前回の日記で引継書の事務処理について疑問を呈しました。今回はその中身について少しふれておきます。通常引継書は引き継ぐ本人が書きます。しかし乾副町長の引継書は各部局に主要施策の課題を求めて、それを政策推進課がまとめて載せただけのものです。従って周知の内容が多く、特に目新しいことが書かれているわけでもありません。
しかし12月議会の一般質問で取り上げられた「住民ホール」(質問者はF議員)の問題について言えば、引継書に書かれている内容に比べると総務部長の答弁は少々具体性に欠けると言わざるを得ません。ただし引継書と一般質問の時間差は約1カ月ありますから、その間に事情が変わっていれば仕方がありませんが。
引継書では次のように述べられています。「〜平成21年3月末での住民ホール使用停止の方向で検討したが、さらに調整が必要なことから、今後関係機関などとの十分な調整と利用者への周知期間などを考慮し、平成22年3月末をめどに使用停止する方向で事務を進める必要がある」との内容です。「22年3月」という明確なリミットを示している点に注目です。
一方、一般質問の総務部長答弁を一部要約しますと「〜必要最小限の整備でも3億3千万円かかり、また吹き付けアスベストも残っている状況である。できるだけ早い時期に今後の方向性を示して、説明する時期にあると考える」と答えています。答弁では「21年3月」の使用停止検討がご破算になったことも、「22年3月」の使用停止予定期日も一切述べていません。
住民ホールを「文化ホール」にと求めている質問者に対し厳しい答えが返っていることは、上記に示した総務部長の答弁を見てもわかります。しかし「22年3月」は「今後の方向性」の根幹をなす内容ではありませんか。副町長の引き継ぎ内容はそんなに軽いものではないはずです。当然のことながら担当部局との調整が行われたからこそ、具体的なタイムリミットが示されているのです。そうそう、引継書は担当部局からの原稿そのものですからね。
つまり総務部長は副町長引継書に自らが示した重要なポイントを、一般質問の答弁では答えなかったのです。F議員は私なんかと違い(?!)理事者たちが軽んじるような議員ではないはずです。それなのになぜ使用停止の予定期日を口にしなかったのかしら?と大いに疑問です。F議員、怒ってもいいのんと違いますか。まっ、人のことはどうでもよろしいですが、理事者に対しては「誠意ある正しい答弁ではない」といいたいですね。住民ホールのほかにも気になる施策がありますが、またの機会にお知らせいたします。
写真は記事と関係ありませんが、バンコクの中華街の様子です。私はどこに行っても市場を見るのが好きです。狭い通路に人がいっぱい、暑くて喧しくて好みじゃない匂いも鼻につきますが、滞在中2度3度行きます。今は毎年エビや貝柱の干物を買う決まったお店もあります。
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乾前副町長が退職して、早くもひと月半過ぎました。“人の噂も”の75日を迎えなくても、表面的にはもう皆気にしなくなりました。“居なくて当たり前”とはいいませんが、“去る者は日々に・・・”とはよく言ったものです。
しかし私はいまだに結構引っかかっています。議員が退職の2日前にファックスで知らされたこと、退職日当日の会派代表者会議に出てこなかったこと(前日には議長に約束をしていたにもかかわらずです)、12月議会において町長が行政報告を行わず単なる挨拶の中でしかふれなかったこと等々、疑問に思うことは消えていません。
退職の理由は体調不良と言いながらも、11月22日に開かれた某議員のパーティーには出席していたことなどを耳にすると、「なんなんだろうねぇ〜?」とあまり良い感じは受けません。まっ、本来そんなことはどうでもよいのですが、前副町長の健康がそれほど深刻な状況でないとすれば、「町長選出馬か」の噂もあながち捨てきれないかもしれません。
ただ川口町長の様子が最近結構元気に見えるので、噂は単なる噂でしかないかとも思います。町長が前副町長の立候補を察知していれば、もっと不安気に見えるはずですから。つまり行政手腕においては、前副町長に川口町長はまだまだ及ばないからです。
