平成18年8月13日〜15日

 

盂蘭盆大法要

 

大東亜戦争戦没者追悼

 

今年も、戦没者の追悼を行い、お盆の法要が奉行されました。

その記録を掲載して、共にご供養を致します。

 

スナップ

 

13日…迎え盆を歴代墓前で奉行

霊園・霊廟等にも御回向し、

本殿仏壇にて、先祖供養しました。

 

境内には、青年会の売店やかき氷などが出ていました。

 

そして、15日

盂蘭盆大法要厳修

 

参拝者は婦人会のお弁当引換所に並んで、昼食を頂きました。

午後一時

弟子等を式衆として、御前様導師で追悼法要奉行

参拝者お焼香の模様

 

 

本堂の外にも焼香台が設置されました。

 

 

 行列でお焼香を待つ参拝者

 

山首法話

遠近を問わず、こうして多くのご参詣を賜りありがとうございました。

さて、やはり今朝の出来事に言及しなければならないでしょう。靖国神社

に我が国の首相が参拝しました。終戦記念日である本日、先程の法要で、

本佛寺も記念日の追悼法要をしましたが、国家としても行ったようです。

勿論、前に申し上げましたように、本日日蓮宗宗務総長導師にて、千鳥ケ

渕墓苑法要が午前9時から行われましたので、国家を挙げて至る箇所で追悼

があっております。私は、個人的に靖国神社にはお参りしております。それ

は、檀信徒の中にも遺族の方が多くおられ、私共も昨年のグアム法要や終戦

五十年時の知覧特攻基地法要などを遂行しておりますので、靖国で会うとい

う当時のお気持ちを信じているからです。毎回感じることですが、祀るとい

う意味をはき違えている気がします。全国に点在する神社は英雄信仰を中心

として、神となった人間を拝み、家内安全や受験合格、交通安全などをお頼

みする形式となっていますが、私は靖国神社でお願い事をされる人を見た事

がありません。従って私は靖国を「永代供養殿」として祈願でなく追悼させ

て頂いているのです。これは宗教家である私達がはっきり申し上げなければ

ならないことだとも思っております。基本的に思想やイデオロギーは遺伝し

ますので、それぞれに皆様も今回の首相行動に齟齬があるでしょうが、どう

ぞ、霊という存在は不偏であり待っているという事もお盆をして再考頂きま

して、本日お経のシャワーを浴びた清らかな身体で、ご先祖様に額ずいて下

さい。それが生きている私達に出来る最も大切なことであるからです。亡くな

られた方の分まで生きることこそが、一番寛容なんです。拝むということは心

なしには語れないのです。御参詣…そして、ご静聴ありがとうございました。

 

本堂での法要を終え、本殿仏壇で送り盆法要をしました。

歴代墓前にて

西身延霊園にて

 

第一・第二・第三霊廟にて

境内すべての精霊に御回向しました。

 

お盆にお帰りになった精霊は、こうして山首導師により

送り盆法要で、またお帰りになりました。来年もこれは

奉行されます。どうぞご参詣下さい。

 

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