10月7日(火)・8日(水)の議会準備に追われています。「もうちょっと早く準備をしておけば楽なのに・・・」と、毎度々々の後悔です。はあぁ、「おしりに火がついてもまだ何とかなる」と思う、この楽観主義はどうにも治りません。
9月定例議会後半は、前半議会で委員会に付託された2007年度決算の最終採決が行われます(委員会審査では公共下水道事業特別会計と水道事業会計が反対、他はすべて賛成との結果がすでに出ています)。一般会計ほか各会計ごとに「討論」(採決にあたり、その理由を述べます)を述べ表決します。
私の会派では「討論」の分担を、さほどきっちりしていません。同じ結論を出す場合でも注視すべき観点が違えば、私と平野議員それぞれが行っています。「会派でまとめてやれ」とヤジが飛びますし、まあ私たちもできるだけ努力はしていますが1つや2つ重なる場合もあります。従って“主たる討論”(すべて大事な会計なのですが)はいくつか用意しなければなりません。
さて、後半議会に新しく出された議案は2件のみです。ふれあいセンター(運動緑地公園の町営住宅集会所も含む)の受付業務と管理業務(清掃や保守点検等)に指定管理者制度を導入しますが(6月議会で条例を改正し、導入は既に決まっています)、指定管理者を「大新東株式会社」と「大新東ヒューマンサービス株式会社」の共同事業体に指定する契約1件を審議します。あと1件の議案は、指定管理者が決まることによる補正予算が計上されています。
「大新東」は公用車の運転管理業務委託や学校給食の調理業務(3校のうち2校)において既に当町の委託業務を行っていますが、日々直接住民と接する窓口業務やセンター全体の維持管理は町としても初めてです。12月1日からは住民の皆さんとも顔なじみになっていた臨時職員は職を失い、町の正規職員・再任用職員は配置換えになり移動していきます。ただし図書館や健康福祉事業室は今のところは従来通りです。レストランや社会福祉協議会棟の中身も変わりません。
指定管理者の申請をした団体は3社ありました。選定委員会の記録を見ると、「サントリーパブリシティサービス株式会社大阪支店」は、町が言う行財政改革の観点(つまり安く上げるということ)からは無理だそうで、「新生ビルテクノ株式会社大阪支店」は職員の一部兼務等人員配置に不安があり、結局「大新東」に決定しました。選定委員会は指定管理料金額と主にサービス面の評価を行う選定基準との総合評価を行いましたが、3社の金額・評価点数は明らかにしていません。
これでは、ふれあいセンターを指定管理者に任せることが経費削減に繋がるのか、さらには年間20万人の利用者が満足するサービスを提供し続けていけるのか、議会も判断ができません。議案審議までの資料提供、或いは議場での明快な答弁が行われるか否かによって、議員の表決は大きく分かれるはずです。H20年12月〜24年3月までの指定管理事業費3億8千997万6千円が、安心して生きたお金の使い道であることの確証を、私たちは今議会で得なくてはならないと思っています。
議事日程の最後は、5議員による一般質問があります。以下に質問議員・順番・質問項目を掲載します。「議会開会までに住民に知らせることは遠慮願いたい」といった訳分からん“お願い”が出されていますが、抑制する根拠がありません。開かれた議会のために、質問の項目を知らせるくらいは当たり前です。
以前にも書きましたが、全世帯に対し議会自らが新聞折り込みで一般質問の項目を知らせているところもあるのです。せめて個々の議員が情報を得た時点で、住民の皆さんにお知らせするのは当たり前でしょうが!なお、私の通告内容は次の日記に載せることにします。
一般質問
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明日から2日間は9月議会(後半)が開かれます。本日は朝一で資料の閲覧に役場へ出かけます。金曜日の閉庁ギリギリに自宅へファックスが届きました。「議案資料が事務局に届いています」と知らせてきましたが、土日が入るので結局は本日月曜日を待たなくてはなりませんでした。多分これでも、当局は「資料のご用意は4日前に提出させていただいております」と言うのでしょうね。もう明日には議会が始まるというのに、まあボヤいていても仕方がありません。先ずはコピー取りからです。
ふれあいセンター等の指定管理者となる「大新東」の資料には、「複写をご遠慮ください」と注意書がついていましたが。まっ「禁止」じゃないので、私は遠慮しないでセッセとコピーを取りました。当局の「本来は見せられない資料だけれど、議会の要求には答えます」みたいなもったいぶった姿勢は私の好みじゃないです。誰もみだりに情報を流出させるようなことはいたしません。議員なら皆しっかりとわきまえているはずです。それよりも「該当なし」で、情報を出してこない項目が多くて呆れました。
最も肝心な情報が、存在しているにもかかわらず「該当なし」とは・・・?一例をあげれば、なぜ「大新東」が選ばれたかは全く明らかにされていません。指定管理者候補の3社に対し、選定委員がどのような評価を与えたのかが分からないと、公正な選定結果であることを議会は確認することができません。資料の山を机に積み上げてはみましたが、ここから“有効な手がかり”を探すことができるのか、書類を斜めに読み飛ばしつつタメ息をついています。あ〜ぁ今回も時間切れで、議会本番に臨むことになるのでしょうね。
それにしても本日昼間はホント忙しかったです。資料の閲覧の後は総務文教常任委員会の話し合い。次は上下水道庁舎を訪れ、一般質問のヒヤリングを行いました。そのあとは第二保育所へ。家に帰って、「健康モール」ビルの建設計画変更を訴える自治会役員と話しました。夕食を済ませて、洗濯をして、アララもう8時過ぎ!このような日記を打っている場合ではありませんでした。ということで本日の最後は、私の一般質問通告書を貼り付けて終わりにします。
皆さん!お時間がありましたら、ぜひ傍聴にお越しください。
10月7日(火)・8日(水曜日)午前10時から 役場3階の議場です。
私の一般質問は、8日午前中だと思います。議場は出入り自由です。のぞいていてみてください。
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9月4日から始まった1ヶ月間の定例議会が昨日終わりました。ヤレヤレ、ひとまず解放された気分です。7日の1日目は、各常任委員会で審査した2007年度決算を、会計別に採決をしていきました。私は一般会計と3つの特別会計(国民健康保険・公共下水道・水道事業)に反対しました。まっ、反対した会計のボリュームからいうと、昨年度の川口町政に対し殆ど「ノー」を表したことになります。共産党(2議員)は私たち(南部と平野議員)と同じ表決に、介護保険事業の反対が加わりました。
結局下水道と水道会計の決算は、採決に加わらない数人の「保留」議員を除いた全員が反対し否決されました。何やかや言いながらも賛成する3会派(公明党・自由民主党クラブ・山吹民主クラブ)ですが、今回は少々見直しました。両会計に反対したのは以前にこの日記にも書きましたが、町内福祉施設における上下水道使用料金の過少請求事案と、町幹部職員の下水道未接続事案によるものです(これら事案については、また後日詳しくお伝えします)。
決算の採決が終わった後は、ふれあいセンターと住民ホール及び町営住宅集会所の指定管理者に大新東株式会社と大新東ヒューマンサービス株式会社の共同事業体(以下「大新東」)を指定する議案、及び関連の補正予算審議に入りました。当然のことながら質疑は多岐にわたり、審議は2日目の8日午後まで続きました。しかしすべての議員が質疑を行ったわけではありませんでした。私は質疑をしない議員がいるのは、おかしいと思いました。
もちろん質疑をする・しないは個々の議員の判断ですが、せめて今回は「意地でもやってよね」って言いたいです。なぜなら今議会に先立ち開かれた議会運営委員会で「一部議員の質疑時間が長すぎるため、質疑を控えざるを得ない議員がいる」、従って「議案に対する質疑の時間制限をすべき」という意見があったからです。
当然質疑の内容や方法にはより精度を高めなければなりませんし、私自身まだまだ未熟だと毎議会反省を繰り返しています。しかし今議場でも質問をする気がなく(質問の準備もせず)ヤジを飛ばすことだけ熱心な議員たちの実態を踏まえると、「時間制?は〜っ?全くよく言うよね」とあきれてしまいます。
さて、「大新東」を指定管理者とすることに私は反対しました(他に平野・冨永・河野議員)。私は6月議会での指定管理者制度の条例改正についても反対しましたが、今回の当局の対応もひどいものだと思いました。先ずは私が求めた議案資料18件中、7件を「該当なし」として提出しませんでした。しかも資料が在るにも拘らず、あたかも不存在のような紛らわしい表現でごまかしています。さらには資料に輪をかけて部長答弁の“出し惜しみ”具合といったら・・・これが若くて出世したお役人答弁のお手本ですか?
