味ですが、なんかこの響きがいい感じで、いいイタリア語ですね。
で、今回のソノーニョは通る道は靴が埋まるようなほど雪は残ってなかったのですが、やはり通れるところは限られてたので何度も同じ道を歩いてました。冬のソノーニョに行かれる人は最低でも雪に滑らないような靴で行ってくださいませ。雪で坂もあるので注意が必要です。
ロミオの家があったような小高い丘に上がりたかったのですが雪の状態と、道がどこなのか分からずにそれほど上には行けませんでした。
全然関係ないですが、何故か鹿を飼ってる家を見かけました。ソノーニョの猫も見れてよかったです〜でも、ヤギとかオコジョが見たかったですがそれは次回に・・・・
この日バスでソノーニョへはほとんど人は居なかったのですが、村の子供らしいグループがオリエンテーリングみたいな感じのことをやっていました。地図を持ってうろうろしてたところでバッタリ会いましたが、いきなり何かを聞いてこようとしたので「ノン カピスコ(私は分かりません)」と逃げました(笑)。その後この子供たちに悩まされるとは知る由も無かったのです・・・・(笑)

ソノーニョ村で飼われてる?鹿と猫↑


ソノーニョのホテルとか店なども今回調べようと思ってたのですが、まずお土産屋は休んでました(笑)。さらに食事するところも閉まってました。1月中旬〜3月中旬あたりは休みみたいです。ホテルもシーズンオフなのかやってる雰囲気はなかったですね。ホテルに関しては調べる必要がありますが、人がどこにも居ないので確認できません(笑)
ホテルの横あたりに観光案内マップがあるのですが、その横に誰か使ってるのか?というようなポストがあったので、試しに自分宛に切手を貼って投函しました。16日に出して21日には届いてました!使えますあのポスト(笑)
ソノーニョを満喫しているうちに、16時の鐘が。もう30分ということであまり遠出もせずにバス停近くのあたりを探索してると、先ほど会った子供たちが続々と集まってきました。総勢25名くらい?引率の先生も居たりで、1人で立ち止まってると好奇心旺盛の9〜10歳くらいのロミオみたいではないですが、少年がこちらに話しかけてきます。何を言ってるか分かりません。英語のエクスキューズミーとスクーズィーってのは同じような意味ですが、ちょっと聞いたら似てるような感じで一瞬英語かと思いましたが、思いっきりイタリア語でした。どこから来たのか?とかそういうことを聞いてるのでしょうが、早すぎて逃げながらだったので手をあげるだけでした(笑)。仲間のところへ帰っては、「外人や、言葉通じないぞ」とか言ってるんでしょうね(^_^;)。
まぁそうこうしているうちにバスの時間だったので乗り込むと、その子供たち一行もバスに乗ってくることに・・・・さすがに隣の席までは座ってこなかったですが。

ソノーニョの観光?案内看板とポスト
バス停降りたらすぐに左手方向に見えてきます。
ポストもちゃんと切手を貼ってハガキを出したら届きます(笑)

バスでは騒がしく、まぁ適当にハイテンションだなとか思ってたら、どうもこっちへ話しかけてきています(^_^;)。笑顔で会釈するくらいで、Can you speak English?と聞くとやはり英語に反応してイングリッシュという単語とか、サンキューとか、マイネームイズとか知ってる単語を連呼しだしました(笑)。名前は?とか聞かれてるみたいだったので、アルフレドですとか、ニキータですなどと答えたかったですが、笑われたらイヤだと思いやめました。2人居たらできる芸当ですね(笑)結局日本人であることもとりあえず答えずにその子供たちは途中で降りていきました。この事件でもうちょっとイタリア語も勉強してたらよかったなと。今度来る時にはもう少し会話ができるようにと思います。で、バスは夕方のロカルノへ到着しました。

この時間ならまだマドンナ・デル・サッソ教会へ行けると思い、ケーブルカー乗り場へ。切符はどこでと思ったけどどこにもなかったのでそのまま車内へ。往復6.6フランでした。歩いてもいけると書いてましたが、かなり上なので普通では難しそうです。で、上についたときにはすっかり日も落ちて教会がどこか一瞬分からなかったです。ケーブルカーの乗り場からは左方向に降りる階段がありそこを結構降りたところに教会の入口がありました。で、この時間は誰1人居ませんでした。というか、夜にこの教会に行くとお化け屋敷な状態です(笑)。途中真っ暗のところを歩く羽目になります。途中で電気は自動で点くのですがまり暗いのが得意でない人は昼間に行きましょう〜結構教会は大きかったのですが、もう暗くてケーブルカーの時間も30分に1本だったので見学も早々に引き上げて戻りました。ケーブルから降りたときはすっかり夜でした。
その後、ちょっとテスト的にロカルノからもハガキを投函しました。ソノーニョのポストで出しても恐らくロカルノの消印だと思ったので(郵便を集めてたポストバスでロカルノからソノーニョまで行ったので)自分には出さなかったですが、出した人からの報告によるとこれも21日に届いたそうです。スイスの郵便は結構優秀かもしれません。

