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 本日の本当の日付は11月2日です。前回のレポートでは、10月30日に出席した大阪府農業委員大会の様子を写真でお知らせしました。今日は31日に開かれた島本町の農業委員会について書きます。農業委員会は選挙管理委員会や公平委員会と同じ、行政委員会のひとつです。従って他の附属機関(審議会や委員会等)に比べても、より厳格な議事の進行が求められます。勿論そのためには委員会事務局の的確な事務執行が必要です。

 ところが今回の委員会では、担当する事務局のトンデモナイ不手際が続出しました。私はあまりにも“お寒い”職員の仕事ぶりに、怒りを通り越して本当にショックを受けました。確かに農業に係る施策を主担する職員は、今病気休暇中です。従って農業委員会を開催するにも、慣れない職員では大変だと解ります。

 だから少々のもたつきは、皆承知しているのです。しかし前もって委員に配布されていた議案書の内容が当日委員会の席上で変更されていたり、全く新しい議案が突如審議にかけられたり、添付資料地図の間違いを口頭で済ませようとしたり(それも私が差し替えを求めて、やっと正しい資料を配布する有様です)、また委員の質問に即答できず大阪府に問い合わせたものの、30分も審議をストップさせる等・・・ホント信じられな〜い!

 私は主担職員に代わる若い職員のみを責めているのではありません。何のために部長が居るのか、次長や課長も居るのかと思います。彼ら管理職が一丸となって事務に当たり、休んでいる職員の仕事をカバーすべきです。またこんな時だからこそ、議案内容のチェックは、いつもより一層十分に行っておくべきなのです。わずか数件の議案で、当然予想されるような質疑にも即答できず「スンマセン」を連発されても、「はいそうですか」と頷くわけにはいきません。

 委員のお一人からは職員の定数削減についての意見も出され、その責務は議会にもありと矛先が私たち議員(議会からは私と冨永議員が選出されています)に向けられました。私は黙って頷くわけには行きませんでした。「お言葉を返すようですが、今回の事務の不手際は職員数の多少により生じた事象ではありません。職務への認識の甘さが引き起こしたものとしか考えられません」と発言してしまいました。農業委員になってわずか数ヶ月の私が、何十年も委員を務めておられる人に向かって異議を唱えるのは勇気が要りました。

 すり替えないでほしいのです。多忙を極めたり時には不慣れな仕事もしなければならないことは、確かに職員数や職員配置と関係があります。でもだからと言って一人ひとりの職員が、甘い認識で仕事をしていいってことじゃないでしょう?私が伝えたかったのは、そういうことです。

 私は目一杯頑張っている職員の姿を、議会の中ではまだしも理解しているほうの人間だと思っています。私は職員に対して、単に「働け働け!」と追い立てているわけではありません。また「ミスは絶対に許さない」と言っているわけでもありません。一人ひとりの職員が、自分の仕事をキチンと認識して理解して努力して遂行すべきだと言っているに過ぎません。しかし今回のような事態を目の当たりにすると、役場の中でごく当たり前のことが、ボロボロと崩れていっているような不安を感じてしまうのです・・・。

役場文化情報コーナーの一角。
華やかなコスモスと後方の小さな野の花が素敵
 


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 本日の日付は11月3日ですが、日記は10月20日に戻ります。この日(土曜日)の午後、「きょねんの決算」が開かれました。会場のケリヤホールは空席が目立ちます。参加者は40〜50人といったところでしょうか。住民へのお知らせはいつもの広報紙・ホームページのほかに、今回始めて地域の掲示板20ヶ所にポスターを貼ったと聞いています(私の行動範囲では1枚しか確認できませんでしたが)。

 新しい取り組みは評価しますが、あまり効果はなかったのかな?まあはっきり言って、20枚のポスターくらいで宣伝効果は現れませんよ(やらないよりはましですが、甘いな〜と思います)。全自治会に回覧板をまわすとか町長自ら駅頭で案内ビラを配るとか、宣伝できることはもっとたくさんあるはずです。

役場内に掲示してあったポスター

 さて当日の要点録は既に文化情報コーナーにファイルされていますし、まもなくホームページにも掲載されるはずです。記録はそれらで確認して頂くことにして、私は当日感じたことを少々お伝えしたいと思います。 なんといっても意外だったのは、第二保育所の民営化と第一幼稚園の就労支援型保育を打ち出している「基本方針」に対して、質問や意見が全く出てこなかったことです。「基本方針」は現在住民福祉審議会において審議中ですが、すでにもうスケジュール的には破綻をきたしています。しかし町はこの期に及んでも、来年4月の実施を強弁しています。従って本日の集会では、この矛盾を追及する質問が続出しても不思議ではなかったのです。

 会場には幼・保の保護者の参加もあり複数人が質問にも立たれましたが、誰からも「基本方針」の「き」の字も出ませんでした。私は「おかしいな?基本方針に全く触れないなんて。もしかして水面下での動きがあり、行政を質す必要がなくなったのかも?」とふと思いました。後日役場を初め関係者にも話しを聞いてみましたが、私の考えは間違っていたようです。従って疑問は解けぬままです。

 いずれにしても、この日記を打っている今はもう11月に入っています。12月1日付けの広報紙には、保育所も幼稚園も来年度募集のお知らせが出るのです。広報の記事がどのような内容で書かれるかは、既に決まっていなくてはなりません(いくら行政間での融通が利いたとしても、記事を押し込める期限は迫っています)。それなのに今に至っても、町は基本方針の実施時期の修正或いは凍結を表明していません。不安に揺れ動く保護者や関係者に、どのように対応するつもりなのでしょうか。町長は日頃“顔が見える行政”と言いながら、全く“顔を見せない行政”を行い、しかも説明責任をも果たしていません。当日の答弁姿勢からも分かるように、町長の発言は益々弱々しく短くなっていっています。

 また隣にいる副町長はといえば、殆ど目を閉じたままの状態でした。人は深い思考の折に、目を閉じ神経を集中させることはよくあります。けれど壇上にいて見下ろす格好で住民と向き合っている今回の場合は大変まずいです。会場内の住民を見ることなく発言者に注目の視線も送らないその姿は、尊大で拒否のイメージを住民に強く印象付けることになりました。議場で慣れているはずの私も気になりましたし、実際複数の参加者からも苦情を頂いたほどです。

 せっかく努力して「ことしの予算」「きょねんの決算」を開催するのですから、住民の好感度や満足度を少しでも高めるように、職員のマナーにも気を配ってもらいたいと思います。最後に後日他市の議員からもらった言葉「島本町では予算・決算の住民説明会を開いているそうですね。いいことですね。当市でもやれればいいなと思います」は、私もうれしかったので職員の皆さんにもお伝えしておきましょう。いずれは地域ごとの説明会が実現するように、期待しています。


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 本日の日付は11月4日です。昨日に続き町文化祭へ出かけました。2日目のお目当ては、フリーマーケットと住民ホールでのコンサートです。今回の文化祭は文化祭事業が実行委員会形式で行われるようになって、10年の節目を迎えた記念の開催となりました。そこで例年に比べ企画プログラムは盛りだくさんになり、日程も2日間に渡るお祭りとなりました。実行委員会の皆様には毎年多大のご苦労をかけ、本当にありがたいことだと感謝しています。今年は全てが2倍になりさぞ大変であったことと思います。(写真は11月3日の文化祭の様子です)

 
模擬店が両側に出る“歩行者天国道路”
籐の作品、毎年楽しいテーマで

 しかし実行委員会の皆さんの倍増したご苦労の分だけ、住民の方々には喜んでもらえたのではないでしょうか。私も連日大いに楽しませていただきました。フリーマーケットではブラウスとポストカード・一筆箋を買いました。コンサートではしばし時を忘れて魂の休息ができましたし、また特別展示では運よく3人の作家の方々(加國哲二画伯・森訓画伯・中桐育代人形作家)にお会いでき、とても贅沢なひとときを味わえたうれしい文化祭でありました。

 
賑わうフリーマーケット、今年は青空の下で
大人気のミニ蒸気機関車、今年初お目見え

 


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 本日の日付は11月5日です。10月に戻り23日の日記をお届けいたします(相変わらずジグザグ模様、飛んだり戻ったりで申し訳ありません)。

 23日は10時から文化推進委員会の傍聴をしました。教育長は本日欠席で、教育次長が冒頭の挨拶を行いました。振り返ってみると、従前の教育長たちは文化推進委員会等には出席していなかったのでは?と思います。もしかしたら教育次長も顔を出していなかったかもしれません。その点現教育長は、教育委員会関係の会議によく出席しているのではないでしょうか。良いことだと思います。

 また教育次長も会議のみならず、各種行事には割合しっかりと顔を出しています。2日間の文化祭にも連日参加していました。作家展では森訓画伯と加國画伯を私にも紹介してくれました(森さんは教師仲間で、加國さんはなんと教え子だったそうです)。またふれあいセンターの野外コンサートでは、年長者の大正琴にあわせて合唱している姿も見かけました。

 式典に顔だけ出してさっと引き上げるトップたちが多いですが、住民と会話したり共に参加したり、また縁の下の力持ちの職員たちを見てやることは、部長クラスを含めたトップ職員たちの大きな務めではないでしょうか。まあ「休みの日まで借り出されるのはかなわん」、ましてや「所管外の行事は関係ない」と思っている多くの職員の思いは分からないでもないですが…。仕事をしなくても遊びに来ればいいのに、住民の本音は庁舎内よりも意外とイベント会場などで交わされていることが多いですよ・・・と私は積極的な職員の参加をお勧めしたいです。

 さて教育次長は冒頭の挨拶に続いて、過日の議会において歴史文化資料館の整備工事に係る補正予算が可決されたことを報告しました。ただ議会で問題になった資料館の耐震診断に係る内容については触れませんでした。結局のところ議場で答弁した「耐震診断を行う方向性」は開館に向けての整備に間に合うものではなく、開館後の課題という認識でいるようです。教育委員会は確かに「診断をやらない」と言っているわけではない、むしろ「やる」と答えたのですが、その時期は議会の意思と大いなる温度差が生じているように思います。

 少々文化推進委員会の中身から外れてしまいましたが、本日の委員会から本格的に文化財保護条例(審議会条例を含む)及び規則についての検討が始まりました。条例は当委員会の検討結果を12月の社会教育委員会議に報告、1月の教育委員会議で議決した後、3月議会に条例制定の議案が出されます。可決されれば7月から施行ということになります。

 本日出た意見は「罰則の5万円は妥当なのか、全額でも良いのではないか」「現状復帰を科すのがよい」、「文化財に指定されることで負担が生じるのではないか」「特に古民家と称される家屋へはアプローチさえ困難だ。写真すら撮らせてもらえない」「候補リストに挙げられているところには迷惑感が強い」「やはり家の中に入ってこられるのは困ると言う人は多い」、「文化財は造形物のみでなく、自然や風習にも目を向けるべき」「大沢の大杉は驚くほど立派」「山崎には<おひまち講>という講がある。伝承の対象にならないか」等々でした。

 また篠山市への視察の感想からは「資料館をいかに運営していくかが問題である」「展示するのみで、何十年と変わらない運営なら館はつぶれてしまう」「篠山市は合併を経ているが、旧町村にあった資料館は、来館者が年間100人に満たないところも出ている。館が住民に密着したものになっていないからだ」「資料館を住民に開放する試みがあっても良いのではないか」といった意見が出されました。

 今後の文化推進委員会の大いなる論議を期待しますが、それにしても12月の社会教育委員会議までには、あと1回くらいしか会議の場はないのではないでしょうか?十分な検討ができるのか心配です。また条例・規則の各条項検討以前の問題として、「文化」ってなに?「文化財」ってなに?といった根源的な理解を深めておく必要があるのではないかしらと、私はおぼろげながら感じているのですが…どうなのでしょう?

