40-7:東京都 あきる野市 東京ムツゴロウ動物王国  



所在地:東京都あきる野市上代継600

取材時期:2007年11月

ジャンル:なまもの系

珍スポ度:☆☆(☆五個が最高得点)

2004年に北海道から東京に移転してきたムツゴロウ王国。東京サマーランド敷地内での活動を2007年秋に終えようとしている。年間30万人の集客を予想していたものの、約10万人程度と伸び悩み、運営会社が賃金不払いで倒産してしまった。ムツゴロウ事務所が運営を引き継いだが、なんともならず、北海道へ里帰りすることとなったのだ。閉園は11月25日。その前に一度取材しなければ・・、とあきる野市へと急いだ。車での横浜から八王子越えは何時到着できるのか全く読めないので、今回は電車での取材である。最寄りはJR五日市線の秋川駅。駅に着いてみるとバスは既にいった後だが、タクシーで5分と書いてあったので「まあ、歩いても大したことないだろう」と思い、サマーランド方面に歩き出したのが大きな間違いであった。しばらく歩き観覧車が見えてきたのでそちらへ急ぐ。すると秋川を挟んで目の前にサマーランドが現れた。しか〜し、橋は遙か下流。川を突っ切る勇気もなく、橋まで戻りサマーランド着が駅を出てから一時間後。なんともトホホとなり、動物王国行きの無料バスに乗り込む。

 

何とか入園所にたどり着くが、受付に誰もいない。中にも受付あるのだろう、とそのまま直進すると、すぐに園内に入ってしまった。取材なのでタダ見はあんまりだろうと先の受付に引き返すと今度は受付嬢がいる。JAF割引で大人二人3200円(高っ!)を支払い、堂々と園内へ。この儲ける姿勢のなさが東京撤退につながっているんだろうな〜などと勝手に納得しつつ奥へ進む。池を越えるとそこがメインの犬猫ふれあい広場である。基本的に犬がメインで、少し猫ちゃんにも遊んでいただける場所であるが、特に犬猫好き以外が楽しめるような施設は無い。犬好きには良いかもしれないが、ニカのように猫好きなら千葉の「ニャンだパーク」もしくは伊豆の「猫の博物館」の方が楽しめるかも。

  

とはいうものの、イベントはしっかり開催されている。この日はドッグフードの与え方講座。係りのお兄さんがマイク片手に丁寧に解説してくれるので、犬を飼っていないニカでもフンフンと楽しく聞けたのだ。しかし、この講座での一番の見所は居眠りしているムクムク柴犬君。もうだめだぁ〜、ってな感じて机の下に潜り込んでダウン。ただしエサの時間になるとむっくりと起きあがり、しっかりエサゲット。このほか猫屋敷や、馬牧場などもしっかりみせてもらった。出口に向かって歩いていると「あっ!ムツゴロウさんだぁ〜」との声が聞こえた。そちらに向かうと、あれま、本物のムツゴロウさんではないか。入園者に記念写真をせがまれて、一緒に写っている。ニカも他人の記念写真を望遠で撮らせていただいたところでフィルム終了。まあ、別にムツゴロウさんと一緒に写真撮らなくてもいいか・・、などと出口に向かう。すると後ろからムツゴロウさんが追いついてきて、「凄い望遠だね、キヤノンかい?キヤノンは望遠いいからね〜」と話しかけて頂きました。うーん、サンニッパの威力は撮影以外でも凄いのだ(重さも凄いけど)。

 

ということで、出口前の売店で少し買い物をして取材終了。しかし動物王国の動物のうち、一番の珍獣はムツゴロウさん、あなたですからぁ〜!。



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