52-3:北海道 北見市 信善光寺 屯田兵人形



所在地:北海道北見市川東412番地

取材時期:2013年9月

ジャンル:アート系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

北海道を開拓したのは・・・そりゃ屯田兵でしょう。実際に入植した当時の屯田兵さんたちの木像がきっちり残されているというのを、ハッカ記念館で手にした北見近辺の観光案内パンフで知った。これはぜひ見せてもらわねば、ということで、その信善光寺を訪ねてみることにした。パンフによると、見学するためには事前の電話連絡が必要とのこと。当日、しかもこれからすぐに、ということで断られるのを覚悟でお寺に電話してみた。すると、本堂を空けておくから自由に見学して良いとの了解を頂いたので、早速お寺へ。電話の通り、だれもいないが本堂の扉は施錠されていなかった。

玄関から本堂へは一段高くなっており、そこに賽銭箱がドンとおいてあるので、やっぱりこれはお賽銭必要だな、ということでまずは硬貨を入れて手を合わせる。その後本堂に上がらせてもらい、ご本尊さまにも手を合わせる。さて、問題の人形たちであるが、それはご本尊さまの左手、雛壇に並べられている。7?8段はあろうか?半分から軍服の様子が違っているので、何らかの違いがあるのであろう。それぞれの人形横には名前の入った札が立てられている。しかもそれぞれ服装や表情がみんな違っている。どこかの五百羅漢や、千手観音とは違い、まじめに作られている。保存状態も80年以上も前に作製されたとは思えないほど良好で、歴史的価値も高いのであろう。その証拠に北海道文化遺産や北見市指定文化財になっている。実際に入植した屯田兵さんを人形にしているので、北見市内にはそのご子息さんたちもきっといらっしゃるのであろう。作製の経緯や、実際にかかった費用などは他のページでも多数取り上げられているので興味のあるかたは是非そちらも参考にされたい。

 

やっぱ、こういったものは北海道でなければ決してみることが出来ないので、オホーツク海側に来たときにはチェックしたい珍スポの一つであるのは間違いないのであった。



リンク等:

取材記録52に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