夕暮れ時のマドンナ・デル・サッソ教会

この後は、普通なら食事というはずですが、密かにガイドブックで見つけインフォメーションに行った時に見かけたカジノへ。入口ではいちおうパスポートチェックなどはありましたが、普通の私服で入場でき、入ってから入口にあったコインロッカーに大きい荷物は預けてくれと言われました。もし行かれる方が居ましたら、入口左奥にロッカーがあります。2フランですが、そのまま返却されます。ただしこのロッカーはかなり小さいです。リュックサックレベルでも薄くないと入りません(^_^;)。で、無事入場。ポーカー、スロットマシンなどが中心でやはりそれほど大きくなく、ちょっとビデオポーカーゲーム等をやりつつ軽く負けてるときに、手持ちにトラベラーズチェックがあったので、当然カジノではこういうのは両替できると思ってましたが、キャッシュオンリーと言われ門前払い。まぁお金が無かったわけではないのですがトラベラーズチェックは使えないなぁと実感。ホテルでも使えなかったので、ロカルノでは使える店などはないかも。
で、最後の10フランでビデオスロットちょっと遊んでたら50フランくらいに。で、そのまま続けてたら100フランの当たりがきて、減りそうなところでもう1回当たりがきたりで、最終的に300フランになりました。このカジノでは200フランほど勝った計算になりました。で、まぁ適当に遊んだので何か食事はないかとホテルのほうへ。

泊まってたホテルの1階が夕食を提供するレストランだったので、まだなんとか開いてたのでそこでビールとピザを。そのピザが失敗しました。あまり細かく中身は確認しなかったのですが、私の頼んだ「ロマーナ」(名前だけで選択(笑))がからい。というか、アンチョビとか入っててかなりきつかったです。で、大きさが2〜3人前のピザ級で1人ではギブアップ状態です。味が同じなのと、最後は冷めていくのとで・・・・値段的には1000円くらいだったのでマクドで1000円を考えればスイスでは安いと思います。で、この日はそのまま部屋に戻り、リアルタイムでやっていたフィギュアスケート男子フリーの最後のほうを見ました。ちゃんと高橋大輔のことも解説してました。イタリア語だったのでさっぱりでしたが。
まぁこの日はいつのまにか就寝。

ホテルは朝ごはんも付いてたので、まぁ朝ごはんといってもパンとハム、ジュース等の簡単なものでしたが、それを食べていざ出発!
まずは昨日見なかったヴィスコンティ城!博物館は冬季は休みみたいで近くにも行ってません。その後マッジョーレ湖の汽船乗り場で時刻表を見に行ったりしましたが、時刻表が欲しかったのですが事務所らしいとこは全く開いてませんでした。ここもシーズンオフで4月くらいから再開とのことです。やはり冬場は見るところが少し減ってしまうのでそのあたりは減点です。
昨日のマドンナ・デル・サッソの教会までのケーブルカーの後にリフトやら乗って山のほうへ行くようなルートがありました。これも冬季でやってなかったのですが、夏場は楽しそうです。是非夏にも訪れたいなぁと思いました。
その後、山猫という店(原作ではパン・ペルデュー)を探しに湖畔を歩きましたがそれらしいところは分かりませんでした(^_^;)。小さな船はいっぱい見たので、この船でマッジョーレ湖へとドリームを感じましたがかなり危なそうです(笑)。で、最後にサン・ビットーレ教会も駅の近くにあるのでそこも周りから見てきました。ここはマッジョーレ湖へ2時の鐘がなったら出発という合図で出てきただけの教会ですが。で、いろいろと見てロカルノに戻りベリンツォーナ方面への電車へと乗りました。

↑ヴィスコンティ城

マッジョーレ湖観光船乗り場↓

↑マッジョーレ湖畔にあった小さなボート

こういう船で、嵐のマッジョーレへ(笑)


↓サン・ビットーレ教会
2時の鐘が鳴ったら出発と行きたいところですが鐘を聞けず・・・

<情報>
ロカルノ駅ではホームの階段下にそこそこちゃんとした無料トイレがあります。スイスはトイレは無料なんでしょうけど、普通に歩いててトイレは見当たらないので昼間しか開放してないような掲示でしたが重宝すると思います。
ソノーニョ村は店ひとつ開いてなかったので、トイレってあるのかな?って感じでしたが、もし利用された方があれば情報くださいませ!最悪は家で借りるんでしょうけど。

冬季のデメリットはソノーニョは店が休みであるのと、雪が多いということでしょうね。あと、バスの本数が少ないです。ロカルノはマッジョーレ湖の船があまり出てないです。特に観光汽船はやってないような感じです。

だらだらと長くなりましたがロカルノ・ソノーニョ編はここまでです。


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