昨日は戸田靖子さん主宰の学習会参加報告を、ごく一部ですがお伝えしました。本日は9月に2回の勉強会を開く、澤島真紀子さんからのお知らせを紹介いたします。澤島さんが作ったビラが詳細な「ご案内」となっています。
澤島さんは私より13歳若いですが、もうずいぶん長いお付き合いです。私が町議に初めて立候補をする以前からですから、20年以上を共に活動をして来たことになります。勿論私の3回の町議選挙でも、選対長として頑張ってくださいました。そして8年前には平野かおるさんと共に町会議員に当選、私も我がことのようにうれしかったのを今も思い出します。
澤島さんの2期目の選挙は惜しくも次点で継続がかなわなかったのですが、その後も議会ウオッチングを欠かさず、草の根の市民運動を続けてきました。また今年は消費生活アドバイザーの資格も取得し、今回の学習会は澤島さんの努力の成果を生かした企画になっています。第1回目の9月3日は翌日が議会開会で少々つらいのですが、私も時間をやりくりして参加しようと思います。
案内文が長いので、ちょっとその前に写真を入れてみました。
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夏の盛りでも涼やかな水無瀬神宮の緑
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古箪笥に似合う“盆栽”
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さわしま真紀子と学ぶ《さいしょのいーっぽ》学習会(第3回&第4回)
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連続学習会 「成年後見制度」ってな〜に?
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〜だれもが安心して暮らし続けられるにように〜
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お話:田坂圭子さん NPO法人 成年後見支援・普及センター(トムテ)
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パート(1)「悪質商法と成年後見制度」 |
9月3日(水) 午後2時 から 4時 |
島本町ふれあいセンター 3階 第1学習室 |
パート(2)「介護者だから知っておきたい・・成年後見制度」 |
9月20日(土) 午後6時30分 から 8時30分 |
島本町ふれあいセンター 1階 健康教育指導室 |
★参加費 各回300円 |
この講座は(独)国民生活センター・消費者問題出前講座の一環で開催します。
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《さいしょのいーっぽ》でゆっくり学ぼう |
こんにちは!さわしま真紀子です。皆さんは、話題になったけれど実はよくわからないことってありませんか? 今さら聞けない・・とあきらめず、いっしょにゆっくり学びましょう。さいしょのいっぽの会は、身近なテーマを、できるだけ身近な方に学ぶミニ学習会です。これまでの2回は、教科書問題・フィンランドの教育などがテーマでした。今回からは数回にわたり、高齢者や障害者に関わる消費者問題と「成年後見制度」について学びます。 |
知って、活かして、育てよう『成年後見制度』! |
悪徳商法・サラ金・ヤミ金・振り込め詐欺・・いわゆる「消費者問題」が深刻化しています。特に高齢者や障害者など立場の弱い人を狙う手口が巧妙化し、しっかり者といわれる人さえ餌食にされています。もう他人事ではありません。 |
★今後の予定:「障害者と成年後見制度」「実際に制度を使ってみて」(仮題)など
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お問合せ:<さいしょのいっぽの会> さわしま真紀子 075-962-7307
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9月定例会は前半議会が9月4日・5日に開かれます。今議会で昨年度の各会計決算が上程されます。決算内容を説明するのは今津収入役です。収入役の任期は6日までですから、ぎりぎり最後の仕事を済ませて退任ということになります。今津さんは当町初の女性収入役で、女性管理職(しかも町長・副町長と並ぶ三役です)の登用を願っている私にとっては歓迎すべき人事でしたが、役職ゆえかあまり目立たぬ存在のままで終わられるのは、ちょっとさびしい気もします。
12年前に始めて学校給食の民間委託導入が行われた時、今津さんは確か学校教育課の課長(係長だったかも?)だったと思います。私は民間委託に反対していましたから、当時はかなりやりあったものです(といっても教育次長らが矢表に立っていましたが)。その時のことくらいしか記憶に残っていないのは、たぶん穏やかで誠実な今津さんの性格が部長から収入役まで駆け上がっても、突出したリーダーシップの発揮を抑制していたのではないかしらと思います。
まあいずれにしても、長い間のお仕事本当にお疲れ様でした。厳しい質問を投げかけていた私ですが、随分お世話になりました。今津収入役の退任によって、当町もようやく収入役が廃止され(法律では2年前に収入役は廃止、今津さんは法の特例で存続していました)、仕事は会計管理者(収入役は特別職でしたが、会計管理者は一般職員)へ移行します。
ちなみに今津さんは収入役になる時に一般職員として退職金をもらっています。そして今回は収入役の退職金をもらいます。条例に沿って支給されるわけですから、別にやましいところはなく堂々の退職金ですが、せめて町長は収入役の退職前に、三役の退職金カットをしておくべきであったと思います。町長は自身の退職金は2分の1に削減すると公言しているのですから、割合はともかくとして三役にも当てはまる条例改正を提案すべきであったと残念に思っています。
前半議会の2日目、9月5日の最終議事を閉じてから今津収入役の退任挨拶が行われます。考えるところはいろいろありますが、盛大な拍手で送って差し上げたいと思います。
さて、本来は議案内容の紹介をすべきところでしたが、なぜか収入役のことに触れて長くなってしまいました。またまた事前のお知らせができず申し訳ありませんが、代わりに5日に行われる会派代表質問の内容を掲載させていただきます。5会派が決算に対して大綱的な質問をします。今回「人びとの新しい歩み」は私が代表して行います。順番は1番のくじを引いてしまいましたので、トップバッターです(たぶん5日の朝一番(午前10時〜)あたりになるかも)。
ああ、他の4会派の質問項目も持っていますが、どこも似たり寄ったりなので省略します(それに「○○について」との表題が並んでいるだけなので)。以下に通告した内容をお示ししますが、少々長いのでちょっと一息・・・写真を挟みました(記事とは関係ないですが)。
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〈2007年度決算に対する会派代表大綱質疑〉
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「人びとの新しい歩み」南部 由美子
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1 川口町政一期目における最終の決算を、どのように総括していますか |
