東京都知事選(フェイスブック書き込み文章)

2014.01.23

*東京都知事選に細川氏が立候補表明してから、宇都宮氏に支持を表明していた「市民派」の間に動揺が走り、「勝てる」細川氏に候補一本化を目指して、宇都宮氏に立候補辞退を求める動きが出たという新聞報道を読んで、とても違和感を覚えました。告示日の今日、黙って見すごすことはどうにも気持ちが落ちつかず。久しぶりにフェイスブックに書き込みしました。その文章を紹介します(1月23日記)。

都知事選告示日。脱原発を掲げる、「勝てる候補」細川氏の立候補に色めきたった「市民派」の動きに強烈な違和感を覚える私です。都知事の仕事は福祉、労働、環境、子ども、女性等々「社会的弱者」(個人的には好きな言葉ではありませんが)すべてに目配りできる人が求められるはず。宇都宮氏はその点で弁護士として折り紙付きの人物。しかも、脱原発にも明確にコミットしている。
 「市民派」は脱原発の一点での候補一本化と言い、「勝てる」という理由だけで宇都宮氏に「降りる」ことを要求したという(新聞報道)。これは逆さまな論理ではないか。先に立候補表明したのは宇都宮氏。細川氏が本当に都政全般を考えているのなら、先に立候補表明した宇都宮氏を支持し、その勝利に力を貸すのが筋のはず。それを妨げる理由として考えられるのはただ一つ、共産党が宇都宮氏を支持しているということ。それはあまりに狭量ではないか。細川氏が「危惧している」かもしれない共産党の宇都宮氏に対する影響力も、細川氏が宇都宮氏を支持することで「多様な考え」の持ち主が宇都宮氏の支持母体になることでむしろ中和されるはず。
 今からでも遅くない。細川氏支持に走った「市民派」は自らの不明を潔く認め、細川氏に対して「宇都宮氏支持、自らの立候補取りやめ」を説得するべきだ。そうすれば、かつての美濃部都政に継ぐ宇都宮都政を実現することは一気に可能性を帯びるはず。

皆さん、どう思いますか?