ソフト・ランディング

2008.01.09

1月2日に書いたことについては、各方面から反響があり、私としては励まされる思いをいただくことができました。感謝しております。また、私の発言が悪用される可能性について真摯に忠告してくださる方もありました。私としては、「愚直に生きる」が座右の銘でもありますので、そういうことも念頭に置いた上での見解表明でしたが、その方の私のことを考えてくださった上での忠告には心からお礼を申し上げました。

私は、1月2日にソフト・ランディングと書きました。そのときの気持ちは、私の後任を探していただいた上で自分自身のけじめをつけるということしか念頭にありませんでした。しかし、私に忠告をしてくださった方の言葉は私の再考を促すものでした。今の状況でこの仕事を引き受けるような奇特な人はいないのであり、私がなすべきことは、私のポストがやりがいのある仕事であるようにすることであるということを認識したのです。考えてみれば「コロンブスの卵」ですが、私としては、とにかく広島平和研究所の存在理由を確かなものにすることに全力を尽くすことがソフト・ランディングの前提条件であることを認識しました。

皆様にはご心配をおかけしましたが、私利私欲で動く人や官僚主義の人々に心を乱されることなく、広島平和研究所の今後の発展のため、ひいては真の平和のために努力する気持ちが生まれたことをご報告し、とりあえず安心願いたいと思います。