行政職員が首長に選ばれてきた長年の実態を破り、町内外に少なからずの衝撃を伴い誕生した川口町長です。今決算は川口町長の行財政運営における手腕が結実した内容といえるでしょうか。過去2カ年に渡り決算不認定という前代未聞の事態をも踏まえて、2007年度決算こそは有終の美を飾れると、自信のほどはいかがでしょうか。また過去の施政方針を含めて、方針中に示された施策で実現できていないものがありますが、町長のリーダーシップのもと検討を継続してきましたか。 |
2 財政の健全化度は、今決算より公開された健全化判断比率値からどう読み取れるのですか。また判断比率値と経常収支比率の相関性を示してください |
決算における財政運営の健全性を示す実質収支比率は前年度と同様の0.4パーセントですが、財政構造の弾力化を示す経常収支比率は108.9パーセントです。前年度に比べ4.1ポイント上昇し、硬直度を増しています。一方今決算より示された健全化の判断比率は、財政再生基準はもとより早期健全化基準にも遠い値と思われます。町長が言う「(今もこれからも)財政状況が厳しい」は、どのような指標によって明らかにされているのでしょうか。 |
3 歳入額の予測は困難なのでしょうか |
町民税法人分の増収は予測困難としても、他の歳入は予測可能ではなかったのですか。中でも町民税個人分は約2億8千万円(前年比18.4パーセント)の増となっています。この要因は三位一体改革による税源移譲及び定率減税の廃止によるものですから、より精度の高い歳入予測が出来たのではありませんか。このことによって基金の取り崩しを減額したり、住民満足度に応える一層のサービス充実ができたのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 |
4 JR島本駅が無事に開業しましたが、事業費等の検証が遅いのではありませんか。また桜井村踏切拡幅についての進捗状況はどうなっていますか。 |
事業開始から今決算までの各事業費(関連施設に係る費用を含む)と財源内訳を示してください。新駅に対する利用者の声、費用対効果、事後評価はいつ明らかになるのですか。財源の中の「まちづくり交付金」については「島本町まちづくり交付金検討会」及び「島本町まちづくり交付金評価委員会」において事後評価等が行われますが、当決算審査には間に合いません。駅開業後直ちに着手できなかったのですか。決算内容の精度は何によって確認できるのでしょうか。桜井村踏切の拡幅については予備検討業務報告書が作成されていますが、どのような改善がされるのですか。概算工事費は用地費等を含めない1千5百万円か4千5百万円か、いずれになりますか。また完成時期はいつですか。 |
5 町公共施設耐震化は基本計画通りに行われるのですか。また基本計画には歴史文化資料館を入れていますか |
基本計画では耐震化の対象施設をA〜Cの順に優先度をつけ、2009年度より役場庁舎と消防庁舎のA施設より耐震診断を行い、改修工事を進めていくとしています。「基金」の設立も検討されているようですが、耐震化の財源手当ての目途は立っているのでしょうか。また歴史文化資料館の整備に係っては、多数の議員が資料館の耐震化を求めました。理事者の答弁は前向きな内容でしたから、基本計画に資料館を加えるのは当然だと考えますがどうでしょうか。 |
6 森林再生は「第2期地球温暖化対策実行計画」の観点からも有効ですが、実行計画中に森林の位置づけがないのはなぜですか。 |
森林の持つ公益的機能の一つに二酸化炭素の吸収機能がありますが、間伐できない人工林が増えると公益的機能は損なわれてしまいます。国の方針では京都議定書で義務付けられた温室効果ガスの削減目標6パーセントのうち3.8パーセントを森林吸収で賄うとしています。当町においては面積の70パーセントを山林が占めていますが、整備が進んでいるのは2,3ポイントの地点です。一方「地球温暖化対策実行計画」には森林の位置づけがありません。8千万円の資金を有する森林保全整備基金の具体的な有効活用を考えていく時期ではないでしょうか。 |
7 既存の住民を泣かせるような開発・建設計画は認めないでください |
山崎4丁目の旧町営住宅跡地開発に係る宅地開発・住宅建設計画は、隣接する既存住宅の1階部分全部または2階部分にまで達する擁壁を造成する工事が進行しています。また水無瀬1丁目の「健康モールビル」計画は、1メートル余の離隔で15メートル近いビルを建設する計画です。さらには江川2丁目に建設が予定されている高層大規模マンション(556戸)は建物の様態もさることながら、既存の狭隘な町道を唯一のアクセス道路とし近隣住民の交通安全対策にまったく考慮しない計画が進められています。 |
8 弱い立場にある人たちの“声なき声”を聞いていますか |
〈一人暮らし年長者の死〉 |
9 「就学前の教育と保育環境の整備について」(基本方針)現況認識と今後について問います。 |
基本方針を諮問された住民福祉審議会は「答申」を出すことができず、「報告」という形でしか答えることができませんでした。このような事態を乗じさせたのは町長ですが、その責めを負い住民に対してどのような謝罪を行ったのですか。 |
10 消防職員のパワーハラスメント事件は、全職員にどのような教訓を与えましたか |
当事件にかかわった関係部局は、自らの事務執行や問題解決行動等をどのように認識していますか。当事件にかかわる情報収集、情報開示は正当なものですか。 |
11 昨年度における、学校での教師の体罰・不適切な指導の内容をすべて示してください |
なぜこれらの事象が発生したのか、検証を行いましたか。当該教師のほかに責めを負う職員はいましたか。関係者の処分は適切でしたか。適切であったならなぜ、体罰・不適切な指導が根絶できないのでしょうか。このような事象を学校・教育委員会事務局のみで認識し、処理を行っているのですか。保護者の会や、学校にかかわりを持つ地域の機関には周知をしていますか。 |
12 町内福祉施設における水道メーターの検針ミスによる“時効“分はどうなるのですか |
時効分に係る使用料納入のお願いを、施設に対してどのように行ってきましたか。或いは関係職員等による弁済を予定しているのですか(またはすでに弁済しているのですか)。検針ミスを生じさせない今後の対策を、具体にはどのように定めましたか。 |
以 上
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9月議会前半の2日目が終わったのは、午後11時近くになっていました。本日退任する収入役を送るためか、若手職員を含めいつもより大勢の職員が残っていました。深夜に至ろうとする時刻なのに、お役所の慣習なのか「こういうことには礼を尽くすのだな」と驚きましたし、チョット奇異にも感じました。「上役の退職を労う熱き心は大事でしょうが、その気持ち住民サービスにも振り向けてよね」と、私はつぶやきながら帰りました。
ところで議場での収入役の挨拶にはみんな期待しましたが、紋切り型の短い挨拶でした。最後くらいはもう少し自身の気持ちを自分の言葉で語ってほしかったなと、残念に思いました。「出る杭は打たれず」ならぬ「打たれる」であろう役場において、特に女性職員の昇進に係ってはシンボル的存在の今津収入役が、後輩たちに贈る言葉は決して少なくなかったはずです。まっ、議会なんかで熱弁をふるっても詮無いことと思ったのかも。でも私は強く長い拍手で、私なりの精一杯の想いを込めましたよ。
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さて本日の会議は、昨日からの補正予算審議の継続から始まりました。今補正の主なものは職員の給料・手当等に係るものが全部局にわたり発生しています。給料・手当は4千7百万円減っているのですが、新たな退職者が3名発生し退職金5千9百万円の増額で、結局は1千2百万円余の人件費増となりました。