 


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 本日の日付は11月8日です。残念なことに、またぞろトンデモナイ事態が発生しました。その内容は、一昨日議長から送られてきた教育長名のファックス「町立小学校教諭による個人情報の紛失について(報告)」と題した文書に記されていました。私は「当町でもとうとう起こったか!やっぱり起きたか!」と怒りと無念の思いがこみ上げました。

 個人情報の安易な収集と不適切な取り扱いが、「紛失」という事象によって明白になったのです。願わくば当該個人情報の「紛失」が、歯止めの利かない修復のしょうがない「流失」の事態へ進むことだけはないように、私たちはただただ祈るばかりです。今後の事態がどのようになっていくのかは分かりませんが、もしかして今回の事象に到る原因は“氷山の一角“?かも知れません。教育現場を初め、役場庁舎・各施設全ての情報収集・情報管理のあり方と全職員の意識改革が改めて厳しく点検されなくてはなりません。

 今回の事態は、「事件」と言っても過言ではない大きな問題です。一小学校の一教諭が「コンピューターの記録媒体を紛失してしまったこと」では済まないのです。学校ごとのセキュリティ管理者である学校長のみならず、教育長はもとより、町の情報セキュリティに関する最高責任者(統括管理責任者)である副町長の直接的な責任が問われるかもしれない事象です。

 さて教育委員会が報告した文書に基づいて、事の経過を簡単に記します。10月24日当該教諭は、担任するクラス全児童36名分の個人情報が入ったUSBメモリー(小型記憶媒体)を学校から自宅に持ち帰りました。USBメモリーに入力されていたのは「児童の写真・成績等・住所録」と「指導案・公務分掌に係るファイル等」です。小銭入れに入れていたメモリーの紛失に気づいたのは、翌25日です。

 教諭は26日には校長に紛失を届け、夕方に自宅近くの交番に遺失物届けを出しました。一方校長は朝一番に教育委員会に電話報告をしています。同日から5日間、本人及び同校の教諭たちが自宅や立ち寄り先や校内を探しましたが、UBSメモリーは見つかりませんでした。なお29日には各校校長が招集され、教育委員会は厳しい注意と再発防止への徹底を指導しています。

 10月31日、教諭は顛末書を提出します。翌日11月1日、校長は顛末書を添付した報告書を教育長に出しました。3連休が続いた週明け5日から、教諭と管理職(校長及び教頭)は児童宅を謝罪に回りました。また同日には臨時校長会が開かれ、教育委員会から個人情報については適切慎重な取り扱いの徹底を指示する文書が出ました。

 以上が教育委員会からの報告内容(私がまとめた概要です)です。

 私は昨日11月7日朝一番に、教育次長に確認の電話を入れました。電話の声は相当のダメージを受けているような感じがしました。教育次長は学校名や学年・クラス名は明らかにせず、「本日3時からの記者会見では質問されるだろう。しかし学校が特定されるような記事にはしないとの要請をしたい」と答えるにとどまりました。

 また議会を初め保護者・住民への報告が遅れた理由は次のように述べました。「当該クラスの児童・保護者への説明を優先し、全家庭を訪問して謝罪をすることが先決と考えた。当事者の耳に他所から情報が入ってくるのは、良くないと判断したからである」。まあその考えも間違ってはいないと思いますが、いずれにしても危機管理体制(事件の修復も含めて)の脆弱さが目立つ、当町のこの頃ではないかしらと私は深いため息をつき続けています。

 なお11月8日には、新聞(毎日・朝日・読売・サンケイ各紙)に割合大きく記事が載りました。記事には学校名はなく、「3年生を担任する女性教師(42歳)」と書かれていました。また記事には「町内の小中学校では児童生徒の個人情報の入ったCDなどの媒体は、鍵の掛かる保管庫で管理し学校外への持ち出しを原則禁止、個人用ファイルの作成も禁じている」と記載されています。その通りであり、今回の事象は町が定めている“決まりごと“(条例・規則に導かれた要綱・方針・基準等)が、まさに「絵に描いたモチ」でしかないことを示しているとしか言いようがありません。

 お知らせですが、本件を含む町当局からの報告事項が議員全員協議会で行われます。11月19日(月)午前10時から役場3階の委員会室です。傍聴可能ですからどうぞお越しください。現在予定される案件は次の通りです(案件名は正式名ではありません)。

・小学校教諭による担任クラス児童の個人情報紛失について
・保育所の民営化・就労支援型幼稚園について
・JR新駅西側アクセス道路について
・交通バリアフリー基本構想策定について
・(仮)水無瀬集合住宅(江川2丁目・574戸)建設について
・財政の収支見通しについて 


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 11月8日付けの日記を午後一番でお届けいたしました。ただ今は夕暮れ時ですが、先の日記の内容に係って最新情報をお届けするために再びのアップをいたします。別に明日でも良いとは思いましたが、「あんまり理不尽なこと言うんじゃないぜ!」とひとこと言っておかなくてはなりませんから。

 まぁ〜、ったくもう!一瞬言葉を失うほど驚いたって何の・・・。議会事務局○○氏からかかってきた電話は、ここんところ暫く出会っていないほどのあきれ果てた内容でした。○○氏はかなりの剣幕で、私にクレームをつけてきたのです。午前中にお届けした11月19日の議会全員協議会の案件についてですが、「何で(南部だけが)知っていて、しかもホームページにまで載せているのは何故なんだ!よろしくない」と言うのです。「はあ〜っ?私が議会事務局△△氏に確かめて、それぞれの原課に内容も一応確認した案件ですけれど・・・それがなにか?」。

 ○○氏曰く「正式に議長からの通知を全議員に送っていないのに、書かれては困る」。「はあ〜ぁっ?私が書いた案件は私が勝手に捏造したものではありません!最も信頼度の高い議会事務局からの情報を得た私が、大事な案件を住民の皆さんにいち早くお知らせするのは当然でしょうが!あなたは議員の活動や発言が、議長等のお墨付きや正式文書を経なければ行えないと言っているんですか?それは間違っていますよね」。

 どうやら察するに、誰かのイチャモンを忠実に電話してきたような気配が感じられます。しかも誰かが立ち会っているので(ここは私の想像ですが、「誰かに言えといわれているのですか」と指摘した私に○○氏は反論しませんでした)、子どもでも言わないような駄々を私にぶつけざるを得ないのかと、なんだかかわいそうな気にもなりました。たとえどんな“偉い人”でも、こんな理屈の通らない電話を事務局職員に掛けさせてはいけませんよ。

 しかし、もしもそうじゃなくて本当に○○氏の真意から出た言葉なら、議会事務局が議員や議員活動をどのように捉えているのか、全く恐ろしい気がします。まあ、そうでないことを祈るばかりですが・・・だって私たち議員は議会事務局のサポートなくして、議会活動をスムースにやっていけるわけがありませんもの。公平で分け隔てのない議会事務局職員としての仕事を信じていますもの。

 ところで最初勢いの良かった○○氏も、丁々発止モードにスイッチが入ってしまった私とのやり取りで、だんだん元気がなくなりしぼんでいきました。電話が終わってやれやれですが、ほんまに気分悪いわ!しかしこの話、ちゃんとオチが付いていました。笑っちゃいました〜。受話器を置いて1分も立たない間に、今度は事務局の△△氏から電話です。「今から正式の議員全員協議会の通知をファックスします」。朝から夕方の今までわずか数時間です。たったの数時間、南部に出し抜かれたとイラつく人がいる現実に、私は笑ってしまったのです。

 議会全員協議会の案件を知らせることは、何のスクープでもありません。内緒で入手したと、自慢できるような情報でもありません(もともと内緒じゃありませんし)。しかも正式文書に書かれている案件から抜け落ちていた私の情報もあります。イチャモンつけるなら「南部の情報には、何で抜かした案件があるのか」と責める方がまだしも納得がいくような気もしますが。いずれにしても大したことないんです。大騒ぎするな!っ〜の。

 さて議長名で送られてきた、これぞ正真正銘の案件を最後に書いておきましょう。

・第二保育所民営化及び第一幼稚園の就労支援型への整備について
・町立小学校教諭による個人情報の紛失について
・JR島本新駅の進捗状況について
・阪急水無瀬駅のバリアフリー化について
・江川二丁目地内の共同住宅開発計画について
・今後の財政収支見通しについて
・流域下水道の制度改革について

 以上が案件です。私のホームページでは(7)を抜かしていました。重要案件がどっさりです。しかしこれを予定時間10時から12時に終わらせるって言うことは、質疑を実質的にさせないってことでしょうかしらね?議長に時間延長を申し入れなければなりません。

 ついでと言っては何ですが、(1)の保育所と幼稚園に係っては、常々お知らせしていますように住民福祉審議会が、11月15日(木)18時50分から ふれあいセンター1階で開かれます。保育所の民営化も幼稚園の就労型も、もうスケジュール的に無理なので(12月1日号の広報紙には従来通りの募集要綱を出さざるを得ないでしょう)、たぶん審議会の席に町長もしくは副町長が出席して、“土壇場の決断”を示すはずです。しっかりと聞きに行きましょう!今回の傍聴は、くじを引かせるようなことはないと思います。

 


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 本日の日付は11月10日(土)です。一昨日の日記では、少々お目障りな表現を多用したかと、ほんの少し反省しています。でも事の本質については全くその通り、私にはいささかの揺るぎもありません。このところ日記に写真を掲載していないので、皆さんの目には文章が直球で飛び込んで行っていると思います。つまり文字のみの画面に、余計ザラッとした気持ちを抱かれてしまうのかも知れません。まあ「痛快」と言ってくださる方もそうでない方も、受け止め方はいろいろありますが、それでよいと私は思っています。

 しかし改めて写真やカットの効用を認識しました。下手な写真もそれなりに役目を果たしてくれているのですね。実は白状しますと、私は夫の手を借りないと写真をホームページの画面に入れることができません。いま夫は10日間の東北旅行に出ています(もう直ぐ帰ってくるので、あ〜ぁ私のご飯作りも再開です)。所沢で勤務する次男がリフレッシュ休暇を活用し同行していますが、男同士二人の旅はどんなでしょうか?

 紅葉を愛で、温泉に入って、お酒を酌み交わして、きっとボソボソと会話しているのではないかしらと想像します。話に聞く母と娘の付き合いに比べれば、おたがい随分ぎこちなくモゾモゾしているのではないかと可笑しくなってきます。でも得てして母が主導権をとる旅行(たいていどこの母も権力があるし、うるさいし)じゃなくて、老いた(ごめん!)父と(30を超えた)子が改めて向き合う機会はとても良いことだと、私は今回の旅行には大賛成で夫を送り出しました。

 ダラダラと取り留めない話をしてしまいました。さて先日、当町小学校教諭が担任全児童の個人情報を入れたUSBメモリーを紛失したことを書きました。見つかったとの情報は、まだないので心配が募ります。私は「紛失」というアクシデントもさることながら、学校現場における個人情報の収集・管理等についての意識と手続きに問題はなかったのか?鍵が掛かる保管庫で記憶媒体を保管し、学校内での持ち出し(校外への持ち出しは禁止)でも様式に沿った申請が必要とされている、これらのことが果たして守られているのかどうかを実地調査する必要があると考えました。

 私がすでに当たりをつけた学校(当該教諭が在籍している学校)を一人で直接訪問しても、議員の調査姿勢としてはなんら問題はありません。しかし私一人が動き回っても、たかが知れています。ここはぜひとも議会常任委員会の組織として、教育委員会を所管する総務文教常任委員会が調査することが大事だと思いました。私は事態発覚後直ちに委員長に電話をしました。意を受け止めてくれた委員長は、3日後新駅建設現場見学時に集まった総務文教常任委員に諮ってくれました。みんな異論なく、14日には4小学校のうちの1校を訪れ、説明を受けると共に情報の保管についての実地調査を行うことになりました。

 私の提案が実るのは珍しいことです。本当に良かったと思いました。委員会として調査すると言うことは、重みが全然違います。教育委員会にも学校にもそれなりの準備と緊張感を強いることになります。勿論抜き打ちではありませんから、日ごろの実態を確認するには無理がありますが、今後の改善に向けての効果は大きいと思います。委員会は年に一度“泊まりの視察”に出かけることのみが、主たる調査研修ではありません。日常的に委員会の権能強化を図らなければなりません。今後もこまめにバンバンやりましょう!

