平成22年8月15日

盂蘭盆大法要

 

 早朝から境内は参詣者で一杯でした。境内をお参りされる皆さんをご紹介!

  

仁王門周りにお店が沢山出ました。ここからスタート?かな。

  

  

浄行堂や納骨堂周辺。

  

  

妙見堂・守護神永遠堂周辺。

  

大本堂周辺。池の鯉を見る子供達。

  

戦没者追悼並びお盆施餓鬼大法要 午後1時

  

  

参拝者焼香の列。

  

  

山首謝辞

ご参詣ご苦労様です。お盆にお参りされる皆さんのお姿には喜びを感じます。それは昨今話題になっている不明高齢者問題を憂うからです。

もう三十年とかそれ以上と言われてますので、年金欲しさはバブルの頃からあったのでしょうね。核家族が定着しつつあったころでしょう。

ご先祖あっての今をしっかり考えるお盆は、こうして皆様ご家族が一同に参詣されることにこそ軸があります。お仏壇がありそこに家族が

ある。まあなかなか難しいとされる同居ですが…。そろそろ私も言及しなければならない大切な事柄があります。「葬儀離れ」問題です。

本佛寺では考えられない造語ですね。でも先日もNHKで特集をやってまして見ているとイライラしましたので、敢えて本日申し上げます。

いいですか。自分本位に葬式を考えてはいませんかということです。私は随分前から「告別式」とは何事か!と講演などでも言い続けてい

ます。別れを告げる…。自分の悲しさを癒す、自分が納得する別れをしたい。ちょっと待ってくださいってことですよ。私達は100%死を

迎えます。私達が死ぬのですよいずれ。残された方はこうしてしっかりお参りをしながら受け継がれた命の報告をする義務がありますよ。

死ぬことを前提に考えるから「死生観」というものが大事と常々申し上げています。散骨したり、葬儀の式をしないなど言語道断ですよ。

隙間産業がありその業者が膨大な金銭を要求するとのことから経済的理由に式を執り行わないとも聞きますが、お寺に相談したらいいじゃ

ないですか。お寺はご先祖から存じ上げ今もお骨をお守りしているのですから、解らないことがあれば住職さんにお尋ねすればいいんです

よ。「訳のわからない御経はいらない」などとんでもない発言がテレビでありました。僧侶の怠慢もあるかもしれませんが、家族が崩壊し

たとされるなら取り戻す努力をしなければなりません。それこそ仏壇であり寺であり葬儀であるはずです。不明高齢者は葬儀がしっかり行

なわれれば絶対にありえないことでしょう。(中略)是非お盆にあたり一考頂きながら、ご自身がお墓に入ることを想像されてください。

沢山のご参詣まことにありがとうございました。明日も私はお葬式で「尊い御経」を上げて参ります。またの参拝をお待ちしております。

歴代墓前回向

  

  

無縁塔・霊園・納骨堂回向

  

送り盆をされる方々の尊い情景を掲載させて頂きます。ご家族連れが多い夕刻。

  

猛暑のためか、みなさんかき氷に夢中でした。

  

大本堂前で、屋外焼香をされる参詣者。

  

  

境内は人で溢れています。皆さんご先祖様にご挨拶に来られるのですね。いい眺めでした。

  

  

受け継がれた命が、こうして手を合わせています。

  

  

  

 

霊廟や霊園に合掌する方々の姿は美しいものです。

 

薄暗くなり、やがて人も疎らになって、お盆が終わりました。

 

 

ご覧頂きありがとうございました。

 

編集部

 

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