第5ステージ(2019/5/30-6/2)

第17日(2019/5/30)高知市に移動、駅の清算所で今回だけは


またまた南海フェリーに乗りました。
徳島から高知までは普通列車を使用すると、南海ルートが一番安い。
しかし時間がかかるけれど。

本日は後免(ごめん)で下りて、ビジネスホテルあたりで泊まろうかと考えていたら列車に乗って気が付いた。
買ったはずの切符がない。
徳島で列車待ちの間に入った「いきなりステーキ」か?セブンか?

移動する列車の中から、徳島駅、いきなりステーキ、セブンに電話して落とし物を聞いてみたが、なかったとのこと。
クレジットカード購入したから、控えがあった。買ったのは証明できても、これは乗車券ではない。
事実、新幹線などはカードの控えでは絶対に許してくれない。

後免まで行くつもりだったが、下りる時にワンマン運転の乗務員に話をしたりするのもなあ。。。時間かかるし。
というわけで、高知駅まで乗ることにしました。

駅の清算所の人に事情を話したら、今回に限りということで、まけてもらいました。
ありがとうございました。これもお遍路のお接待を受けたということでしょうか。

はりまや橋近くのホテルにチェックイン、近くの居酒屋に繰り出しました。


第18日(2019/5/31)路面電車、歩き、渡し船で31番竹林寺から33番雪蹊寺

今日のコースは15.5km、歩きはじめの日はハードにならないようにしてます。
ホテルで見た天気予報では、曇りのち雨だそうだ。
降らないでほしいな。

路面電車に乗って、文殊通り駅まで行きます。
しかし、よく揺れる。何かにつかまっていないと倒れそうだ。
前回の終わった場所、文殊通り駅で下りました。

ここんら歩きはじめます、写真でもわかるように曇り空です。
竹林寺には、高知市営の牧野富太郎植物園を通ります。
お遍路さんは、入場料を払わなくても通行できるようになっています。
ただ施設には入らないでくださいとのことです。

住宅街をぬけたら、お遍路道となった。

急な坂道を抜けたら植物園に入っていった。




















植物園はまだ開園前、準備に忙しいようで人が動いている。
間違えて正門から出ようとしたら、竹林寺に近い西門を教えてくれた。

時間前でも出入りできるように、小さな門から出入りできるようにしてあるのがうれしい。




植物園をぬけたらすぐに、31番の竹林寺。仁王門をぬけると庭園があった。
紅葉の時にきたら見事だなと思いつつ。

五重の塔もきれいだ。
ここの御本尊は文殊菩薩。
それで駅の名前も文殊通りだったのか。



























ここより次は、禅師峰寺(ぜんじぶじ)に行く、5.7kmの行程。

高知市内なので住宅街の中をうろうろと思ったらそうでもない。
田んぼの横を通り、小さな峠を越えようとしたらビワを売っていた。
一袋200円、ポリ袋いっぱいに入ってる、買えば荷物になる。
100円を出して少しわけてもらった。

道路のわきでへたり込んで食べる。
冷えてないけれど美味しい。

細い道を入ったりして32番の禅師峰寺(ぜんじぶじ)。


右の写真から山道だった。
竹林寺もそうだったが、なんか平坦な街の中かなと思ったら山道があった。

おまけに「マムシ注意の看板」。
山道はいいが、マムシはなあ・・・。


納経所の人に「マムシはでるんですか?」と聞いたら「ああ、遍路道はどこでも出ます、車道を歩いてください」とのことでした。

ここから少し戻っての33番の雪蹊寺(せっけいじ)までは、7.5km。
まだ11時前だが、雪蹊寺近くの民宿を予約した。
民宿のおかみさんには、早く着きますよと言われた。
今日は歩くのをほどほどにしよう。
それと以前に徳島で一緒に飲んだ、前の会社の同僚、今では同業が奥さんと一緒に車でお遍路をしているので、明日の昼に飲む楽しい約束をした

歩き始めて雨がポツポツ。
リュックにはカバー、今回初めて使うゴアテックスの雨具の上だけを着た。
軽いなこれ、高かったけれどよかった。
ポツポツと弱い雨の中を歩いていたら、腹が減ってきた。どこかないかと探したら大平山トンネルの出口にセルフの食堂があった。

