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7月中旬の日記から、既にお盆の8月へ一足飛びです
(2008年8月13日 水曜日)

 立秋も過ぎて暦の上では秋だというのに、連日のこの猛暑!皆様はお元気でお過ごしですか?私はそろそろ夏バテに陥るのではと案じる日々ですが、何とか持ちこたえて9月議会に備えたいと思っています。9月定例議会は4日から始まりますが、早くも本日から1週間後の会派議案説明会(8月19日)よりスタートすることになります。9月議会では主に2007年度の決算を審査するのですが、決算に対する会派代表質問を今回は私が担当するため、結構キツイ日程が待ち構えています。

 さて、先ずは皆さんにお詫びを致さなくてはなりません。実は昨日12日に臨時議会が開かれました。いつもならこの日記で日程と議案の概要をお知らせしていますが、今回は怠けておりました(日記自体怠けておりますもので・・・)。本当に申し訳ありませんでした。

まっ、怠慢の言い訳にもなりませんが臨時議会の直前に2市町の調査に出かけたものですから、暑気あたりか?少々疲れが取れずにいました。そのうえに少ない議案ながらも議会の準備に夜更かし(というより朝まで)をしてしまい、とうとう議会のご案内をしそびれてしまったというわけです。

 臨時議会の議事内容は後日の日記でご報告いたしますが、議案は2件ありました。1件は監査委員が8月末で任期が切れるため、岸川利行氏(高槻市在住、税理士)の選任に議会の同意を求める議案でした。後の1件は補正予算の議案ですが、主な内容は大阪府の「維新プログラム」による府補助金の削減に対応した減額補正等です。共に賛成多数で可決されましたが、私の表決は監査委員については「保留」、補正予算については「反対」をしました。

 ところで訪問した2市町とは、伊賀市(三重県)と熊取町(大阪府)です。何の調査に出かけたかというと、議会基本条例に基づく議会報告会の実地検分調査です(簡単に言うと報告会を傍聴してきたまでのことですが)。当町の議会事務局には先方の事務局への連絡等手を煩わせましたが、公務ではなく個人的な議員活動として行ったものです。それぞれの感想記は後日に譲りますが、「百聞は一見にしかず」で得るものは非常に大きかったです。また両市町とも歓迎してくださり、「島本町の南部議員が来てくださっています」と私の紹介もありました。

 議会基本条例の制定については、伊賀市議会は全国初、熊取町議会は大阪府内で初めての先進地です。ちなみに伊賀市へは今年の2月に、議会運営委員会の一員として調査研修に訪れています。(内容は2月13日付の日記でご覧ください)。したがって私の傍聴は追跡調査のようなもので、そこまで追っかけられる伊賀市議会は名誉でもありうれしくもあったのだと思います。議長と副議長がわざわざ私の席にご挨拶にみえましたから。

 私が今、島本町議会で最も必要だと思うことは基本条例の制定そのものもさることながら、住民の皆さんの所に出向いて議会の説明責任を果たすことやご意見を頂くことだと思うのです。このことは条例がないとできないことではありません。伊賀市では条例案の作成に際して、まず行ったのは市民の意見を聴く「意見交換会」の開催でした。一方当町議会では住民アンケートもダメ、町民の声を聴くこともしないと「自公民」系会派は言い張っています。

 結局は数の力に物言わす彼らには、行動し確認した事実で対抗するほかはありません。口では「議会改革を」「議会基本条例の制定を」と言いながら議会、あるいは議員に対する住民意識の確認を回避しているとしか思えないのです。議会基本条例制定への第一歩が住民の皆さんの声を聞かせて頂く取り組みから始まっているのは、どこの議会を見ても明らかなことです。

 議員の私たちにとって耳の痛いこともしっかりと受け止めると覚悟を決めた議会、殊に多数派の議員たちがその意識を持った時に、条例制定への歯車は確実に前進していきます。私や少数会派の言動へのイチャモンつけや、理事者たちからホイホイ奉られることに快感を覚えているようじゃ、真の議会改革はなしえません。「保守」(うちの大会派とポチ会派にこの言葉が当てはまるのかどうかは?としても)派が住民にしっかりと視点を据えた議会のあるべき姿で、正しき“王道”を歩んでいる議会は改革に成功しています。

 伊賀市、熊取町の両議会報告会において、議員(議会)と住民が膝つき合わせて議論する姿に接して、本来はこれが住民と議会の当たり前の光景であるはずなのですが、ホント「目から鱗」!民主主義の原点を見た思いで感動しました。伊賀市は夜の報告会であったため宿泊(8月8日〜9日)を要しましたし、熊取町(8月10日)の公民館からの帰路はタクシー30分待ちで、結局炎天下を歩きで駅までたどり着きました(30分以上かかりました。つらかったぁ〜!これなら車を待っていたほうがよかった)。