本補正内容から心配されるのは、職員が心身ともに健康な状況で働いているのかどうかについて、陰りが生じているのではないかという点です。心配点が顕著化してきているのではないかと思うのです。今回も定年を待たずして心身の疾病により退職する職員が3名、同じく休職者が5名判明しています。心と体の病は連動して起きることもありますが、心の病で働けない(働けなくなった)職員もいるのではないでしょうか。「個人が特定される恐れがある」という答弁で、心の疾病者数は明らかになりませんでした。
私はずっと働く職員のメンタルフォローの充実を訴えてきました。それはかつてのセクシャルハラスメント事件や、昨年末に発覚したパワーハラスメント事象の被害者たちと直接的な係りを持ったこと、または職員の日常業務の中で私が体験・見聞していること、さらには昨今の不適切な事務の頻発等々の中で疑問や心配が増えこそすれ決して減少していないという現実から切実に感じてきたことです。総務部長は休職者に対しては「電話での状況把握を行っている。またメンタル面での研修も行っている」と答え、副町長は「府内自治体の状況も調査したい」と答弁しましたが、どこか他人事で今苦しんでいる職員(がいるとすれば)への助けとなるには距離感を感じてしまいました。
補正予算の質疑はこのほかにも数点行いましたが、討論(採決の前に表決の理由を述べる)の内容を明日の日記に回して、本日はおしまいです。会派代表質問を終え日付が変わる直前の帰宅は、さすがに疲れましたぁ〜。それにしても最後まで傍聴をしてくれたSさん、本当にありがとうございました。
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昨日の日記の続きです。補正予算を反対したのは、私と平野・河野・冨永の4議員でした。反対した議員の大きな理由には、議員会派室の整備に係る補正予算が含まれていました。しかし私は他の議員と違って、質疑の中では当該予算の編成・執行についてはもう触れませんでした。それは当初予算審議の際には本会議・委員会において厳しい追及を行いましたし、予算組み替えの動議も提案したからです。また町長への申し入れ書も出しています。
私ができることは全てやったと思いますし、何が功を奏したかはわかりませんが結果的には総務費450万円の予算が30万円の執行になったのです。だからと言って「減額したから、それでええやろ」と居直られても認めるわけにはいきません。また共産党会派が主張する「30万円の大部分を占めるパソコン等の機器類は、庁舎整備に係る総務費ではなく議会費から支出すべき」との意見は、私も正しいと思います。
しかしこの問題の根っこのところは、議会と行政の“いびつな関係”から派生した予算付けにあることを忘れてはなりません。ただこのような関係を質疑で実証することはできません。私は3会派(自公民会派)のヤジを煽るだけの質疑は感情的なもつれを増幅させ、却って正しい意見が埋没させられるのではないかと考えました。そこで会派室に係る質疑は控え、討論において議会と行政のあるべき姿を訴える発言を少々クドクドと述べることにしました。
それにしても財政が厳しいと言いながら、なぜ全5会派の合意がなくても議会への大盤振る舞いともいえる予算がつくのか・・・?減額するにしても、なぜ3会派だけでその中身を決めてしまうのか?また今更の感もありますが、2会派(人びと新しいの歩みと共産党)を無視するのはなぜなのか?これらを正すには結局「臭いものは元から絶たなきゃダメ」だと主張しなければならないと思いました(討論では不思議なほどヤジは飛びませんでした)。
さて討論の中では触れませんでしたが、質疑を行った数点の項目の一つにJR島本駅西口へのアクセス道路(町道桜井50号線)整備工事の予算880万円があります。町は50号線の未買収地30メートル分の買収見込みが立ったためと答弁しました。これで桜井50号線の用地取得は完了しますから、長い間の買収交渉が報われ本当に「よかった!」と安堵しました。
しかし問題は当該地の目と鼻の先で、駅西口へ通じる里道がつい先日整備完了した点です(9月1日より通行可能)。「最後の用地買収が進展しないため、代替の里道を整備する」と予定外の工事を行ったのは、二重投資ではなかったか?と私は思っています。このあたりの判断はまあ難しいのですが、50号線が完成すれば里道を利用する人は殆どいないんじゃないかしらと思います。
本日は一般会計補正予算の討論を掲載する予定でしたが、またまた前置きが長くなりましたので、次回の日記に回します。写真は前述の整備が完了した里道と、里道が接続した桜井50号線です。
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9月11日(木)・12日(金) 総務文教常任委員会
9月17日(水)・18日(木) 民生消防常任委員会
9月24日(水)・25日(木) 建設水道常任委員会
(委員会は10時から役場3階の委員会室で行われます。いつからでもいつまででも、出入り自由で傍聴できます。のぞいてみてください)
さて、上記の日程で2007年度の決算を審査する委員会が開かれます。私はしょっぱなの総務文教常任委員会ですから、ただいまは“超”追い詰められた状況にあります。本日もやっと委員会の資料が揃ったとのことで閲覧とコピーのため役場に出向きましたが、ただでさえ時間がないのに開会2日前に出してくるとは!これはつらいのよね。帰宅後も資料の山を目の前に、アレも大事コレも大事と焦点が定まりませんが、なんせ持ち時間は2日間でわずか75分(別に討論時間として10分与えられています)。それもなんと!答弁込みの時間です。職員からチンタラ答えを返されると、あっという間に持ち時間は減っていきます。
私ともあろうものが(私だからか?)かつての委員会では時間切れとなり、教育委員会所管の質疑を1問もできなかった事態に陥ったことがありました。持ち時間制は仕方がないとしても、あまりにもがんじがらめな抑制には反対です。毎度委員会開会前の打ち合わせ時には「75分はあくまでも努力目標と理解している」と私は異議を申し立てているのですが、現実的に発言打ち切り・発言封じに遭遇した経験からは、時間配分に神経質にならざるを得ません。
従ってやりたい質疑のどれを捨てるか、どこまで捨てるかが先ず第一関門です。この作業って、精神衛生上よろしくない・・・委員会が始まる前から疲れてしまいます。まあ、始まれば始まったで何とかなるのですが・・・。但し、くれぐれも残り時間を見失わずにいられればの話です。
そんなこんなで暫くは取り込み中につき、少なくとも総務文教常任委員会終了までは日記をお休みいたします。最後に9月5日の本会議で行った補正予算の討論をお届けしますので、読んでみてください。行政と議会の関係を「クドクド」述べている部分、きっと皆さんも共感していただけるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
ああその前にちょっと一休みして、夏の名残りの花をご紹介します。初秋の空から瑠璃色のひとしずくを受け止めて、最後の元気を主張しているような一輪一輪が清々しく感じられますね。
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<2008年9月議会一般会計補正予算 討論>
一般会計補正予算に対し反対の討論を行います。まず住民税特別徴収システム対応業務については債務負担行為で2千50万円を計上、うち今予算は866万円の歳出補正です。年金から住民税を天引きするのは、6月の条例改正時にも述べましたが反対です。従って本システムの必要性を認めることはできません。百歩譲ってシステム導入可だとしても、天引き徴収に対する住民理解を得るための行政努力は足りませんでした。
