青年会長謝辞

　本日は第三十回　纏奉納式にあたり、西身延青年会のため、このような時間を頂き、誠にありがとうざいました。

　いよいよ、明日から、お寺に常駐しての練習が始まります。この式典での誓いをむねに来月14日御会式纏行列の盛会にむけ、一丸となって努力致します。

　さて、夏休みに行われた第７3回林間学校。テーマは克服の「克」でした。御前様は災害が相次ぐ現在を憂いながら信仰による精神統一を目指すとおっしゃり、苦難を乗り越えてこそ幸せがあると説かれ、他人に頼るのではなく自分自身を磨き鍛えるよう生徒達に伝え林間学校の三日間でそれを学ばせました。子供達そして私達青年会も仏様が宿る本佛寺の境内で、しっかり勉強させて頂きました。ご存じのように林間学校卒業生が大半をしめる青年会。追われる日常生活の中で忘れてしまいがちな感謝の気持ちを再確認するのが、この御会式かもしれないと私は思っています。

　今年は立正佼成会の九州青年部の参加が決定しており、充実した御会式になるであろうことは私共全員が承知しております。恐らく彼等は本佛寺御会式万灯行列には半信半疑で参列されるでしょうから、私達青年会が笑顔で受入れ、不安などあれば取り除き、校正会の皆さんを讃えて差し上げるよう「おもてなしの心」を会員には促そうと考えております。

　西身延青年会は、この纏奉納式をもって更に、私達が躍進することをお約束し、意を尽くせませんが、御礼の言葉とさせていただきます。

　結びに、私共を物心両面から支えて下さいました今年四月八日にお亡くなりなった本創院照葉日爲大居士、南爲三郎様に一同で合掌を捧げ、南様の生前を偲びながら今年の御会式を成功させることをお誓い致します。本日はありがとうざいました。　　　

平成３０年9月15日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西身延青年会　会長　綾部由之