 


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 本日の日付は11月11日(日)です。私の日記では、役場の仕組みや職員の仕事ぶりについて書くことが多いです。ただ残念ながら褒める内容の記事が少なくて、どうしてもクレームを付ける内容になってしまいます。職員にイジワルを言っているつもりはさらさらありません。役場の仕事が少しでも住民の皆さんに喜んでもらえるようにとの思いを込めると、今のところ辛口にならざるを得ないわけです。そんな中でも飛び切りの辛口で迫らざるを得ない、「一体どうなってんの?」とバ〜ンと机を叩きたくなるほどの事例があります。

 私が求めているのは何も難しいことではないと思うのですが・・・。「町公共施設耐震化検討委員会の会議資料を、文化情報コーナーの簿冊に綴じて公開してください」という簡単なことなのです。耐震化検討委員会は要綱に基づき設置された委員会です。要綱設置の多くの委員会等は、既に住民の閲覧が可能なようにファイルがされてきています。ファイルは「審議会等の会議の公開に関する指針」に示された「(住民に)公開される会議」の資料・会議録等のみならず、職員のみで構成する会議に係っても閲覧が可能となっています。

 私がファイルの要求をしてから、既に2ヶ月になろうとしています。9月18日の総務文教常任委員会においても正式に求め、担当課長は「〜現課とも調整しながら,(ファイルする)書類等を提出してもらうようにしていく。ちょっと整理をさせていただきたい〜」とまで答弁しているのです。う〜ん「ちょっと」が2ヶ月を意味するとは、到底考えられません。その後何度も課長に催促していますが、未だに答えが出ません。また答えが出せない理由をも示しません。

 私は自分の思い通りにならないことに怒っているわけではありません。耐震化検討委員会の会議資料が閲覧に適さない確固たる理由が存在するのなら、その根拠を示すべきと訴えています。納得できる根拠があるなら諦めます。当初担当課長は「この際全ての会議を洗い出し、閲覧に供すべきか供さないかを判断したい。そのための整理に時間を頂き、10月中には結論を出したい」と言っていました。それはそれでもっともだと思ったからこそ、私は2ヶ月も待っていたのです。でももう我慢の限界です。はっきりと「こんな仕事ぶりでええんですか?!」と言いたいです。

 ちなみに担当課長は○○課長で、現課の課長は△△課長です。2つの課は同じ総務部に属しています。総務部次長更には総務部長はこの状況を知っていながら、このような怠慢を許しているのでしょうか?或いは怠慢ではないという根拠を示す説明責任を果たす必要はないと、判断しているのでしょうか?また度重なる住民要望を無視してもよいと、配下の二人の課長に指示しているのでしょうか?

 部長も含め当該職員たちは「また南部がしょうむないこと言うてるわ」と思っているに違いありません。しかし「しょうむなかろうが、あろうが」これはあなた方の仕事なのです。住民からお金をもらってしている仕事の中身なのです。のらくら言い逃れの“放置”が通るわけはありません。バァ〜ン!(あんまりなので、心の中で机を叩いてしまいました)・・・。

 夫が旅行から帰ってきました。次男も休暇の残り数日を我が家で過ごすために、夫を車に乗っけて共に帰省しました。お土産話は今夜聞くとして、数日間殺風景だった日記に、東北の秋の風情をちょっぴり添えたいと思います。

夫の写真から…山形編より
 
紅葉の鶴岡公園
日没の最上川
 
羽黒山 五重塔
 


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 本日の日付は11月12日です。9時半から教育委員会議を傍聴しましたので、概要をお届けいたします。会議に供された案件は7件でしたが、注目の内容が数件ありました。

 先ずは12月議会に計上される補正予算の中身です。この中では第二小学校の給食室米飯設備他設置工事費1027万円及び給食用の強化磁器食器購入費533万円が、当校への来年度の給食調理民間委託導入を前提とした予算となっています。なお委託料2022万円については、債務負担行為で予算計上がされています。二小の民間委託が実現すれば、町内4小学校のうち3校(三小・四小・二小)が委託校になってしまいます。

 調理の委託については、これまでに大きな事故がないことや一定児童・保護者の満足度も得ていることから、民間委託導入当初に比べ抵抗感は減少しています。しかし二小の民間委託はやがては一小の委託に及ぶでしょう。全ての小学校の給食が町直営校ではなくなることへ歩を進める、重大な“曲がり角”が12月議会の補正予算に組まれていると考えなければなりません。教育委員会は当予算を上げる前に、学校給食についてあらゆる角度から直営校と委託校の比較検討・検証の結果を示すのでしょうか。そうでなければ給食業務の要である調理業務を、民間にゆだねる根拠は説得力を欠いたものにならざるを得ません。

 次の案件は、注目の来年度幼稚園募集に係る中身でした。結論は例年と変わらない募集内容です。と言うことは、来年度の実施を予定した「就学前の子どもの教育と保育環境の整備=基本方針」は「実現できない」との結論を教育委員会が出したというわけです。基本方針で示された第一幼稚園の3歳児保育導入を含む就労支援型幼稚園への移行は、ひとまず“封印”となります。

 さらには幼稚園に係る基本方針は、第二保育所の民営化とセットで組まれたものですから、必然的に第二保育所民営化も“封印”とならざるを得ないと言うことになります。基本方針が“解消”ではなく“封印”と表現したのは、当方針の諮問を受けた住民福祉審議会での審議が継続中であり、現時点では11月15日開催の審議会を待たなければならないからです。

 たぶん15日の審議会に町のトップ(町長・副町長のいずれか)が出席するでしょう。出てくるのが遅きに失したとは思いますが、少なくとも「実施時期」に係る新たな発言があるものと思われます。本来なら安易な実施時期を記載したことを謝罪し、基本方針の全てを撤回すべきだと思います。そしていちから「望まれる保育とは何か」「保育の質とは何か」はもとより、勿論「持続可能な保育所運営」の経営面に係る再検討も避けては通れない中身のひとつとして十二分の検討を行えばよいと思います。なによりも先ずは、当事者参画のラウンドテーブルを囲むことからやり直してはどうでしょうか。いずれにしても15日の審議会を注視する必要があります。

 教育委員会議の他の案件は、来年度の学童保育室の募集について・全国学力状況調査について(教育委員会のホームページで公開済み)・町民スポーツ際の報告・職員3名の分限(休職)処分についての報告〔傍聴者はここまでで退席です〕がありました。盛りだくさんな案件の割には1時間で傍聴を終えました。ということは質疑が活発でなかったということになるでしょうか?

建設進む新駅東側自転車駐車場
 


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 本日の日付は11月14日です。一昨日に傍聴した教育委員会議の補足を少々いたします。重要な案件が多くあった割には質疑があまり出なかったと書きましたが、唯一「全国学力・学習状況調査」に係っては教育委員5人のうち3人の方が意見を出されました。調査の結果は10月25日に新聞報道されましたが、大阪府の結果が「全国平均を随分下回った」とトップ記事で大々的に報じられたこともあって、多くの人びとが関心を持ったようです。

 当町の結果概要については教育委員会のホームページを見ていただければよいのですが、大きく全国平均を下回った府内の中で、当町の小学校は国語・算数がいずれも平均並みとなっています。また中学校では特に数学における「知識に関する問題」と「活用に関する問題」の両方で、全国平均を大きく上回る結果が出ました。国語の「知識」では全国平均並み、また「活用」でも平均を上回っています。

 つまり当町としては割合良い結果が出たと言えるようです(教育委員会は「今回特に良かったとは結論できない」と発言していますが)。ちなみに本町は「活用に関する問題」で結果が良かったわけですが、「活用」とは国語で言えば「作文」、算数・数学では「証明(回答を導くための説明)」を指します。「活用問題」での無回答率が低いのも、島本町の特徴だと説明がありました。子どもたちが解答欄を空白にせず、真面目に一生懸命自分の考えをテスト用紙に記入した結果が現れているのではないかと、この点は「評価してよい」と思います。

 さて教育委員方の意見・質問と事務局の回答は次のような内容でした。

 「11月初めに行われた教育週間の学校訪問で感動した。小学校で補修学習が行われていて『わからない時はいつでも、ここにいらっしゃい』と呼びかけがされている。子どもは『がんばろう』という気持ちになると思う」。「また学校図書館では、休み時間に多くの子どもたちが実に静かに熱心に本を読んでいる。こういった取り組みが学力の向上に寄与していると思われる」。「子どもも先生たちも頑張っていることを、外に向かっても発信してほしい」とエールが送られました。

 「文部科学省からの結果内容はどのようなものか。また結果の分析は大阪府の関与があったのか、或いは町独自・学校独自の分析か」との質疑がありました。事務局職員は「文科省からはデータのみ送信されている。コメントは付いていない。分析は最終的には町独自で行うが、府は各自治体職員を集めて分析の基本線を定めた。最後は校長会で判断することになる」と答えました。また「結果には一喜一憂しないで、地道な取り組みが大事である。今までも町独自の学習状況調査を行ってきたことで、学校が主体的にスムースな対応策を打ち出せるようになった」、さらには「ホームページを見た町外の人たちより『島本町はすごい』と評価してもらっている。庁議でも『大いに宣伝すべし』といわれている」と答えました。

 「番付は不愉快だ」「77億円をかけて、こんな学力調査はいらないのではないか」「調査を行ったら、調査後の方針を出すべきだ。国は、後は各々考えてくださいでは困る。大阪府は早速教員を増員すると言っている。人口3万人の町で、これだけのことをやっているのは小さい町だからこそだ。小さいからこそ可能なことがあるのではないか」等の厳しい意見も続出しました。

 今日は美山町(合併して京都府南丹市美山町になりました)のかやぶきの里に行きました。所沢から帰省している次男は、来年早々には益々遠方に転勤になります。そこで「しばらくは帰って来られないから」と、ドライブに連れて行ってくれました。良いお天気で晩秋の一日を楽しみました。

 現地に到着して、とても驚いたことがありました。私が議員になって間もない頃、見学に来た木作り校舎がなんと目の前に現れたのです。校舎新築に当たり当時の美山町は、地場産業の林業振興の意味からも鉄筋コンクリートの四角い箱をやめて木造校舎を建設しました。新築の校舎は木の香に包まれていました。子どもの怪我が大きく減少したと話した校長先生のうれしそうな顔がよみがえってきました。見学後の議会で私は木造校舎は無理でも、内装には積極的に木を使うことを、一般質問で取り上げたことも思い出しました。

 
木造りの小学校舎
美山かやぶきの里
 


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 本日の日付は11月15日です。4日間帰省していた次男は今日、所沢に帰ります。滞在中は“アッシーくん”として大いに奉仕してくれましたが、今朝は最後のサービスで清掃工場へ走ってもらいました。おかげで溜まっていた書類の整理が出来てすっきりしました。

 清掃工場の帰りに私は役場で降ろしてもらい、お昼過ぎまで仕事をしました。情報公開請求をしていた12月議会の補正予算要求書と学校での体罰(生徒の背中を蹴った教諭の件)及び不適切な指導(牛乳アレルギー児に牛乳を飲ませようとした教諭の件)に係る府教委への報告書を閲覧しました。報告書には大したことは何も書いてありません。そもそも7月と5月に起こった事案でありながら、町教委が10月の中旬過ぎに府に報告していること自体、教職員の不祥事に対する感度の鈍さがうかがい知れます。

 私は何も罰を求めるものではありませんが、結局このまま2人の教諭は府教委の職員であるという理由で町に懲戒処分の権限もなく、また府教委からも何のお咎めもなく済んでしまうのでしょう。子どもたちや保護者は、ただただ再発しないことを願っているしか仕方がないのでしょうか?特に保護者の不信感が未だ解けない牛乳アレルギー児の事案については、今後再び起こせば取り返しの付かないことになります。当該教諭のためにもこのままでいいのかしら?と不安を払拭することが出来ません。

 午後からは友人主催のミニ講座に参加します。会場であるJR山崎駅前のお店を目指して、西国街道をテクテクと・・・。途中で私と同じ年齢くらいの女性が2人、下水道のマンホールの蓋を見つめていました。「何の花やろ?」「桜かな?いや違うかな」との会話が聞こえます。私は「一重の山吹の花です。町の花なんですよ。この川は水無瀬川といいます。今は少なくなりましたが、これは蛍です」と話しかけました。奈良から来たと言うお2人はとても喜ばれて、大山崎美術館からサントリー蒸留所に行くところだと言いました。