次に今回の人件費補正に係って、職員の心身の疾病状況が浮かび上がってきています。副町長は「調査を行い当町の疾病者数が府内でも突出している等の結果が出れば、現実的な対応をいたしたい」と前向きな答弁をしましたが、住民サービスを担う職員は町の大切な宝です。しっかり働いてもらうためにも、しっかりした状況把握を行い、実効あるフォローが必要です。
さて議会と行政は二元代表制のもと、各々が固有の権能を発揮し住民のために働いています。しかし今補正において大幅な減額を行った議員会派室整備に係っては、どうも正しい二元性が機能していないのではないかと思われます。議会と行政、両者の関係は時により事により極めていびつなものになっているのではないかと思わざるを得ません。
正しい二元代表制の機能を働かせるためにはいずれかがいずれかに遠慮する、或いは従うことを強制させられる等といった状況があってはなりません。今回の会派室整備の経緯を振り返ってみると、会派室を要求した3会派(自公民)は当初予算450万円に対して、私の会派が出した動議を否決しました。強固に450万円が必要と押し通した挙句の果てが、30万円の支出にとどまったわけです。
確かに支出額のみを比較すれば、当初の10分の1にも満たない簡略化した整備になったといえます。減額に対し総務部長は3会派に対し「感謝している」と答弁しました。しかしそれならなぜ最初に450万円もの予算を付けたのか、言い方を変えればなぜ3会派の“おねだり”に応えたのかということです。所管の当初予算見積もり能力が問われてきます。
実はこういったことは議会と行政のいびつな力関係として、益々顕著化しています。議会自らの意識改革は言うに及ばず、時と場合によっては行政が議会に意見する、いさめることも必要です。理事者は会派や議員によって要求以上の内容に応えることがある一方、慇懃無礼に無視する対象としての会派・議員があることは現実です。これは私自身が、日常的に悲しくも実感していることでもあります。
次に森林整備に係る寄付金の増額3百万円についてです。サントリーより6月23日に寄付の申し出書を頂きました。7月1日に担当課は例年の寄付額450万円に増加分を加えた額、750万円の寄付を受けることを起案しています。一方臨時議会が8月12日に開かれました。寄付の増額分は当然臨時議会の補正予算に計上すべきでありましたが、わざわざはずして今9月議会に計上したのは、由々しき問題です。
実は臨時議会では森林整備に係る予算がバッサリと削除されていました。森林ボランティア養成講座事業が、大阪府の維新プログログラムの影響で補助金打ち切りになってしまいました。これを受けて町は独自に出していた事業費も削除してしまい、とうとう今年度の講座を中止してしまいました。
臨時議会に寄付金の増額を計上しなかったのは、講座を打ち切るためであったとしか考えられません。事業の打ち切りは受講者の減によるものとの答弁がありましたが、それなら応募者を増やし講座を盛り返す努力をどれだけ行ったのかが問われます。当寄付金が過去にはボランティアのヘルメット購入にも充てられたことを考えると、ボランティアの活動を促進する講座への使途は当然であっただろうと考えます。
次に町有施設のアスベスト調査業務に係る186万円の支出についてです。調査の財源は62万円が国庫補助されます。今回の調査は前回に行ったクリソタイル等3種のアスベスト以外のトレモライト・アクチノライト・アンソフィライトの調査を行うものです。調査対象施設は前回の17施設ですが、今一度全ての町有施設を調査すべきであると考えます。
また国の不作為とも言うべき指示によって、トレモライト等のアスベスト調査を行わなかったわけですから、実施に当たっては調査費の全額を国庫補助で行うべきとも考えます。
最後に学童保育料に係る過誤納還付金5万3千円についてです。本事案は2006年度決算不認定の原因となった不適切な事務執行です。しかし未徴収分を含めて当該事務に要した職員の労働時間・経費等を考えると、随分長い間全面解決を見ていないのはなぜなのかと考えてしまいます。さらには実際の事務改善をどのように行っているか答弁では全く見えず、また申し訳なさも感じることができませんでした。
以上の観点から、本補正予算には反対せざるを得ません。
長い日記を読んでいただき、お疲れ様でした。討論は議場で質疑を聴きながら走り書きで作成しているので、あとから見直すと?点も出てきます。討論の主旨を変えているようなことはありませんが、言葉の置き換え等わかりやすくするために、微調整を行っています。
やれやれ11日・12日の総務文教常任委員会が終了しました。持ち時間がオーバーしないかと気になってしまい、絞りに絞った質疑項目もさらに割愛した結果、何とも物足りない感覚が残った委員会審査でした。常任委員会の複数所属が可能になって、2つの5人会派(自由民主党クラブ・山吹民主クラブ)はうち3人が2委員会をかけもちしています。
従って総務文教常任委員会では自由民主党クラブ議員が3人(千頭・野村・伊集院議員)もいて質疑項目も各々分担できますから、1委員会に1人しか存在しない2人会派(人びとの新しい歩み・公明党・共産党)とは大違いです。3人いても質疑内容が濃いのか薄いのかは・・・まっ、ここでは言わないでおきましょう。
さて2007年度決算は財政の「健全化判断比率」という新しい指標の数値が明らかになる(全国どこの自治体でも)ことと、当町固有の課題としては2カ年続きで決算不認定とされた轍を、今決算では踏まないでいられるかの2点が大きな焦点となっています。保育所の民営化問題にかかわって「夕張のようになる」と答弁した町の言い分は、はたして健全化比率にどう表れているのか?また決算認定が可能な積極的評価を与える事務事業執行ができたのか?来年の改選を控えた町長にとっては薄氷を踏む思い、まさにまな板のコイ状態の決算審査が始まったと言えるでしょう。
焦点の一つである健全化判断比率は、結論を言うとセーフです。しかしまあイエローカード(早期健全化基準)やレッドカード(財政再生基準)に至っちゃったらすでに財政破綻しているわけで、「セーフ」の中身こそが問われることは言うまでもありません。もう一つの焦点である決算認定については、最終的には3つの常任委員会が終了した後半議会の採決時に判明します。昨年(2006年度分決算)は学童保育料の未徴収問題、一昨年(2005年度分決算)は人権相談・地域就労支援事業に係る不適切な事務執行と不明瞭会計が続き、決算不認定の要因となっています。
では2007年度における事務執行は一点の曇りもなかったのか?ということが問われますが、最初の総務文教常任委員会において早くもまずい事務が発覚しました。青少年指導員に対する月額報酬(2008年3月分)の支払いを忘れ、出納閉鎖期間中(5月末まで前年度の入金出金が許される)のチェックも不備で判らず、結局2008年度の過年度払いとして7月に支出しています。しかしながら正直に過年度支出として8月の臨時議会補正予算にも計上せず、勿論議会には何のお詫びも知らせもないままに、「たぶん社会教育委員の報酬が今年度においても余るから、そこから出しておこう」と“誤魔化し”を図っています。
これって適正な事務ですか?教育次長は「法的に問われることではない。過年度払いに計上の必要があれば、それはその時の補正で対応する」とシラ〜ッとして私に答えました。あのね、2006年度の決算不認定は教育委員会事務局の不適切な事務執行に起因しているのですよ。まだ全面解決にも至らない中、またまた新たな過ちを重ねたのですよ。もうどうしょうもないくらい恥じて「申し訳ない」と答弁して当然ではないでしょうかしらね。全く頭っにきた!