やっぱりというかガッカリというか、選定委員会が出した3社の評価点は「大新東」と新生ビルテクノの総合得点のみが公開され、その差は127点とだけしか明らかにされませんでした。これでは「大新東」が他社に比べて、何がどれだけ優位なのか全く判断できません。選定の基礎である評価項目個々の得点を示さずして、公平性・透明性が保たれているのか証明ができないではありませんか。
他にも職員配置に係り要となる統合責任者について、答弁では「正社員を充てる」とは言うものの、協定書には「正規職員の統括責任者を求めることができる」としか記されていません。協定書のまき直しを求めましたが、答弁はありませんでした。討論では前述の職員体制への疑義をはじめ他にも多々反対の理由を述べましたが、やっぱり「大新東」に任せるには不安という漠とした思いがあります。
それは既に町が「大新東」に業務委託をしている事業のうち、幼稚園バス(現在は業者が変わっています)と公用車(マイクロバス)の連続事故に対する事後処理に不備があると思われるからです。後者の事故については、原因が特定されずにいます。町の説明では「大新東に事故の証拠書類が存在せず、原因が特定できない」と、かつての議会で私に答えています。
ところが今議会では「原因が特定できないから、証拠書類が出せない」と答弁しました。ごく普通に考えても事故の写真や報告書・修理関連の書類等を含めて、当然証拠書類は存在しているはずです。誰が聞いてもおかしい非常識な答弁で擁護しなければならない「大新東」と町の関係って、なんだか変だとは思いませんか?私はこの1件だけでも、十分不安に感じています。
あと5人の一般質問が行われましたが、報告は後日に回します。本日は役場にも出かけず、久しぶりに部屋の片付けをしたり雑誌を見たりしてグズグズ過ごしてしまいました。
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先日来「失礼な話やなぁ〜、ええ大人が」と感じることが続きました。一つ一つは些細なことで、恐らく日にちの間隔があけば取り立てて日記に書くほどのことでもないと思われる出来事でしょう。でも3つも重なると「いい年をした大人がこれではねぇ〜?」と危機感を持ちました。日頃は若者の不作法を嘆いている“大人たち”、あんたの言動もかなり不作法ですぞ!
その1・・・ファックス送信間違いの変
議会より貸し出しを受けている議員用(自宅に設置)のファックスに送信がありました。京都第2赤十字病院〇○さんからのファックスです。「こんな人知らんなぁ〜?」と思いましたが、とりあえず仕方がないので文面を読んでみました。文書の内容は○○さんが研修会を受講するための申込書でした。
「アララ、これは大変」、間違いファックスを知らせてあげないと研修会に参加ができなくなってしまいます。電話に出た○○さんは開口一番「ちゃんと送ったんですけれど」。私「送信先を間違っておられますよ。大事な申し込みが記載されていましたのでお知らせしました」。○○さん「はぁ、わかりました」。
このあたりで私はイラッときましたね〜。「・・・私はあなたが受講される機関とは何の関係もありません。けれどお知らせしたのは、あなたが申し込みを済ませたと安心しておられる文書が大事だと思ったからです。知らん顔していても済む話ですが、きっとあなたが困られるだろうと思い連絡したのです。それに対して『わかりました』は違うのではありませんか?返す言葉は別にあると思いますけれどね」と伝えました。
「・・・」、○○さんの次の言葉がないので私は受話器を置きました。申込書をもう一度見てみると、生年月日「1961年○月○日 女性」とあります。「エ〜ッ!47歳」だなんて・・・信じられません。声が若かったとかの話ではなくて、あのような礼儀にかける応対は“若者“にありがち(大多数の若者さん、ごめんなさい)だと思い込んでいたので、“いい年”をした大人が発する言葉だとは思いもよらなかったのです。
○○さんは働き盛りの年齢であり、しかも命を預かる医療の職場ですから大変な激務であろうと推察します。疲れもストレスも蓄積していることでしょう。しかしだからといって人間の基本的なマナーが雑であってよいわけはありません。「う〜ん、なんか変」と思わずうめいてしまった私です。
では次回「その2・・・シルバー人材受付の変」をお楽しみに!
本日の日記の終わりに写真をどうぞ。9月26日住民ホールで行われた第一中学校文化祭の舞台発表からです。私は三年生の「ミュージカル<まほうのふえ>を鑑賞しましたが、完成度の高さにびっくりしました。またPTA喫茶の手作りケーキとコーヒーにも大満足のひとときでした。お茶があるとホッとしますね〜!
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日記の更新をしなかったのに一昨日は66人、昨日は49人もの方々がアクセスしてくださっていました。たくさん空振りさせましたね。本当に申し訳ありません。本来ならお待たせしたお詫びに長文の力作をお届けすべきところですが、本日も軽〜く「こんなんでええんかな・・・」と思ったことを愚痴ります。
その2・・・シルバー人材センター受付の“変”
我が家の庭のミモザやコニファーが大きくなりすぎて、“猫の額”には不釣り合いになってきました。脚立もアームの長い植木ハサミもついに届かなくなりました。夏休み中に○○小学校の校長先生が校庭の高木を切るために頑張ったのですが、転落?により無に帰してしまったことを聞いています(入院のおまけがついて)。
そんな話も聞いていたので、もう夫の手を当てにするよりは専門職の手を借りるほうが良いと判断しました。そこでシルバー人材センター(以下センターと言います)にお願いに行きましたが、結果は駄目でした。植木の剪定は順番待ちの人気で、すでに秋期の受付は終了していたのです。社会福祉協議会の広報紙「やまぶき」にはその旨の記事が掲載されていたそうですが、私は見落としていました。
ここからが“変”の始まりです。センターには2人の事務職(女性)の方がいました。入り口を入ったカウンターのところで、私はまず「こんにちは、植木の剪定をお願いしたいのですが」と要件を伝えました。そのあとは当然職員さんがカウンターの所までやってくるものと思い待ちましたが、職員さんは自席から動きません。
まあ広くはないセンターの事務所ですから、お互い相手の声が聞こえにくいというようなことはありませんでしたが、来訪者に対するマナーはここで早くも「ブー」です。2人とも自席で手を取られるような仕事をしている様子はありませんでした。1人はとりあえずは立ち上がりましたが、もう1人は座ったまま口だけが動いていました。
私は断られたことは当たり前だし、そのことをとやかく言っているのではありません。またセンターの性格や民間業者との違いもよく分かっているつもりです。でもシルバー人材センターだから、接遇マナーが悪くても仕方ないとう理屈は成り立ちません。お客になってもならなくても、先ずは来訪者のもとへ近寄っていらっしゃい。
人材センターで「いらっしやいませ」と迎えるべきと求めはしません。でも「こんにちは」の挨拶には、「こんにちは」あるいはせめて「はい」くらいは返してくださいな。「ありがとうございました」と退去する者には、「またお越しください」とか「お役に立ちませんでした」とかの言葉で送り出すのはごく普通だと思うのですが・・・。しかしこの際贅沢は言いません。「いえいえ」でも「どうも」でも「はい」でも、要するに「あなたの言葉を聞き流してはいませんよ」との最低のシグナルくらいは発するべきでしょう。
ということで「なんか変!」3回シリーズ中、今回は「シルバー人材センター」の巻でした。
本日の写真は、10月11日に行われた「バリアフリー教室」の紹介です。私は申し込みが遅れたのと途中退去しなければならなかったので、受講者ではなく「見学者」の立場で参加しました(見学でも大きなカードを首からぶら下げました)。
なんせ国土交通省近畿運輸局と町が主催者ですから、町長・議長・都市環境部長をはじめ職員が多数係っていました。参加者は車いす・高齢者・目の不自由な人の疑似体験及びそれぞれの介助者体験を行いました。鉄道・バス会社も協力し、なかなか大がかりな「教室」でした。議員ではただひとりI議員が参加しており、大変良いことで評価したいと思います。
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前回の「その2」(シルバー人材センターにおける接遇事案)を読まれた方から、早速のメールをいただきました。改善への取り組みを予感させるようなうれしい内容だと、私は感じています。きっと良い方向に進むことでしょう。
さて本日は、副町長のマナーについて書きます。「マナーが変」というと、いかにも副町長のお行儀が悪いと取られがちですが、そのようなことではありません。10月8日に行われた一般質問に係り、副町長が私に“意見”した際、「チトおかしいよ」と感じたというものです。
その3・・・座ったまま議員と話す副町長の“変”
私の一般質問が終わり休憩に入りました。休憩が終わって再開の着席をしようとしたところ、副町長が自席から「南部議員」と声をかけたので、私は副町長席のところに行きました。「南部議員の質問中に訴訟の件が出ましたが、あれは公法上の訴訟ですか、それとも私法上の訴訟ですか」と副町長は尋ねました。さらには「反問権があれば、そのことを南部議員に問うことができたのですが」と続けました。