チキンカツにサラダ、味噌汁、デザートの小夏。
この時間は休憩も入れているので、ゆっくりと食べる。
普段は食べるのが早いので、ゆっくりと食べるのは結構難しい。

最後のデザートも食べ終わってのお茶。

じっくりと休んで店を出たら、雨が強くなってる。
雨具は上も下も履くことにした。
下は靴を脱いで履くので苦労する。

ところが時間かけけて苦労して履いたら、雨があがった。
まあ雨が上がつて文句は言わないが、また脱ぐことにした。

道をまっすぐに歩いて行けば、渡船乗船場の案内が出てくる。
調べておいたが一時間に一本、待合室でゆっくりと休憩できるやろと思ってた。

そして渡船場が見える所にきたら、手を振ってる。「船がでるよ~」。
あわてて走っていたら出港寸前、乗船したら直ぐに出港。

県営の渡船で運賃は無料、大阪市の渡船と同じだ。

5分くらいで対岸に着いた。


夏に入ると点検期間があり、休航あるらしい。
これがないと、浦戸大橋という高い橋を渡らないといけない。
まことにありがたい船だ。

港から川沿いに歩いて、お遍路の休憩所があった。
今までの休憩所の中では、一番大きいかも。

元々は足袋屋さんの百足屋という店だったらしい。
その店を利用して、休憩所となっている。

声をかけられて休憩する、時間はたっぷりある。
今日の泊まりは、すぐ近くまで来ている。

お茶やお菓子をいただき、接待する女性といろいろと話を交わす
面白い人だった、いろいろと話がはずんでお茶もおかわり。

三時くらいにここをたち、直ぐ近くの33番の雪蹊寺をめざす。
幸いにも平地にありました。

民宿は4時からということでしたが3時半ならいるかも・・・でその時間に宿に入りました。
風呂から上がってビール、晩飯はかつおのたたき。








第19日(2019/6/1)雪蹊寺から宇佐の橋の手前まで、高知で飲み会

昨日とは一転、晴れています。今日の歩きは30kmくらいでした。

民宿「高知屋」のおかみさんは、親切な人だ。
いろいろとコースを教えていただいた。
お遍路では泊まっているのは私だけ、あと一人は工事の人。

舗装の道も西に西に。
高知市の周りは、水が豊かなのがわかる。
周辺部には水の音がよく聞こえる。







34番の種間寺(たねまじ)は平地にある。
ここまでは6.3km。


歩きやすい道を快調に進むと、仁淀川を渡る、この川は大きい。

橋の上では金剛杖を使ってはいけない、弘法大師さんが寝ているそうだ。

橋を渡ると大きな国道になった。
国道56号、両側にはマクドやらコーナンやらコンビニやら。
急に都会になってしまった。

ここから35番の清瀧寺(きよたきじ)に行ってまたここに戻ってくる。
27番の神峯寺(こうのみねじ)とよく似ている。

荷物は、途中にあるタクシー会社で預かってもらえるのだが、荷物から要るもの、置いていくものを分けるのも面倒なので、そのまま行くことにした。

高速道路の下をくぐって歩き遍路の道。
急な坂ではあるが、短い。
ほどなく仁王門に着きました。
まあいつもの事だけど、仁王門からの石段がきつい。

境内には滝があった。
なるほど清瀧寺の由来かな。



ここで友達にメール。
宇佐大橋の手前で落ち合うことを約束。
もう気持ちは、酒のほうに流れている。





























また街に下りてゆく、腹ごしらえをしよう。
歩きながら、マクドにするかな? いやいや腹いっぱいにはならん。
うどんも悪くないな。
コンビニおにぎりもいいが、食べるところがないよな。

国道まで下りてきて、ラーメン屋があった。
混んでいるラーメン屋、キムチを注文してラーメンに放り込む。

店を出てのんびりと歩いていたら道を間違えた。
川沿いの道を歩いて舗装道路。

意外に早く着くかも、36番の青龍寺までいけるだろう。
塚地坂トンネルの手前に休むところがある。

トンネルは長そうで嫌だなと思っていたら、道路標識に右にお遍路道と書いてある。
迷った、真っすぐいけばトンネルだが長い。
歩き遍路の道は山道になる。

迷ったが歩き遍路の道をとることにした。

今までのと違って、完全なハイキング道となった。

峠に着いてメールした、やっぱり宇佐大橋の手前で落ち合うと。

下り道で水場。
美味しかったです。

















ここから下って街に出た。
海沿いの広い道路に出たらファミリーマート。

3時くらいに、車の友達夫婦と出会いました。

ここから36番の青龍寺に車に乗せてもらって、行きました。

やっぱり車は早い。ワープしているようだ。





この後、高知のはりまや橋の近くのホテルまで車に乗せてもらって飲み会となりました。
仕事の話やらお遍路の話やらを話して楽しかったです。
次は松山あたりかな。

さて、うつぼのたたき、クジラのさえずり等々高知は美味しいものがいっぱい。。
特に私は、うつぼのたたきがおすすめです。
また食べに行きたい。

さて明日のお天気は雨のようです。

雨なら帰ろうと思います。






第20日(2019/6/2)朝から雨、軟弱な私は帰ります

起きたら雨だった。
通しで歩き遍路をしている人は、雨でも歩くんだろうな。
歩いていると、いろいろな人し知り合いになる、あの人は今頃どこを歩いているんだろうかと。
私はそこまでの根性はありません。
自転車の泊りがけでも、雨なら「や~めた」となります。

高知市内でぶらぶらして明日を待つか?も頭に浮かびましたが、仕事もかかえている。
区切りとしては、交通の便利な須崎あたりまでは行きたいとか、いろいろ考えて帰ることにしました。

そうと決まればルートだが、高知から徳島は高速バス、徳島からは南海フェリーにしました。
合計の料金が一番安いから。


次は、36番の手前の宇佐大橋からにします。

つぎのお遍路は梅雨明けかな。



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