広島の学校(小中学校は市立、高校は県立)における平和教育

2005.12.30

20日には中学校の、28日には小学校と高校の先生たち(元教員も含む)から広島(小中学校については市立、高校については県立)の学校における平和教育についてお話を伺う機会がありました。26日にインタビューさせていただいた舟橋喜恵先生からも広島の平和教育について伺う機会がありました。

私は、広島における平和教育のあり方が非常に重要であるという認識を持っており、その実情を理解することから始めたいと思っていて、知り合いになった人たちを頼りにこういう機会を持つことができたのでした。まだまだ入り口の入り口という感じでしたが、忙しい皆さんが時間を割いて来てくださった(私から伺う気持ちでしたが、研究所の方が集まりやすい、ということのようで、結局来ていただいたのでした)ことへの気兼ねもあって、これからもいろいろ伺うということで、スタートラインに着けていただいた、という感じです。

とはいえ、現場の先生方からお話を伺えて、おぼろげながら感じをつかみかけることまではできたと感じています。ごくおおざっぱに言えば、県教委の下にある県立高校では平和教育が非常に困難になっていること、市教委の下にある小中学校でも、状況はかなり困難さを増しているけれども努力する可能性は存在していること(しかし、日常の激務に追われて、創意工夫ある平和教育を実践することは正直難しい)、であり、私がこれまで感じていたことを確認するものでした。収穫だったのは、平和教育の実態を示す資料や生徒を対象にした平和意識にかかわるアンケート調査の結果をまとめた資料を頂けたことでした。

年末ぎりぎりの段階でともかくもスタートラインに着けたことについて、先生たちに心から感謝しました。