私は前議会の一般質問に引き続き、今回も「島本健康モール」ビル(水無瀬一丁目)の建設問題を取り上げました(質問の趣旨は過日の日記でもお知らせしています)。「健康モール」ビルの建設が、近隣住民にもたらす生活環境の悪化は重大です。既設のマンションとの複合日影により日照は1日1時間になり、到底受忍できない内容です。「せめて4階建てを3階に(或いは1階分を地下に)」という住民の願いを、私は一般質問に込めて訴えました。
質問の中で私は、3月18日に福岡地裁が出した決定「6階以上の建設工事差止め」を紹介しました。建設中の10階建てマンションに隣接する住民が工事差止めの仮処分を申し立てていましたが、福岡地裁は既設のマンションとの複合日影の影響を取り上げて、「受忍限度を超える5階以上の建築はまかりならん」と決定したものです。
副町長は私を立たせたまま(まあ、議場ですから各々自席しか座る椅子はありませんが)前述のような問いかけを行いました。私は「う〜ん公法上の訴訟って、刑事訴訟や行政訴訟のこと?私法上の訴訟って民事訴訟のことだよね?福岡市の場合は住民が事業主を訴えたのだから民・民で民事、つまりは私法上の訴訟かな?いやいや建築基準法に則って建築確認を下ろした福岡市が問われているのなら、公法上の訴訟と言えるかも?」、「しかし当町の住民が島本町(建築確認は大阪府の権限だから大阪府?)を訴えるとも、事業主を訴えるとも言っていないわけで、私は複合日影の解釈の例として引き合いに出したのだから、公法上か私法上かと問われても・・・」と私の頭の中はグルグルと、少々の混乱をきたしておりました。
答えが出ずに、というよりか出せずに私は議席に戻りましたが、なんか不愉快!もしかして副町長は、親切心で私に“声かけ”をしてくれたかもしれません。例えそうであったとしても、質問があるなら副町長といえども私の所にいらっしゃい。私だって理事者に聞きたいことがあれば、自分のほうから理事者席に出向いています。いきなりの“呼びつけ”と、私が立ったままなのに自らは座ったままという副町長の対応は、やっぱりマナーに反していると思います。私は大いに気分を害しましたし、町職員に範を示すべきトップの態度に驚きもしました。
「なんか変!」シリーズ3回分はこれで終了です。まっ、結論は人のふり見てわがふり直せということですよね。今後私自身のマナー向上に役立てることを目的に、以上あえて公開させていただいた次第です。
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本日の本当の日付は10月21日です。日記が4日間滞っていました。アクセスしていただいた皆様にお詫びいたします。事前にお知らせすべきでしたが、申し訳ありませんでした。台北の故宮博物館見学のみを目的に、家族(夫・長男)で小旅行に出かけていました。ツァー旅行ではないのでノンビリと市街をブラブラ、あとは全精力を故宮博物館に注ぎ(あまりの展示数でフラフラに)緩急取り交ぜ、つかの間の楽しい非日常生活を味わってきました。
10月10・11・13日と3日連続で、「『なんか変』な話」と題した日記をお届けしました。「ちょっとおかしいよね」と感じたり「どうかと思うよ、その対応」と、身近に起きたことをありのまま書きました。私は他人のマナー違反を自身の反面教師とし、むしろ自戒の念を喚起することを込めて記したつもりです。誰でも経験する日常茶飯事の“気分悪〜い!”出来事はいろいろあるけれど、意見表明をする場を簡単には手に入れることができない人びとが大部分です。したがって私の「なんか変」3題は、共感をもって受け止めていただけると思っていました。
確かに日記をアップしてのち、ご自身が「なんか変」と感じられた事がらをメールで下さった方もいらっしゃいました。この方の場合は役場の住民課が婚姻受理証明書(賞状形式で手数料は1件1400円もします)を出す事務執行に対し、「まずい事務の流れとまずい接客対応」であったと感じておられました。ちなみに担当課では当苦情後は、作成に時間がかかり歪んだりする従来の手書き毛筆を改め、様式を含めすべてをパソコンで作成する方法に変えるそうです。
また住民税の督促に対して「非は自分にあるけれど、もう少し丁寧な電話応対ができないのだろうか」と、払いたくても払えない現実を慮ってもらえない悔しさを訴えてきた人もいました。これらのことは私が日記で述べていたように、相手のことを少し気遣う気持ちがあれば大部分は回避できたことなのです。本件については、後日担当職員に説明を求めました。
法的には納付期限後20日以内に督促状を発し、その発行日から10日以内に納税されない場合は差し押さえが可能です。税の公平性を担保するために、当町の徴収事務の執行もかなり厳しく行われています。しかし分納等の相談にはきめ細かく対応し、催告も三段階を経るなど差し押さえを回避するには、担当課も様々な手法をとっています。従って職員は間違ってはいないのです。ただ各々の段階で住民に強権的な言動を感じさせてはいないか等、柔軟な接客テクニックが必要だと私は思うのです。
さて私の日記に戻りますが、日記の字面のみを追えばそこに書かれていることは“不満のはけ口”であり、単なる“悪口”であるととらえる人がいても不思議ではありません。そのような意見も現に頂いています。私がなぜグチグチと小言めいた発言を続ける“うるさい議員”でいるのか、その目指すところをよく分かっているはずの長男からも、今回はキツ〜イ一言がありました。
長男は「3日連続の追求は、ちょっとやり過ぎとちゃうか?日記をさっと読んだ人やお母さんのことをよく知らない人は、なんか悪口ばっかり言うとる議員やなって思うで」と感想を述べました。俄然反論の口が開きそうになりましたが「う〜ん、身内からも言われればしようがないわ」とあきらめました。まっ、でもこれからも私の感性で目に余ることは、どんどん公表していこうとの信念は変わりません。しかしさすがに3連弾は、チト重かったかな?と反省しています。「でもそやから効果あるんやで」と、正直口惜しい思いはあります。あぁ、いかんいかん!ここで終わりましょう。
本日の本当の日付は、10月28日です。間に台北旅行をしましたが、それでも日記は大きく遅れてしまいました。“3連弾”の感想後遺症は、かなり尾を引いたということです(意外にデリケートな自分を発見!)。送り手(私)と受け手(読者)の温度差はあって当然との自論が揺らぎ、自分をかばい正当化しようとしていた間は日記のキーが叩けなかったです。グズグズしている間に、もう10月も終わりです。写真は桜井西側のコスモス畑とひまわり畑を掲載しました。西側農地の第三小学校学習田では昨日27日に稲刈りが終わったそうです。毎年参観させてもらうのを楽しみにしていましたが、今回は機会を逸してしまい残念でした。
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昨日の午前中は議会だより編集委員会、午後は住民福祉審議会が開かれました(審議会は傍聴)。私は今任期後半の2年は編集委員会に属しています。約20年前から通算すると何回か編集委員を務めましたが、「あんまり変わっていないなあ」と、自らの力不足も感じています。いろいろと改革案も出してきましたが、委員会は各会派から選出されているため、意見の一致はなかなか困難です。
何と言うか、この頃はあきらめの境地に陥ることもしばしばです。町広報紙の一部スペースに議会広報の“骨”だけを掲載するといった、私には想定外の意見も委員から出てくるご時世なのですから。私は議会だよりのみならず、議会にはもっともっと住人の皆さんに知っていただくことがあると思っています。昨今の議会広報誌はA4版の冊子タイプが多く、編集も行いやすくて手にとってパラパラ見て頂くにも都合が良いものが多いです。議事とは関係ない住民の参加(紹介)があったりして、読んで頂く工夫がされています。
当町議会は新聞(タブロイド版)の形で、記録を重視した広報紙となっています。これはこれで意味がある形態なのですが、やはり紙面が“かたい”印象を与えてしまいます。また記録重視の割には一般質問者の氏名や、議員個々人の採決結果が出されていません。議場という最も公の場での発言者名を伏せる必要性がどこにあるのでしょうか。住民はどの議員がどんな質問をしたか(せめて一般質問だけでも)、議案に対してどのような判断を下したのかを知りたいと思っています。
これを「一般質問を行う議員の売名行為だ」などと反対する議員たちがいまだにいるのですからあきれてしまいます。仮にそういう側面があっとして「それならあなたも名前を売りたかったら一般質問を行いなさい」と返したいと思います。でも売名行為なんかじゃありません。年間4回しかない貴重な一般質問の機会を逃さず、町政全般に係る質問を当局に質すことに必死の思いで取り組んでいるのが、質問者の真実です。「こんな質問しかできない議員」等のマイナス評価も覚悟して、私は議員名を掲載すべきだ主張しています。
また採決に際しての「賛成」「反対」「保留」(採決に加わらない)の姿勢を、当然のことながら紙面に掲載すべきとも考えます。驚いたことに現在議会事務局ですら、公式には議員一人一人の表決結果の記録を取ってはいません。まあ、このあたりからきちんとするような検討が早急に求められます。これは議会だより編集委員会が行うことではなく、しかるべき機関で合意に至る必要があります。編集委員会が会派代表者会議や全員協議会をせっつくなんていうようなことになれば、委員会も見上げたもんだと思いますが・・・どうでしょう?編集委員の皆さん!
