はじめまして。今年の総会で会長を務めさせていただくこととなりました内山です。就任して初の行事となったマトイ奉納式。仏様の前で、お誓いしたことは、とにかく無事に有意義な御会式がしたいのでお願いします。という内容でした。西身延青年会を宜しくお願いします。 会長内山佳樹 |
青年会長謝辞 本日は、私達西身延青年会纏奉納式のため、お時間を頂戴し、皆様のご協力により、ここに式典が終了しました事、心より感謝申し上げます。 さて、ご存じのように、御会式の万灯行列は、新聞報道などでも「秋の風物詩」とされ、永い歴史と共に、先輩方が懸命に信仰表現を軸に続けて来られた大切な行事であります。特に、各題目講の皆様は、花作り、人集めなどを経て、重いリヤカーを引きながら長距離をお題目行進され、10月14日、着実にその伝統を守っておられます。青年会は、題目講のお姿に感動しながら何とか27年間、それなりに努力して参りました。私達はこれからも続けていきますことを今、御宝前にお誓いさせて頂きました。しかし、社会の動きは大変早く、まだ然程かわっていないのに、声高に「人口減少」「人口減少」と叫び、伝統行事の撤退などが、必要かのようにマスコミなどを通じ伝えております。影響を受けた団体は、それを真に受け、本当に止めてしまった例も多くあります。地域の祭りの衰退は人口減少が原因であるかのように錯覚しているのではないかと、私は思っております。もしかしたら、祭りを止めたいとか面倒だと思う人が増えたことが原因ではないかとも考えたりします。 青年会は若い者達の集まりであります。面倒などと思うものは一人もいません。ご存じのように、若者は好きな事はする。嫌いなことはしない。これが昔からの若者の生き方でありましょう。学生運動、デモ行進、暴走族、ギャンブルなど興味を持つ事には、すぐはまり、世間を騒がせます。 実は纏には、それに似た若者を引きつける力があり強い魅力を感じるのです。 西身延青年会は、興味深い組織であり、楽しさの中にも伝統という掛け替えのないものがあります。若者がこんなに集まる団体を私はあまり知りません。尾花前会長からバトンを渡され、今年会長となった10才以上年下の私は、若者が興味を更に抱くような組織を作っていきたいと願っています。纏奉納式にあたり、このことも併せて誓いながら、本日の御礼の言葉とさせて頂きます。結びに、何よりも心の支えとなる題目講の万灯行列が、今後も私達青年会とともに永遠であることを願い、高齢者から子供までを一体化させる力を仏様から頂きますようお祈りします。ご参詣の皆様お時間を頂きありがとうございました。 平成二十八年九月十五日 西身延青年会会長 内山佳樹 |