 私は殆どの人が気づかないで通り過ぎる、しかも他所より来町の方がマンホールの図柄に興味を示してくださったことにお礼を言いました。そしてもしも阪急水無瀬駅まで足を延ばされるのなら、水無瀬神宮や桜井駅跡もお訪ねくださいと伝えました。「どうぞお気をつけて」「お声をかけてくださってありがとう」と見知らぬ同士が言葉を交わし合ったひと時でしたが、私のおせっかいも喜んでもらえたと、なんだかうれしい気持ちが広がりました。

公共下水道管のマンホール蓋 、カラーバージョンもあります

 さてTさんが企画したミニ講座は「出会いと学びの花小径」と名付けられ、今回は洋画家の加國さんが2回に渡り「ルーブル美術館」の話をしてくださいます。すでに1回目は終了、本日が2回目でした。会場はおしゃれな雑貨等を扱っているお店「レリッシュ」です。加國さんがパリで20年間親しんできたカフェスタイルの座談で、お茶と何種類ものおいしいお菓子が供されて、それはそれは贅沢な午後のひと時を過ごさせてもらいました。講座の内容はいずれTさんご自身の素敵なブログ(京@をんな道楽(http://blog.livedoor.jp/kyo25hannari/)で紹介されると思いますので、訪問してみてください。

 
人生の半分をフランスで絵筆を取って・・・
加國 哲二画伯
秋深し、味わい深し ケーキたち
(手前は旬のアップルタルト)
 

 夜は午後6時50分から開かれた住民福祉審議会の傍聴に行きました。当審議会は「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」の審議を7回重ねてきました。8回目の今日は幼稚園と保育所の募集お知らせを12月1日に控えて、町長の決断が示されるタイムリミットでした。従って当然のことながら会議には町長・副町長・教育長の出席がありました。

 本日の会議で町長は第二保育所民営化と第一幼稚園の就労支援型導入に係り、実施時期については「来年4月1日は不可能である」と公言する以外他に選択肢はないはずでした。町長は確かに「2008年度当初の実施はない」と発言しました。ところが続けて「来年1月末までに意見具申をあげていただきたい。それが不可なら行政の責任により、審議会の意見も踏まえながら適切に対応してまいる」と言ったのです。

 この部分の発言を巡って、委員からの意見が相次ぎました。

「H20年1月までに答申を出して欲しいについては努力するが、意見具申をいただけない場合・・・云々は、諮問にしていることにはならない。撤回せよ。とても承服できない。審議会は好きなことを好きにいっておけと言うことなのか」
「びっくりした。来年4月からの実施を見送ると言うことなら、何故1月末までに答申を欲しいと言うのか。年度途中の保育所民営化はあり得ないから、予算編成もそれに合わせればよい」「ばんやむを得ない。審議会の審議で手抜きはなかったはずだ。しかし大きな森を見ず、小さいことに言及してきた。粛々と審議をすべきであった。行政側の立場も理解しなくてはならない。町長に(本日の)決断をさせたのは、我々にも責任がある」
「今までの審議を軽んじた意見には、異議がある。行政側が全てお粗末だったからだ。私たちが何を反省しなくてはならないのか」
「審議は8回もやってきたではないか」
「それなら最初に答申を1月までにあげろと言うべきだ」
「私は一番初めには民営化は必要だと思っていた。しかし役場からの資料・説明はあまりにも不十分だった。委員の誰も遊んでいたわけではない。町の住民が第一だ。何故住民がこんなに多数傍聴に来るのか、納得行くように我々は頑張ってきた。その場その場でいくら町が決めても、住民が第一だ」
「答申がずれ込んでいる原因ははっきりしている。基本方針が財政削減のためだけに出されてきたからだ。我々臨時委員は3月末まで任期がある。我々がどれだけ子どものことを、保育現場の人びとと共に一生懸命やってきたか・・・。それを1月末でどうこう言われると、何のために私たちはここに座っているのか分からなくなる」
「延びたのはいろいろあるが、テーマは基本方針だ。にも拘らず審議は総論と各論がごちゃ混ぜだ。各論は実施計画の中身なのだ。私もこんなに長引くとは思わなかった。資料の内容も問題があるが、基本計画が良いのかどうかの話である。細かいことは実施計画の中で詰めればよい」
「H20年はこのままいくということは予算もこのままと言うことだ。1月までの審議は無理と言うことなら、取りあえずは3月まで一生懸命やって年度が替わってから、新たに審議をすればよい。「凍結」が良いと考える。このまま行政に任せてと言われるのは納得できない」
「いろんな事情で審議が長引いた。審議会は町長の“お願い”として受けるべきだ。審議を進めるべきである」
「先の総論・各論の発言では、子どものことは各論と言うことなのか。町長は『答申を尊重する』は変わらないか。本日冒頭の町長発言『1月末までの答申、適切に対応する』は解らない。説明すべきだ」
(町長答弁・・・H20年度の施政方針は町政全般に係ることだ。施政方針を作成するためには1月末までに答申を出して欲しいと申し上げている)
「出来るだけ町長がいう方向でやっていきたいし、理解もする。しかし万が一答申が出ない場合、「行政の責任でやる」のは問題がある。行政の好きなようにすると言うことだ。こういう文言を“お願い文”(冒頭町長が読み上げて発言した文章。当日の傍聴人には配布されなかった)に入れられると言うなら、私は辞表を出す。審議途中にも係らず、行政は結論を出していると言うことなのだから」
「町の行財政プロジェクトチームでの意見では、保育所の民営化についてはパブリックコメントを外すと言っているのは何故なのか。今年の1月に町長はパブコメを貰い、審議会に反映すると言っている」
「審議会は毎回毎回こんな状態で進んでいない。このような審議なら私も委員を外してほしい。基本方針を諮問されているのだから、粛々と進めるべきだ。けんか腰のような審議なら私も引く」
(会長の発言あり)「町長・副町長・教育長ご退席ください」

 ここで3人が退席し、前回の審議の続きから審議が再開されました。本日の日記はここまでとします。発言の書き取りは全てが正確だとはいえませんが、努力をして速記をしたつもりです。ご参考にしていただければと思います。

 しかし私も驚きました。“こんな手”があるとはね!先ずは率直に自らの計画変更を詫びて、それでも基本方針通りに進めたいと言うのなら、20年度に審議が継続されることを保証すべきだと思います。すくなくとも20年度に入っても十分な審議をしてもらい、最短で実施するとしても21年度からになる、つまり町長選挙で基本方針を住民に問うというところまで言及すべきです。

 それが出来ないのなら、基本方針は撤回すべきです。そして一から関係者が一堂に会する場を設け、徹底的に保育のあり方の全てを論議すべきです。そこでの内容を生かした“新生”基本方針を、改めて住民福祉審議会に諮問をすれば良いのではないでしょうか。当たり前の道筋を踏まずに、審議会は「シャンシャンと通してくれる」“隠れ蓑”と軽く見て無理を通そうとしたが故に、土壇場でこのような事態を生むことになってしまいました。

 誰だって理解できませんよ!審議会の答申を尊重すると言っておきながら、「早くしろ、1月末までに答申を出さなければ行政で好きにさせてもらう」と言い放つなんて。町長!今度は審議会を“脅す”つもりですか?川口町長は従来続いた首長のように、行政職からトップになった人ではありません。だから何も取り繕う必要はないではありませんか。上手くいかなければ素直に反省し軌道修正を図ることは、カッコの悪いことでも面子がつぶれることでもありません。

 本日の審議会だってちゃんと最後まで残って、審議会委員の意見に耳を傾け、問われれば自らも首長としての正直な主張に論を展開すべきです。自らの諮問内容について、実施時期の変更という大きな問題提起を行ったのですから在席は当然でしょう。町長がダメなら、そのために副町長が居るのでしょう?副町長も共に退席させるなんて、トップとしての押しが効いていないのではありませんか?

 私には昨今、川口町政の後ろ向きな姿勢のみが目に付いてなりません。あちこちからお尻ばかり叩かれてシンドイとは十二分に察しますが、あなたを選んだ住民は、物言わぬ元気のない町長を見たくないと思っているに違いありません。

 


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 本日の日付は11月17日です。前回の日記に続き、住民福祉審議会の後半分をかなり端折りながら(特に提出資料に基づく細かい質疑応答は省略しています)お届けいたします。町長・副町長・教育長が退席した後は、基本方針の「給食業務」から審議が再開されました。

(会長)「給食業務に入る。質疑をお願いする」
「基本方針には載っていないが、「赤ちゃん教室」では試食が行われている。これは全乳幼児に対して行われていると付け加えて欲しい。」
「給食も保育の一環ということをキチンと押さえて欲しい」
(会長)「運営経費に入る」
「資料では公立保育所は高くつく民間は安くつくと読まれるが、からくりがあるのではないか。障がい児保育の加配については、町立と民間の山崎保育園とでデータに大きな違いがある。町立の運営費が高くつくということを印象付けるためではないか。このようなデータは抜いて欲しい」
「基本方針には障がい児保育のことが詳しく述べられていない。加配に係るデータもキチンと載せるべきだ」
「児童一人当たり、公立は約35万円高いと書かれている。人件費の差や障がい児保育の差が述べられているが、山崎保育園は職員の年齢が低いのか」
(子ども支援課課長)「職員の年齢は公立が平均50歳半ば、山保は平均36〜37歳が平均年齢である」
(会長)「障がい児保育について意見をお願いする」
「公私の差については記載の通りだ。民間では勤続10年以上は昇給しない。公立とはこの差が大きい。保育所の運営費は殆どが人件費で、公立の保育はそれだけ手厚いということだ。公立の保育士給与30万円を、民間と比較すれば21万円の給与である。しかし公立の職場の中でも差はある。30歳の保育士で比較すると、小学校の先生は35万円〜40万円である」
「今の話を聞くと働き続けることが可能と言うのは公立で、不可能なのは私立だということだ。公立の正規職員の平均年齢が50歳代は“異常”だという意見もあり、保育士はバランスの取れた年齢構成が必要だ」
(保育所所長)「町立保育士の年齢はかなり高い。今年度退職する保育士も多くいる。しかし臨時職員を含めて保育を行っているため、バランスは取れている。いろんな人が居て保育所が成り立っている。誰が正職か臨時職員かわからないほど、皆頑張っている」
「今の所長の話の通り保育士が継続して子どもを見てくれていることは、この上ない安心感がある。公立・民間に係らず保育士の年齢のばらつきは必要だ。保育のコストは公立が高いのではなくて、民間が低いということだ。“最少の費用で最大の効果”と言われているのには引っ掛かりがある。親は今までも子育ては最大の費用をかけてきた、最小の費用をかけてきたのではない」
(会長)「幼稚園の児童数検討に入る」
「H18年度の入園者実績は244人であるが、207人になれば一つの幼稚園で済む。乱暴な言い方だが幼稚園を1ヶ所廃止すれば、保育所云々を言う必要はない。第一幼稚園を廃止すれば経費は浮く・・・そうなると保育所の廃止はしなくても良いことになる」
(教育次長)「H19年5月1日現在で町立幼稚園児は257名である。人口推計では0〜5歳児は横ばいとなっている。従って1ヶ所の幼稚園ではまかなえない」
「公立幼稚園の充足率が低下している分析は行っているのか。また空き教室を利用して、年長者のサービスに活用することを検討したのか」
(教委事務局次長)「分析は特に行っていないが、充足率低下の原因は民間が3歳児保育を行っていることや、通園バスの充実が要因ではないかと考えられる」
「空き教室の現状は、今第一幼稚園にはない。年度によって変化するので、空いている教室の有無は一概には言えない」
「保育を考える会のアンケートで3歳児保育が公立に必要かと問うと、354人中203人が希望している結果が出た」
(教育次長)「公立で3歳児保育を行っているところは、近隣ではない。公立で3歳児保育を行うのは、本来なら保育所に行く子どもをターゲットにしている。公私で役割分担をしており、社会状況として踏み込めない」
「山崎保育園の人気は高い。申し込みには前夜から並ぶと聞く。民間保育所は競争をさせるのに、幼稚園は遠慮しているのではないか。矛盾を感じる」
「要求はわかるが私立幼稚園は打撃を受ける。3歳児保育をやるなら、公私の格差是正をお願いしたい」
「預かり保育の成果はどうか。先生が変ったり、クラスが変ることで弊害が出ていないか」
(教委事務局次長)「定員35名のところ、各園とも15〜20人くらいの預かり保育利用がある。子育て支援の一環として、一定お役に立っていると思う」
「一般保育の園児が保護者のお迎えを待つ間園庭で遊んでいるが、預かり保育の園児は部屋で“軟禁”状態だ。狭い中で無理やり預かり保育を行っているのではないかとの思いがある」
「長時間保育の長時間とは何時間か」
(教委事務局次長)「基準はないが、1日8時間を超える場合は長時間となると思う」
「就労支援型幼稚園になるということは、働いている保護者と働いていない保護者の子どもが一緒に教育されるということだ。保育を考えて入園することに対して、教育と保育をどう分けるのか。1日の在園の中で分けることが出来るのか」
(教育次長)「スムースな1日の流れを作っていくためにも、保育士との交流、ノウハウを学ぶ必要があると考える」
「町立幼稚園の現状と課題に戻る。保育ニーズが高まっており、今後は保育所に子どもを預けたい人が増える。保育所を一ヶ所増設して、それを民間にお願いすれば良いと思うが、そういったことも検討していけるのか」
「幼稚園は子どもの人数のみではない。地域性も考えるべきである」
「幼稚園と保育所の違いは何なのか」
「大きく括ると幼児教育ということになるが、幼稚園は教育で保育所は子どもの生活をカバーする場と言える」
「幼稚園教諭と保育士の合同研修期間をどのように考えているのか」
(教育次長)「今年度は見学を行っている。研修の期間がどれくらい必要かは解からない。専門家の意見も聞きたい。長時間保育の検証はまだ行っていない」
(会長)「子育て支援についての質疑を」
「H18年度実績の報告をすべきである」
(会長)「次回報告してもらう」
「婦人協会の中で発育相談のボランティアをしている。保育所にも幼稚園にも行けないで周りに誰もいない親子にとって、相談の場が母どうし子どもどうしの子育ての場所になっていると感じている」
「地域の福祉委員会では、それぞれ4委員会で月1回の子育てボランティアをしている。そこでは子育てというより“お母さん育て”の場となっている」
「町の子育て支援を担当している先生たちの話を、次回直接聞きたい」
(会長)「みなさんどうか」
(「結構です」の声があり)
(会長)「それではそういうことで、お願いをする」
「第二保育所保護者会の指摘もあるが、“養育者の育児技能(低下)”というのは適切な表現なのか」
(会長)「行政より次回答えてもらう。時間となったため閉会する」