午後からの住民福祉審議会は、もう10月になるのに本日が今年度の第1回目だそうです。本日は新委員への委嘱状伝達や新しく会長を決めたくらいで、傍聴のしがいもない会議でした。ただ当審議会に課せられた責務は、昨年度「就学前の子どもの教育と保育環境の整備(基本方針)」の諮問がされた如く、非常に重いものです。民生全般に係り町政の根幹をなす重要な計画を審議される委員がたの奮起を、ひたすら祈るばかりです。私たちができること、せめてもの傍聴を続けさせていただきたいと思います。
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昨日は「子育てフォーラム」に参加しました。今年は「絵本で育つ親と子」と題して、講師には松居 直さんをお招きした講演会が開かれました。会場のケリヤホールには、赤ちゃんや幼児を連れたお母さんが満員とは言えませんが、大勢きてくださっていました(平日なのでお父さんの参加が皆無なのは残念)。また主催者側の町職員をはじめ、関係機関の方々やボランティアの皆さんが協力しあっている様子は、毎年感謝とうれしい思いが重なって拝見しています。
松居さんが語る言葉の力強さ潔さ、言葉を紡ぐ精神の清々しさに、私は背筋が伸びる思いをして聴き入りました。松居さんは「語感は五感だ」と言います。「五感は遊びから育まれ、そして遊びは言葉の渦で満ちています」「子どもは言葉を食べる。食べるとは言葉が実感として伝わることです。やがて子どもは文字を覚え、言葉はテレビが発する音や本に印刷された文字に変わってしまいますが・・・」と憂う気持ちも語られました。
松居さんは子どもに絵本を読んでやる意味を次のように話しています。「字が読めても本が読めない子どもや、読めないテレビの絵を見ている子どもも、お母さんのおなかの中では五感=語感に満たされていました。赤ちゃんはいつも母親の語りかける声を聴き、母親の心臓の鼓動を聴いていたのです。聴くことこそが、子どもを安心で満ち足りた喜びに導きます」。
「だから子どもが絵本を読んでという時は、一緒にいてちょうだいと発信していると受け取ってください。一番信頼できる人と時空を共有し五感を満たされ、聴くという行為に子どもの喜びがあるのです」と、松居さんは講演を終えられました。聴く喜びがいつか語る喜びに変わり、豊かな語感が形成され次代に紡がれるのだと、読み聞かせの大切さが私なりに実感できたひと時でした。
私を迎えに来てくれた帰省中の次男は、会場で幼稚園時代の恩師に出会って喜んでいました。30年前、町立第二幼稚園で担任をしてくださった川渕先生は現在主任児童委員として、また母子自立支援員として活動しておられます。川渕先生は甘えん坊で指導内容に遅れがちな次男の良いところを見つけて、いつも励ましてくれていました。子どものみならず、母親の私もずいぶん助けられていました。いつまでも心に残る先生がいることもまた、子どもの人生に大きな役割を果たすものだと、「子育てフォーラム」を機に思いを新たにしました。
3日間帰省していた次男は、勤務先の小山市(栃木県)へ戻っていきました。さて、続いて私と夫は関空で長男と待ち合わせ、台北へ向かいました。目的は故宮博物館のみという気ままなミ二家族旅です。ほんのしばらく留守をしますが、お許しください。では行ってきま〜す。写真は「子育てフォーラム」の様子を写したものです。会場には松居さんの絵本も展示されていました。
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午前中、会派代表者会議が開かれました。本日の主たる案件は来年度の議会費予算に関するものでしたが、その他でちょっと“興味深い”報告がありました。一つは議員3名から提出された質問状です。その内容は、とある会派が出している“週刊ニュース”に書かれた記事に関するものです。会派室の新設置に係り従前から在る議員控え室の使用に対する記事について、3議員が抗議と疑問を質問状の形で呈したものです。
私は会議の席でも発言しましたが、「なんで質問状なんか出すんだろう?」と思いました。議員間で疑問に感じたり不満に思っていることがあるのなら、先ずは直接問うてみればよいことです。そこでラチがあかなかったら議長に斡旋を依頼し、話し合えば解決の道が探れるかもしれません。それでも駄目なら、3議員が自身の広報媒体を使って「とある会派」に反論すれば済む話です。
これらの行為を試みたのか?あるいは議長は仲介に入っているのか?子どもの喧嘩じゃあるまいし・・・まったく。議長も当事者同士も何も努力しないで、このような質問状をいきなり会派代表者会議にかけるなよ!と私は思いました。私の「次回の会議までに議長は労を取ってください。そうでなければ私(会派)の見解を述べることはできません」との発言で、本件は次回に持ち越しとなりました。
まあ、とある会派の記事も「いまさらしつこいな」と感じないでもありません。例えば記事中に書いてある「会派室を使用している議員がロッカーを議員控室に置いていること」に対して、私は何の違和感も感じません。上記のようなことはほんの一例ですが、昨今会派間や議員間でイガイガした空気が流れる場面が多いような気がします。議場や会議の席でも、ちょっとしたことで怒号が飛んだりして「大人げないなぁ〜」と不快に感じたりします。
次回の代表者会議で本件に係る議長斡旋の内容が分かると思いますが、ご報告の必要が生じた場合は3議員の氏名と「とある会派」の名前をお知らせします。いずれにしてもコップの中の小さな嵐、皆さんにとってはどうでもよいことでしょうね。またあと一つのちょっと“興味深い”報告は、機会があれば日記に書きたいと思います。
午後からは高槻の総合市民交流センターへ出かけ、友人の戸田靖子さんがプロデュースする「吉浪壽晃さんの能楽!おもしろ入門講座」に参加しました。吉浪さんの写真は以前掲載したことがありますので、今回の写真は台北のスナップをお届けすることにします。
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私的旅行のため数日は役場に来ることができませんでしたが、昨日は文化情報コーナーでたまっていた行政資料を閲覧しました。資料のファイル中に、「(仮称)島本町まちづくり基本条例」(素案)を見つけました。10月16日開催の課長会議に供された文書です。まちづくり基本条例(以下「基本条例」といいます)については策定委員会において検討が重ねられており、私も毎回傍聴をしています。
9月29日に開かれた委員会の審議内容を受けて、素案が出来上がり庁議及び課長会議に提出されたということです。内容をざっと見てみましたが、結構“あっさり”とした条例案でした。表現を変えればもの足りないというか・・・、いくら基本条例、理念条例といっても「こんなんで大丈夫かぁ〜?」との印象は否めませんでした。
そもそもの条例骨子を、だれがどのようにして作成したかです。担当職員がそれなりの努力をしていることは委員会での説明でも十分に見て取れますが、やっぱり先進自治体の条例分をチョイスしたにすぎない(とはちょっと言い過ぎかも?)との感じがしてなりません。ただ条例の前文は、割合しっかりと当町の過去・現在・未来を表現している文章だと思います。
条例は8章19条で構成されていますが、ほとんどすべてが既に町の施策として進められている内容ばかりといっても過言ではありません。唯一「第14条(住民投票)」において、「町はまちづくりに関する重要事項の決定について、直接住民の意思を確認するために、住民投票を行うことができるものとする」と定め、続いて「住民投票の結果を尊重するものとする」としている条文は、今までにない定めです。
思い返せば府営水導入時に住民投票条例を求めて直接請求が行われましたが、この時にもしも「まちづくり基本条例」が存在し、条文に住民投票が位置づけられていれば、少なくとも町長の門前払いは生じなかったわけです。もっとも今条例案においても「住民投票に関するその他の事項は、町長が別に定めるものとする」とありますから、実際に住民投票条例がどのような中身になるかは今後の課題ではあります。
ただ伊賀市のように基本条例の条文に具体性を持たせて、「投票ができる住民を定住外国人・未成年者」と明記している自治体もあります。ちなみに伊賀市は私たち議会運営委員会が調査研修を行ったところであり、他の条文についても伊賀市自治基本条例の概要と当町の素案とを、ちょっと比べてみたいと思います。