 お金も時間も疲労も大放出でしたが、「行って良かった」の一言に尽きます。熊取町議会の5人の議員はあの猛暑の1日に、なんと3回の報告会をこなしているのです。また伊賀市の議員は「年間200日以上、議会の仕事をしている」そうです。副議長の「よう働いていますよ、うちの議員は」と胸張って私に言われた言葉が耳に残っています。私たちの今任期は来年4月までです。拙速に形だけの議会基本条例を制定することは避けなければなりませんが、何とか任期中にせめてもの道筋だけでもつけておかなければと、私は慎重と焦りの気持が交差する日々です。

桐が丘公民館で開催された伊賀市議会報告会。
開会前の出席議員方(議員を班分けして、
担当地区を自動的に割り振る)
約40名の参加者。出席者は中高年の男性が多く、
厳しい質問が数多く出ました。
女性の発言がなかったのは少々寂しい

 


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チョット!●●部長はどうなってんの?
(2008年8月19日 火曜日)

 う〜ん、役場の●●部長が私に行っている“シカトぶり”は、ここまでくると見上げた根性だともおもいます。「なんでこんなに無視するのかなぁ〜?誰かに止められているのかしら?議場における議員の質疑に対し、答弁した内容を果たさないのはまずいんちゃうのん?・・・」等々、私は気分の悪さをとうの昔に通り越して今はただただ不思議でなりません。私の請求を当然のこととして、部長に何度も催促してくれている議会事務局長も「なぜなのか、わかりません」と首をひねっています(まあ、事務局が●●部長に対してこんなに弱気なのも困りものではありますが・・・)。

 私が先日の臨時議会(8月12日)で●●部長に求めたことは、別に難しいことでもややこしいことでもありません。補正予算の中に町道尺代4号線の路肩復旧工事費(約400万円)が計上されていました。これは5月25日の大雨により生じた道路地盤の崩壊によるものです。25日の午前1時30分に北大阪地域に「大雨・洪水警報、雷注意報」(明け方まで1時間最大雨量40ミリの予報)が出たため、深夜にもかかわらず自治・防災課の職員が最初に役場へ出勤しています。

 続いて総務部次長や都市環境部次長をはじめ両課の職員6名が登庁しました。都市環境部の職員2名による町内巡回も行われましたが、「異常なし」の報告がされています(実際は尺代で道路肩が崩壊していたのですが)。私は当時の状況がわかる情報を事前に入手していたので、災害対応や危機管理の在り方についても質したのですが、情報公開された文書には職員の出勤時刻(退出時刻も)が黒塗りされていました。職員は災害発生の恐れがある事態に対応すべく出勤してきたのですから、出勤時刻は明らかにされて当然です。

 ●●部長は「黒塗りは間違いで、明らかにすべきもの」といった内容の答弁を返しました。しかしながら「それじゃ、時刻を隠していない文書と差し替えなさい」という私の要求にはまったく応じないでいます。差し替えにどれほどの時間や労力が必要だというのでしょうか?1枚のコピーを取る手間だけです。1分もかかりません。臨時議会が終了してすでに1週間を経ているにもかかわらず、また議会事務局の再三の催促にもかかわらず、いまだに無視し続けています。私自身はシカトにも嫌がらせにも長年鍛えられていますからヘッチャラですが、このような対応が住民の皆さんにも行われているのではないかと心配でなりません。

8月15日は私の64回目の誕生日。
長男からのプレゼントはフレッシュな桃がたっぷりのバースデーケーキ
翌16日は京都のビストロでランチを御馳走してもらい、2度おいしい!誕生日でした

  


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チョコマカと動き回った1日でした
(2008年8月20日 水曜日)

 さすがの猛暑も息切れでしょうか?少し涼しくなった今朝の気温です。9時半から開かれる教育委員会議を傍聴するため教育センターへ急ぎます。会議の案件は、9月議会の補正予算と弱視の児童への拡大教科書採択の2議案でした。補正額は約67万円と少額ですが、歳出増となります。主な支出は歴史文化資料館の玄関樋を設置する費用27万円や、学童保育料徴収額の誤り(もらい過ぎ)分5万3千円の還付金等です。

