ふくろう博士のカナダ便り

 ふくろうう博士のカナダ便り 6 −
クリスマスと新年のお慶びを申しあげます  − 2002〜2003 


 お元気でいらっしゃいますか。
今年も皆様の良き年でありますようお祈りいたします。

一年は早いものですね。私どもは身体の自然現象〔?〕以外は変らずに元気にしております。
    
主人は時々
前の小川のダック達に
パンをやって楽しんでいます。

半分ちぎれた
パンが残っているので
すぐわかります。

  ――彼はどうして分かるのか
不思議がっていますが―-

 人の話では"ピーター"と呼ぶとやって来るダックがいると言うのでさっそく呼んでみました。
ピーターと呼んだらこちらによちよち歩きはじめました。次にジョンと呼んでみたらやっぱり来ました。彼らは餌をくれそうな人をよくみ分けます。
 手に何かをもって自分たちの方にやって来る人をかならず見ています。


 先日、主人が新しい発見をしました。 
  一人のおじさんが小川に近ずいて来たらあちこちからダックが急に走りだしたそうで、
どうしてかと思ったら、このおじさんピーナツを時々彼らにやっていたようで
……ダックがピーナツ好きだとは初めて知りました。
  彼らは誰がどうなのか、しかり認識出来るようです。
 彼らはいつもは川の藻や庭や公園などの芝を食べています。

  野鳥には餌をやるのは余り良くないと思うのですが、
  あちこちの家にも小鳥のために餌箱が置かれています。
 

  カナダ雁は群れを組んで朝夕2回必ず飛んでいます。
10羽,20羽、30羽とそれぞれ家族か一族でしょうか。
時には百羽以上の群れもあり,声を掛け合いながら隊をなして大空飛んでいるのは見事です。
夕方飛んで行って2,3時間して真っ暗になって戻って来るのもあります。
鳥は夜目が見えないなんてとても信じられません。


 クリスマスシーズン、が

家の周りは,デコレイションの
競い合いです。

家の屋根、ガレージの入り口,
玄関、ベランダ,そして庭など
思い思いに
これでもかと見せるために飾ります。



わが家の外は

お付き合い程度で
家の中にシンプルな
クリスマスセットを飾りました。

  
ところが驚いたことには、クリスマス泥棒がいるんです。
色々な家は、庭に光る大きなトナカイ、動くサンタクロウス、
虹のような塔など値の高いものを置いています。


それらを狙ったようです。トラックでやって来たようで,たまたまその家の人が家に居て見ていたら自分の庭のクリスマスデコレイションが運ばれようとしたので慌てて外に出たら逃げ去ったそうです。



     先日スーパーに行きましたら
レジの若い子が雪のないクリスマスなんてつまらないと言っていましたが
それが聞こえたのかこちらでも初雪が降りました。
東京より遅かったようですが残念ながらその日のうちに消えてしまいました。 
去年はもう少し降ったのですが、
でも私が来た年は年内に1度降っただけでしたので今年もそうなのかとも思われますが、
こちらは雪が少ないと夏の水不足になるのです。


 ビクトリア市では去年は家の番号の奇数と偶数で庭の散水日決っていて夏なのに芝生が茶色でした。 ケロウナは北海道より北ですが東京より体感気温は温かく、
緯度が高いと寒いと言う私の固定知識は覆されました。

   皆様のご健康とお幸せをカナダからお祈り申しあげつつ  




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