まず一番大きな違いは、当町は議会を基本条例に位置付けていません。島本町議会は独自に議会基本条例を制定するかもしれませんが、現在のところは具体的な動きはありません。しかも来春改選を迎えるため、多くの議員が腰を据えて条例に取り組むことは考えられません。従って行政におけるまちづくり基本条例が先行することは間違いないと思います。
それならなおのこと議会の章を設けて、「議会の役割」「議会の責務」くらいは入れておく必要があると思います。担当者は自治基本条例の先駆者であるニセコ町を例に出し、「あのニセコ町も議会は入っていません」と私に伝えましたが、確か2005年度には議会の章を入れる条例改正を行っているはずです。
まあ「どこそこがどうだから、島本も」ということにはなりませんが、欠落させてはならない基本的な事項については、現時点においても慎重なる再検討が必要ではないでしょうか。「どうせパブリックコメントにかけるから」といった安易な考えはしないでほしいと思います。事務局職員が胸を張って「策定委員会で作っていただいた完璧な素案です。私たちのサポートがお役に立ちました。」と言えるような条例案を、基本条例推進会議(副町長・教育長他各部局長の会議)にも住民にも示してくれることを期待しています。
条例素案に戻りますが、他には「まちづくりの基本原則」の中に「町づくりの結果について評価を行う」条項がありません。また「町の責務」のほかに「町長の責務」及び「職員の責務」も必要でしょう。さらには「情報公開及び個人情報の保護」の条項には「意思形成過程(伊賀市では意思決定過程と後退していて残念ですが)の情報共有」を盛り込むべきでしょう。
「行政運営」の章には「公益通報制度」をきちんと明記すべきですし、「財政運営」の条項には「財政運営の基本方針を定めること」「財政基盤の強化を図ること」「厳しく財産管理を行うこと」等を入れ「財政状況の公表」だけで事足れりとはしないでほしいと思います。最後に「条例の見直し」には、たとえば「4年」のように明確に年数を示す必要があります。
さて標題の件ですが、川口町長は就任後初の施政方針演説において「まちづくり基本条例の制定」を明言しています。あと5か月の任期を残してはいますが、果たして「間に合うのかどうか微妙なところだ」と職員は言います。10月31日の推進会議、11月10日の策定委員会後、パブリックコメントは来年1月との説明です。パブコメで頂いた意見による修正を策定委員会で検討する期間を入れて、3月議会の前半に上程するスケジュールは厳しいものがあります。だからと言って町長の実績づくりのために、不安が残る条例を議会にかけることはあってはなりません。
少し長く「(仮称)まちづくり基本条例」(素案)について述べました。しかし条例制定済の自治体は府内だけでも9自治体あります。すべての市町村とわがまちの条例素案を比較検討できればよいのですが、私もまだ行っていませんし行ったとしても、日記に書くには容量が大きくなり過ぎます。ぜひ皆さんおひとりお一人が「どこかの自治体とちょっと見比べてみようか」と関心を持ってください。それこそが「まちづくり基本条例」の本旨である住民参画の実現に、寄与して下さることになると思います。
写真は台北の続きを載せさせてください(たくさん写してきましたので)。第2弾は、私の関心の的!「食べもの」です。
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総務文教常任委員会の調査研修で大阪狭山市へ行きました。日帰りで町のマイクロバスを使用したため、公費の支出は伴っていません(ただし手土産代の支出は少々有り)。視察先が管内となるため日当もなく、昼食代はもちろん自前です。これでよいのです。他の2委員会は宿泊を伴う視察を予定していますが、お金も時間も無駄にならないような研修を期待しています。「視察は日帰りで」とずっと主張してきた私ですが、今回は割合すんなりと認められたようでホッとしました。
さて肝心の調査テーマは、共産党のT委員が提案した大阪狭山市の「幼・保連携施策」(幼・保一元化施設)についてです。当町の「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」は、ついに方針の見直し案も示されないまま(つまりほったらかしにされたまま)来年度を迎えることになっています。基本方針中に示されていた「町立第二保育所の民営化」と、二保廃止を前提とした「町立第一幼稚園における幼・保一元化」計画に私は疑問を持っていますので、この空白期に他自治体の施策を調査することも意味のあることだと思いました。
しかし自治体事情は様々ですから、大阪狭山市の取り組みがそっくりわが町に当てはまるものでもありません。大阪狭山市は人口約5万8千人余りで当町の約2倍、反対に面積は約12平方キロメートルで当町より4平方キロメートルも狭いです。そして幼稚園はナント!10園もありました(すべて公立)。これは「どこからでも歩いて通える幼稚園」の施策展開を行っていたからだそうです。ちなみに保育所は公立2ヵ所・民間3ヵ所でした。
さて大阪狭山市の現況ですが、公立幼稚園は6園に減少、民間保育所は5ヵ所に増え、新しく幼・保一元化施設が1園できました。これは2003年度には幼稚園の充足率が30%に低下し、反対に保育所は待機児童(2004年度では70人)が増加の一途をたどる状況が顕著になってきたからです。
そこで幼稚園の統廃合を行い4園を廃止し、民間保育所1所への転用と子育て支援センター(市直営)への転換を図り、更に新しい幼・保一元化施設を設置したというわけです。なお4園のうち1園はすでに休園状態にあったため、実質3つの幼稚園の転用が図られたことになります。また同時期に2ヵ所あった公立保育所のうち1所を民営化しました。
今回の視察の主な目的は幼・保一元化施設にあったわけですが、施設見学が組み込まれず担当職員の説明のみで終わりました。従って今一つ一元化のイメージをつかめずに終わったことは残念です。当該施設は2年間の幼・保“一体化”期間を経て、2006年4月に開所しました。「こども園」の名称を付けていますが、国が示す「認定こども園」ではありません。
もともと近接していた公立幼稚園(南第三幼稚園)と公立保育所(第二保育所)を、そのままの状態で(ただし幼稚園の空き教室を保育室に改修、調理室の増設等は行う)一つの施設としたものです。なお一元化に際しては「幼稚園児と保育所児の合同活動事業」として、構造改革特別区域計画の特例措置を活用しています。
当園のカリキュラムを見てみると幼稚園児・保育園児といった区別はなく、「大阪狭山市の就学前教育の指針」に基づき、一貫した幼児教育カリキュラムを編成しています。保育時間については「0〜3歳児」の長時間保育(月〜土)と、「4〜5歳児」の長時間保育(月〜土)及び短時間保育(月〜金)に分けられています。
「こども園」の入園条件については、前者は保育所入所要件と同じ、後者については幼稚園入園の要件と同様です。なお長時間保育児には早朝及び延長保育があり、短時間保育児については預かり保育があります。保育料について長時間保育児は所得に応じた保育料徴収基準額を、短時間保育児は1か月7千円を徴収します。短時間保育児は幼稚園児に当たる子どもたちですが、「こども園」が他の幼稚園と異なるのは給食があることです。
給食費は1か月4千5百円です。給食については当初賛否両論ありましたが、現在は全く問題なく受け止められているようです。園区については中学校区を設定しているため、“給食のある幼稚園”への希望者があふれる心配はありません。ただ待機児解消を大きな目的にした「幼・保連携施策」ですが、早くも新たな待機児が発生してきており、今後のさらなる施策展開が求められるようです。
大阪狭山市における一連の幼・保連携施策によって生じた財政効果をはじめ、まだまだ報告し足りない点もありますが、詳細は正式に調査研修報告書を提出することになっていますから、それまでに今一度資料等の再読をしておかなければならないと思っています。事前に結構勉強していったつもりですが、質問をしながら説明をきちんと受け止められるだけの理解ができたかというと、いささか自信は揺らぎます。いずれにしてもわずか1時間半の質疑応答では短すぎ、委員全員が納得できる質問を行える状況ではありませんでした。視察先の都合もありますが、最低2時間+現地見学時間が欲しいです。
さて今回の視察で最も印象に残ったことは、標題にも書きましたが保育所をはじめ“子育て”に係る仕事を教育委員会が行っていることです。今年度から教育委員会に「こども育成室」が設けられ、「室」のもとに「子育て支援グループ」と「保育グループ」が組織されました。前者は「子育て支援センター」を、後者は6つの幼稚園と「子ども園」を所管しています。
