購読している3紙:広島(中国新聞)、長崎(長崎新聞)、沖縄戦のあった沖縄(沖縄タイムス)、神奈川(神奈川新聞)

2005.05.16

私は、原爆投下のあった広島(中国新聞)、長崎(長崎新聞)、沖縄戦のあった沖縄(沖縄タイムス)、在日米軍強化の集中点である神奈川(神奈川新聞)を購読しています。被爆・戦争について身近な発信を知りたいためです。

沖縄タイムスの最近の社説で特に印象に残る文章を記録しておきたいと思います。ヒロシマ・ナガサキの被爆体験が日本全国で共有されていないという実感がありますが、沖縄タイムスは極めて鋭く、本土と沖縄との認識の落差を告発しているのです。広島、長崎ももっともっと積極的に自己主張をするべきではないか、という気持ちで、中国新聞、長崎新聞にエールを送りたいし、神奈川新聞ももっと沖縄タイムスの自己主張を見習ってほしいと思います。

5月3日付社説:「県民が「日本国憲法」に憧れたのは、長く平和主義の外に置かれ、じゅうりんされ続けた人権を守る手だてにしたかったからである。だが、復帰した後も憲法が県民の権利を守ってきたとは言い難い。…

憲法の理念である「平和主義」を超えて日米安保条約が存在し、「静かな暮らしを求める願い」も昼夜を問わぬ爆音により無視されているのが実態だ。…

私たちは政党主導の改憲論議に厳しい目を向ける必要がある。どのような国を目指すのか。進路を指し示す憲法は、国民の意思が反映されていなければならない。」

5月6日付社説:(沖縄戦終結の日である6月23日を正しく回答した大学生がわずか3%しかいなかったーヒロシマ・ナガサキへの原爆投下の日にちについては、80%が正しく回答ーことや、日本の中国侵略、朝鮮の3・1独立運動について正しく回答できた学生が極めて少なかったことについて)「日本の中国や韓国への冷ややかな視線は、沖縄への視線とも重なっているのではないか。「3%」の衝動は、その証左の一つなのかも知れない。」