国民保護計画についての講演会(長崎)

2006.03.11

9日に長崎で国民保護計画についての講演会に出席しました。長崎では、被爆5団体が一緒になって長崎県に対して県の国民保護計画を作らないように申し入れたのですが、ときすでに遅く、県国民保護計画は成立する運びになっているという状況です。長崎市の心ある人々は、なんとか長崎市には市国民保護計画を作らないように働きかけたいということで、国民保護計画について警鐘を鳴らしている私に長崎市民の前でお話をする機会を与えてくれたという次第です。

講演会の後関係者の方たちと懇親会が行われ、いろいろ話し合いましたが、とにかく国民保護計画に対する国民の関心が低いこと、その点についてはマスコミが徹底して報道しないことに大きな責任があるということで、みんなの意見が一致しました。しかし、私も講演の際に強調したことですが、被爆した長崎市と広島市が一緒になって国民保護計画を作らないという決意を全国に対して示すことができれば、そのメッセージは必ず全国に伝わるし、マスコミとしても無視できないはずであるということについても、みんなの意見は一致しました。長崎だけが反対しても、広島が作ることになれば、メッセージの力は弱まってしまうでしょう。その逆もそうです。ここは何とかして、長崎と広島がスクラムを組まなければならないのです。

広島では、私の承知する限り、長崎での動きのようなことは見えていません。何とかしなければ、私に何ができるだろうか、ということを考えながら、帰ってきたところです。