民生部局との間で様々な試行錯誤を経ながら、保育所が現在の教育委員会所管になったのは、修学前の子どもの育ちに対して行政自らが一体化することの大切さを会得したからではないかと思います。これには教育委員会の指導主事が、保健福祉部「こども育成グループ」において併任した実績が大きく働いたのではないかと、私は当該女性職員の答弁を聞いていて感じました。そもそも、所管が違うからとか誰がハンコを押すとかなんて、子どもや保護者には関係のないことなのです。
私のつたない報告の一端からでも、大阪狭山市では教育委員会が在宅子育て支援も保育所も幼稚園も学童保育も含めて、“子育て・子育ち”の視点でとらえた施策展開を行い始めていることをお解かり頂けたと思います。現場を支え指導すること、学校教育に繋げていくこと、これら修学前の子どもへの係りに関する大阪狭山市の取り組みは、わが島本町よりは確かに一歩先んじていると感じました。
自治体の抱える事情はそれぞれ異なって当然です。しかし大阪狭山市が「今後の課題」として述べていることは、施策を具現化し事業を進めていく上で心しなければいけないことだと改めて深く感じ取りました。その一部を抜粋しますが、「〜さまざまな変革に追われる幼稚園・保育所の現場で、今後、どのように保育内容・方法の充実が図られるかは、現場の職員の専門性に期待するところでありますが、職員一人ひとりの資質の向上こそが、取り組みの是非を大きく左右するものと考えています。〜」と述べられています。
「職員一人ひとりの資質の向上」、身につまされる言葉です。島本町の「基本方針」が、この根源的な課題にどのような方向性を示しているかは全くの白紙状態ではなかったか・・・。現在“修正中”という基本方針ですが、改めて前述の内容を踏まえた見直しを行うべきであると思います。そのためには何よりも現場の職員の意見が必要です。私が主張する「基本方針の前段で基本構想を定めるべし」には聞く耳持たずとしても、せめて見直し中の基本方針に現場の職員の声を反映させるのは当たり前だと思うのです。
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10時から歴史文化資料館で「講演と歌の集い」があることをすっかり忘れて、土曜日の朝をダラダラ過ごしていました。パソコンでも開いてみようかとカレンダーの画面を出したところ、アララ!「集い」の予定が入っているではありませんか。いくらなんでもスッピンで行く勇気はありませんから、大慌てでパタパタと顔に塗りたくって飛び出しました。
田辺眞人さん(園田学園女子大学教授)の講演「関西の地勢と湊川の戦い」は大分進んでいたようですが、途中からでも分かりやすい楽しいお話でした。もう25・6年前になりますが、当時の教育長が「島本・大山崎町あたりの歴史が解れば、日本の歴史の半分くらいを知ったことになります」というようなことを言われました。ほかの説明は忘れてしまいましたが、この言葉は「大げさやなぁ」と感じたことも含めてずっと覚えていました。
余談ですが、そのころの教育委員会では町の施設見学や歴史探索の案内を社会教育事業として行っていました。島本町に引越して数年たち、子供たちが幼稚園や小学校に通う時間帯に、私はこれらの催しに何度か参加しました。確か井上教育長であったと思いますが、天王山の山頂か西国街道を散策中かの折に前述の言葉を耳にしました。
あれから随分年月を経ましたが、今日も田辺さんのお話に頷くことができるのは、当時の一言が理解への一助となっていると思われてなりません。それにしても教育長自らが案内役を買って出ていたなんて、“昔”はのんびりしていたのか、それとも皆よく働いていたのか・・・。いずれにしても素朴で温かい取り組みが、懐かしく思い出されます。
講演が終わり「歌の集い」が始まりました。本日のお客さんは「楠公の歌」全曲(15曲なのか16曲なのか、どちらなのでしょう?)を楽しみにこられた方が多いと思います。一方私のように一小節目の「青葉茂れる桜井の〜」だけで充分、あとは歌詞を聴くのも、ましてや歌うのは勘弁してと思う人もいたことでしょう。私は神戸から来て下さった「楠公歌の会」のみなさんを労いながらも、唱和するのは遠慮しました。
「楠公歌の会」合唱の前に第三小学校PTAのコーラスもありました。私のうがった考えかもしれませんが、「楠公の歌」と対照的な選曲をして下さったのではないかと思っています。中でも「生きてこそ」の歌には胸が熱くなりました。「まあるいいのち」も元気をもらいましたし「大阪風お好み焼きのうた」はちょっと場に沿わない感じもしましたが、「いろいろあっていいんだよ」と本日の集いにエールを送ってくれたような気がしました。
さて午後からは「きょねんの決算」が開かれました。参加者は変わりなく少なめ、40人弱くらいだったでしょうか。中身については後日役場のホームページに載ることでしょうから、ここでは割愛します。まあ、あまり“衝撃的”な質疑は出なかったということです。
印象に残ったのは「議員は多すぎる。10人くらいでよい」や「若山台団地のスーパーが閉店して一年近くになるが入店業者がいない。特に年長者の利便性が奪われている。団地の人口減少も著しく、町は身近なところにも目を向けてほしい」との意見でした。
答える町側は相変わらずはっきりしない発言でしたが、ひとつ本音が出た答えがありました。第二保育所民営化・第一幼稚園の幼保一元化を示す「基本方針」の質問に答えた民生部理事は「保育所であふれた子どもを幼稚園で見てもらうというのが、基本方針の本質」と言いました。間違ってはいないけれど「基本方針」ってそんなレベルのもんですか?こんな答えじゃ、現在行われている見直しの内容も期待できないということでしょうね。
夜の集いは、1年ぶりにメゾン水無瀬の友人宅で開かれた「アルパの夕べ」です。アルパはスペイン語でハープのことです。演奏者の丸田恵都子さんは海外青年協力隊で2年間パラグアイに滞在した折、パラグアイハープのとりこになりなりました。アルパは琴の音色に似た音域があるため、日本の童謡や叙情詩によく合い素敵な演奏でした。40人も参加した演奏会はおいしい料理とワインも供されて、楽しいひと時を満喫しました。
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明日にでも総選挙が行われそうな土壇場に来ていたはずなのに、今じゃ年が明けてからかもしれないと予測されています。「選挙用事務所の借り賃が嵩んでしんどいです」と辻元事務所の秘書さんがこぼしていました。昼下がり水無瀬駅前で、辻元清美衆議院議員と小沢福子大阪府会議員の街頭演説が行われました。話を聴きに行ったついでに、私も辻元さんのビラ配布を手伝いました。
辻元さんは今朝のテレビ番組「サンデープロジェクト」に出演後、大急ぎで大阪へ帰ってきました。今回辻元さんのキャッチコピーは「人間らしく働き、年をとってもボチボチやれる社会を」です。私はこの言葉に大変共感しています。一方こんなコピーもビラには書かれています。「辻元清美は野党連合のカナメとして働きます」。
共産党は野党連合に否定的な意思表明をしていますから、辻元さんは民主党や国民新党との連合を主張しています。今回高槻・島本の選挙区(大阪10区)では衆院選に民主党の候補者がいないこともあり、これらのコピーは広く受け入れられ効果も生むと思います。政権を自・公から奪うチャンスがやっと到来した今、「野党連合のカナメ」は十分な説得力を持っています。
私は辻元さんこそがカナメの役目にふさわしいとも思いますし、存分に頑張ってもらいたいとも願っています。しかしふとした拍子に、友人から聞いた光景を思い描いてしまうのです。過日、辻元さんの事務所開き(私は所用でいけなかったのですが)に出席した友人は、民主党の関係者である“背広姿”の多さに馴染めず、そそくさと退散したと言っていました。
「だからどうなん?」と返されると答に窮しますが、要するに説明のつかない漠とした“違和感”なのです。辻元さんは言うまでもなく社民党の政治家です。しかし私も先の友人も、辻元さんを政党のフィルターを通して見たことは殆どありません。従って辻元さんと社民党の福島党首は当たり前としても、民主党の小沢党首の組み合わせを想像する力は、私には正直乏しいと言わざるを得ません。