 

 11月15日に開かれた住民福祉審議会の様子を、2回に分けてお届けしました。今回も保護者を始めたくさんの住民が傍聴に詰め掛けました。今月末には、基本方針が発表されて1年を迎えます。この1年間の保護者の皆さんの頑張りには、本当に頭が下がります。働きながらの子育てだけでも大変なことです。しかしその上に独自のきめ細かいアンケート調査の実施を初め、毎回審議会へ詳細な資料を提出されています。家族団らんを犠牲にし睡眠時間を削りながらも、真摯に問題提起を行う姿勢には感動を覚えます。

 しかしながらこのような保護者の努力を無にするような発言を、今回も一人の審議会委員が発しています。参考資料として審議会に供された保護者側の資料に対し「参考資料は家で読めばよい。会議の席上では行政提出の資料のみを審議の対象とすべきだ」と強い口調で言いました。このような意識の住民福祉審議会委員がいることに、私は残念な思いを通り越して怒りがこみ上げてきました。

第一幼稚園で職場体験中の中学生

  


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 本日の日付は11月18日(日)です。昨日と今日は町の農林業祭に係りました。私は毎年楽しみに農林業祭(以前は農業祭と言っていました)に参加しています。新鮮な地場産の野菜やタケノコの瓶詰め等の加工品が格安で手に入るし(早く行かないと直ぐに売り切れますが)、杵つき実演のおもち・温かいうどんや甘酒の模擬店も行列覚悟なら味覚を満たしてくれます。また春を待つパンジーの苗は必ず農業祭で買っていました。ところが今年は数々のお楽しみはお預け、何一つ手に入れることが出来ませんでした。

 それは私が今年度より2年間、議会から選出の農業委員になったからです。でも今日の本番を終えて思うことは、単にお客として参加していた時よりも前日の準備を含めて、とても興味深く楽しい充実の2日間だったということです。最もうれしかったのは、農家の皆さんがやさしくて親切な方ばかりだったことです。

 
自慢の米を出品、ズラリと並んで品評を待ちます 米も大豆も、外光のもと厳格に審査(農水省の職員)
 
 
持参したかんきつ類を
出展台に並べる農家の人たち
大根も美脚を揃えて競っています

 私は農業の「の」の字も分からない新米のくせに、農業委員会などではずけずけと質問や疑問を発言しています。ですからきっと「生意気だ」というふうに、“気難しくて頑固な農家のおじさんたち”(ごめんなさい!私の方が思い込んでいたのですね)からは疎んじられていると、勝手に自分で決め付けていました。ところが、会場設営の準備にモタモタしている私に親切な指示をくれたり、出品の農作物(私は品評会の担当でした)についても丁寧な説明をしてくれました。また諦めていたお餅や焼き鳥のお相伴や、昼食も真っ先に「どうぞ」と食事をすすめてもらったのです。

 その代わりといっては何ですが、私もしっかり(?)と働きました。土曜日は朝8時から夕方5時前まで、本日は開会1時間前に集合し後片付けまで係りました。特に福引の当たり券と出展作物の引き換えをする品評会場では(毎年出展品は賞が決まれば即売していました)、行列して待つ住民の方々への分かりやすい説明と入場誘導は心して務めました。なぜなら寒い中、行列続きでヘキヘキしている皆さんに少しでも気分良く待って頂くのが、私の務めだと思ったからです。後で「南部さんうまいこと誘導してくれたわ!私らにはとてもあんな上手に案内はでけへんな〜」の言葉を貰ってうれしかったです。

 今年で25年目を迎えた農林業祭ですが、農家の方々の高齢化や後継者不足の現実、そして作物に掛けた経費と収入のアンバランス(農業者の労働を経費に入れないことで、かろうじて成り立っている経営)等々については、島本町においても例外ではありません。大都市近郊の小規模農地で頑張っている農業者の意味やその労働の中身について「あまりにも知らなさ過ぎた」と、こんな私ですらも何がしかの気づきがありました。さらには農家の皆さんの温ったかい人柄を垣間見ることも出来た、うれしい価値ある農林業祭の参加でありました。ずいぶんな足手まといになっていたことと思いますが、私は来年の農林業祭を今から楽しみにしています。皆さん、ありがとうございました。そして一年先もよろしくお願いいたします。

 なお農林業祭のノウハウを熟知している主担の職員が休職中ですが、産業建設課課長を軸に都市環境部の多くの職員が協力して、縁の下の力持ちで頑張っている姿も目の当たりにしました。私は過日の日記で農業委員会への資料提出等について厳しい指摘もしましたが、それはそれ事実として受け止め改善を図ってもらわなくてはなりません。しかし2日間の職員方の働きには、素直にご苦労様でしたと伝えたいと思います。

 
農林業祭当日、どこも行列。無料配布のわらやもみ殻は大人気 野菜即売は売り手も買い手も真剣勝負です
 
若い人たちも熱心に見ていた品評会 森の恵みも活用、温かい肌触りの木工製品

 


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 本日の日付は11月21日(水)です。どうも2、3日前に吹いた木枯らし1号あたりから風邪を引いたようです。外出を控えたいのですが、そうもいかずついつい出かけてしまいます。昨日は19日に開かれた議員全員協議会の録音テープ起こしに役場(暖房がまだ入っていないので庁舎内は寒〜い)で半日、帰宅してパソコンへの打ち込みに夜更かし。今日は映画会の事前学習会(2回目を12月6日に行います)の打ち合わせに、ふれあいセンターへ。帰りに役場へ回るのをぐっと我慢して、陽があるうちに帰宅します。折角ですので、以下に学習会のご案内を掲載いたします。柳川先生のお話は、なかなか聴くことが出来ませんよ。ご都合をつけて皆様もいかがでしょうか?

介護のお話会にいらっしゃいませんか
第2回 「安心して最後を迎えるために」
〜在宅医療、看護、あきらめない認知症介護を〜
* 日 時・・・・・・12月6日(木) 午後1時半〜3時半
* 場 所・・・・・・ふれあいセンター3階 第4学習室
* お 話・・・・・・柳川 敏夫氏(新阿武山病院副院長・大阪府三島地区老人性認知症疾患センター医師)
* 会 費・・・・・・300円(資料代)
* 申込み・・・・不要です
 私たちは来年の1月19日に、映画「終りよければすべてよし」(羽田 澄子監督)の上映会を計画していますが、映画会に先立ち事前の学習会も行っています。第1回目は「映画を観る会」代表の倉田 嘉子が<私の介護体験〜認知症の母と暮らした日々>と題しお話いたしました。

 さて今回第2回目は、医師の立場から柳川敏夫先生にご講演いただきます。「安心して最後を迎えるため」に医療・看護・介護の連携はどうあるべきか、本人及び家族が望まれる理想の援助とはどのようなものかを語ってくださいます。

 柳川先生は認知症医療の第一人者として、またお父様を看取られたご家族の立場を含めてお話くださいます。誰もが避けては通れない“終末”を“良き生の証”だったと納得できるためには、私たちはどうすればよいのでしょう?柳川先生の示唆に富むお話を、どうぞご期待ください。師走に入り皆様お忙しい時期とはなりますが、ご参加をお待ちしております。

映画「終りよければすべてよし」を観る会
2007年11月15日

 

長い間目を楽しませてくれてありがとう!
我が家の“猫の額”花壇。
また春に“再見”(サイチェン)です

    


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 本日の日付は11月22日(木)です。風邪はすっきりしません。今日は大阪で開かれる後期高齢者医療広域連合議会の傍聴もしたいし、明日から連休に入るので役場へ出かけたいし、大阪が無理なら町内での行事(出会いの絵本事業)にも参加したいのですが、ぐっと我慢我慢で家にいることにします。

 さて19日に開かれた議員全員協議会での報告案件は、7件全て重要な案件だと以前の日記で書きました。先ずは「就学前の子どもの教育と保育環境の整備=基本方針」(以下基本方針と言います)に係る報告ですが、中身については11月15日に開かれた住民福祉審議会(以下審議会と言います)ですでに明らかになっています。審議会に出席をした町長が読み上げた「お願い文」の内容がそのまま議員にも報告されました。なお審議会の会議録は私が速記した内容を、すでにこの日記に掲載済みです。

 再度「お願い文」を私流に要約すると、「今年の4月に基本方針を審議会へ諮問をした。今日まで8回の審議を重ねてもらったが、未だ答申を頂けていない。来年の施政方針を作成するに当たり、1月末には答申が必要である。1月末までに答申できないのなら、審議会はその時点で終了してもらう。あとは行政の責任で、今までの審議内容を踏まえながら適切に対応していく」ということになります。

 15日に町長が発言した「お願い文」に対しては、多くの審議会委員から疑義や抗議の声が上がりました(これも過日の日記で速記を起こしています)。ホント!随分審議会を軽んじた話だと私も思います。町長は諮問時に日限を定めず「意見をください」と審議会にお願いをしておきながら、今になって「意見具申が遅い!1月末までに答申を出せ」とせっつき、「1月末までに答申しないなら、後はこちらの好きにする」と、脅しにも等しい内容を突きつけてくるのですから。

 何と言うか、町政運営の未熟さ?乱暴さ?が露呈されてしまったようで、怒りよりも悲しさが先に立ちます。私は時間切れで、審議会が何の意見具申もせず終了させられるのはよろしくないと思っています。審議会は踏ん張って、少しでも行政の「後は好きにさせてもらいます」の中身を、けん制できるような答申を出して欲しいと願っています。

 19日の議員全員協議会では「年度途中の保育所民営化・幼稚園の就労支援型導入はない」と断言されています。従って外から見た形としては、来年度の運営は従来通りになされるでしょう。しかし運営の“中身”は要注意です。島本町は他市町より充実している国基準を上回る保育士配置基準を維持していますが、その基準を切り下げてくるかもしれません(現に4、5歳児については見直しを示唆する議会答弁もありました)。配置基準の変更は毎年の年度当初の起案により担当部局から町長決裁で、いとも簡単に変更が可能なシステムになっています。また障がい児保育の受け入れ枠の縮小も打ち出してくるかもしれません。