今回の事務も学童保育料未徴収の主坦であった職員が不祥事の後異動して、生涯学習課においても同じ過ちを犯したのではないかしらと私は思っています(起案文書を見ればそう思わざるを得ない)。未徴収問題発覚後、職員の指導についてはメンタルフォローも含めて、あれだけ強く要求したにもかかわらず、早くもほころびが生じている現状です。
ソモソモ初めから指導体制を見直すつもりなんかなかったのかもしれません。“のど元過ぎれば・・・”で、その場しのぎの職場環境の改善や職員の指導なんかできるわけがありません。青少年指導員の1か月の報酬は1委員、7千5百円です。15人分で11万2千5百円、それくらいの金額黙って事務処理して「ど〜ってことない」と判断したのでしょう。断じて間違っています。
上記クダクダと述べた以外の理由も含めて、私は委員会所管分についての決算内容は認めるわけにはいきませんでした。反対は南部と冨永議員、賛成は杉本・山口・千頭・野村議員、そして保留(採決に加わらない)が伊集院議員で、結局は賛成多数で可決されました(藤原議員は委員長で表決しません)。
保留の意思表示をした伊集院議員の討論は、「青少年指導員報酬支払の経緯がわかる書類の提出がないため」でした。関係書類は私が求めて委員全員合意の下議会に提出されることになっていましたが、大会派の一員の意思表示は理事者にとって強力なパンチになったのではないでしょうか?
日記が長くなりましたので、採決に際してその理由を述べた「討論」は明日に回します。写真は9月14日に行われた町福祉大会のものです。お昼までに家族で京都に出かける約束があったため、ゆっくりできず残念!駆け足で会場を回りました。
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前回の日記でも述べましたが、総務文教常任委員会所管の一般会計決算に対して私は反対をしました。採決にあたり行った討論は以下の通りです。長いので、今回は「歳入」部分をお届けいたします。面白くない内容だと思いますが、読んでみてください。これでもまだ他の議員の討論よりは“味”があったと、自分では思っていますが…どうだったかなぁ〜?なお、カッコ書きのヵ所等発言していない説明文の書き足しや、より分かりやすいように文言の微調整をしています。
2007年度決算の一般会計所管分に対して反対の討論を行います。三位一体改革に伴う税源移譲及び定率減税廃止等により町税、特に個人町民税は大幅に増額しました。また法人税においても増収となり、主たる自主財源の町税は前年に比べ10.7%の増となりました。
しかしながら基金取り崩し額は財政調整基金5億4千4百万円を含む12億7千5百万円に上り、これらを財源とした2007年度決算は実質的には大きな赤字決算であり、財政状況は不健全な状況にあると言わざるを得ません。
さて2007年度決算より財政健全化判断比率を公表することになりましたが、4つの指標のうち実質赤字比率はマイナス0.39%を示しています(実質赤字比率は一般会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する割合。当町は基金をつぎ込んでいるため、黒字なので「マイナス」となります)。
ただし仮に基金の繰り入れがなければ、実質赤字比率は21%にもなります。これはイエローカードの早期健全化基準値14.53%を超え、レッドカードの財政再生基準値20%をも超えることになります。
一方財政収支見通しでは基金が数年後には底をつきますが、2007年度の町債残高は134億8千6百万円となっています(基金=貯金が無くなり、町債=借金は多額が残るということです)。つまり今後財政指標の悪化は避けられず、財政危機を訴える理事者の答弁はあながち“脅し”に終始しているとも言えません。
しかも財政健全化判断比率における実質公債費比率(一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する割合)12.7%は、レッドカード(財政再生基準値)の35パーセントにはまだ猶予があるようですが、イエローカード(早期健全化基準値)の25%に対しては近い将来の不安が無きにしも非ずです。
以上のように今決算において初めて公表された財政健全化判断比率ですが、数値上は4指標共に早期健全化基準にも財政再生基準にも該当せず、ひとまずホッと胸をなでおろした感があります。従って保育所の民営化に係って発せられている「夕張市のようになる」との文言は、現時点の健全化判断基準地を見る限りでは整合性を欠き、取り消すべきと考えます。今後相当の根拠を示さずして、人々を惑わすアジテートはしないと約束すべきです。
さて財政の弾力化を表す経常収支比率についてですが、108.9%を示しています。昨年に比べ4.1ポイントと大幅に悪化し、財政の硬直化は進んでいます。当町の標準財政規模からすると1ポイントは約6千万円となりますから、前年度並みの経常収支比率に戻すとすれば約2億4千万円が必要です。また経常一般財源収入と経常経費充当の一般財源を同額、つまり100%に戻すには実に5億3千万円余を要することになります。
つまり、財政の弾力化を図る道は非常に厳しいと認識しなければなりません。予算審査時に副町長は「今後どういう方法でこの比率を下げられるのか、十分検討していく。いかに改善していくかについては、問題点・課題対策・年度計画の形で示したい」と答弁しましたが、年度計画である第4次行財政改革推進プランを金科玉条とせず、改善方法についても先ずは住民と直接話をしてほしいと思います。
そのためには徹底した住民参加のシステムが必要です。町長席や「ことしの予算」・「きょねんの決算」では決して「事足れり」ではありません。地域の実情を的確に把握するためには、町長自ら住民のもとへ出向くことが絶対に必要です。何よりも町長自らが、適切な判断を行うことができる高い見識とリーダーシップを持つことが求められています。しかし残念ながら本決算に照らしては、明確な町長の姿勢を確認できなかったと思わざるを得ません。
本日は2007年度決算所管分の討論のうち、「歳入」部分をお届けしました。次回は「歳出」分を書きます。別に期待していただくほどのことはありませんが、こちらのほうが熱くて面白いかな?と思います。
写真は記事には関係ありません。14日に家族で出かけた時のランチのデザートと錦(市場)のスナップです。食事をしたビストロ風レストランは、8月19日付の日記で写真を紹介したお店です。1か月で再訪ですから、かなりお気に入りのお店になりそうです。2回目の来店で、名前を覚えてくれていることも、ちょっと気分が良いものです。
画像では分かりづらいのですが、夫が頼んだデザートの「オレンジのミルクブラマンジェ」は、大きなグラスに注がれたワインにブラマンジェがはかなげにゆれています。私も一口貰っちゃいましたが、実にさわやか!また早々のリピーターになりそうです。用事を済ませた後は久しぶりに錦小路を端から端までブラブラと、ちりめんじゃこ・昆布巻き・鱧の子・麩・栗等々を買いました。
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2007年12月議会における私の一般質問で公になった消防職員のパワーハラスメント事件(あえて事件と言います)については、今まで幾度となくこの日記に書いてきました。本件については今回の総務文教常任委員会(9月12日)での決算審査質疑が、おそらく正面切って質せる最後の機会だと私は思いました。
そこで改めて事件に係る事務執行の在り方を通して、町の人権感覚をはじめ職員管理等のあり方を問いました。歳出での質疑時間は大部分を本件に費やしましたが、それほど重大な問題だと私は捉えています。私は先の本会議(9月5日)でも、本件を2007年度決算に係る重要項目として質疑に組み入れました。議場での答弁はパワーハラスメント行為を「熱心さゆえの職務職責を全うしようという行動であった」、また「職員間のコミュニケーション不足から生じた事象」などと答えました。
「本会議での答弁は間違っていた」と反省の片鱗でもみられるかと、私は祈る思いで委員会の質疑をしましたが、期待は空しいものでした。事件発覚後消防と人事課が、絶対に二次被害を起こさない決意で全消防職員にアンケート調査を行ったところまでは、迅速で適切な対応だったと私は思っています。アンケート中の自由記述部分は公開されませんでしたが、設問に対しては大半の消防職員が「パワーハラスメントあり」と答えていました。