辻元清美という稀有な政治家は何の冠を着けずとも十二分に輝いていて、私たち一人ひとりに政治への期待や希望を感じさせてくれていると思います。「野党連合のカナメ」を、辻元さんの政治家としての成熟度を示すものと受け止める私の度量が足りないのかなぁ〜と思います。駅前で一人ビールケースに乗っかって演説する辻元さんの姿を見つめながら、ちょっと素直になれないグズグズした私と一日も早い解散総選挙を願っている私との乖離に揺れていました。「そんなこっちゃ、アカンで〜。しゃっきりいこ〜なっ」と辻元さんの檄が飛んできそうな気配も感じながら・・・。
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文化財保護審議会が開かれました。初めての会議なので傍聴の許可が出るまで時間がかかるとは覚悟していましたが、はぁ〜ぁ、50分も待ちました。島本町でも文化推進計画が策定され、計画に沿って今春文化財保護条例をやっと制定しました。条例の中に「文化財保護審議会」の設置が位置付けられ、本日はその第1回目というわけです。
審議会は5人の委員で構成され、会長には手塚山大学の森郁夫教授、副会長には町内の有識者として岩井長信さん、委員は村田路人さん(大阪大学大学院文学研究科)・山中浩之さん(大阪府立大学人間社会学部)・吉原忠雄さん(大谷大学文学部文化財学科)のそうそうたる皆さんです。
会長は冒頭「文化財保護条例はなかなか良くできています」と褒めましたが、文化推進計画については「何をなさっているのかわからないので、質問といっても・・・」と口を濁しました。それでも続いて史跡桜井跡に関する発掘調査の状況等について質問をされました。
一昨年に行われた発掘調査の現地説明会には私も参加しました。島本で初めての説明会であったためか、町外も含めて大勢の人びとが熱心に調査員の話を聴いておられたことが印象に残っています。会長は「現地説明会は、今後もなるべく行ったほうが良いですね。その折にはマスコミにも事前に知らせて、情報が人びとに伝わるようにしてはどうですか」とアドバイスをされました。
遺跡の発掘調査を担当している女性職員は「調査は国庫補助が付き、今後も進めていきます。現地説明会は3回行い盛況でした。また民具については、小学生を対象に体験学習をしてもらっています。民具の整理や修理等は大学生に依頼し、学生は研究の成果を「モノと環境」「詩歌としまもと」の冊子としてまとめてくれました」等々、しっかりと答えていました。
一方3人の委員方からは、全く意見が出ませんでした。副会長の「ざっくばらんに、どんなもんでしょう?」との投げかけにも黙しておられました。2回目以降の会議からは、具体的に4〜5件の文化財候補の審議が始まります。たぶん3委員さんもその専門性を生かして、活発な意見を出していかれると思います。が、本日は静かな文化財保護審議会で終わりました。
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本日は午後から大忙しでした。先ずは年に一度の府内全市町村農業委員の総会に参加です。天王寺区の大阪国際交流センターの大ホールは千人の人びとで埋まりましたが、女性の参加者は昨年と変わらずポツポツしかいません。記念講演で講師の田代洋一氏(大妻女子大学教授)が「まとめ」として話されたのは、「農地を守る根底は食糧確保。農業委員会は食育、地産地消の先頭に立つこと。そのためにはもっと女性農業委員を増やさなければ」という内容でしたが・・・。
第1部総会の終わりには、折からの汚染米・事故米不正流通・中国産牛乳事件等に対する抗議と食糧自給率の向上を政府に求める「緊急アピール」が提案され採択されました。食糧自給率の問題は、第2部における田代教授の講演でも詳細な解説がありました。田代さんは「世界的食糧危機の中でEUが500万haの生産復帰を打ち出していること。アメリカは新農業法で手厚い自国農業保護政策への転換を図っていること。その中で資源小国の日本のみが手をこまねいたまま、冷凍餃子・メラミン・汚染米等外国からの“危険な食”を輸入せざるを得ない状況を加速させていること」を話されました。
ここから先が農業従事者にとっては死活問題である「農地制度の見直し」に係る明と暗の話に入っていくのですが、私自身まだまだこなれていない課題ですし(一生無理かも?)、田代さんの講演内容を紹介するにも長くなり過ぎますので省略します。田代さんは最後に「農地耕作者主義が崩壊すれば、農業のすべてがこける。耕作放棄地を出さない、農家と市民で耕作する。そして相続農地のフォローをきちんと行うことが急務」と述べられました。
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夕方帰宅し、続いて町の職員労働組合が開く勉強会に向かいます。テーマが「人事評価制度」であったことと議員にも案内が来ていたので参加しました。町には2つの職員労働組合がありますが、私はいずれにも係らない身ですから、学習したい課題があれば出ています。本日は自治労系組合の主催であったためか、菅・藤原・山口議員が出席していました。寝屋川市に勤務されていた講師さんでしたが、島本町が活気にあふれていた(もちろん功罪はあったのですが)時代と当時の町長の様子などにも触れながら話されました。それにしても職員の参加が少なくてびっくりしました。たぶん出席者は組合の役員のみではなかったでしょうか。こんなんじゃ足元見られちゃってますよね。組合員ではありませんが、出席していた人事課長にもバレバレじゃないですか。
7時半になったため、次はふれあいセンターに向かいます。「健康モール」ビル建設に係り自治会と町(都市環境部長・次長・産業建設課職員)との話し合いが行われるため、出席の要請を自治会長さんから受けていました。話し合いの内容は書きませんが、近隣住民の切実な訴えと役場の「もう個別交渉に入る時期かも」との意識の差に、何ともやりきれない思いが残りました。大美自治会はビラ配布や署名活動等、広く住民に訴えを始められています。議会でも複数の議員が質問を繰り返しています。町は打ち切りを示唆するのではなく、斡旋へのさらなる努力を示してほしいと思います。
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「私の声」の箱に投函された住民の皆さんの要望・苦情等は、回答が記された月ごとの一覧表を綴じたファイルで見ることができます。私はいつも閲覧していますが、11月になって8月分が綴じられているのは「ずいぶん遅いな」と感じています。今回は議員に関する苦情が寄せられていましたので、ご紹介いたします。
本件については10月22日の会派代表者会議で投書の内容が紹介され、一定の議論が行われています。私は大いに反論、吠えました(?!)が、その内容は「私の声」の回答には含まれていませんでした。では一体どんな苦情が寄せられたのかということですが、以下に全文をそのまま掲載します。
「8月26日に行われました防災訓練で、議員の中で防災服を着用しないで参加していた議員が二人おられました。防災服を支給されているはずなのに着用しないで議員席に座ることもなくウロウロされていた。なぜ防災服を着用されないのか疑問に思っています。このようなことでは町の代表として町会議員をやる資格がない。我々はボランティアとして、万が一の災害発生時に備えて訓練に参加しております。今後このようなことのないよう町長、議長、防災訓練担当者、ご指導お願いします。」
文中にある「防災服を着用していない議員二人」とは、実は私とH議員(同じ会派の議員)のことです。投書の主の匿名さんが、私たちに対して不快に感じておられることはよくわかりました。お声を寄せて下さったことを感謝しつつ、内容については真摯に受け止めたいと思います。が、少々私の言い分も聞いていただきたいと思うのです。
まず「議員席に座らず」についてです。私は町が主宰する全ての催しには、特別なものを除き議員の肩書で出席はしていません。つまり議員が来賓の扱いを受けることに違和感があるのです。特に住民の方々が参加されるような行事では、住民の皆さんが主人公でありお客様(来賓)だと思っています。従って私は議員である16年間のほとんどを“特別な席”に着席していません。
むしろ議員の席に座っていないほうが、今回の場合でも立っているお年寄りの方に椅子を運んで席を用意して差し上げたり、炊き出しのご飯をもらってきてあげたりできるのです。防災服は着ていてもチンと座って湯茶の接待を受け、席を離れるときは煙草を一服という議員たちよりは役に立っていると思うのですが・・・どうでしょう?
