 | 上村松園作「雪」
上村松園は明治生まれの女流日本画家で、日本で最初の女性文化勲章受賞者でもあります。私は彼女の描いた日本画(美人画)によって初めて、世界に誇れる日本画を知ったと思いました。
[ケント紙に色鉛筆]
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 | 同上
模写を行なうための下絵。私の模写方法は、原画の上に方眼模様を入れた透明な板(下敷きにカッターで傷を付けたもの)を置き、各部の線の位置関係を正確に写し取ります。それをトレーシングペーパーに写し取り、更にそれを裏返してトレースし、本書きする用紙の上に被せてこすり、紙に薄く下書きをします。その上から鉛筆や色鉛筆で描いていきます。
[ケント紙に鉛筆]
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 | 上村松園作「舞仕度」(二双屏風の左側) 松園の画風は3段階に渡って変化してますが、私の好みは中期のものです。初期のものは浮世絵風ですし、後期のものは無駄を省いた渋さがちょっと物足りなく思います。ここに載せたのはほとんど円熟した中期のものです。
[ケント紙にクーピーペンシル]
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 | 同上
模写を行なうための下絵。
[ケント紙に鉛筆]
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 | 上村松園作「晩秋」
ほぼこれと似たテーマで「夕暮」というのもあります。
[ケント紙に色鉛筆]
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 | 上村松園作「序の舞」
松園の代表作の様に言われる作品です。「真・善・美」を体現した女性像を描きたいと彼女は言ってますが正にその通りの作品です。ちなみに、宮尾登美子著「序の舞」は、全く上村松園を侮辱しています。
[ケント紙に色鉛筆]
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 | 上村松園作「母子」
ラファエロの聖母子画と比較しても意味無いですが、こちらの方が本物の母の愛を表現していると思います。
[ケント紙に色鉛筆]
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 | 上村松園作「娘深雪」
私が模写を描くのは、単にその作品が好きだからに過ぎません。唯一この作品だけ、ある人から請われて描いたもので、手元にはこの下絵だけしかありません。
[ケント紙に鉛筆]
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 | 竹内西鳳作「斑猫」
上村松園の師匠の作です。東の横山大観、西の竹内西鳳といわれる日本画壇の大家です。
[ケント紙に色鉛筆]
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 | 葛飾北斎作「東海道五十三次」より「神奈川沖」
北斎のあまりにも有名な浮世絵。
[ケント紙に色鉛筆]
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