にもかかわらず当局はその後の面談による事情聴取の結果、「ハラスメントの事実が確認できなかった」と言い続けています。当たり前でしょう!本当のことを言って、昇進や職場での人間関係を断絶する恐れを誰もが感じているのです。そのことを分かっていて、白々しい答弁を返すことが許せないのです。当局が反省すべきは、アンケート結果によって十二分に証明されているではありませんか。
行政がこの期に及んでも反省の弁を発することができないのは、結局はパワーハラスメントをはじめあらゆる人権侵害を根絶する意思がないということにほかなりません。さらにはY議員の当局を擁護しかねないような質疑も飛び出し、私は唖然としてしまいました。そこでというわけでもありませんが、私の委員会での討論で歳出に係っては、パワーハラスメント事件とあと一点に絞って行うことにしました(歳入に係る討論については、過日の日記に掲載しています)。
<2007年度決算の一般会計所管分討論(ただし歳出部分)>
さて歳出に係っては、質疑の中から2点に絞って述べます。私は消防職員のパワーハラスメントに係り、人事管理・指導のあり方について質疑をしました。本件に係る最終処置は、関係職員3名(加害者当人・消防長・他1名)が「文書訓告」という指導行為を受けるに止まりました。重大な人権侵害であるパワーハラスメントに関与した者は当然「懲戒処分」が妥当であることを考えると、当局の判断は適切ではありませんでした。
またその後被害を受けた職員を初め、ハラスメントを見聞きしていた消防職員へのメンタルフォローを含めた調査も行っておらず、さらには今回の事件を氷山の一角ととらえれば全庁的な調査を行うべきですが、これも実施していません。トラブルの種(つまりは退職してしまった加害職員)がいなくなれば、それで終わりというのでは今後の改善には繋がりません。不幸な事件であったがゆえに、貴重な教訓として活かすべきなのです。
一方、今回のハラスメント事象について、町の公益通報制度を活用した者はゼロであったことが明らかになりました。通告の貴重な手段である当制度を、被害者たちの活用可能な内容にするための実効ある改善が求められます。特に今回の場合は将来的にも同じ消防の職場で働き続けるわけですから、氏名を名乗って被害の事実を語ることに対する影響の深さや恐れが、通報制度の活用を押しとどめたことは容易に想像できます。これら“負”の要因を払拭できる保証がなければ、公益通報制度はいつまでたっても“絵にかいた餅”です。
さて本件に係り、他の委員からの質疑がありました。その内容は全く看過できないものでありました。議員の発言については発言者の意思を尊重しなければなりませんが、パワーハラスメント・セクシャルハラスメント・虐待等々あらゆる人権侵害において誤った認識を公言するのはやめるべきです。
パワーハラスメントにおいて、いわゆる「職務遂行上の熱心さゆえ」「指導上必要な指導」「コミュニケーション不足」等と理由づけされることがどれほどの悲劇を生んできたか・・・例を挙げるまでもありません。ハラスメントを受けたものがハラスメントだと認識していれば、それはハラスメント、即ち人権侵害なのです。暴言・暴行を継続的に行ったことに対して、一片の擁護も必要ありません。
まさに“臭いものに蓋”で終結を図った町当局の人事管理の在り方が問われなければならないのです。(それなのになぜ、当局を“ヨイショ”する質疑を行うのか?議会の人権感覚をも貶めるような発言だと悔しく残念でなりません)。
以上が消防職員のパワーハラスメント事件に係る討論内容です。あと一つ本決算を認定できない理由として、教育費に係る青少年指導員への報酬未払い事案の件を述べました。本件に関しては、9月16日付の日記で詳しく書いていますので、ここでは省略いたします。
本日19日は台風の影響で雨はさほど強くはありませんが、風は時折傘をしならせる強さがありました。10時から開かれた歴史文化資料館懇話会を傍聴し、その後民生消防常任委員会の録音テープを聴きなおしました(保育所の民営化に係って、またぞろ腰の座っていない当局の姿勢が明らかになりました。で、録音の確認を)。
さてさて午後からは思い切って、見たい映画を目指して高槻アルプラザに出かけました。役場から近距離でJR島本駅に直行できるのがうれしいです。映画は納棺の仕事に携わる悲喜こもごもを描いた「おくりびと」です。あとまだ後半議会がありますし一般質問の締め切りも分かっているのですが、「ここらで気分転換」と自分に言い聞かせて(言い訳?)息抜きしました。
写真は歴史文化資料館の前庭に置かれた瓦の展示です。本日の歴史文化資料館懇話会で展示(といっても地面にただ並べてあるだけですが)の紹介があったので、島本駅に帰ってきたついでに見てみました。
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う〜ん・・・こんなこと言っちゃ、まずい!まずい!(正直、仮に思っていたとしても)委員会という公式の場で、副町長が共産党のK議員に返した答弁はまことに問題です。私は文言撤回や修正を拒否したその後の副町長を目の当たりにして、心が凍えるような思いを拭い去ることができませんでした(いったいどんな発言をしたかって?ちゃんとテープを起こしたものを末尾に掲載します)。
2007年度は子育て支援の3本柱の一つとして、第二保育所の民営化を打ち出した「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」が住民福祉審議会に諮問されました。12回にわたる審議が行われましたが、審議の途中で、町長の“打ち切り”が“宣告”されました。結局審議会は答申に到達することなく、報告を行ったに過ぎない結果となりました。
従ってK議員が「審議会を長引かせた大きな要因は、基本方針の内容や審議会の進め方に問題があったのではないか」と質したのは、ごく当たり前の質疑でした。ところが副町長の答弁は「基本方針が平成20年4月を目途にしていることは明らかだった。審議会は逆算して、会議を進行する必要があった。答申時期を明記しなかったことが、諮問側(行政側)の瑕疵だとは思わない」と答えました。
「それじゃまるで審議会のせいみたいだ」との含みのもと、K議員は「副町長の答弁は審議会に対して失礼だ。また町の職員の思いも踏みにじるものだ。さらには昨日の委員会での町長答弁で、“新保育所増設”ということも飛び出した中で(南部の注:“新保育所”云々については後日の日記で紹介します)、基本方針は今後も当然検討をせざるを得ないのではないか」と追及しました。
これら一連の質疑に対して、冒頭の副町長の問題発言が飛び出しました。なお前述までのカギかっこ内の発言は、委員会中に走り書きした私の“ライブメモ”ですから、一言一句正確かというと自信はありません。しかし発言の内容を曲解しているものでは決してありませんので、ほぼ正確と思ってください。
では問題の副町長答弁です。「先ほどのご質問の中で私が審議会を尊重していない、或いは審議会委員の発言を無視しているような、K委員の悪意に満ちた・・・私はそういうことは一切申し上げておりません。それを質問の中であえて敵意か悪意か知りませんけれど、それは大いに誤解があるという風に思います。そのことだけははっきり申し上げておきたいと思います」。以上がテープを起こした正確な発言内容です。
私は日記の冒頭で「正直、仮にそう思っていても」と注を入れました。多分というよりかは明らかに理事者は、自分たちに厳しい意見を発する議員(私もその一人)に対しては冷たかったり無視したりすることが多いです。まあ職員も人の子、感情的なものを一切排することは困難かもしれません。しかし公の場で言って良いことと悪いことを、特に副町長の立場にある人が自制できなくてどうするのでしょうか。
K議員の質疑には問題発言に当たる文言もなく、従って委員長の整理も働かずごく普通の質問でした。それなのに「悪意」や「敵意」と受け取ったのは、副町長の内心の動きです。つまりは副町長自身が意に沿わない議員たちに対して、“悪意”や“敵意”を持っていることを、図らずも吐露してしまったということにはなりませんか。
しかも副町長が後刻発言の訂正もしなかったということは、「ああ、そうです。あなた方が嫌いで何が悪い」と答弁したに等しいと思います。職員を束ねるトップの認識がこのような有様では、はたして議員と職員の間で真摯な議論が成立するのでしょうか?二元代表制のもと言論の府である議員の一人として、怒りを通り越した悲しみとむなしさを感ぜずにはいられません。
幸い9月議会は10月7日・8日に後半議会が開かれます。従って議会開会中の発言は、訂正の機会がまだあります。それにしても町長は当委員会の席でなぜ副町長の発言をいさめなかったのでしょうか?なぜ委員長は整理権を働かせなかったのでしょうか?なぜ委員であるK議員とH議員以外の議員たちは疑義を感じなかったのでしょうか?