 教育委員会議は30分くらいで終わりました。なお本日の会議内容ではありませんがお知らせを一つ。星野教育委員長の任期満了により「後任には清水裕美さんを」との議案が9月議会にあげられてきます。清水さんは桜井台在住の44歳、現在第二小学校PTA会長です。清水さんの人選については法の改正による「保護者の教育委員就任」に合致するものであり、また委員の男女比が2対3となり女性委員が多数を占めることになるため建前上は喜ばしく思っています。

 星野委員長はあと1か月余で退任されますが、これまで毎回、会議の冒頭には時事問題等を引用した挨拶をされて来ました。街中でお会いしてもいつも温厚な“紳士“の星野教育委員長です。本当にお疲れ様でした。まだもう1回9月の定例委員会がありますから、最後のお話を楽しみにしています。

 教育委員会議傍聴後は水無瀬神宮に行きました。神宮外苑の駐車場では、今「広瀬遺跡」の発掘中なので見学をさせてもらいます。120センチメートルを機械堀したのち、今日は3人の作業員が手堀で土を掻いていました。その作業を1日中見守り、指示を出すのは町の嘱託職員です。歴史文化資料館と発掘現場の仕事を正規職員と交代で行っています。遺跡発掘専門の学芸員として炎天下頑張っている彼女は、「夏は一か所の発掘で3キロくらい痩せます」と笑っていました。

 すでに掘り終えた隣接の地中からは土器片が多数出たそうです。世間を驚かせるような遺跡を発掘できれば評価も得ますが、そんなことは万に一つもありません。でも掘ってみなければわからない・・・地味な仕事です。費用対効果はほとんどの場合はありません。しかし島本町に国費が(たとえわずかであっても)継続して付くということは、わが町の歴史が発掘によって検証するに値するものと認識されている証であると言えるのではないでしょうか。

 長い間学芸員がいなかった島本町ですが、やっと(嘱託職員であっても)専門職を配置できたことは大きな前進だと思います。作業が休憩に入ったので、私も現場を後にしました。職員は「すでに発掘を終了した出土物は歴史文化資料館で洗い(土を落とす洗浄作業)にかけていますから、また見てください」と言ってくれました。

発掘作業
土器片

 

 次は水無瀬神宮から近い水道庁舎に行きます。情報公開請求していた資料の閲覧と、一昨日の午後3時過ぎに起きた山崎4丁目の水道管破損事象について説明を受けるためです。当地域に45年前に敷設された水道管に亀裂が入り漏水を引き起こしました。復旧作業のために断水を行い、20世帯がその影響を受けたという事案です。一度修復工事が終了したのちに再び同様の漏水が発生し、住民の皆さんにより多大な迷惑をかけてしまうことになってしまいました。

 水道部は工事業者の修復工事手配・対象世帯への「お知らせとお詫び」持参配布・給水車の出動等対応しましたが、連続して2度の漏水が起きたことで当該水道管の使用を中止するとともに、並行して敷設されている(1981年に敷設)水道管への繋ぎ替えを行いました。

 今回の老朽鋳鉄管の破損原因は、町営住宅の跡地開発工事による大型車両通行により引き起こされたものであることは間違いありません。町はフジ住宅の宅地開発工事に沿って老朽水道管の更新を図る計画を述べていますが、先んじて住民生活に悪影響をもたらす現実が早くも現れたことになります。当住宅開発に係り既存住民への生涯にわたる悪影響が明らかな中、今回の水道管事故を含めて今後、町の丁寧迅速な対応と上下水道管敷設計画の抜本的見直しが求められることはいうまでもありません。さらには当然のことながら、原因者への事故修復費用請求も怠りなく行うことが求められます。

 やれやれやっと役場に戻ります。役場では財政課の情報公開請求文書の閲覧と、7月分の文書処理簿から拾い出した文書の内容を担当職員に聞き、新たな情報公開請求を行いました。次に役場からふれあいセンターの図書館に移動して調べものの後、朗読ボランティアの仲間と落ち合います。

 帰りは歴史文化資料館に立ち寄り、学芸員が教えてくれた発掘土器(土器片がほとんどでしたが)を見せてもらいました。もちろん冷たい“島本の水”もタップリ頂きました。資料館にはNHKのテレビが取材に来ていました。水無瀬神宮・史跡桜井駅跡・新駅・資料館等を紹介した番組が放映されるようです。たぶん番組名は「ぐるっと関西」(8月28日 午前11時30分〜だと思います)と聞きましたが・・・。島本町が広く紹介されることはうれしいことですね。夕方の涼風に少しほっとしつつ、生協で夕飯の買い物をして本日は帰宅となりました。

 嗚呼そうそう、JR島本駅の駅前広場信号のところ(山に向かって右手の角、今は民間駐車場になっている場所)にコンビニができるそうですよ。産業建設課に事前協議に係る書類が出されています。交通安全上、交差点の真近は大丈夫なのでしょうかしら?