そんなこんなを勝手に想像しながら、情報公開された副町長の事務引継書を眺めました。起案は11月20日、決済が11月20日の同じ日付です。起案者は政策推進課の職員です。退職後13日を経ていますが、地方自治法上は「退職の日から20日以内に引き継ぐ」ことが可能ですから違法ではありません。しかし普通考えて、引継書の作成は退職日の日付でしょう。
しかも引継書には一切前副町長の氏名がありません。従って押印もありません。私は引継書には副町長と町長の間で署名・押印が交わされた鑑の書類がついているものとばかり思っていました。一体だれがだれに引き継いだ引継書なのだろう?と思ってしまいます。政策推進課にいろいろと確認しましたが、一般職員の引き継ぎとは異なり明確な定めがないようです(従って、別途規則できちんと定めている自治体もあります)。
これでは前副町長がいつ退職の意思を公に示したのかが、やはり判然としません。地方自治法の条文を見ているうちに、第165条の「副町長は、退職しようとする日前20日までに、町長に申し出なければならない」が目にとまりました。当たり前のことながら、やはり町長は早くに知っていたということです。つまりは議員への2日前のファックスは、やはり遅すぎたわけです。
当該「申し出書」の情報公開請求を追加請求して、調べることの一連作業は終わりかなと思っています。なんだか得ることの少ない“調べ”に時間を費やしましたが、なんとなく気分が収まらないままは嫌な性分なので。やれやれ、これくらいで納得しておこうかなぁ〜。
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「今年の仕事は今年のうちに」が当たり前の年の暮れですが、いつもいつも時間切れで放っぽり出しています。ごめんなさい!なんとか11月の日記を10数日分掲載しました。しかし12月分を丸々残したまま、9日間のお休みをいただきます。
来年は選挙の年ですから「遊んでる場合か」と言われそうです。またこの経済危機に年を越せない人も多いというのに気が引けるのですが、これは我が家の年に一度のセレモニーなのです。長男は三重から次男は栃木から私と夫は大阪から、それぞれがタイのスワンナプーム空港で落ち合います。長年続いている家族旅行ということで、どうかお目こぼしください。
今、26日の11時半です。お風呂に入ってからトランクに荷物を詰めます。明日は4時半起きなので、寝る時間がなくなりそうです。少し早いですが、この日記で皆様にご挨拶をしてから出発したいと思い、12月分を1日だけお届けすることにしました。
この一年、本当にいろいろとお世話になりました。来春は(多分4月12日あたりが投票日?)町長と町議会議員の選挙があります。また当然衆議院議員選挙もあります。川口町長は12月議会の閉会に際して、続投の意思を示す(ような)挨拶を行いました。また議員候補はすでに5人の新人が、立候補を行うことは確実視されています。現職で退任する議員は5人もいませんから、厳しい選挙戦になることは必至です。私も市民派議員の増員を目指して、頑張ります。
来年が少しでも良い年になるよう、私ができること精一杯果たしたいと思っています。皆様、どうぞよいお年をお迎えになられますよう、ご健康とご多幸をお祈りしております。掲載の写真は12月21日に行った「ボチボチサロン」の一コマです。
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前回の日記は2009年1月5日の日付でしたが、今回は再び12月に戻っています。12月の日記をすっぽりと抜かして1日分だけ新年へ進んだものですから、これから暫くの間は12月分に戻りたいと思います。ややこしいことで申し訳ありません。日付を気になさらないで、日記の中身を読んで頂ければと思います。ちなみに本日の本当の日付は1月7日です。
さて標題だけでは、何の事だか解らないですね。11月29日付の日記でも書きましたが、12月議会の議案内容に含まれていた債務負担行為の補正予算「ごみ焼却処理施設運営委託検討支援」が急に取り下げられました。議員に議案書を配布後、何の説明もなく当該予算を除いた議案書と差し替えたことは、全く前代未聞の出来事です。
私は担当課や町長にも説明と謝罪を求めましたが、埒があかず納得することはできませんでした。そこで12月19日に、以下の質問書を町長に提出しました。