 仮に「町立保育所の保育の質が低下しても、我が家は民間の山崎保育園を選ぶから大丈夫よ」と思っている保護者がいたら、それは間違いです。町の基準と同様の保育をしてもらうために、町は民間保育園に補助金を支出しています。町が保育の内容を低下させるような補助金カットを行えば(これまたいとも簡単に部局内での補助金交付要綱を改悪させるだけでオッケーです)、いやでも民間保育所は従わざるを得ないのです。

 それでは議会は保育の質の低下について手を拱いて見ているしかないのかということになりますが、ここで来年度予算との係り、つまり予算の議決権を持つ議会との関係が出てきます。そしてH20年度の予算は、H20年度の施政方針に裏付けられた内容でなければならないのです。審議会で或いは議員全員協議会で示した町長の「お願い文」中の、施政方針作成時期の関係上「1月末までに答申を出してくれ」「出せない場合は、あとは行政でやる」の主張の根拠はここにあります。

 従って取りあえずは1年間の猶予を得たので、「よかったね」では済まない話なのです。審議会の皆さんには町長の「お願い文」(「お願い」じゃなくて、全く「脅し文」じやないかしら?)に違和感や怒りを覚えておられる委員方も多いと思います。だからといって「ああ、じゃ後は行政で好きにやって」では、行政の思う壺です。保育所も幼稚園も、その中身において現行のままで推移するとは限らないということは、賢明なる委員方には十二分にご推察されていることだとは思いますが、答申には是非とも将来にわたり保育の質の低下に繋がるような事業執行は、明確に「だめです!」との楔を打ち込んだ内容を盛り込んで頂きたいと願っています。保護者の皆さんも私も藁にもすがる思いで、今後の審議会の行方を見守っています。

 議員全員協議会での報告案件7件のうち、本日は「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」の報告1件のみしかお伝えできませんでした。後の案件も重要な案件です。今後の日記でお知らせしていきたいと思います。

 さて、ここから先は長くなりますので興味がある方のみお目を通しをいただければ幸いです。掲載する内容は、11月19日に開かれた議員全員協議会の会議録です。ただし「基本方針」に係る内容のみです。私がテープ起こしを行い、何故延々とパソコンのキーボードを打ったかというと、当日の会議が住民に公開されなかったからです。当日の案件で秘密にするものは何もなかったし、従来より傍聴を認めてきた経緯もありました(現に議会のホームページには、ちゃんと案内がされていました)。

 当日小さな子どもを連れた住民や保育所の保護者の方も含め数人の傍聴申し出があったのです。私・平野・河野・冨永の4議員のみが、傍聴を認めることに挙手をし賛成しました。議長はこの4名以外の11人の「反対」の意思を確認することなく、「傍聴を不可」としたのです。11人は「反対でも賛成でもない」と言い分けするでしょうが、あなたがた11人の議員の態度、それは「反対」ということなのですよ。全くケシカラン!せめて私は、傍聴叶わず泣く泣く帰った皆さんのためにも、事実を報告しなければならないと思いました。

11月19日議会全員協議会における報告事項(ただし、基本方針に係る事項)
岩村部長
 昨年11月に「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」を議員に示した。H20年4月1日を実施目標に、第二保育所の民営化・第一幼稚園の就労支援型幼稚園・子育て支援の目標を掲げ、保育所の皆様方に説明を行ってきた。
 また本年4月26日には、住民福祉審議会に基本方針について諮問をいたし、4月から10月まで7回の会を開催した。しかし残念ながら、未だ答申をいただけていない状況にある。そういった中、新年度の予算編成の時期に来ている。また新年度の入所状況を12月1日号広報でお知らせし、12月中に保護者の皆様へ入所のご案内をしなければならないことから、11月15日に開催した第8回審議会において町長が出席した。入所募集は本年も例年と同様の従前どおりの内容でおこなう旨と、また基本方針に対する意見具申等をH20年1月末までにいただきたいこと、いただけない場合はそれまでの審議会の論議の内容等も十二分に踏まえて、行政の責任において適切に対応させていただく所存である旨の口頭でのお願いとそれからお願い文書をお渡ししている。このお願い文書に付いては11月16日付で、町長名により議長あてに報告させていただいている。
議  長
 報告に対して確認することがあれば、意見を承る。
議  員
 私自身はこの間の9月決算議会・常任委員会で、幼・保の入所申請時期を考えれば審議会の答申を待つということは大前提ではあるが、行政事務上自決(? 注 南部)するとなると混乱をきたすということになり、審議会の審議は続行していただきながら来年度の事務については、一定の行政判断をするべきであると申し上げていた。
 しかしながらこの時と、それは9月27日の民生消防常任委員会であるが、10月の本会議を含めて行政は「答申を待つ」と言うことを、「当然基本方針の是非を問う」と今年の3月議会でおっしゃった。是非を問うと言うことは、決定的な結論が出ることを予測した理事者の答弁であったと理解している。その通りに審議会はこの案件を重大に受け止められて、いろいろな議論が交わされていると聞いているが、既に教育委員会においてはホームページで落としどころというか、審議会の答申を待ってということであるが、9月25日ホームページに掲載されているし、今でも掲載されている。答申を待つということは行政において最低限度の義務ではないかと思っているので、来年度4月以降の事務については判断しなければならないということではあるが、15日の審議会で示された文書だが、1月末と言う記述を突然出されて、1月末までに答申が出されない場合は行政の責任において適切に対処してまいるという文書になっている。これはやはり審議会の皆さんに対してもう答申の必要はなしと、答申の有無に係らず、3月議会にこの基本方針の是非も含めて議会に信を問うことを考えられておられるのかどうかだ。そのことをはっきりしていただかないと、私たちが3月議会で頂いたのは「答申の是非を審議会において諮っていただく」ということであったので、答申がないまま3月議会に今までの議論は踏まえたとはいえ、まだはっきりとした答申が出ていないとすれば、いきなり今度は議会に対して信を問うようなことを考えていると、私は今回の文書や説明を聞いて思ったが、それは私たち議会においても審議会に諮問された1月末までに間に合わなかった場合を想定しているが、間に合わなかったことまで想定して文書に明文化されているので、これ大きな問題だ。その辺についてはもう議会に信を問うような何か手立てを持って、それをすることが行政責任と思っておられるのか。私はあの文書を読む限りはそういうことを町はやろうとしているということを思う。そうでないというのなら、はっきりと否定していただきたい。あくまで最終的には基本方針の中身については、審議会の答申をいただいてから次の処置を考えるということなんであろうと思うが、あの文書を読む限りでは3月議会で施政方針を得て、何らかの形で信を問うような形を取ろうとされているのかと思うが、それは間違っているか、町長答えてください。町長の文書であるから。
町  長
 あの文書では、原則1月までに答申をいただきたいということを大前提にお願いを申しあげた。当初もう少し早い段階で答申をいただきたいと思っていたが、なかなか答申がいただけない状態であるので今回はH20年度の施政方針なりに反映させるために、1月末までに答申をいただきたいと考えている。まあ答申をいただけない場合はどうかとのご質問であると思うが、それはその段階で審議の内容も含めて検討してまいりたいと考えている。
議  員
 あのね、私たち3月議会には重大な問題として住民福祉審議会に議会との関係に係ることとして、あの文書はね、あんな露骨に書かれたのですから是非も含めて検討していただくとおっしゃったのですから、そもそもH20年4月にやるということ、そのものにもし「非」と言うことが出るということは町長としても十分に予測されながら、その当時審議会において話されたのだと、それも含めて「是非を問う」とおっしゃった。
 だから是や非や含めて審議が長引くことも十分考えられるし、私は7回の審議会全て傍聴及びマイクで聴かせていただいているが、一切「いついつまでに答申を出せ」ということを町は一切示されなかった。それは逆に言えば十分審議していただくという前提があったと思うので、今更1月末日までに出ない場合は「行政の責任において」なんていわれても、それは議会として3月議会以降一切審議会の答申が出ないから意見を発表することを差し控えてきた住民もいるわけだ。それだけ審議会に重きを置いているということなのだ。だからあの3行の文章についてはもう少し誠実に、審議会に対してはやはり釈明・修正が必要ではなかったのかと思うがいかがか。
副町長
 1月末までに答申をいただきたいと、それについては20年度の施政方針、或いは予算を最終的にまとめるのは、2月の上旬くらいにまとめなければならない、従って1月の末までに意見具申をいただければ幸いである、と。ただし時間的な関係で意見具申をいただけない場合は、これまでの審議会の審議内容をも踏まえて行政の方で責任を持って今後適切に対応してまいるというふうに説明を申し上げている。審議会を無視して行政が一方的に判断するということでは決してない。審議会内容等をふまえて適宜に対応すると、それから「期限を切っていない」ということであるが、基本方針にはH20年4月実施と言うふうに明記されているので、当然審議会の方で是非も含めて適切な時期に答申をいただければありがたかったと、こういうふうに考えている。
議  員
 審議会の中ではもう時期を踏まえて住民に対してもということもあるが、中間答申が必要でないかという提案もあったが、それも見送られたということが、それそのものが審議会の意思であるから「20年4月1日」と書いていたからというのはそれは行政の思いであって、審議会の意思の総意であって今の状況であるということであるから、ある時期までに答申を出せなかった審議会はおかしいというような見方はやめていただきたい。
 それから先ほど副町長がおっしゃった2月上旬には施政方針等をまとめていくということだが、施政方針という文章は分かる。「等」と言うところには何が含まれているのか。条例提案とかそういうことがあるのか。そういうことになると、やはりこれは審議会との関係でいくと議会とか議会運営委員会では、そのような取り扱いをするということは従来なかったので、やはり答申を待って施政方針は作成しなければならないが、「等」というところに何が含まれているのか。例えば考えられることは全てちゃんと説明していただきたい。施政方針までであれば理解できる。「等」というところに何が入るのか、考えられる範囲全てここで答えていただきたい。行政責任をどこまで考えておられるのか。それで終わる。
副町長
 審議会のほうでお願いをしている1月末までに、意見具申等をいただけるかもしれない。それらを踏まえて今現在、島本町が置かれている状況も踏まえ、こういうことである。従って今の段階で具体的にこうする、ああするという点についてはお答えできない状態である。
議  員
 確認だけであるが、私も前回傍聴していたが、今「あの文書」という文言が出ていたが、行政の方は傍聴者への書類の中にその文書は入れていたのか、確認させていただく。
池下理事
 お願い文書については、委員さんのみにお配りしている。
議  員
 ○○議員の質問と重なるかもしれないが、審議会での町長のお願いと、それから議会に対して11月16日にファックスで頂いている同じ文書の中にも述べられているが、「来年度に関しては従前通りの内容で保育所・幼稚園の入所・入園を行う」ということであれば、来年度の予算編成には大きく影響がないと思う。
なのに「1月末の答申を急がれる」ということであるとか、その後の「意見具申をいただけない場合は行政の責任において適切に対処する」というような判断がなされること自体が、審議会を尊重されていないのではないかというふうに思う。いかがか。
副町長
 ただいまご指摘をいただいたように、この問題については解決していないので、今後の対応については当然20年度以降も続いていくので施政方針に関係してまいる。また先ほど申し上げたように審議会の意見具申が、1月までにいただけるかいただけないか、これも分かりませんがこれまでの審議内容、諸般の事情等を加味しなければならないというふうに考えている。現時点ではこの程度しか申し上げられない。
議  員
 確認するが、3月議会に保育所設置条例の改正、もしくは幼稚園の改正がありうると、それはないというふうに確認していいか。
副町長
 先ほど来、再三申し上げているように今後の推移を見極めながら判断していくと、今時点でどうするこうするということは申し上げられないというふうに考える。
議  員
 保育所に係る予算とか従来の方針が年度途中で変わるという、そういうことはあり得ないと私は思っているが、そういうことはあり得るのか。例えば施政方針では「審議会の答申を尊重する」とか誤魔化した含みを持たせた表現をしておいて、条例改正がされるということを前提に、あとは補正予算で対応するとかいうことも手法としてはまずいが、あるかもしれないと私は思っている。もう何が起こるかわからないという感じで、すごく心配だ。
 原課として担当として保育所に係る民営化について、年度途中で補正予算対応をしてそういうことが可能であるのか。過去には当然そのようなことがなかったというように認識している。でも当節何をされるか分からないと言うのは、住民にとっては大きな不安だ。その辺は取りあえず新年度予算・新年度の施政方針に対しては触れないで、見送る凍結するということであれば、それは1年間担保されるのか。そのことをお聞きする。
副町長
 ただいまの質問は、年度途中でそういった民営化等がありうるのかという質問であったと理解するが、こういう大きな問題については年度途中で変えるということは適当ではないと考えているので、基本的にそういうことはないというふうに現在のところは考えている。
議  員
 基本方針の実現に向けてという、この中で「実施計画を策定して取り組みたい」と基本方針の結びの形で触れている。この「実施計画を策定し」というものは、いつごろになっていつどういうスケジュールで提案をされるのかを質問する。
議  長
 ○○議員、あくまで今日の報告に対しての確認なので、その辺については全く報告の中に出ていない話なので。答弁は答えられる範囲で。
副町長
 一般保護者或いは住民の方は基本方針と実施計画をごっちゃにされていると思われる。なかなかその実施計画の部分、そこを早くお示しした方が全体を理解していただけるというふうに考えている。この作業については、出来るだけ速やかに務めていきたいというふうに考えている。
議  員
 1月に答申をいただけるようにお願いしたということなのだが、まあ上がってくればそれで問題はないと思うが、もし答申が上がってこないときに審議会そのものの状況はどういうようになるのか。どのように考えているのか。
池下理事
 私としては、1月までに審議会から答申をいただけるという気持ち、これは先ず大前提である。もしいただけない場合はこのお願い文書にも書かせていただいていますが、今までの審議会の審議内容を十分踏まえながら、行政としての方向性と言うものを考えてまいりたいと考えている。
議  員
 理事ね、それは分かるが審議会の後の状況をどういうふうに考えているのか、もう終わるのか。
池下理事
 お答えが漏れていた。ここにも書いているように町長の口頭での挨拶の中でも「審議を1月末で終了していただき」という形で審議会のほうにはお話はさせていただいた。だから本件に関する諮問については、1月末で審議会は終わっていただくという考えである。
議  員
 今のお話で審議された内容が1月末に審議結果が出ない場合は、これで審議自体は審議会にゆだねた審議がそこでストップするということについては、審議会のみなさんについては当初からそのことは説明があったのか。それと「審議の内容を踏まえて適切に対処する」とおっしゃっているが、例えばその中に来年度自体は今まで通りの保育所の状況で募集が行われるということであるので、3月議会に例えば廃止条例だけを出すというふうなこともありうるのか、それはないのかどうか。そういうことについてどういうふうに検討されているのか。そういうことが実際にあり得るのかどうか、お答えいただきたい。
副町長
 先ほど池下理事のほうから説明があった。正確に町長の挨拶文の中をご紹介申し上げたいと思う。「1月までに意見具申等をいただけない場合は基本方針に係る諮問審議を終了いただき、貴審議会でのこれまでの審議内容なども十分踏まえて、行政の責任において適切に対応してまいる所存であります」このように町長のほうから審議会に対してお願いをいたした次第だ。
 それから後段の分については、これは1月末までに意見具申があるのかないのか今のところ不明であるので、そういったこと諸般の状況等を踏まえて適切に対処して参るという、これ以上のことは申し上げられないのでご理解のほどよろしくお願いしたい。
議  員
 この問題が今になってきてこういう問題になって、4月実施が出来ないということになっているが、これは去年11月末に町長が公表されて、これだけの時間がたってもなお結論が出ないということについては、これはいろんな面で反省をしなくてはならない面がたくさんあるように思う。先ほど審議会の話も出たけれど、このまあ町長の諮問機関である審議会のあり方、進め方、このあたりももう一度やはりいろいろ審議会はあるが、このような情勢では理解いただくようなこともして、適正に、要するに町長に意見具申するそういうことが答申であるわけでけち付けたりいろんなことをするのが審議会ではないと思うので、町長が出した案についていろんな意見をまとめて答申することだと思う。この問題の背景、要は町の説明が住人に対してあやふやなところにあると思われる。というのはこの基本方針を何故立案して住民に示しているか、この点がもう一つ徹底していない。というのは大きく分けたら2つ主旨があると思うが、1つは述べられていたように、在宅、幼稚園での3歳児保育の預かり、こういったことの就労支援をやることの時代の必要性の力説、それから合わせて町が抱えている行財政問題、これの動きをもう少しきっちりと住民に説明されていないがゆえに、一保育所の問題としていろんな意見が出るということだと思う。
 従ってこれは前から私も申し上げているように今後島本町がどういう財政改革を、行政改革というものがあるのか厳しい住民負担がどんなものがあるのか、そういったものを早く出して住民に理解をしてもらわないと、こういった大きな改革は進まないと思う。そういう面で町長はもう少し住民に対して、今後どんな痛みを伴う住民負担の増をお願いしなくてはならないのか、こういったことを示しながらこういう改革を進めて行かないことには、私は進まないと思う。従ってどうなんでしょうかね。プロジェクトチームで検討されているという内容、いつになったらはっきりと今後こういうことをお願いしない限りは島本町はやっていけないんだということ、こういうことが示せるのかお伺いしたい。私は第4次行革の内容を精査して、いくらじゃ財政改革できるのかといったら、まあたかが4〜5千万円精々あるかなということ、それで財政再建が出来るのかなと、その辺のところ今後の進め方についてうかがう。
副町長
 数点のお尋ねがあったと思う。先ず審議会のあり方であるが、これについては今後審議会、これは自治法上の町の執行機関でもないし審査会でもないし、そういったことについては事前に十分説明をし、適切な審議会に努めていきたいし、そういう面で委員さんに対する説明不足は申し訳なかったと反省をしている。
 それから基本方針の住民に対する説明、財政問題を含めてご指摘があった。これについて十分できたという認識はいたしていない。反省をしているし、今後より一層そういう説明に務めていきたいというように考えている。それから3点目の今後の財政収支見通し、これは本日の説明にも上がっている通り大変厳しい状況。これまでにも財政収支見通しについてはご案内をいたしているように、H24年には基金が底をついてしまう。こういう厳しい状況であって行政改革をするとしても目玉と言うのは、下水道、一般会計から下水道に繰り出しをしている、これは億単位であるが、それ以外の行政改革についてはそう大きな金額は期待できない。しかし一般住民の皆さんには、その具体については今総合政策部の方で、ほぼまとまりつつある。改めて詳細については、ご報告を申し上げる予定にしている。
議  長
 あと案件も多いので、この案件については報告を承ったということで、この辺で終わる。