副町長自身の意識も問題ですが、実はまずい事態を見て見ぬふりをする人たち、あるいは疑義を感じることもできない感性の乏しい人たち、はたまた「何が悪い」と居直る人たちの跋扈こそが、「悪意」や「敵意」を支持する牽引力になっていることを見逃してはなりません。あ〜ぁ、なんだか落ち込んじゃいますよね。来春の町長・町議選挙では、こんな憂欝を吹っ飛ばしてくれる人の出現を一人でも多く見たいものです。だからねっ、頑張りまっしょ!
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9月17〜18日に開かれた民生消防常任委員会では、「はぁ〜っ?」と首をかしげることが少なくとも2度ありました。一つは昨日の日記にも書きましたが副町長の答弁です。質疑した議員に向かって、「悪意」「敵意」の文言を投げ返した問題発言です。もう一つは、いきなり飛び出した“新保育所増設”の可能性を肯定した理事者の発言です。
エ〜ッ!なんで「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」に打ち出されてもいない新しい方向性を、いとも簡単に認める答弁ができるのでしょうか?しかもこれで2度目です。今年の3月議会では基本方針には一言も記載のない「指定管理者制度(の導入も視野に入れて)」が飛び出しています。ことの是非はともかく「そんなん初めて聞いた」のショックがまだ冷めない間に、またぞろ“新保育所の増設”が踊り出てきたのです。
一体どこでどう話が進んでいるのか、議会の私たちにも(いや、私たちだけ?)さっぱりわかりません。ましてや保護者や保育所職員の意見を取り入れたものでもなく、というよりか当局は正式には関係者との話し合いには殆ど応じないできています。多分保護者への説明会はごく初期の段階、つまり住民福祉審議会に基本方針を諮問するずっと前に2回のみ行っていますが・・・それっきりです。
民営化に加えて保育行政の根幹を揺るがす指定管理者制度や新保育所増設が、基本方針に新たに位置付けられるための必要な議論も手続きも経ず出てきているのです。山吹民主クラブの議員によって提起された方向性をそのまま認め、答弁を返す理事者たちは自らの安易な姿勢に気づいていないのでしょうか?フラフラして腰が座っていないというか、はっきりいって滅茶苦茶です。これでは島本町の保育をはじめとする子育て支援がどうなっていくのか、住民は不安でたまりません。
賛否にかかわらず基本方針は、その内容・作成過程において問題点が多いです。だからこそ方針の凍結や撤回の請願も出されたのです。審議未了で終了させられた住民福祉審議会でも議場でも、どれほどの追求が行われたことか・・・しかし当局は「審議会の答申がもらえないなら、それで結構。後は好きにさせてもらいます」と“大見え”(脅し?)を切ったのです。はぁ〜ぁ(ため息です)、それからもう1年近く(審議会が答申ならぬ報告を出してからは8カ月を経過)に渡り方針内容を訂正せず放置していながら、今度は「新保育所増設も選択肢の一つ」なんて・・・。全くようこんな答弁するよね!と私は唖然・呆然・憮然で、頭がクラクラしてしまいました。
さて本日の日記はこのあたりで、次に示します理事者答弁の掲載で一応の区切りとして終わります。しかし公の委員会審査の場で、いきなり降って湧いた“新保育所増設”云々については、これからも後日の日記で述べていきたいと思います。では民生消防常任委員会におけるF議員(山吹民主クラブ)の「保育所をもう1ヵ所増やせばどうか」との質疑に対する答弁です。先ず町長は「選択肢の一つではあるが、財政的に厳しい」(これはライブメモです)と答えています。
また民生部理事の答弁は「当町では待機児童は発生させないという保育行政です。その中で過密状態が発生し、それがさらに過密になるのであれば、保育所の増設というものも今後検討せざるを得ないことが考えられます。その時点で今後保育ニーズがどうなるのか。公立1所の直営は堅持しますが、もし(あと1所)必要としても公立としては設置できない・・・もし民間を誘致していくとすれば、どんなものが必要なのかということも検討していくことを担当としては考えていくということです」(「こと」がやたら多い。この発言はテープを起こしたので、ほぼ正確です)。
さらにはI議員に対する町長の答弁です。「基本方針の中では公立保育所1園、堅持したいとそういうふうなことも申し上げております。そういう流れの中で、先ほどF委員からご意見といいますかご提案頂きまして、それも選択肢の一つであるかなというふうにお答えしたということです」(この発言は議会事務局がテープを起こした内容なので、正確です)
今日の本当の日付は9月22日(月)です。午前中は来春新議員を目指す友人と話をしました。準備はかなり具体的に進行していて、選挙を共に闘う私も一安心です。落ち合ったお店ではモーニングから始まって、間にコーヒーを頼み、ついにはランチを注文しないと「悪いかな」と感じた3時間半の話し合いでした。JR山崎駅から帰りましたが、島本駅からちょっと寄り道をして、桜井西側(第三小学校付近の田んぼのあぜ道)の彼岸花を見ました。それから役場へ向かいましたが、農家の無人スタンドにも立ち寄ってキュウリ・ナス・ししとう・オクラ・ピーマンを買いました(これだけ買っても5百円!)。
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前回の日記に続き、民生消防常任委員会での「新保育所の増設」発言について書きます。委員会を傍聴していていきなり飛び出した発言に対し、驚きもさることながら質問者のF議員と理事者側との“出来レース”みたいな気がして、私は強い反発を感じました。
もし私の勘が当たっているとすれば、「基本計画おかしいよ」「一から基本計画の検討をやり直そう」等々考えている住民に対する“目くらまし”的な発言かと思わざるを得ません。「第二保育所民営化」への争点集中を回避させることは、来春の町長・町議選挙に大きな影響を与えるものではないかと、私は勘ぐり半ば心配しています。
「新保育所増設」という新メニューの提案に対し、ビジョンも財政的展望も全くない中で町長自ら「選択肢の一つ」と踏み込んだ答弁をするのは、選挙目当てと思われても仕方がないのではないでしょうか。私がよく悔しい思いをして聞く答弁、「ご意見として承っておきます」(つまり「ハイハイ勝手に言うといて」と、質疑内容を無視する行政の決まり文句)で逃げても何ら不思議ではない今回の質疑だったのです。住民、特に子育て中の保護者の鼻先に新しい“ニンジン”をぶら下げ、期待を持たせるようなやり方には怒りを覚えます。
ところでF議員の質疑の導入部分は、「保育所入所において今後待機児が生じるのではないか」という至極当たり前の内容でした。民生部理事の答弁は「待機児を生じさせないため、当町の入所者数は施設定員の125%受け入れている。高槻市では良好な保育環境を保つため115%までとしているが、数百人の待機者が発生している」また「今後は江川の大規模マンションへの転入者、および出生増も若干プラスになる」と答えました。ここで裏を返せば、「町立保育所が良好な保育環境ではない」と認めた発言を行ったことには大いに注目です。
理事の答弁を受けたF議員は、「保育所をもう1所増やせばどうか」と質疑を重ねました。これに応えた町長の答弁が「(新保育所は)選択肢の一つ」です。私はこのやり取りあたりから、何か違和感を覚えてなりませんでした。「新保育所の増設」がF議員単独の意見なのか?F議員が所属している会派「山吹民主クラブ」の意思(会派の意思といっても5名全員じゃないみたい)なのか?或いはF議員が町の考えを代弁したのか?本当のところは分かりません。
しかしいくら「財政上は厳しい」と付け加えたとしても、F議員に対する町長の単なるリップサービス&軽い“ノリ”と片付けてしまうわけにはいかない答弁です。常任委員会という公の場で基本計画にも挙げられていない保育行政の根幹をなす新しい提案に対し、即座に「選択肢の一つ」と答弁した背景には何かあると考えてもごく当たり前でしょう?