NHKテレビが歴史文化資料館を撮影
コンビニ予定地(後方緑は桜井駅跡)

 


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9月議会が迫ってきました
(2008年8月28日 木曜日)

 日記をサボっていた数日間ですが、昨日はアララ・・・50人もの訪問を頂いていました。申し訳ありません!8月21日に9月議会の議会運営委員会が開かれて、翌22日にはド〜ンと10センチ厚みの決算書等を目の前にして、ため息をついておりました。とにもかくにも一通り目を通さなければなりません。なぜなら今回の決算に対する会派代表質問は、私の番だからです(同じ会派の平野議員と交代で代表質問を行っています)。

 読まなければならないのは決算書類だけではありません。2007年度の町の動きを、先ずは「広報しまもと」1年間分に目を通します。また年4回開かれた本会議の議事録と年2回の3常任委員会の会議録を部分読みで飛ばしていきます。次にこれがいちばんシンドイのですが、情報公開請求を行って入手した書類をコンテナから引っ張り出して、斜め読みで選びながらドンドン床に並べていきます。あ〜ぁ、これからしばらくは乱雑な暮らしに耐えなければなりません(ええ加減な性格なのに部屋が散らかっているのは、なんだか落ち着かない性分なのです)。

 そしていざ!質問通告締め切りの本日(28日11時まで)の前夜から、まさに一夜漬けの大奮闘開始です。さてさてパソコンに向かうと、今まで詰め込んだはずの情報は皆“右から左”へとスルーしていたことが悲しくも判明します。結局のところ、元々自分が持っているだけのものしか文字にはできないと、毎度のことながら納得しつつ質問を書いていきます(キーを叩いていきます)。夜が白々と明けて、空っぽのベッドで目ざまし時計がジリジリ鳴っています。チョットここでコーヒーブレイクです。でも朝刊を開くのはお預け。

 時計とにらめっこで、とりあえずここまでとパソコンを閉じます。役場に急ぎ、議会事務局経由で議長に提出です。ほ〜っ!なんとか間に合いましたが、後ろのほうの質問はかなり端折ました。9月4日・5日の前半議会(質問に立つのは、たぶん2日目になると思います)までに、質問に少し肉付けをして体裁を整えようと思います。さ〜て次は、補正予算等そのほかの議案に取り掛からなければなりません。少しほっとしましたが、あまり気を抜かないで10月初めの後半議会まで“働きモード”を持続していけたらなと思っています。

 私の代表質問の概要と、他会派の質問項目は後日にアップいたします(まあ決算ですから、みな同じことを質疑することが多いのですが)。最近なんだか議長の変なお達しが出て「他者の質問項目は議会が始まってから住民に知らせることで協力をお願いする」なんて言うのです。こんな“ご協力”なんて、私はしませんよ。とんでもない!他議会では会議の前、できるだけ早い時期に新聞折り込みで質問項目を知らせているというのに、全く情報規制もはなはだしいです。

 本日はここまでで終わります。記事とは関係ありませんが、8月のお盆休みに京都に出かけたスナップを2〜3枚掲載します。写真の後には8月30日に友人が開く学習会のご案内を紹介しますので、最後までご覧くださいね。

15代続く楽家の住い。次男のお目当ては、
楽焼の茶器が展示されている隣の美術館
禁裏(天皇の住まい)御用達の本田味噌店で
柚子味噌を求めました
御所の外苑から観る如意ヶ嶽の支峰、
大文字山の送り火

 

「どうなる島本・大阪維新プログラムを検証する」

8月30日(土) 午後2時〜 4時終了予定
ふれあいセンター・第一学習室

ホットな夏のほっと(!?)な話題・大阪維新プロジェクトについて、新聞記事やテレビの報道だけではみえてこない「なにか」を知りたいそんな思いで企画しました夏休み最後の週末ですが、お時間をいただければ幸いです

民間に学ぶ
顧客第一主義
教育日本一というけれど・・・

エネルギッシュな活動でマスコミに注目されている橋下徹知事ですが、大阪府の行財政改革の方向性は、わたしたちの日々の暮らしにどのように影響するのでしょうか。

みなさんといっしょに学び、考えてみたいと思います。ご参加をお待ちしています。保育はありませんが、お子さま連れの参加、歓迎します。

テーマ、タイトルは重いですが、政治は「日常生活」そのもの。ともに学び、語り合う気楽な会にしたいと思います。お誘いあわせの上、お越しください。


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戸田靖子さんが開いた学習会、「勉強になりました」
(2008年8月31日 日曜日)