次に「防災服を支給されているはずなのに」についてですが、私は任期当初には毎回「着用しませんから、私には支給しないでください」と申し出ています。断ってはいるけれど、結局は支給されてしまっているというのが現状です。また「ウロウロしている」については、確かにウロウロしています。私たちは実際に訓練の実演を行うわけではありませんから、積極的にウロウロしながら種々の訓練状況を見て回らなければ見学の意味がありません。机の前に座っているだけでは、いろんなことはなかなか見えないものなのです。
更に申しますと、確かに南部が議員であることは事実ですが、議員じゃない場合の南部もありなわけで、そこのところはお認め頂きたいと思うのです。私が他の議員と比べて格段に劣っているとは思いませんし、それなりの努力もしているつもりです。一般住民の立場で参加している私が防災服を着用しない、そのことのみで「議員の資格がない」と決めつけられるのは、いささか頷けない思いでいます。
う〜ん、そういえば会派代表者会議でも匿名さんと似たような発言をしていた議員も複数いました。私が「着用の指示も受けておらず、ましてや一般参加者の立場であるにも係らず、南部は防災訓練の見学に参加するな、会場に来るなということなのか」と確かめると、返す言葉はモゴモゴと濁していましたっけ。さすがに“排除の論理”を声高に叫ぶのは、マズイと思ったのでしょうか?
まっ来年度は議員に訓練メニューを与え、防災服がお飾りじゃないようなプログラムを組むべきかも・・・。また投書への回答にも書かれているように「〜防災服の着用義務が明記されていなかったため、議員内での対応が異なったと考えます。今後、防災訓練に対する町議会議員の対応については、防災担当部局と調整し明確に位置づけ議員間で意思統一を図り、参加された住民の皆様に疑問や誤解の生じないよう対処していきたいと考えております。〜」についてはせいぜい取り組んでください。
ところでこの回答でも「一般住民として、南部の参加は有りや無しや」には答えてはいませんよね。
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振り込め詐欺が横行しているとか。身内の交通事故や不祥事をでっち上げ、和解金の振り込みを強要する、いわゆる「オレオレ詐欺」はもとより、架空請求詐欺の手口はますます巧妙を極めています。昨今では社会保険事務所や税務署、裁判所等の官公庁を名乗る税金や年金、医療費の還付金詐欺が横行しています。
平成20年6月21日には「振り込め詐欺救済法」も施行されましたが、法の網をかいくぐり、人の心理を揺さぶる新手の詐欺事件が次々と現れています。パソコン上のアダルトサイトや携帯電話への債権回収メール詐欺、貸金業者いわゆる闇金融に係る融資詐欺、そして手口としては従来よりありますがハガキや手紙による文書詐欺も根強く存在しています。
これら詐欺事件の話だけを聴いていると、「なんでひっか掛るのだろう?私ならだまされない、大丈夫」と思ってしまいます。しかし現実は多数の被害者が出ているわけですから、自分自身が被害者になる可能性も十分にあります。各地の消費者センターは「まず慌てない」。次に「利用していなければ支払わない」「業者に確認の連絡を行わない(反対にこちらの電話やメールアドレスを登録されてしまいます)」「個人情報は教えない」「先ず公の機関に相談する」。それでも脅されたり被害にあってしまったら「すぐに警察へ連絡する」、これらのことをPRしています。
島本町でも今年の春からサミダレ的に、ハガキによる「民事訴訟裁判告知」と通告した振り込みを誘導する事例が出てきています。少なくとも大阪府内の各自治体でも起こっているようで、岸和田市の消費者センターが出している広報誌にも、当町で見つかったハガキと殆ど同じ(連絡先のみを変えてある)文面の事例が紹介されています。
その内容は「あなたに対して民事の訴えが出された」「裁判所に出廷しないと差し押さえの強制執行を行う」「裁判を取り下げるには、○月○日までにハガキに記している電話番号へ連絡をせよ」というものです。ハガキを受け取った人は誰でも驚きますし、確認をすべく電話をしてしまいます。電話の相手先は「財団法人 東京管財執行事務局」(先の岸和田市の場合は「財団法人 東京財務管理事務局」)となっていて、いかにも裁判所と連動しているような印象を与えています。
実は私の友人のKさん宅にもこのハガキが送られてきたのです。一瞬びっくりしたKさんですが、役場や高槻の消費者センターに問い合わせ、ことなきを得ました。Kさんの話では、どうやら今回は高齢者を狙って送りつけているようです。Kさんはその後メールにハガキの文面を添付し、私を始め多くの友人たちに知らせてくれたのです。私もすぐに、役場の担当者と町の消費生活相談員さんに聞いてみました。
島本町の消費生活相談員には8月から4件の相談が寄せられているようです。また大阪府消費者センター等への直接の相談も含めると、その件数は決してすくなくありません。いずれも現在のところ被害は発生していないようですが、確認であっても相手先への直接の電話をすることは、危険であることを実感させられる事件です。分かっていそうなものなのですが、裁判所がハガキを使うことはありません。裁判にかかわる文書はすべて「特別送達」として封書で送られます。いずれにしても心当たりのない文書は無視し、あわてて相手に連絡をすることをしてはなりません。
島本町では住民の方からの直接の連絡や消費生活相談員からの報告を受け、やっと次号の広報「しまもと」で注意喚起を促す「お知らせ」を掲載するようです。どこまで周知できるか分かりませんが、先ずは私たち一人ひとりが冷静に対応し、速やかな相談を心掛けるよう肝に銘じましょう。残念ながら島本町には消費者センターがありませんので、緊急の対応には間に合いません。担当の職員は産業建設課に所属し掛けもち仕事で、消費者問題への意識はハッキリいって希薄です。
詳細な相談は週2回午前中のみ受け付けている消費者相談しかありません。町の消費者相談は毎週月曜日と水曜日、10時〜12時まで役場庁舎1階で行われています。電話・直接の面談いずれも可能です。役場の消費者行政担当の窓口は産業建設課です。電話は962−2846(担当課直通)、相談の電話も同じ番号です。
本日の本当の日付は11月15日です。半月遅れで申し訳ありませんが、やっと10月分の日記を終えました。31日のうち18日分しか書けなくて、すみません(数日という月もありましたので、まあ頑張ったほうでしょうか)。暦の上では、はや冬至も過ぎました。ポカポカと小春日和の日も、陽が落ちると急に冷え冷えとして体調も狂いがちです。12月に入ると議会の準備に追われます。その前には遅まきながらの「なんぶニュース」発行へ、なんとしてもたどり着かなくてはなりません。残り1枚になったカレンダーを眺めながら、ため息だけは誰にも負けない私です。
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