 

 長々と続いた会議録をお読みいただき、お疲れ様でした。私も含めて議員の発言には同じことの繰り返しが多いなあと、会議録を作ってみて気づきました。改めて反省です。最初は発言の骨子のみをお伝えしようかと思ったのですが、議会は傍聴人を締め出したのですから、一言も漏らさずお伝えするのが必要ではないかと考え直しました。人は自身が確認できないことを端折られたり、要約されたりすると、省略されたケ所にこそ何か重要な意味があるのではないかと思ってしまいます。そこでそんな不安や疑念を払拭していただくためにも、この際ぜ〜んぶ記録、公開しちゃいました。ふ〜っ!かなり疲れました・・・。

 


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 本日の本当の日付は11月26日(月)です。23日から3日間の連休は、ポカポカと良いお天気でしたね。まさに“小春日和”と言うに相応しい晩秋の休日でした。私が「インディアンサマーやね」とつぶやくと、週末“パラサイト帰省”の長男が「お母さん、インディアンは蔑称や。あかんねんで」と言います。「ネイティブアメリカンと言わんと」と注意されました。気づかずに使っている言葉にハッとしましたが、「ほんなら英語で小春日和のことを、正しくはネイティブアメリカン・サマーって言うのん?」と聞き返すと、長男は「さあ〜?」と頼りない返事です。どなたか正解を教えてくださいな。

 まあ何でこのような会話が出てきたかと言うと、風邪が治りきっていない私がポスター(先日の日記でご紹介しましたが、12月6日の介護のお話し会の案内)貼りに出かけるのを哀れんだ長男が、車を出して町の広報掲示板めぐりをしてくれたのですが、その車中での会話であったという、それだけの話です。

 ドライブ途中で見つけた、きれいな青い空に映える秋の名残りはいかがでしょう(デジカメを買い換えましたので、お試しスナップです。古いカメラはまたまた転勤の次男のもとへ、お餞別代わりに貰われていきます)。

 
水無瀬側沿いの紅葉した桜 御所ヶ池の大イチョウ

 

 さて上記の本文とも写真とも全く関係ないのですが、11月15日の住民福祉審議会時に町長が出席して読み上げた「お願い文」を以下に掲載します。文中の特に最後の3行が、審議会でも19日の議員全員協議会でも疑義が噴出したヶ所です。私も日記で何度かその部分のみを引用していますが、正確に町の意思を知っていただくためには、皆さんにそのままを目にしてもらう方がよいと思いました。

島民子第  726 号 
平成19年11月15日 
 島本町住民福祉審議会
 会長  妹尾 節子 様
 審 議 会 委 員 様
島本町長  川口  裕 
就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針=
に係る意見具申等について(お願い)

寒冷の候、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

 平素は、住民福祉の向上をはじめ町行政各般にわたりご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。

 さて、貴審議会には平成19年4月26日付けで標記に係る基本方針を諮問させていただいたところでございます。今日まで、委員の皆様には何かとご多用のなか7回に及ぶ慎重なご審議を賜っておりますことに、感謝申し上げます。

 本基本方針は、効率的な就学前児童施設の整備と、本町全体の子育て支援策の方向性を示し、平成20年4月1日を実施目標として定めたものでございますが、現時点において貴審議会から意見具申等をいただけておりません。

 例年、次年度の保育所及び町立幼稚園への入所・入園募集は、前年の12月1日号広報「しまもと」でお知らせをしており、12月中に保護者の皆様に入所・入園案内等の書類をお渡ししております。

 これらを遅らせることは、保護者の皆様に多大なご迷惑をおかけすることになりますので、保育所及び町立幼稚園への入所・入園募集は、本年も例年と同様に12月1日号広報「しまもと」などにより、従前どおりの内容(基本方針の内容は実施せず)で行うことといたします。

 なお、本町の財政状況は、今後も極めて厳しい状況が見込まれるなかで、本件の今後の対応も含めまして、他の重要施策等につきましても、平成20年度施政方針並びに予算の編成に向け、検討・集約すべき時期にきております。

 つきましては、誠に恐縮には存じますが、これら諸般の状況などをご賢察いただきまして、貴審議会に諮問させていただきました基本方針に対する意見具申等を、平成20年1月末日までにいただければ幸いでございます。

 なお、時間的な関係などにより意見具申等をいただけない場合は、これまでの貴審議会での審議内容なども十分に踏まえまして、行政の責任におきまして、適切に対応してまいる所存でございます。

 

  


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 本日の本当の日付は11月27日(火)です。先日の日記では19日の議員全員協議会で報告された案件の一つ、「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針」に係る町長の意思及び議員の質疑・意見を全文掲載しました。全員協議会での会議録は待っていても公表されることはありません。従ってテープ起こしの労力の割りには“地味”な内容ですが、基本方針の渦中にある人びとにとっては、それはそれなりの価値があったようです。記録を目にした方々から、メールや電話でのご意見が寄せられています。

 基本方針を諮問された住民福祉審議会の審議の行方に痺れを切らした町が、「来年の1月末までに答申を出してもらえなければ、審議会での審議は終了します。あとは行政の方で好きにさせてもらいます」(実際はこのように発言したわけではありませんが、要するにこういうこと)まあプッツンか脅しか分かりませんが、「お願い文」と称して一方的に通告したのが11月15日の住民福祉審議会でした。

 4日後の議員全員協議会では審議会での報告を議会に行ったものですが、肝心の「好きにさせてもらう」の中身が明らかにされず、基本方針中に明記された「H20年4月実施」と「年度途中の実施」はあり得ないことが分かったくらいでした。では1年先の「H21年4月実施」を3月議会で決めてしまっておくのか?或いは(或いはではなく、民営化と同時の場合もあり得えますが)現行の保育士配置基準や障害児の入所定数(要綱で20名枠を定めています)を引き下げるような“保育の質”の低下を招く制度改定をおこなうのか・・・たとえ来年4月からの実施を見送ったとしても、全く予断を許さない状況下にあることに変わりはありません。

 ただ人びとの中には「H21年4月は町長・町会議員の選挙の年でっせ。首長も議員も自らの係りの保証がないのに、1年先の条例改正(第二保育所の民営化には、二保の廃止条例が必要)をしておきますかなあ〜?」と首をかしげる人もいます。しかし次のような意見も聞こえたりして。「いやいや、川口町長はむしろ保育所の民営化を成し遂げることを“売り”にして、支持を得るつもりかもしれへんで」、「ウ〜ン、かつて町長は“保育所を民営化した川口”と言われてもよろしいと言うてましたな」・・・あの〜ですね、確かに政策と選挙は切っても切れませんが、見据えるべきは「選挙」云々じゃなくて「子ども」じゃないですかね!