 私の日記(前回分)でお知らせしました学習会「どうなる島本〜大阪府維新プログラムを検証する」に参加しました。日記には主催者を掲載していませんでしたので(戸田さんのブログ「京@をんな道楽」より、そのまま案内文を転載したものですから)、改めて紹介いたします。

 戸田靖子さんは山崎1丁目に居住。以前は私が住むメゾン水無瀬の住人でした。戸田さんが夫さんの赴任先であった香港から帰国されてから、お付き合いが始まり、8年前の町長選挙や3年半前の今期町議選挙時には実効ある大きな役目を果たしてくださいました。私より17歳も若い戸田さんですが、強い意志と抜群の行動力、そして柔らかなハートでリーダーシップを発揮し活動しています。

 戸田さんは特に文化・芸術方面での多様な催しを数多く主宰し、おかげさまで無粋な私もお誘いに乗って絵画や能の鑑賞、ピアノコンサート等に出かけるようになりました。もちろん戸田さんの政治的センスは、何にもまして十二分に磨がかれていることを、この私が(!?)保証する前途有望な仲間です。

戸田さんの誘いで、6月水上隣保館「ゆりの礼拝堂」で行われた能の集いに参加。
写真は面を掲げて解説する能楽師の吉浪壽晃さん。
これをきっかけに、7月には京都観世会館の公演も鑑賞。戸田さんのおかげです

 

 さて昨日の学習会、テーマが「橋下府政」であったため、大阪府議の小沢福子さんも参加していました。府議は知事の一番の関係者ですから、小沢さんは急きょゲスト・スピーカーとして発言をしてくれました。日頃マスコミからしか情報を得られない私たちは「へぇ〜っ!そうやったんや」と驚いたり納得したりで、生きた大阪府政の一端を知ることとなりました。

 学習会の内容は、多分戸田さんのリニューアルブログ(ただいま更新作業中とか)で報告があると思います。ここでは1点だけ「皆さんが誤解しているかもしれない」と小沢さんが伝えてくれたことのみお知らせしておきましょう。

(1) 大阪府の職員をバッサリ削減と言っていますが、それはH23年3月末までのことです。財政シミュレーションでは同年の4月から復活させます。

(2) 大型公共工事は見直すと言っていますが、1本も見直しはありません。シミュレーションではH33年度までの予算が組み込まれています。ダムの見直しは国の直轄事業に対するダム工事費の府負担分を見直すということであり、府民は混同させられています。

(3) 収入の範囲内で事業の執行をすると言っていますが、2600億円の府債は発行します。府債分は収入の中に組み込まれますが、後年の返済時に減債基金の取り崩しをしないで、初めて「やって行けていける」といえます。

 莫大な借金があり、利息が1日2億円ともいわれ「実質破産状態か?」とされる大阪府ですが、国の交付税分8千億円のカット分が大きく影響していることはいうまでもありません。つまるところ自治体の困窮は、その経営のまずさももちろんありますが、国の財政困窮が地方へしわ寄せされ引き起こされたものでもあります。小沢さんは基礎自治体である島本町住民が、府や国にも物申してほしいと語りました。

 小沢さんは参加者の一人でしたが、だんだんと“小沢節”が炸裂、熱弁はみんなを引き込み活発な質問にもつながりました。時間を大幅に延長して学習会は終わりましたが、第2回目を希望される方も多くいました。私のほうからは、臨時議会(8月12日)で諮られた府の「維新プログラム」による町の事業の廃止・縮小等を紹介しました。そして辛うじて今回は免れた4医療費助成についても、橋下知事のH21年度縮小案には当町が「従わざるを得ない」と考えていることを、「府補助金等調書(府案削減対象分)」の記載から紹介をしました。

 戸田さんの学習会はタイムリーなテーマで多数の参加者があり、私もうれしくホッとしています。また現職府議の小沢さんの話が聴けて、橋下府政の疑問点がかなり明らかになりました。ご参加の皆さんと小沢さん、そして戸田さんとお手伝いの方々の奮闘にお礼と感謝を申し上げます。

 8月最後の日です。猛暑や豪雨が続いた夏でした。厳しい毎日でしたが、皆さんお元気で乗り切られましたか。ずいぶん涼しくなりましたが、秋の気配をもう「見っけ!」られたでしょうか?

役場の民生部カウンターには、いつも草花
面白く生けられています。今日はガマの穂
こちらは会計課のカウンターに置かれた、
まだ青い栗のイガ…“小さい秋“の演出がうれしい

 


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