いずれにしても町立第二保育所の民営化を柱とする「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」は、住民福祉審議会の審議を断ち切りました。「町の好きにさせてもらう」と“大見えを切った”強引な終結にも係らず、その後は新たな検討や軌道修正に取り掛かることなく何カ月も捨て置かれたままなのです。それなのに今度は、いきなりの「新保育所」ですかぁ〜?・・・ホント!理解できません。
今求められているのは、「指定管理者制度の導入」や「新保育所の増設」の意見に先導されるのではなく、基本方針を一から見直すことではないでしょうか。そのためには保護者や保育現場の職員も参加した自由な討議の場が必要です。公立保育所の役割を再認識し、持続可能な保育所二所を目指して語り合い検討することからやり直すべきです。
町の保育所民営化計画が2カ年にわたり頓挫した(平成20年度に続き21年度の見送りを、10月1日付け広報紙に掲載)ことからも、町長は性急に強引に事を進めた反省から再出発すべきです。結局、“急がば回れ”が真理だったと気づいてほしいと思います。何度も繰り返し言いますが、それなのに「指定管理者」や「新保育所」が飛び出してくる不可思議さです。
最後に押さえておかなくてはいけないのは、投げかけたF議員も答弁した当局も、「新保育所」は民間にと考えている点です。つまり、町立の保育所を一つ減らすことには変わりないのです。現在民設民営の山崎保育園に加えて、あと2ヵ所民間の保育所を増やすというのが「新保育所の増設」なのです。
上記のことと関係が有るのか無いのかは分かりませんが、過日第四保育所を訪問した折に「第四保護者会が7名の議員と懇談しました」との掲示を見ました。議員名は書かれていませんでしたが、自由民主党クラブ・山吹民主クラブ・公明党の会派名が列記してありました。「ふ〜ん、参加議員は『島本町の将来を考える議員の会』の議員たちかしら?」と興味をひかれました。「指定管理者」や「新保育所」の発言をし、否定をしない答弁をもらったF議員は当会に名前を連ねていなかったように思いましたが・・・?ということは、「新保育所の増設」意見は「〜議員の会」から出たものではないということでしょうね・・・?
ここから先は私の頭では判断できないこともありますし(まあいろいろ想像は逞しくしていますが)、何が起こっても不思議ではないのが議会ですから無駄な詮索は疲れるだけです。また人のことをアレコレ言うわけにはいきませんが、保育所問題にも絡んだ町長・町議選挙はもう蠢いている気配を確かに感じますよね。しかしながら私は私の道を行くわけですから、他者がどのような姿勢であっても関係はないです。
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23日、朝刊各紙に将棋の駒に関した記事が載りました。柘植の駒と象牙の駒、共に4百年以上を経た「水無瀬駒」です。水無瀬駒とは将棋駒作者のルーツとされる水無瀬兼成(1514年〜1602年)が作った駒をさします。象牙の駒は85歳の兼成が、室町幕府最後の将軍である足利義昭の命を受けて作られました。柘植の駒は兼成82歳の作品で、当町の水無瀬神宮が所蔵しています。
新聞の記事は、この2つの駒が400年余を超えて“ご対面”したことを知らせていました。写真には2種の将棋駒と、所有者の川井三郎さん・水無瀬忠成宮司が大きく写っています。ちなみに現宮司は、ご先祖様の兼成から19代目の子孫に当たるそうです。私は駒の“再会”もさることながら、脈々と続く水無瀬家の家系に圧倒されてしまいました。
ここまでは新聞に載りましたから、ご存知の方も多いと思います。私が伝えたいのはこれからなのです。私は“ご対面”に際し神事が行われたことを知り、きっと町の職員も参列しているはずだと思いました。実際2名の職員が出席し、撮影もしていました。そこで私は写真の情報公開請求を行いました。新聞で全国的に報道されましたが、私の日記にも掲載したいと思ったからです。
数日後、教育委員会生涯学習課は「水無瀬神宮に問い合わせたところ、写真を出してほしくないと言われたので、情報公開請求は受け付けられない」と私に伝えました。理由を問うと「(南部のホームページで)写真が公開されると、貴重な水無瀬駒が盗難にあう可能性が高い」等々を述べます。「あの〜、それは非公開の理由にはなりませんよ。すでに新聞各紙が報道をしているのですから」、「ハア、そうですが・・・」と課長は口をモゴモゴ、はっきりしません。
私は「水無瀬神宮さんの写真を出して欲しくないという意思は分かりました。それなら情報公開制度に則って、第三者(水無瀬神宮)に意見を求めたことが分かるものを示してください。そのうえで非公開が妥当と判断したのなら、町の意思を明らかにした非公開決定通知を出しなさい」と言いました。私が求めている写真は水無瀬神宮が所有しているものではなく、町の職員が職務上得た情報であり町が保管している情報なのですから、安易に「相手さんがイヤやと言うてますから情報は出せません」と返してほしくありません。
教育委員会の本音は、水無瀬駒が町文化財保護条例の指定を受ける前に、情報を広げたくない(ましてや南部のホームページなんかで、一歩先んじて紹介されるのは面白くない)というのが本音でしょうか。いずれにしても水無瀬神宮も教育委員会も、「なんとも肝っ玉の小さい判断しかできないんだな」と残念に思います。
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