 今日の日記は基本方針のほかの報告事項について書くつもりでしたが、結局基本方針に戻ってしまいました。メールで寄せられた保護者からの切々とした訴えを前に、私も正直なところ事態の行方を読めないで悶々としています。今日も日記の内容と関係のない写真を掲載してしまいました。毎年この時期、定期的に行われるメゾン内での“風物詩”、と言うよりかは“生活暦”みたいなものでしょうか?作業の名称は「溝田取水場曝気塔テラレット等洗浄修繕工事」です。ちなみに作業日は5日間で、費用は約130万円です。朝役場へ出かける時に「ああ、もうこの作業をする季節になったんだ(今年もあとわずかと思ってしまいます)」と思いながら通り過ぎました。夕方役場からの帰りには、今日一日の作業を終えた若い作業員が全身泥まみれの体をホースで洗っている姿に出会いました。

 現場監督さんに写真の許可と、「テラレット」なるものを確認させてもらいました。3、4センチ大の円盤状のプラスチックにたくさんの穴を開けたテラレットが、24万個もタンクの中に入っているそうです。タンク内で曝気をすることで、汲み上げた原水中の鉄やマンガンの除去に効果を発するとか。作業員は“泥”だらけのテラレットをタンクから排出して、袋に入れて洗浄します(写真で見える作業員の横に積み上げられた網袋の中にテラレットが入っています)。仕事とはいえ、きつい作業だなあと思いました。見えないところ知られないところで、私たちの飲み水が保たれていることに思いを馳せたひとときでした。

 
メゾン水無瀬内にある溝田取水場の曝気塔(朝) 全身泥だらけ(実は泥ではなくて、揚水中の鉄.マンガンがこれだけ溜っています)の作業員 (夕方)

  


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 本日の日付は11月28日(水)です。昨日の日記で「安全でおいしい水道水」のために、見えないところで行われている努力を認識したと書きました。その気持ちになんら変わるところはありませんが、昨夜7,8時頃から今朝(現在この日記を打っている午前9時30分の時点では、まだ完全に解消されていませんが)に到る時間帯で、水道水に“にごり水”の発生事故が起こっています。

 発生の地域は、名神高速道路より上の若山台全域・東大寺2丁目・山崎4丁目・桜井台に渡る広範囲の地域です。これらの地域には若山台低区配水池(若山台第二と第三の間に位置する)から水道水が送水されています。当配水池においては、11月15日から11月31日までの工期で「低区配水池中継ポンプ室送水管修繕工事」が行われています。工事費は73万円で、工事を請け負っているのは中川設備工業株式会社です。

 上下水道部への私の聞き取りからですが、どうやら昨日の工事作業の中で起こったことが“にごり水”の発生に繋がったようです。「連絡弁の修理をするためにバルブを開いた時、タンクから水が溢水した。そのために管に水圧が掛かり、管に付着していた汚れが剥がれて送水されたため、濁りを引き起こした」との説明を受けました。もう少し詳細な説明を受けたかったのですが、水道の工務課職員は皆現場対応に追われているため、この程度のことしか分かりませんでした。

 住民の方からの一報は、昨夜7時頃に○○自治会長から残業していた自治・防災課の職員に入っています。その後は今日に到るまで、役場警備室や水道庁舎(大藪浄水場の夜間管理業者)に続々と通報・苦情が寄せられました。水道部には約40件、警備室だけでも50件くらいを受けたそうです。警備員の話では、21時頃からは水道部からの対応文言が届き、「広報車が巡回しお知らせしていること・給水車が出動していること・修復作業中であること・生水を飲まないこと」等を皆さんにお伝えしたと言います。

 一方上下水道部課長は昨夜20時には自宅より登庁し、本日の午前2、3時まで対応に追われました。午前6時半には再び登庁し現在に到っています。勿論他の職員にも召集が掛けられました。「本当にお疲れさま」と声をかける一方で、事故に対する緊急の対応は当たり前の仕事だと思っています。特に生活に欠かせない“命の水”である水道水は、安全安心に供給されてこそ使命を果たすわけです。従って当然のことながら今回のような事故は誠に憂慮すべきことで、大いなる反省と再発防止に全力を尽くしてもらわなければなりません。

 さて、私が当事故のことを知ったのは今朝8時でした。町のホームページを開いて初めて分かりました。昨夜11時30分に自治・防災課が2回目に更新した情報を見たのです。当然それ以前にもホームページでのお知らせをしていますが、昨夜は就寝前のチェックを怠っていたため私は今朝まで知らずにおりました。一方、議会には本件がどのように知らされているのかが気になりました。せめても議長には、第一報が議会事務局経由で昨夜のうちに知らされていると私は思っていました。そこで本日始業開始前に議会事務局に電話をしました。

 議会事務局は知りませんでした。と言うことは当然議長にも知らされていないということになります。通常は私たち議員には、とりあえず議長からファックスで事故の一報があり、追って町長から事故の経緯が知らされてきます。今回の重大事に係り、議会に何の連絡もないのはおかしなことです。事務局長も怒っていましたが、情報確認・収集のため町長か副町長に会いにすっ飛んで行きました(すっ飛んだかどうかは見たわけではありませんが)。

 まあ別に私たち議員が本事故のことを知ったからといって、濁り水をきれいにする力はありません。しかし情報がなければ、住民の方々からの問い合わせにすら答えることが出来ないのです。「住民の代表である議員の皆様方」とことあるごとに言う役場職員の上層部は、本当はそう思っていないんじゃないかと寒々した気持ちに捉われてしまいました。ただ今午前10時40分ですが、未だに第一報すら議員には送られてきていません。

 


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 本日の日付は11月29日(木)です。27日の夜発生した水道水の濁りについては昨日の日記でお知らせいたしましたが、発生から十数時間を経た28日の午前中には配水区域の全域で通常の水道水に戻りました。およそ2千世帯にのぼる多くの住民の皆さんにご迷惑をおかけしたことに対しては、私も議会の一員として本当に申し訳ないと思っています。

 そして今回の事故により強く感じたのは、緊急事態の発生に対して町のほころびが露呈したということです。私は今後危機管理のあり方等を見直す必要があるのではないかと思っています。勿論住民対応が第一義であり、現場が対策に右往左往することは分かります。しかしトップの職員たちは出来うる限りの情報収集に基づく判断のもと、連絡・指示を行うことこそがその役割だと思います。議会に第一報を入れなかったことは、彼らトップの認識を如実に表しているのではないでしょうか。

 当事故に係り私が問い合わせをしたのはまず一番には上下水道部ですが、あとは5回の更新を行いホームページで情報を提供した自治・防災課、夜間の電話に対応をし続けた警備室(委託先の警備員)、学校給食(第二小学校)を担当している学校教育課、及び議会事務局です。また昨日の午後農業委員会出席後に、若山台の低区配水池場を見てきました。工事は終了していて、事故が起きた中継ポンプ室に入ることは出来ませんでした。私は議員としてこれくらいのことは当たり前だと思っていますが、住民の方でも緊急事態に対応する役場の体制に不安を感じ、役場の総務部に問い合わせをされたりしています。

 
低区配水池タンクがある若山台団地(紅葉がきれい) 事故が起きた中継ポンプ場は写真のタンクの横にあります

  

 ところが総務部長も議会事務局長と同様、事故については知らなかったようです。総務部長といえば危機管理に係る総括的な役割を担っている部長ではないでしょうか。これじゃ他の部長たちも押して知るべしです。後刻分かったのですが、この間町長は運悪く不在(東京へ出張中していたとか)であったと聞きました。水道事業管理者は町長であり、危機管理の最高責任者は当然町長です。しかし町長が居なければ庁内連絡が流れないとか、指揮命令系統が機能しないというものではないはずです。

 助役から権限強化して役職名を変更した副町長は、何のために居るのでしょう?不在の町長に代わり手腕を発揮したのでしょうか。副町長も上下水道部長も仕事がよくできる幹部だと、私は常々評価しています。この人たちが議会への第一報を事態が収束したあとで、しかも何の経緯も示さない形だけのわずか7行の報告を何故行ったのか不思議でなりません。さらには本日29日午後に開かれた議員への説明においても、にごり水の影響を受けた地域を示す地図を一枚配布したのみで済ませたのです。また他の部長たちには明日の庁議において報告するというのです。本当に開いた口がふさがりませんでした。

 いずれにしても議会はこんなに蔑ろにされていて良いのでしょうか!議員はにごり水に接した多くの住民から苦情や、情報の提供を求められたのです。何とかして応えようとしても叶わなかった、その申し訳なさと歯がゆさを行政のトップたちはどのように考えていたのでしょうか。更には何故、議長は報告の不備を怒らないのでしょうか?何故、私たち少数の議員からしか疑問の声が上がらないのでしょうか?不思議でなりません。

 


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 本日の日付は11月30日です。前回・前々回の日記に書きました水道水のにごり発生事故については、未だその経緯についてすら文書が作成されていません。本日の庁議には提出があるだろうと思っていましたが、上下水道部長の口頭報告で済ませています。事故後3日目に到ってもこのような状況なのは、町長のうたい文句「スピーディーな行政」と大いに隔たりがあるのではないでしょうか。事故を知らされてから以降、私も職員に聞き取りを続けていますが、やっぱり議会は抜け落ちていた、いや落とされていたと言うべきでしょう。

 まあ、しかしこの件についてはちょっと休憩します。他の出来事が書けなくなってしまいますから。ただ現在分かっている私の日記中の誤りを正しておかなければなりません。一つは「総務部長は当事故を知らなかった」の部分は誤りです。27日夜8時前後から頻繁に掛かりだした住民からの電話に対し、総務課長は部長に「どうすればいいのか」と連絡しています。水道庁舎に電話が繋がらないため課長は水道庁舎を直接訪れますが、その後何度か部長に状況報告の電話を入れています。

 また総務部長は副町長への連絡を総合政策部長に依頼しています。ですから総務部長は事故のことを、発生時からそう遅れることなく知っていたのです。大変な事態だということをよく分かっていたと思われます。しかしながら、くどいようですが議会担当であるにも拘らず、総務部長は議会事務局長に連絡をしていません。これだけはしっかり言っておきます。

 他にはにごり水の発生区域で、「尺代地区」を抜かしていました。また学校給食調理に係り「第二小学校」を対象施設に挙げましたが、二小は今回の配水ルートとは異なるため、私の記述は間違いです。対象となったのは「第二中学校」と「第二幼稚園」でした。当該施設については勿論教育委員会から注意がいっています。それから「給水車の出動」ではなく、求めに応じて「給水パックを届けた」が正しいです。

 あとは事故発生の起因者を特定しているような私の日記ではありませんから、訂正の必要はないかと思います。しかし昨日の議員説明会において、疑問に感じている○○○議員の意見も出ましたので、上下水道部長の発言をお伝えしておきます。「送水ポンプのバルブを開いたのは町職員」ということです。結局「にごり水事故」以外のことを書くスペースが少なくなってしまって、済みませんが本日はここまでです。

 
名残のもみじ(八幡神社) 師走を告げるイルミネーション(楠公道路)


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