最終更新日;2004年09月28日

宗像大社[2003/03/30]

今度は花見

岩国IC − → 山陽、中国、九州自動車道→ 黒崎IC → 折尾

 3月に入って2度目の小旅行。 前回は梅を見に太宰府まで足を伸ばしました。 今回は、桜を見に宗像大社までの小旅行としゃれ込みました。

露天ロード

折尾 − → R495 → 宗像大社(辺津宮)

 折尾で用事を済ますといよいよ宗像大社へ向かって出発です。 当然、3号線を通っていくと思っていると、カーナビは北上して495号線を通るように指示を出します。 よくよく調べてみると、3号線の裏道のような感じで、交通量も少なくこちらの方が便利でした。
 ところでこの道を宗像大社へ向かって走っているとやたらと青空市場が目に付きます。 但し、海岸沿いの防砂林の中を縫うように走っている道です。 青空市場があっても車を止めるスペースが殆ど有りません。 おいしそうな果物がたくさん並んでいたのですが、帰りに寄ろうということになり、行きは無視する事にしました(結局、帰り道は高速を使ってしまい、この道を通る事は有りませんでした。 残念!)

宗像大社(辺津宮)

 

 御利益が交通安全と云うだけ有って、社務所前に大きな駐車場(1000台の駐車が可能)があるのが目に付きます。
 神社の中に入ると、桜が咲いていましたが、何やら道着を身に着けた子供たちが溢れています、どうも境内で剣道大会が行われているようでいつもは静かな境内も、この日ばかりは子供たちの歓声で賑わっていました。

宗像大社(辺津宮)
  『日本書紀』によれば、宗像三女神は天照大神と素戔嗚尊の誓約のもとに誕生し、さらに天照大神のお告げによって、天孫(歴代天皇)の政を助けるために、大陸との交通の要路にあたる「道中」に降臨し、以後、海の守護神として崇敬されている。
 この三女神を奉じて祀ったのは、宗像氏の祖先胸形君で、朝鮮半島への進出を図る倭政権との関係が深かった。大化改新ののち、宗像郡は九州唯一の神郡となり、宗像氏は大領と神官を兼帯した。平安時代には大宮司職が認められ、以後、戦国時代にかけて社勢をのばした。

入り口の鳥居
心字池の畔の桜
拝殿

 本殿でお参りを済ませ、奥の院に向かいます。 子供たちをかき分けて、森の中を抜けていくと高宮と第2宮、第3宮への分岐がありました。 森の中に入ってしまうと先ほどの歓声が嘘のように静かです。 先ずは、第2宮、第3宮でお参りをしました。 この第2宮、第3宮は伊勢神宮の遷宮の際に出た古い材木を使って建てられたそうですが、とてもそのようには見えず立派なお宮です。
 一方、小高い山を登って行くと高宮に着きます。 ここが宗像神宮の発祥の地で、依代としての木の周りに注連縄が張ってありました。

第2宮
第3宮
高宮

 境内に宝物館があり、沖ノ島で発掘されたものが展示されています。 説明書きを読むと至る所に国宝や重要文化財が展示されています。 当然レプリカだと思って見ていたら全て本物との事。 ビックリするとともにあんな警備で大丈夫なんだろうかと心配してしまいした。

 参拝後に、太宰府の「梅が枝餅」に似た「幸福餅」を買って食べました。 好みがあるとは思いますが、梅が枝餅よりもこちらの方が美味しいような気がします。 売店のおばちゃんは積極的に売りたい雰囲気ではありませんでしたが。

筑前大島

宗像大社(辺津宮) − → 県道69号線 → 神湊港 → フェリー → 大島港 → 宗像大社(中津宮)

 中津宮に行くつもりは全く無かったのですが、どういう訳だか気が付いたらフェリーに乗っていました。 フェリーは町営でのどかな感じがします。 およそ30分で筑前大島に着きました。

フェリー

宗像大社(中津宮)

大島港 − → 宗像大社(中津宮)

 大島港から中津宮までは5分もかからない距離にあります。 こじんまりとしていい感じのお宮です。 太鼓橋を渡り階段を登って行くと拝殿がありました。
 入口には中央左よりに天の川、更に右側に織姫神社が、右側の小山の上に牽牛神社があります。 7月になるとここで七夕祭りが催されるそうです。

宗像大社(中津宮)
  『日本書紀』によれば、宗像三女神は天照大神と素戔嗚尊の誓約のもとに誕生し、さらに天照大神のお告げによって、天孫(歴代天皇)の政を助けるために、大陸との交通の要路にあたる「道中」に降臨し、以後、海の守護神として崇敬されている。
 この三女神を奉じて祀ったのは、宗像氏の祖先胸形君で、朝鮮半島への進出を図る倭政権との関係が深かった。大化改新ののち、宗像郡は九州唯一の神郡となり、宗像氏は大領と神官を兼帯した。平安時代には大宮司職が認められ、以後、戦国時代にかけて社勢をのばした。

鳥居
     
織姫神社
天の川
牽牛神社

さざなみ館

宗像大社(中津宮) → ( 15分) → さざなみ館

 中津宮から港の前を通り、大島町の官庁街、商店街を抜けて緩やかな上り坂を登っていくと、筑前大島温泉「さざなみ館」潮路の湯が見えてきました。 さざなみ館は平成13年7月に第三セクターとしてオープンした、本格的な温泉施設で裸浴場、屋外温泉プール、レストハウスなどで構成されています。
 ここなら食事にありつけるだろうと中に入ることにしました。 ところが入館料600円が必要なのです。 温泉に浸かるならお得な料金かもしれませんが、食事するだけなのに600円取られるのはちょっと心外です。 でも、中に入らないことには食事にありつけないので、しかたなく入館料を支払って食事を採ることにしました。

沖津島遙拝所

さざなみ館 → ( 10分) → 沖津島遙拝所

 お腹も一杯になった事ですし、最後に沖津島遥拝所に寄って帰る事にしましたが、実はこれがとんでもない失敗でした。
 さざなみ館から遥拝所までは700mと有りました。 先ずは若干登りがあって、そこからは遥拝所まで下りが続いています。 のん気に坂を下って行くと、海沿いの小高い丘の上に遥拝所が建っていました。 ここは今でも女人禁制である沖ノ島に行けない女性達が沖津宮を参拝するために建てられたものだそうです。 残念ながら海上は靄っており、流石に50km先の沖ノ島を見る事は出来ませんでした。

沖津島遥拝所

帰宅の途に

沖津島遙拝所 → ( 15分) → 大島港 → (フェリー) → 神湊港 − → 古賀IC → 九州、中国、山陽自動車道→ 岩国IC

 フェリーの出発時間まであと30分。 港からさざなみ館まで900m、さざなみ館から遙拝所まで700mとの標識がありましたから、帰りは1600m、しかもかなりのアップダウンがある道のりです。 汗だくになりながら一心不乱で港を目指し、なんと15分でフェリーにたどり着くことが出来ました。
 後はフェリーに揺られ神湊港に戻り、そのまま西へ向かって古賀ICから九州自動車道に乗り帰宅の途へ着きました。


訪問場所のご案内

名称
内容
住所
電話番号
備考
渡船 フェリー 〒811-3701 宗像市大島1809-18  0940-72-2535 大島渡船ターミナル
産業振興部 渡船課 渡船係
さざなみ館 温泉 〒811-3701 宗像市大島1194  0940-72-2681  



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