2008年12月19日 島本町町長 川口 浩様 島本町水無瀬2-2-1-114 島本町議会議員 南部 由美子 質問書 町長におかれましては日頃の町政運営、大変ご苦労さまでございます。師走の定例議会中でもありご多忙は承知いたしておりますが、下記の申し入れと質問をいたします。早急にお答えくださいますようお願い申し上げます。 記 1 「ごみ焼却処理施設運営委託の検討支援業務」に係る補正予算計上(債務負担行為)を急きょ取り下げたのはなぜですか。その理由を詳細に説明してください。
2 「ごみ焼却処理施設運営委託の検討支援業務」の補正予算計上(債務負担行為)を取りやめるに至った事務の流れを示してください。当然、公文書による起案・決裁を経て意思決定されているはずですが、その文書の存在と内容を明らかにしてください。
3 「ごみ焼却処理施設運営委託の検討支援業務」に係る補正予算(債務負担行為)の重大な変更に対して、未だに議会への説明が行われていないのはなぜですか。
質問は以上です。回答につきましては、12月26日中に文書にて頂くことができますようお願いいたします。また回答を踏まえた面談の時間を取っていただきますよう、重ねてお願い申し上げます。ただし面談については、来年の設定でも結構です。
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質問書の回答は12月26日付で届きました。年末のあわただしい折、「1週間で回答せよ」との要求に応えてくれたことは評価したいと思います。しかし回答を見てみると、標題につけたような「ここまで開き直って恥ずかしくないのか!」と言わざるを得ません。
質問書の「1」に対する回答の要旨は「平成22年度の導入を目指して事務を進めてきたが、検討・調整した結果時期尚早と判断し取り下げる結論に達した」というものです。あのですね、「検討・調整」は議案書にあげる前にしておくのが当然なわけですから、それを議案書作成しかも配布後に行う必要性が生じたということは、よほどの事情が発生したということでしょうが!私はその事情を説明しなさいと求めているのです。
質問書の「2」に対する回答の要旨は「検討・調整に時間を要し、最終的な判断が遅くなったため事後処理の決裁文書とした」というものです。はぁ〜っ?何度も言いますが、検討・調整を踏まえた最終的な判断のもと議案書にあげるのが当たり前の姿なのです。しかし百歩譲って、それでも取り下げなければならなかったとしても、ごみ処理行政の根幹にかかわる重大な施策が決裁文書もないまま変更されてしまうことは信じられません。
こんな事務を行っていて説明がつくと思っているのですか!こんなことが通るなら、得体のしれない圧力でもかかればいとも簡単に恣意的な行政運営もやりかねません(今回も既にどこからか何らかの圧力があったのかもしれませんし)。
質問書の「3」に対する回答は要旨というまでもないほど素っ気ない、まさに開き直りの恥ずかしい回答です。しかも質問の意味を理解していないという点でも恥ずかしい回答です。「議案として提出していなかったものについての説明は不要と考えています」が、回答の全文です。
馬鹿にするのもいい加減にしてほしいです。私が質問書で求めている説明は、本会議場で補正予算の説明を行うことを指しているのではありません。わかりきったことをすり替えて、いいのがれしないでください。何度も機会があったにもかかわらず、議会に対して説明責任を果たしていないことに私は疑義を唱えているのです。
質問書には回答を踏まえての面談を求めていますので、今後のバトルは後日に持ち越しです。あ〜ぁ、なんでこんなことで消耗しなくてはならないのか、悲しくなってしまいます。しかし実は、本件に関しては既に大きな消耗をしてしまっているのです。そもそもなぜ質問書を出したかというと、本件を担当する幹部職員の失礼な態度に我慢も限界の状況が生じたからです。
また後日の日記でご報告しますが、すごいですよ!だって話し合いの途中で、「あなた(アンタといったかもしれません。どっちでもいいけれど、南部議員と言いなさい)とは話したくない」と言い捨てて、私をほっぽり出し自席に戻ってしまったのですから。呆れるやら腹が立つやら、全く子どもじゃあるまいし・・・。